結婚式の受付は誰に依頼する?人数は?依頼方法とお礼のマナー

結婚式の受付は誰に依頼する?人数は?依頼方法とお礼のマナー

結婚式では、周りの方にお手伝いをお願いすることが色々ありますね。

結婚式・披露宴の受付もその1つ。

受付の人選に悩む新郎新婦が意外と多いんです。誰にどんな風に頼めばいいのでしょうか?

受付に関する素朴な疑問を解決します。

この記事のポイント!
  • 結婚式の受付についてよくわからない花嫁さん向け
  • 受付の依頼の方法がわかる
  • 受付の仕事の内容がわかる

結婚式受付は信頼できる人に。まずは受付の仕事をチェック!

結婚式の受付は以下のような方たちに頼むのが一般的です。

  • 友人
  • 職場の同僚、後輩
  • 仲のいい親族(いとこなど)

お願いする人を選ぶ前に、まずは受付でどんなことが行われるのか、確認してみましょう!

  • ゲストからご祝儀を預かる
  • 渡されたご祝儀と、ゲストリスト(出席者名簿)を照会してチェックする
  • 芳名帳に記帳をお願いする
  • 席次表やプロフィールブックなどを渡す
  • 新郎新婦に代わって、お車代(お礼)を渡す
  • 披露宴会場や控室など、会場案内をする
  • 受付終了後、ご祝儀をまとめて、親族や式場スタッフに渡す

ポイント!

結婚式の受付はだたの案内人ではなく、ご祝儀やお車代などのやりとりが発生します。

信頼できる人に受付をおねがいすることが大事!

結婚式の受付は、誰に頼むのがベスト?

披露宴のゲスト

結婚式のゲストと最初に顔を合わせる受付は、結婚式のいわば「顔」となる存在。

新郎新婦が呼んだゲストの対応をしてもらうだけじゃなく、ご祝儀の管理などもあるので、受付の人選はとても大事です。

マイナビウェディングの調査によると、「受付を誰に頼んだか」について以下のような結果がでています。

  • 学生時代の同級生63.3%
  • 会社の同期・同僚:18.4%

では結婚式の受付には、どういったタイプの方が適しているのでしょうか?

結婚式の受付はこんな人に頼むのがオススメ!

● 信頼できる人
重要なのはなんといっても「信頼のできる人」
受付は芳名帳(ゲストブック)にご記帳をお願いしたり、ご祝儀を預かったりするといったとても大事な役割を担っているのです。

● 責任感がある人
挙式当日、受付担当には、他のゲストより30分ほど早く会場に来ていただくことになるので、時間をきちんと守れるかどうかも重要なポイントです。

● 明るく、人あたりがいい人
そして、「明るくて人あたりのいい人」
受付の方自体がゲストなのですが、受付の場にいる時は、他のゲストを迎える立場にあります。
他のゲストの方がイヤな気持ちにならないような気配りができる方にお願いしましょう。

● コミュニケーション力のある人
また、新郎新婦、両家の受付が協力して行うものなので、「初対面同士であってもうまくコミュニケーションがとれる方」が好ましいですね。

結婚式の受付を頼むべきでない人

  • 遠方に住んでいる人
  • 職場の上司など目上の人
  • 小さなお子さんがいたり、妊娠中の友人
  • 普段から遅刻しがちで、時間にルーズな人
  • 過去に金銭のトラブルがあった人

これらのゲストは、どんなに仲がよくて信頼できる人でも避けたほうがいいでしょう。

異性のゲストに受付を頼むのはタブー?

結婚式のゲスト選びの時も迷いがちなのが、「異性のゲスト」の存在。

受付を頼むゲストが、異性であってもかまいません。

とくにゲストが仲のいい友人メインでカジュアルな結婚式なら、とくに気にする必要はないでしょう。

ただしゲストの中にはいろいろと勘ぐって、「非常識じゃないの?」と気にする人もいます。

以下の点は十分に注意して人選を!

  • 新郎新婦がお互いに、異性のゲストに受付を頼むことを納得している
  • 親族にも念のため伝えておく
  • 異性ゲストに難色を示す人がいるなら、避ける

もちろん、元カレや元カノは、新郎新婦がお互いに気まずい空気になってしまいがちなので、避けたほうがいいでしょう。

結婚式の受付は、何人必要?

芳名帳の必要性

受付の人数に決まりはありませんが、新郎新婦からそれぞれ、2人ずつ計4人にお願いするのが一般的です。

受付の主な仕事は、ご祝儀をお預かりする、芳名帳(ゲストブック)に記帳をお願いする、席次表をお渡しするといったもの。

人数が多すぎると手持ち無沙汰ですし、受付の人数があまり少ないと混雑してしまいますので、仕事の分担ができるだけの人数を調整して。

ポイント!

受付の数は、ゲスト全体の人数や会場の広さによって変わることもあります。

「わたしたちくらいのゲストの人数だと、受付は何名くらいがいいですか?」と、プランナーや会場スタッフに相談してみるのもいいでしょう。

新郎側と新婦側で、人数をそろえるべき?

新郎側1人:新婦側2人、など、人数が合わせられないこともあります。

受付の人数は、2人:2人じゃないとダメ!というわけではないので、臨機応変に対応してOK。

ゲストの人数が多いと、受付が大変なので、上手に仕事の分担をしましょう。

  • 新郎側の1名:新郎側芳名帳の記帳・ご祝儀の管理
  • 新婦側の1名:新婦側芳名帳の記帳・ご祝儀の管理
  • 新婦側の1名:新郎新婦両方のゲストに、席次表などを渡す

3人組の友達に頼んでもいい?

グループで仲良くしている友人の場合によくあるパターンです。

3人組の友達の場合、2人に受付を頼んでしまうと、もう1人がひとりぼっちになってしまうので悩ましいところ。

もちろん、受付は3人組でも構いません。

ただし招待客の人数が50人以下など少ないと、新郎側2名+新婦側3名だと、ちょっと多すぎるかも。

受付の数が多すぎるとかえって仕事がしにくくなります。

3人組のグループは避けて、別の友人に頼むことも検討して。

面識のない友人同士に受付を頼んでいい?

受付を頼みたい友人2人が、お互いに知り合いではない、というパターンも考えられますね。

その友人がお互いにコミュニケーションが取れるような方なら、2人の面識がなくても特に問題はないでしょう。

この場合は事前に、以下のことを伝えておくのがおすすめ。

  • 受付は2名に頼んでいるが、もう1人は面識がない相手であること
  • 新郎(新婦)との関係(A君は高校時代の親友で、B君は職場の後輩です、など)

結婚式の受付のお願いの方法は?

受付の依頼方法

結婚式の受付をお願いしたいゲストの方には、直接会って頼むのがもっとも丁寧です。

直接会うのが難しい場合は、電話やメール(LINE)でもOK。

いずれにしても、招待状を送る前に了承を得ておくのが礼儀です。

依頼の時期は?いつまでに頼む?

結婚式の招待状を送る前に、受付の依頼を済ませるとスムーズでしょう。

招待状の発送が挙式の2~3ヶ月前なので、依頼のタイミングはそれよりも1~2週間ほど前が好ましいですね。

受付ゲストへの招待状には、付箋を同封する

了承を得られた方には、招待状を送付する時に「付箋」も同封します。

「付箋」とは小さなメッセージカードのこと。

付箋に受付をお願いしたい旨を書き、招待状にはさんで封筒に入れます。

入れ間違いがないように細心の注意を払いましょう。

なお事前になんの連絡もせず、いきなり招待状に付箋を入れて受付の依頼をするのはマナー違反と考えましょう。

付箋の受付依頼文①
誠に恐れ入りますが 当日受付をお願い致したく ○時○分までにお越しくださいますよう よろしくお願い申し上げます

付箋の受付依頼文②
この度は受付を引き受けていただきありがとうございます 誠に恐れ入りますが 当日は○時○分までにお越しください

結婚式の受付を、メールやラインでお願いするときの依頼文

結婚式の受付をメールで依頼する

受付をお願いするのは直接会ったり、電話で話したりするのが基本。

ですが、相手が遠方に住んでいたり、なかなか直接話せないことも多いもの。

そんな時は、メールやラインでの依頼でもOKです。

「こんな大事なことをメールやラインで頼むの?」と相手に思われることがないように、「お会いしてお願いをするべきなのですが、なかなかお会いできそうにないためメールで失礼致します」といった1文を添えると、より丁寧な印象になりますよ。

メールで受付をお願いする時の依頼文①
〇〇さんに私たちの結婚式での受付をお願いしたくご連絡しました。
引き受けていただけると大変嬉しいのですが、ご都合はいかがでしょうか?

メールで受付をお願いする時の依頼文②
私たちの結婚式で○○さんに受付をして頂きたくご連絡致しました。
お手伝いしていただけると幸いです。引き受けていただけますでしょうか?

メールで受付をお願いする時の依頼文③
結婚式で○○ちゃんと○○ちゃんの2人に、受付をお願いしたいんだけど、頼めないかな?
当日は他のみんなより、30分くらい早く来てもらうことになると思う。

事前に打ち合わせを!新郎新婦から受付に伝えておくべきこと

結婚式の打ち合わせ

結婚式当日、新郎新婦は何かと忙しいものです。

トラブルや行き違いを防ぐためにも、受付を頼んだゲストとは事前に打ち合わせをするか、仕事内容を伝えておくようにしましょう。

打ち合わせの内容はこれらのこと。

  • 当日の集合時間
  • 他にどんな方にお願いしているか
  • 受付でやること(芳名帳の記入案内、お車代を渡すなど)
  • ゲストリストの共有

受付で遠方からのゲストへのお車代、スピーチをしてくれる方への謝礼を渡してもらう場合もあります。

その際は、「お車代」や「謝礼」ごとにリストを作成しておき、受付担当に渡しておきましょう。

そして、ゲストが芳名帳に記帳してくださる時にチェックして、渡してもらうようお願いします。

お金を入れた袋に渡す方のお名前を書いた付箋をはっておくと、受付をする方も分かりやすいでしょう。

結婚式の受付ゲストへ「お礼」は必要?金額は?

ゲストへのお礼

両家の顔となる大切な役割をお願いするわけですから、受付をお願いしたゲストには必ずお礼をお渡ししましょう。

新札を3,000~5,000円分用意するか、それに相当する商品券を贈るのが一般的です。

お礼は、表書きに「寿」「御礼」と記した「結びきり」のご祝儀袋かポチ袋に入れます。

渡すタイミングは、挙式当日の受付が始まる前。

「本日はよろしくお願いいたします」という挨拶をかねて、それぞれの親御さんから目立たないようにお渡します。

受付を頼む人がいない!親族や式場スタッフでもOK

受付は友人や同僚に依頼するのが一般的。

ただ、どうしても頼める友達がいない場合は、兄弟やいとこなどの親族にお願いしましょう。

それでも頼める方がいない時は、プランナーに相談してみてください。

会場スタッフが受付をしてくれるケースもありますし、有料で受付を代行してくれるところもあるようです。

専門の業者に受付を代行してもらう場合、1人につき5,000円程度かかります。

結婚式(披露宴)の受付が両家一緒。分けないのはアリ?

結婚式の受付は、必ずしも両家でわけなくちゃいけない、ということはありません。

ゲストの総人数が50人以下くらいの、少人数の挙式披露宴なら、受付を分けないで対応しても問題ないでしょう。

ただし、以下のようなパターンでは、新郎側と新婦側で分けたほうが管理がしやすいですよ。

  • ゲストの人数が50人~100人など、大規模な披露宴を行う
  • 両家でご祝儀を分けて管理したい
  • 新郎側と新婦側で、同姓同名のゲストがいる

また受付を両家で分けても、どちらかの受付だけが混雑してしまうことはよくあること。

片方の列が長く並んでしまうようなら、一時的に一緒に受付をして、ゲストを待たせないようにする、という配慮も必要。

当日のイレギュラー対応で受付を一緒にする場合、ご祝儀だけはきちんと分けて管理しておくようにしましょう。

まとめ

結婚式の受付

  • 受付は信頼のおける、明るい性格の友人に依頼する
  • 依頼する時期は、招待状の発送から1~2週間前が理想的
  • 直接会うか電話でお願いするのが基本。メールの場合は文面に注意。
  • 招待状に、受付の依頼を書いた付箋を同封する
  • お礼は親を通して必ずお渡しする(相場は3,000円から5,000円

結婚式の受付を依頼するときのマナーについてお伝えしました。

結婚式は花嫁さんが主役ですが、受付を快諾してくれた方への感謝の気持ちを忘れずにもっておきたいですね。