離婚した両親を結婚式に呼ぶ?父母参加の演出はどうすればいい?
両親が離婚していて、離れた方の親を結婚式に招待するかどうか悩んでいる新郎新婦もいるはず。
出席が決まっても、席の配置や肩書きなど、悩むポイントがたくさんありますね。
そこでここでは、離婚した親や親族を結婚式に呼ぶかどうかの考え方を解説。
肩書きや席次、両親が参加するセレモニーの実施方法、親が再婚している場合の再婚相手の出席についても紹介します。
結婚式に離婚した親を呼ぶ?呼ばない?
両親が離婚している場合、離れた親にも花嫁姿、花婿姿を見てほしいと考える新郎新婦もいるでしょう。
選択肢は3つあります。
- 結婚前の籍が同じ方(離婚後一緒に暮らしていた方)の親だけ招待する
- 両親とも呼ぶ
- 両方呼ばない
両親の気持ちにわだかまりがなく、自分や兄弟が一同に会しても問題ない関係なら、離婚した親も呼んでOK。
離婚した父母、親戚の意見も聞こう
ただし、離婚理由によっては、両親が同席することで周囲の人たちが気まずくなったり、親族が不愉快に感じたりする可能性も。
離婚した親の出席を、非常識・縁起が悪いと考える人もいます。
そのため、育ててくれた親側の親族や、結婚相手、先方の両親などに事情を説明し、意見を聞くのが無難。
自分自身の気持ちを伝えて、どうするべきか話し合って決めましょう。
どうしても両方の親にお祝いしてほしい場合には、別の日に食事会をもうけて、結婚式に呼べなかった方の親を呼ぶといった方法も。
また、親の離婚によってどちらの親とも距離ができてしまった場合などには、どちらも呼ばないという選択もありです。
離婚で籍が離れた親族は呼ぶ?親族紹介は?
親の離婚で、籍が離れた親側の親族でも、招待しても構いません。
親しい親戚付き合いが続いている方や、可愛がってもらった祖父母など、お祝いをしてほしい親戚がいるなら、招待しましょう。
ただし育ててくれた親や、結婚相手の両親の考えも尊重することが大切。
「別れた相手側の親族と会いたくない」「親族関係が複雑だと世間体が悪い」など、さまざまな考え方があるので、必ず事前に相談して理解を得たうえで、招待するかどうかを決定してくださいね。
離れた親側の親族に出席してもらう場合、親族紹介は次のようなパターンが考えられます。
- 親族紹介自体を行わない
- 親族紹介には、離れた親や親族は列席しない
- 両方の親・親族を、父・母など通常の続柄で紹介する
どのように実施するかは、両家の両親や親族に判断を仰ぐとよいでしょう。
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離婚した親・親族の席次表の肩書きは?
ゼクシィが実施したアンケート(呼んだ?呼ばなかった?親が離婚している場合の結婚式)によると、離婚した親の肩書きでもっとも多いのは「肩書きなし」の約4割。
「新郎(新婦)父(母)」と、通常どおりの肩書きにした人が約3割です。
このほか、「養父(母)」「新郎(新婦)親族」「父(母)友人」というケースも。
席次表を作らずに受付でテーブル番号を渡す「エスコートカード」を採用して、肩書きの明記を避けるパターンもあるようです。
ゲストテーブルの配置方法
離婚した親の席の配置は、以下のように様々。
- 「両親隣合わせ(同じ親族テーブル)」
- 「別テーブルの親族席」
- 「その他のゲストテーブル(友人席)」
離婚した側の親や親族を「親族」とするか「ゲスト」として招待するかは、自分と両親との関係や、親族間の関係によって違います。
悩んだら、さまざまなケースを知るウェディングプランナーに相談してみましょう。
結婚式に親の再婚相手は呼ぶ?呼ばない?
親が再婚している場合も、悩むケース。
育ての親が再婚しているときは、再婚相手と自分が一緒に暮らした期間の長さや、関係の良し悪しで、呼ぶか呼ばないかを検討しましょう。
再婚相手が出席する場合、肩書きは一般的に「義父(母)」とします。
再婚相手の心情に配慮して、実父(実母)や父方(母方)親族に出席を控えてもらったり、離れたテーブルに席を配置してもらったりと、調整が必要なことも。
親の再婚相手の仲が悪い…。結婚式に呼びたくない場合は?
再婚相手を呼びたくない場合は、人によって考え方がさまざまです。
新郎新婦の気持ちで決めていい、という声がある一方で、“現在の両親”を揃って呼んで、体裁を整えるべき、という意見も。
悩んだときにはやはり、親や結婚相手、先方の両親などと相談しつつ決めるのがベターです。
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両親が離婚している場合、両親参加の演出はどうする?
結婚式や披露宴では、両親が参加して行う定番セレモニーがいくつかあります。
両親が離婚している場合には、どのように実施すればいいのでしょうか。
バージンロードを歩くのは母の再婚相手?実の父?
離婚後に母親に引き取られ、母親が再婚した場合でも、母親や周囲の同意が得られれば、挙式の際に実の父親とバージンロードを歩いても大丈夫。
母の再婚相手(養父)と暮らした期間が長く、親子として過ごしてきた場合には、母の再婚相手(義父)と歩いても構いません。
このほか、母や兄弟、新郎、友人、恩師など、バージンロードを一緒に歩くのは誰でもOK。
実父や養父にはお願いしづらい、頼みたくない、という場合は代わりの人にお願いしましょう!
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離婚した親を呼ぶ場合、花嫁の手紙はどう書く?
離婚した親も結婚式に呼ぶ場合、花嫁の手紙には、両親それぞれに分けて、思い出のエピソードや感謝の気持ちを書くといいでしょう。
または、離婚した親のことにはとくに触れず、育ててくれた親に宛てる手紙にしてもOK。
祖父母など、お世話になった親族や、兄弟とのエピソードを入れるのもおすすめです。
両親の離婚のことに、深く触れる必要はありません。
触れる場合も、離婚というワードは避けて「女手(男手)ひとつで」など、簡潔な表現にとどめましょう。
生い立ちに触れる手紙をゲストの前で披露するのに抵抗がある場合などは、手紙を読まずに、台紙などに収めて渡すセレモニーにするのもおすすめ。
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両親への記念品贈呈はどうする?
離婚した親が出席する場合、両親への記念品贈呈はしないというのも選択肢のひとつ。
記念品贈呈をする場合には、本来は2人に1つ渡す贈呈品を、2つ用意する場合が多いようです。
両親に並んで立ってもらい、それぞれに1つずつ、贈呈品を渡しましょう。
まとめ:離婚した親を呼ぶ・呼ばないは自分の気持ちや両親の関係次第
- 離婚した親や親族は結婚式によんでもOK
- 結婚式に呼ぶかどうかは、両親や親族にも相談する
- 肩書きは「なし」や「新婦父」「養父」など、ケースバイケース
- 席の配置は両親の関係や、親族として呼ぶかゲストとして呼ぶかで調整する
- 親の再婚相手の出席は本人との関係で検討を
- 両親参加の演出は省略するか代案で対応すればOK
離婚しても新郎新婦本人にとっては大切な両親。
出席してほしい気持ちがあるなら、周囲に相談して、できるだけ希望を実現できるように調整してくださいね。