結婚式(披露宴)を歓談メインに!退屈しないおすすめアイディア
いま注目を集めている、歓談メインの結婚式。
余興や演出、お色直しを控えて、ゲストとのコミュニケーションを中心に考えたウェディングスタイルです。
「ゲストとのおしゃべりを楽しみたいけれど、うまくいく?」と不安な花嫁さんのために、歓談メイン結婚式を成功させるコツを紹介します。
歓談メイン披露宴でたっぷりゲストと話したい!余興無し・演出無しにするコツ
せっかく結婚式に来てくれたゲストとたくさん話がしたい…という思いから、ダンスや歌などの余興や派手な演出は行わず、歓談をメインにする披露宴が注目されています。
その一方で、「特別な演出がないとだだの食事会と変わらない?おもてなしが足らない?」と心配する花嫁さんも。
歓談メイン結婚式を成功させるコツは以下のとおりです。
- 高砂席は無しで、ゲストと新郎新婦が気楽に行き来しやすいようにする
- 新郎新婦が積極的にゲストと関わる
- テーブル内でも会話が弾むしかけを作る
つぎの段落で、もう少し具体的に紹介しましょう。
高砂無しで新郎新婦とゲストとの境界線を無くす
新郎新婦とゲストが行き来しやすいよう、メインテーブルを思い切ってなくし、ソファ(椅子)とサイドテーブルだけにしちゃいましょう。
ホテルの大宴会場でよく使われる、高い段差のある立派な高砂席。
遠くからでも新郎新婦がよく見えるメリットはあるものの、ちょっと近寄りがたい雰囲気を出してしまいますよね。
メインテーブルをなくすだけでなく、お互いの声が届く程度にソファとゲストテーブルの距離を近づければ、親しみやすさもぐんとアップ。
「歓談」をゲストが楽しめる「演出」に変えるアイディア
披露宴を歓談メインにしたいなら、新郎新婦が積極的に関わって。
披露宴では、高砂にグループごとにゲストが来てくれるのが定番ですが、グループ同士で遠慮しあったり、新郎新婦が特定のグループとばかりいっしょにいたり、というデメリットも。
ゲストが自分たちの席に来てくれるのを待つだけでなく、新郎新婦が先頭を切って動いてみましょう。
受け身の披露宴ではなく、新郎新婦自身が仕切ることで、職場ゲスト・友人・親戚など、さまざまな立場のゲストと等しく歓談することができます。
新郎新婦が各テーブルで食事をする
各テーブルに新郎新婦用の席を設けてもらい、前菜はA席、魚料理はB席といった具合に、1品ずつ食べて移動していきます。
新郎新婦がいっしょでも別々でも構いません。
各テーブルに10分~15分はいることができるので、おしゃべりもたっぷりできそうです!
フォトラウンドは写真撮影より交流をメインにする
一般的なフォトラウンドだと、「おめでとう」「ありがとう」「はい、チーズ」となりがちですが、おしゃべりがメインと考えて。
テーブルを回った時は、ゲスト1人ひとりを紹介したり、エピソードを話してみては?
その場をより盛り上げたいなら、フォトプロップスやポーズカードを配っておくのもおすすめです。
テーブルラウンドの演出アイディア8選!ゲスト参加型が面白い!
ビールサーバーでゲスト一人ひとりにお酌
余興なし・歓談メインの披露宴にしたいけど、実はおしゃべりが苦手という新郎には、再入場時にビールサーバーを背負って登場してもらいましょう。
その姿だけでもインパクト大ですし、ビールをつぐという行為がゲストとの距離感を縮めてくれそう。
花嫁さんは、お酒を飲めない人ようにプチギフトを用意してくださいね。
新郎新婦がビュッフェでサーブ
着席スタイルのコース料理だとおもてなし感はありますが、歓談メインにしたい時は、席を離れにくい点が気になります。
でもビュッフェの時間を設ければ、ゲストも席を立ちやすくなりますよ。
席を立ったついでに、隣の席のゲストと「元気だった?」とおしゃべりもできそうです。
新郎新婦も席を離れ、コック姿に扮して、ケーキやフルーツをゲストにサーブしてみては?
ゲストとの交流もできてさらに楽しい時間になりますよ。
ゲスト同士の距離感を近くする、おもてなしアイディア
社会人になると仕事で忙しく、結婚式で仲間に久々に再会なんてゲストも多いもの。
ゲスト同士でも会話に花を咲かせてほしいなら、ちょっとしたおもてなしの気配りを。
テーブルサイズは小さめに
同じテーブルに座ったゲストが、全員でわいわいおしゃべりできたら楽しいですよね。
ゲストテーブルが大きすぎると、実際におしゃべりできるのは両隣りくらいになってしまいます。
ゲスト同士のおしゃべりが盛り上げたいなら、6人掛けくらいがベストです。
テーブル装花は控え目に
テーブル装花はこだわりたいところですが、歓談メインなら高さやボリュームは控えめに。
装花で反対側に座っているゲストの顔が見えなかったら、会話を阻む「壁」になってしまって残念。
初対面のゲスト同士へのケア
同じテーブルに初対面のグループがいっしょになる相席の場合は、新郎新婦からのケアが必要。
「同じテーブルには○○ちゃんがいるの。よく話していた高校時代の部活のお友達で…」など、事前に友達のプロフィールを知らせておきましょう。
初対面同士でも、会話のきっかけになりますよ。
歓談メイン×少人数婚ならでは。アットホームなプログラム
親族とごく親しい友人だけを招いた少人数の結婚式だからこそできる歓談メインのプログラムを紹介します。
新郎新婦の「ホーム」はゲストテーブル?
新郎新婦がゲストテーブルに移動しても、式次第の節目には自分たちの席に戻るのが一般的。
これを、新郎新婦の席(高砂席)をまったく設けないアイディアにするのはいかがでしょうか?
ゲストテーブルが2~3卓の少人数婚なら、各テーブルに新郎新婦用の椅子を置いてもらって順番に行き来する方法です。
新郎新婦は常にどこかのゲストテーブルにいて、ゆっくり食事やおしゃべりを楽しめます。
テーブルを囲み歓談を楽しむ様子は、まさに親戚の集まりのようですね。
新郎新婦がゲスト紹介&インタビュー
しゃべりに自信のある2人なら、マイクを手にとって自らゲストにインタビュー。
ゲストを紹介した後、新郎(新婦)とのエピソードを披露してもらってもいいですね。
この時、新郎新婦が席を離れてゲストテーブルを回ってインタビューするのも◎。
歓談メインウェディングのプログラム例
歓談メインの結婚式のプログラム例を紹介します。
特に「コレじゃなきゃダメ!」という決まりはありません。
自分たちらしく、アレンジしてくださいね。
- 12:00 新郎新婦入場
- 12:05 ウェルカムスピーチ&乾杯
- 12:15 ケーキカット&ファーストバイト
- 12:30 歓談タイム(料理1品ずつ新郎新婦が席移動)
- 13:20 中座・お色直し(プロフィールムービー)
- 13:40 再入場(テーブルラウンド)
- 13:50 デザートビュッフェ(新郎新婦がサーブ)
- 14:35 新郎謝辞
- 14:40 新郎新婦退場
演出無しでも、これだけはやっておきたい結婚式プログラム
「余興無し・演出無しの披露宴には賛成だけど、ただの食事会になってしまいそう」という心配は当然のこと。
ゼクシィのアンケートによると、ゲストが結婚式で楽しみにしている演出はこちらです。
1位:ふたりのプロフィールムービー(38.5%)
2位:ケーキカット(27.9%)
3位:花嫁の手紙(24.0%)
どれも定番中の定番のものばかり。
ゲストの満足度を考えて、3つのうちいくつかはやっておきたいですね。
演出無し・歓談メインの二次会の注意点
歓談メインの二次会でも、やはり新郎新婦が積極的に動きまわってゲストと関わっていくことが大事。
二次会は披露宴より自由度が高い分、おしゃべりする人・しない人のかたよりができてしまわないように注意して。
テーブルラウンドをするなら、幹事にタイムキーパーをお願いして、テーブルごとの時間配分をチェックしてもらうのもいいですね。
最初から最後まで、まったくの自由時間にしてしまうと、ダラダラした二次会になってしまいます。
最初の挨拶・友人にスピーチ・謝辞で、場をしめることを忘れずに。
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まとめ
- 歓談メインの結婚式にしたいなら、新郎新婦が積極的に動きまわるのが大事
- 高砂席を失くすとゲストとの距離感が縮まる
- 同じテーブルのゲスト同士のおしゃべりが弾むような工夫も必要
- 歓談メインでも、締めになるプログラムが入れたほうがよい
演出や余興といった従来のプログラムに捕らわれず、ゲストとの歓談を大切にした結婚式。
親しい人とたの楽しい時間を存分に過ごしてくださいね。