結婚式の芳名帳(ゲストブック)とは?ほんとに必要?種類と選び方
芳名帳(ゲストブック)とは、受付で名前や住所、時にはメッセージを記帳してもらうためのノートのこと。
結婚式やお葬式のマストアイテムでもありますよね。
最近ではさまざまな種類・デザインの芳名帳があり、「どんなものを選んで良いのかわからない!」という人も多いのではないでしょうか。
今回は、芳名帳の種類や必要性、選び方のポイントのほか、自分だけのアレンジが可能な手作り芳名帳の作り方などをご紹介します!
この記事のポイント!- 結婚準備中のカップル向け
- 芳名帳の種類や選び方のポイントがわかる
- 手作り芳名帳の作成費用や作り方がわかる
結婚式で使う芳名帳(ゲストブック)とは?必要な4つの理由
芳名帳(ゲストブック)とは、結婚式で参列してくれたゲストに、受付で名前を書いてもらうアイテム。
近年の傾向として、親族と親しい同僚・友人だけを集めた少人数の結婚式が増えており、「芳名帳は必要ない」と考えるカップルも多いようです。
でも少人数とはいえ、ゲストが50人を超える場合、芳名帳に記帳していただくことで、次の3つの確認が取りやすくなります。
1.ゲスト(出席者)が受付をしたかどうかの確認
受付で芳名帳に書いたかどうかによって、ゲストの出席確認をします。
家族で来られるゲストがいる場合は、記帳していただくことで、急な欠席など人数の変更を確認できます。
2.ご祝儀をもらったかどうかの確認
お名前の書いていないご祝儀を持参するゲストは意外と多いんです。
受付でお名前を記帳していただくことで、ご祝儀の有無を確認しやすくなります。
受付係に渡すゲストリストに、「ご祝儀」の項目を入れておいて、ご祝儀を受け取った方にはチェックを入れるようにすればOK!
3.席のお名前が合っているかどうか
受付でゲスト本人にお名前を記帳していただくことで、名前の間違いにいち早く気が付くことができるのも、芳名帳の必要性の1つ。
漢字間違いなど、万が一席札や席次表のお名前に間違いがあった場合は、式場のスタッフに連絡をすれば早急に対処してもらえることもあります。
また名前を間違ったままでは失礼にあたるので、後日新郎新婦からきちんと謝罪できる、というのもポイント。
4.住所変更がないか
招待状返信後に、引っ越しなどで出席者の住所が変更になる可能性もあります。
結婚式の後で、年賀状やお歳暮、暑中見舞いなどを送る場合、ゲスト住所録として役立ちます。
芳名帳(ゲストブック)は「記帳式」と「カード式」の2タイプ
芳名帳の種類には大きく分けて、次の2つのタイプがあります。
- 当日受付で記帳してもらう「記帳式タイプ」
- 招待状発送時に同封、当日持参してもらう「カード式タイプ」
もちろんどちらを利用しても問題はありません。
下記のことを考慮したうえで、自分たちに合ったタイプの芳名帳を選びましょう。
- どのような結婚式(和装か洋装かなど)をするのか
- ゲストの人数
- デザイン性
記帳式芳名帳:だれでも使いやすくて、スタンダード
結婚式当日、受付でお名前や住所を記帳していただくタイプの芳名帳です。
【メリット】
- 昔ながらのスタンダードな形式のため、ご年配の方にも分かりやすい
- 簡単に手作りできるのでコスト削減になる
- ゲスト一覧が1冊のノートにまとまるのであとで確認しやすい
【デメリット】
- ゲストの人数が多い場合、受付が混み合ってしまう場合がある
カード式の芳名帳(ゲストカード):受付が混雑しない
ゲストにはあらかじめ必要事項を記入をしてもらい、結婚式当時に持参していただくタイプの芳名帳です。「ゲストカード」とも言いますね。
招待状と一緒に、メッセージカードサイズの用紙を同封しておき、当日に持ってきてもらうように案内しておきます。
【メリット】
- カードを招待状と一緒に送っておくことで、焦らずゆっくりと書いてもらえる
- 名前や住所以外の情報や、2人へのメッセージを書いてもらえる
- ゲストは持参したカードを渡すだけなので、受付の混雑を回避できる
【デメリット】
- ゲストが記入せずに持ってきてしまったり、持参するのを忘れることがある
- ご年配の方などは慣れていない場合が多い
芳名帳をゲストカードにする場合は、結婚式後はきちんとファイリングするようにします。
- カードに穴あけパンチで穴をあけて、バインダーに保存
- 写真や名刺サイズのカードにしておいて、写真アルバムや名刺アルバムにファイル など
ポイント!
芳名帳(ゲストブック)のデザインアイディア
「記帳式」のゲストブックとひとことで言っても、いくつかのタイプがあるんです。
ゲストの人数や年齢層によって、ぴったりなものを選びましょう♪
記帳式芳名帳:ノート
スタンダードな芳名帳が「ノートタイプ」。
既製品の芳名帳を買って、受付に置くだけなので、準備も一番らくちん!
新郎側と新婦側で、1冊ずつ用意するのが一般的です。
記帳式芳名帳:バインダー、クリップボード(ペンコなど)
中紙を取り外すことができる「バインダータイプ」も人気。
受付が混雑しがちな記帳式の芳名帳ですが、中紙を外して複数のゲストが同時に記帳可能!
中紙を新郎側・新婦側でわけて、結婚式後に芳名帳を1冊のバインダーにまとめることができて便利です。
カード式(ゲストカード):招待状発送時には説明文が必須
ゲストカードを招待状に同封する際には、ご年配の方にも分かりやすいような案内が必須。
招待状本状に入れる、付箋をつくる、ゲストカード本体に書く、など方法はなんでもOK!
芳名帳の代わりとして使用させていただきます ご記入の上 当日受付までご持参ください
カード式(ゲストカード):メッセージ&チェキ撮影で思い出に
カード式タイプの中には、チェキを差し込める仕様になっているものも。
受付でゲストカードを受け取ったら、その場で撮影!
もらったカードと一緒にチェキをファイルして、後から思い出に浸れます…♪
二次会用の芳名帳としても人気がありますよ。
芳名帳の代わりに!名前のみ・寄せ書きでウェディングツリー
結婚式後に、結婚報告はがきや内祝いなどを送る予定がないなら、芳名帳は名前のみでもOKです。
小さな台紙やメッセージカードに、お名前や新郎新婦へのメッセージを記帳していただく「寄せ書きタイプ」の芳名帳も増えています。
ウエディングツリーのように、結婚式のあとも飾っておくのがおしゃれ♪
結婚式の芳名帳(ゲストブック)は何冊必要?
一般的に芳名帳は、新郎側・新婦側で1冊ずつ、計2冊用意します。
ただしバインダータイプを選ぶなら、後から1冊にまとめてもOK!
後から1冊のバインダーにまとめる場合、新郎側と新婦側のゲストがごちゃ混ぜにならないように、注意して。
親族のみ、少人数なら1冊でもOK
結婚式に招待するゲストの人数によっては、1冊でもOKです。
親族のみの結婚式、50名以下、などの少人数婚なら、芳名帳が1冊だけでも受付はさほど混雑しませんよ。
芳名帳(ゲストブック)を1冊だけにするなら、新郎側・新婦側どちらのゲストなのかがわかるようにすること!
「新婦ご招待客」「新郎ご招待客」などの項目を作っておいて、ゲストにマルをつけてもらうのもいいですね。
芳名帳の手作りで、費用削減!
式場で芳名帳を用意してもらう場合の費用は、3,000〜6,000円ほど。
2,000円前後の記帳式芳名帳もありますが、どうしてもシンプルなデザインになりがち。
「リーズナブルで自分好みの芳名帳がなかなか見つからない…」そんな時は、意外と簡単な手作り芳名帳がおすすめです。
- ペンコのクリップボードに、芳名帳用の無料テンプレートを印刷した紙を挟む
- 100均ショップで購入した、2リングファイルとデコ素材を使って手作り
シールやチュール、リボン、タッセルなどをデコレーションするだけで、オリジナルのかわいい芳名帳が出来がりますよ。
シンプルな芳名帳をネットで注文して、表紙に和紙や折り紙を貼り付けた和風の芳名帳もいいですね。
どれも工夫次第で1,000〜1,500円以内で作成可能なものばかりなので、少しでも予算を抑えたい!と考えているカップルにぴったりですね。
芳名帳以外にも。結婚式の受付で必要なもの
結婚式の受付では、芳名帳を書いてもらうほかにもいろいろとやることがあります。
ゲストをスムーズに案内するための必須アイテムを紹介します。
- 芳名帳(ゲストブック)
- 芳名帳を書くペン(新郎側新婦側 計2本)
- 受付サイン(新郎側、新婦側がわかりやすいような案内)
- ゲストリスト、お車代リスト
- ご祝儀を入れる箱(受付のテーブルの上に置く)
- ご祝儀をしまう袋など
- 付箋やメモ(新郎新婦への言付けや、不明点などを書いておく)
まとめ
- 芳名帳はゲストの出席確認や住所録としての役割がある
- 芳名帳は「記帳式」と「カード式」の2タイプ
- スタンダードな記帳式はご年配のゲストにも分かりやすい
- カード式は事前に送付することでゲストが焦らず記入できる
- 100均ショップを利用すればリーズナブルで可愛い手作り芳名帳が作れる!
一生の一度、2人の大切な思い出となる結婚式に手作りのものをプラスして、より特別なものにしてみてはいかがでしょうか?