結婚式のサービス料ってなに?料金相場&見積もりの注意点
結婚式の費用項目のうち「サービス料」って何?と疑問に感じた新郎新婦も多いはず。
高額の費用がかかる結婚式なので、よく分からないお金がかかるのは心配ですよね。
そこでここでは、結婚式のサービス料について、どのような費用で相場はどれくらいかを解説。
サービス料とお心付けの考え方や、サービス料にまつわるトラブル例と注意点もまとめました。
結婚式費用の見積書をチェックするときの参考にしてくださいね。
見積もりで見落としがち!結婚式のサービス料とは?
結婚式の「サービス料」とは、料理の配膳や飲み物のサーブなど、ゲストのおもてなしを担当するスタッフの人件費のこと。
一般的には、飲食代や席料に対して一定割合加算されます。
ただし「サービス料は◯◯費に加算すること」といった明確な規定があるわけではありません。
そのため、何の項目にサービス料がかかるかは式場によってさまざま。
会場使用料や装花費、音響照明費などにサービス料が加算される場合もあります。
一方で、サービス料なしという結婚式場も。
サービス料にも消費税がかかる
また、サービス料は消費税が課税される費用だということも、覚えておきたいポイントです。
式場見積もりの全項目にたいして消費税がかかるので、サービス料だけ消費税抜き、というのはできません。
結婚式のサービス料の相場は?
結婚式のサービス料の計算式は[対象費用の総額]×[式場で定める割合]+[消費税]。
式場で定めるサービス料の割合は、対象となる費用の10%が相場です。
また会場によっては、12~15%ほどかかる場合もあります。
金額が決まるポイントは、次の2点。
- どの項目に対してサービス料がかかるか
- 対象項目の費用総額がいくらか
そのため選ぶ式場や、ゲストの人数や料理のグレードといったプランの内容によって、実際の料金には大きな開きがあります。
結婚式場のサービス料は値引きできる?値切る方法は?
サービス料は交渉次第で、無料になったり、値引きしてもらえたりする可能性があります。
値引き交渉をする場合には、契約前、見積もりの段階がベストなタイミング。
契約をした時点で金額に納得しているとみなされるので、契約後の交渉は難しいと考えましょう。
値引き交渉を成功させるコツは、次の2つ。
- 他式場の見積もりと比較しながら交渉する
- 金額だけがネックで決められない、というお芝居をする
正式に契約すれば、式場とのお付き合いは結婚式が終わるまで続きます。
わだかまりが生まれないように、強引な値引き交渉は控えてくださいね。
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式場見積もりの「サービス料」のほかに「お心付け」も必要?
マナーを気にかける方だと、サービスを受けたら「お心付け」を渡した方がいいのでは?と気になるのではないでしょうか。
結論から言うと、「サービス料」が明確に設定されている場合は、お心付けを渡す必要はない、という考え方が一般的。
しかし、感謝の気持ちとしてお心付けを用意しても、マナー違反ではありません。
式場スタッフにお心付けを包むときは、スタッフ全員宛で1万円を包むのが相場。
プランナーやヘアメイク、介添えをしてくれたスタッフに個別に包む場合は、それぞれ5,000円~1万円が金額の目安です。
また最近は「お心付けは一切辞退する」という方針の式場も増えています。
その場合には、お金ではなく日持ちするお菓子などを用意してもいいでしょう。
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結婚式のサービス料にまつわるトラブル
結婚式のサービス料は、式場ごとに独自のルールが設定されています。
そのため、費用を支払うときに「サービス料が思っていたよりも高い」といったトラブルが起こりやすいもの。
実際に、相談掲示板などには、次のようなトラブルに遭遇したという事例が上がっています。
● 値引き分にサービス料が適用されていた
ブライダルフェアの申し込み特典などで割引や無料になっている項目に、【値引き前の金額×◯%】のサービス料が加算されているケース。
式場によっては、特典の項目を通常価格で総額に計上したうえで、サービス料を加算。
そのあとで特典相当の金額を一括して値引きする、という方法で計算する場合があるようです。
● サービス料がかかる項目が多い
式場によってサービス料が加算される項目は違います。
スタッフによるサービスが発生する項目だけでなく、装花などの物品費にかかることもあるので注意。
● 見積書にサービス料の記載がなかった
パック料金(サービス料込)の見積もりだけを見て契約した場合などは、後から追加した項目でサービス料が発生することがあります。
結婚式のサービス料のトラブルを防ぐための注意点
「思い違い」によるトラブルを防ぐコツは、見積もり段階での細かいチェックです。
ポイントは次の4つ。
- 見積書のサービス料の記載を見落とさないようにする(記載されていない場合は確認する)
- どの項目にサービス料がかかるのかを確認する
- 金額がどういう方法で計算されているのかを確認する
- 見積書の内容で疑問に思ったことは、そのつど質問して解消する
見積書や契約書は流し見せずに、金額や計算方法を項目ごとに確認するのがポイント。
自分で計算した数字と合わないなど、不明な点があるときは、必ず式場側に確認するようにしましょう。
プランナーや式場側のミスで金額が間違っていた場合、遠慮せずに指摘を。
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まとめ:サービス料の意味や相場を覚えておこう
- サービス料とはゲストをもてなすスタッフの人件費
- 式場によってサービス料がかかる費用項目や割合は違う
- 交渉次第で値引きが可能なことも
- サービス料にまつわるトラブルを防ぐために、見積書や契約書をしっかりチェック
ふだんはあまり触れることのない「サービス料」という考え方ですが、結婚式費用に大きく影響します。
意味や相場、トラブル回避のコツを知って、納得したうえで結婚式場の申し込みをしてくださいね。
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