結婚式の二次会は「演出なし」もOK!飲み会風でも飽きさせない工夫
結婚式の二次会では、ゲスト全員参加のクイズやビンゴなどが定番ですが、どんな演出やイベントを企画すればいいのか悩ましいもの。
いっそ演出・余興は一切なしでもいいかも!と考えているカップルもいるのでは?
確かに限られた時間のなかで会話や料理を楽しもうとするなら、余計な演出がない方がいいかもしれませんね。
そこでここでは、結婚式の二次会を演出なしでやるのはアリかナシか、演出なしで二次会をやるならどんな工夫をすればいいのかをまとめてみました。
余興なし、ゲームなし、景品なしの二次会もOK!
二次会に演出なしなんて変じゃない?と心配になる方もいるでしょう。
しかし実際に結婚式を挙げた新郎新婦のなかには、ゲームや演出を一切しない二次会を選択し、成功したカップルもたくさんいます。
ゲストとの歓談をメインにしたいから、という理由で、飲み会形式のカジュアルな二次会をすることは、まったく非常識ではないですよ。
ただし二次会の演出をなしにすることには、メリットもデメリットもあるので、よく比べてから決めることが大切です!
結婚式の二次会を、演出無しにする5つのメリット
結婚式の二次会を演出なしにすると、次のようなメリットがあります。
1.歓談メインで、ゲストとゆっくり会話を楽しめる
二次会の演出をなしにすると、時間をすべて歓談にあてられます。
結婚式の最中は、新郎新婦とゲストがじっくり話をする時間をなかなか取りづらいもの。
ゆっくりゲストと交流する場にしたいなら、演出なしの二次会がおすすめです。
2.大人婚は演出無しでしっぽりと。落ち着いた雰囲気になる
ゲスト全員参加のゲームや新郎新婦クイズなどは、二次会の定番演出ですが、騒がしくなって収集が付かなくなることもしばしば。
またゲストの年齢層が30代以上など、大人カップルの場合は、二次会の定番ゲームにも飽き飽きしているかも?
演出無し&ゲーム無しにすることで、落ち着いた雰囲気で、ホームパーティー的な二次会がかないますよ。
3.演出や景品費用の節約になる
演出やゲームをしなければ、機材や業者、景品などにかける費用が安くすみます。
新生活に向けて節約したい、会費を低く抑えたいといった場合にも、演出なしの二次会はぴったり。
4.幹事の負担が軽い。むしろ幹事なしでも準備可能
二次会の幹事をたのまれた友人は「結構大変だった」という声が多いものです。
演出やゲームを企画したり、景品などを手配したりする必要がなければ、二次会を準備する幹事の手間ひまが少なくなります。
むしろ友人に二次会幹事を頼まなくても、新郎新婦が幹事として主催することもできちゃいますね。
幹事を頼むなら、ゲストとのコミュニケーションを目的とした、会話重視のパーティーにしたい、ということを幹事に伝えておきましょう。
5.歓談のみなら、会場の選択肢が増える
余分な演出をしない場合、音響や映像などの設備が必要ありません。
そのため設備が整った会場を選ぶ必要がなくなり、二次会の会場選びの幅がぐんと広がります。
行きつけの居酒屋やおしゃれなカフェバーなど、好きな場所でパーティ―ができますよ。
「何もしないの?」演出無しの二次会に不満の声?2つのデメリット
一方、演出なしの二次会にはデメリットもあります。
1.ゲストが退屈する
演出を一切しないと、ゲストが手持ちぶさたになってしまう可能性があります。
ゲスト同士が交流しやすい工夫や、演出以外で楽しんでもらえる企画が必要です。
また「みなさん、自由にご歓談ください!」と言われても、初対面同士だとなかなか決まずいもの。新郎新婦が積極的に話題に入ったり、コミュニケーションを取りやすくしてあげましょう。
2.会費が高すぎる!と感じてしまう
演出や余興がなにもないと、支払った会費が高すぎると感じる可能性があります。
ゲストからしてみれば、二次会とはいえ、特別な演出もゲームも無ければ、ただの飲み会です。
会費の金額や、飲食物の内容などには気を使うべきですね。
歓談のみの二次会を「つまらない」と思わせない!4つのアイディア
演出なしの二次会でゲストが退屈しないために、次のような工夫をしてみましょう。
1.スピーチなしはNG!プログラムにメリハリをつけよう
二次会の始まりと締めの挨拶はしっかりと心を込めて行い、メリハリをつけます。
始まりの挨拶では、二次会の趣旨が歓談中心であることを伝え、交流を楽しんでもらうようにしましょう。
締めでは、ゲストへの感謝をきちんと伝えるのがマナー。
2.料理やデザート、飲み物にこだわる
演出なしの二次会では、余興などがない分、食べ物や飲み物でゲストに喜んでもらいましょう。
おいしく見た目にも美しい料理やデザートは、会話の糸口にもなりますし、写真撮影などで盛り上がるきっかけにもなります。
披露宴からの流れで食事が続くゲストのためには、豊富な種類の飲み物や軽くつまめるミニデザートを用意するのがおすすめ。
3.プチギフトをちょっと豪華にする
二次会が飲み会風だと、普段の飲み会費用と比較して会費が高すぎると思われる可能性があります。
節約した演出代で、ゲストに喜んでもらえるような、ちょっとうれしいプチギフトを用意するのもおすすめです。
披露宴のプチギフトの費用相場は200円~400円ほどなので、これよりもすこし高めで探してみては?
結婚式の二次会を「演出なし」にした場合の会費は?
まず、結婚式の二次会会費の相場は、このとおりです。
- 全国平均金額:男性 6,100円/女性 5,400円
- 首都圏平均金額:男性 7,100円/女性6,400円
※ゼクシィ 結婚トレンド調査2017調べ
二次会の会費の内訳は、大きくわけて「会場費・飲食費」と「演出・景品の費用」の2つ。
演出なしの二次会では、演出・景品費用がほとんどかからないため、会費は相場よりも安く設定するのが理想的です(首都圏なら5,000円台~6,000円台程度)。
会場に支払う費用は、地域や会場、料理などによって変わりますから、実際にかかる費用を相場と比較したうえで価格を設定しましょう。
演出なしの結婚式の二次会、内容はどうする?
演出やゲームなどなしで二次会をやるとなると、どんな内容にすればよいのか迷いますよね。
次のような内容を企画するのがおすすめです。
ケーキカット
派手な演出をしない代わりに、ケーキカットの演出をしてみましょう。これだけでも、イベントらしさが出ますよ。
お世話になった方に新郎新婦がケーキを食べさせる「サンクスバイト」、予告なしにゲストにケーキを食べさせる「サプライズバイト」を盛り込むのもおすすめ。
新郎新婦がウェディングケーキをカットして、ゲストにサーブするのも素敵ですね。
新郎新婦のテーブルラウンド
演出なし&歓談中心の二次会で必ず取り入れたいのが、新郎新婦のテーブルラウンドです。
テーブルラウンドといっても、披露宴のように司会者が音頭をとるような演出ではなく、各テーブルを新郎新婦が自由に移動して乾杯する程度でOK!
すべてのゲストとまんべんなく顔を合わせて話ができ、直接感謝を伝えることができますよ。
BGMにムービーを流す
映像設備がある会場なら、思い出のシーンや挙式・披露宴の様子を撮影したムービーをBGM的に流すのもおすすめです。
食事や会話をしながら、視覚的にも楽しめますし、二次会しか参加しないゲストがいるなら、特に喜ばれる演出ですよ。
ゲストへのインタビュー
歓談タイムがひと段落したら、ゲストに新郎新婦に関するインタビューをしたり、新郎新婦への質問を募ったりする企画も楽しいですよ。
場が和やかに盛り上がるでしょう。
まとめ:演出なしでも二次会は工夫次第で楽しめる
- 演出なしの二次会もアリ
- ゆっくり歓談が楽しめる、費用が抑えられるなどのメリットがある
- ゲストが退屈する可能性や、会費に割高感が出る可能性がある
- ゲストが退屈しない企画や適切な会費設定がポイント
演出なしでも、ポイントを押さえて企画すれば、素敵な二次会が実現します。
ゲストとの交流を楽しみたいなら、演出なしの二次会も検討してみてくださいね!