結婚式の見積もりで「見落としやすい項目」と注意ポイント

結婚式の見積もりで「見落としやすい項目」と注意ポイント

結婚式費用を予算内におさめるために、目安となるのが「見積もり」です。

見積もりに見落としがあると、予定外に大きな出費になってしまうこともあるため、注意が必要。

見積もりに載っていること、いないことをきちんと理解することが大切です。

そこでここでは、見積もりで見落としやすいポイントを解説。

見積もりの見落としで失敗しないための注意点や、見積書の間違いによるトラブルの対処法も紹介します。

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結婚式費用の見積もりで見落としがちな項目・金額

ブーケと結婚式のくつ

結婚式費用の見積もりのうち、具体的に何を指しているのか分かりづらい項目は、スルーしがち。

次のような項目には注意してください。

●サービス料:対象項目の費用×10%~15%
ゲストのおもてなしにかかるスタッフの人件費。
飲食代など式場が定めた項目に一定割合加算されます。

●介添料:2万円〜3万円
結婚式当日に新郎新婦や両家親族のサポートをする「介添人」のサービス費用。

●プロデュース料:5万円〜30万円
結婚式までのトータルサポートにかかる費用。
会場使用料に含まれている場合も。

また以下の費用も、見積もりの際にチェックからもれやすいので、費用相場を確認して、あらかじめ考えに入れておきましょう。

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見積もりに含まれていないことが多い費用

見積もりには、結婚式で必要な項目が全て含まれているとは限りません。

次のような項目やアイテムは、最初の見積もりには含まれていないことが多いので気を付けましょう。

【衣装・小物】

  • ティアラ:1~2万円
  • ネックレス・ピアス・イヤリング:2万円
  • ウェディンググローブ:5,000円

【親族衣装レンタル】

  • モーニング:5,000円~1万円
  • 黒留袖:5万円~10万円
  • 色留袖:2万円~5万円 など

【衣装の買取費用】

  • インナー:8,000円~2万円
  • 肌襦袢:1,500円~4,000円
  • シャツ・カフス:1万円

【美容、ヘアメイク】

  • ヘアメイクリハーサル:2万円
  • 新郎のヘアメイク:5,000円
  • 親族の着付けヘアセット:1.5万円~2万円
  • 追加ヘアセット:1スタイル2万円
  • ベールアウト:5,000円
  • お引上げ料:1万円 など

Column
ベールアウト、お引上げ料とは?

ベールアウトとは、披露宴前にベールを外す費用のこと。ヘアセットが崩れるので自分では外さないのが一般的。

お引上げ料とは、結婚式後に髪やメイクを通常に戻す費用のこと。

【照明・映像・音響関係】

  • プロジェクター:5万円~10万円
  • 音響・照明:3万円~10万円
  • ピアノ使用料:5万円〜10万円
  • カラオケ機材使用料:1.5万円〜3万円 など

【演出費用】

  • フラワーシャワー:1.7万円
  • 生演奏:4.5万円
  • ブーケプルズ:1万円 など

【控室料】

  • ブライズルーム:1~3万円
  • ゲスト・親族控室:1~2万円

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【テーブルコーディネート料】

  • チェアカバー:1脚400~500円
  • ナフキン:1枚150~500円
  • カラークロス:1枚3,000円 など

【持ち込み料】

  • ドレス:1点5万円~10万円
  • 引き出物:1点300円~500円 など

式場を通さずに自分で用意したアイテムを持ち込むと、多くの場合、種類や個数に応じた持ち込み料が発生します。

追加料金が発生しやすい費用

ゲストの人数やランクによって、料金が変動する項目にも注意が必要です。

見積もりが低いランクで出ていた場合、大きな追加料金が発生する原因に。

見積もりの金額だとどのようなランクや内容なのかを、必ず確認しましょう。

【会場使用料】
10万円〜30万円
※ゲストの人数で変動します。

【料理・ドリンク】

  • 料理・ドリンクのランクアップ:一人あたり0.2~1万円
  • 子供用料理・飲み物:一人あたり5,000円
  • 乾杯用ドリンク:1,000円
  • フリードリンクではない場合の飲み物費用:オーダー数に応じて加算

ケーキ入刀などの演出費用が別に発生することも。

【写真撮影】

  • カット数の追加
  • データ納品
  • 焼き増し
  • アルバム

【ブーケ・装花】

  • ウエディングドレス用ブーケ:追加3万
  • カラードレス用ブーケ:追加2~3万
  • 和装用ブーケ:追加1.5万円
  • ブーケのランクアップ:1~5万円
  • ウェディングケーキ装花
  • 階段や会場内装花
  • マイク装花
  • キャンドルサービス用装花
  • ゲストテーブル装花

【ギフト】

  • 引出物を入れる紙袋:1枚400円~700円
  • プチギフト代:1個300円

消費税が込みか別か

見積もりの金額が消費税込みか別かも、見落としやすいポイント。

税込みで表示されることが多いですが、万が一税別だった場合、支払い金額は大幅にアップしてしまいます。

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初回見積もりと最終見積もりでどのくらい差が出る?

ピンクの電卓

ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べによると、結婚式の最終的な費用が当初の見積もりより上がった新郎新婦は、約8割。

100万円以上のアップが約半数で、なかには+220万円以上になったケースも。

平均すると、最終見積もりの段階では100万円程度の値上げになるようです。

費用がアップした理由で多いのは、料理・衣装・映像関係・装花の追加やランクアップ。

初回見積もりと最終見積もりの差を小さくするためには、初めから高めのランクで見積もりを出してもらうのがよさそうです。

式場見積もりの「見落とし」による失敗を防ぐ3つの注意点

ウェディングケーキ

見積もりの見落としを防止するために注意したいポイントは、次の3つ。

1.項目ごとに含まれる内容を具体的に確認する

見積書は、大きな項目と金額がざっくりと書かれていることが多いもの。

各項目ごとに次の2点をチェックすることで、後からあれもこれもと追加が必要になる事態を防止できます。

  • 具体的に何の費用が含まれているのか
  • 見積もりの金額でどこまでカバーできるのか

2.「見積もりに載っていない」でも「必要」なものをチェック

初期段階の見積もりには、載っていない項目もたくさんあります。

以下に該当する項目は、あらかじめ上乗せして見積もりを出してもらいましょう。

  • 一般的に必要になるケースが多い
  • 結婚式で絶対にやりたい
  • 自動的に加算される

たとえば、次のような項目があてはまります。

  • 控室料
  • お引上げ料
  • サービス料
  • ヘアメイクリハーサル
  • 親族の着付け

など

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3.上位ランクで見積もりをお願いする

見積もりと実際の費用の金額差は、ランクアップによるものが大半。

ランクが選べる項目は、初めから上位ランクで見積もりをお願いすれば、大幅な値上がりを回避できます。

  • 料理
  • ドリンク
  • 衣装
  • 装花

など

また、「○円~(から)」の表記になっている項目は、金額にかなり幅があるケースも。

見積もりは、高めに出してもらうのがおすすめです。

必要項目が初回見積もりに入っていない理由

「どうして、初回見積もりから必要項目を全部入れてくれないの?」と感じる花嫁さん、花婿さんも多いでしょう。

主な理由は、次の2つ。

(1)見積もりが高額になるのを防ぎたい

結婚式場選びでは、複数の式場を比較するカップルが大半。

初めからあまり高い見積もりを提示すると、候補から外されてしまう可能性があります。

式場側は契約に至りたいので、初回は基本的な内容のみで金額を抑えた見積もりを出すことが多いのです。

(2)細かい希望が固まっていない新郎新婦が多い

初回見積もりの段階では、多くのカップルが、どんな結婚式にしたいのか希望が固まっていません。

そのため、最低限の内容と規模で「とりあえず」の見積もりを出し、希望を聞き取って、内容を足し引きしていくことになります。

【トラブル】式場・プランナーのミスで見積書に間違いがあったら?

計算する女性

見積もりに関するトラブルで多いのが、契約後に記載内容の間違いが発覚し、「大幅な値上げ」「支払い後の追加請求」などが発生するケース。

小さな間違いを大きなトラブルに発展させないために、見積書のミスに気付いたらすぐに連絡して、正しい見積もりを出してもらいましょう。

もしもミスが多い、記載内容の説明が曖昧などの不安要素があるときは、クレームを入れて担当プランナーを変えるようお願いするのも、トラブル回避の方法です。

見積書のミスにより追加料金が発生した場合、支払うか支払わないかの意見はさまざま。

  • 契約書に記載があってサービスもちゃんと受けたなら、支払いをするべき
  • 後出しで請求されるのはおかしいので支払わない

といった意見が見られます。

請求の内容に納得がいかない場合も、初めから支払いを拒否するのではなく、話し合いの場を持つのがベター。

ミスの発覚が初期、中間見積もりの段階なら、値上がりした分を値引きできないか交渉してみるのもアリです。

まとめ:ポイントを押さえて見積もりの見逃しを防ごう

  • 見積書には記載されない項目もある
  • ランクがある項目は追加費用が発生しやすい
  • 内容が分かりにくい項目はスルーせずに確認
  • 見積もりは、必要なものの上乗せやランクアップをしたあとの金額で出してもらうのがおすすめ
  • 見積書の記載ミスによるトラブルは納得できるよう話し合いを

見積もりに見落としがあると、想定外に費用が高くなってしまう原因に。

ポイントを押さえて、見積もりの内容をきちんと理解しましょう!

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