新婚旅行で人気のヨーロッパ!予算・日数とおすすめの時期を解説
ヨーロッパへの旅はお金がかかるもの。なかなか行くことが難しいと思っている人も、新婚旅行ならチャンスがあるのではないでしょうか。
新婚旅行サイト「ハネムーンS」の調べでは、海外新婚旅行の渡航先としてハワイに次いで人気なのがヨーロッパとなっています!
そこで、今回は新婚旅行の行く先にヨーロッパを検討しているカップルに、ハネムーン予算、必要日数(何泊)、おすすめの時期を解説。
さらに、人気の渡航先3国(イタリア、スペイン、フランス)でどんな旅ができるのかを紹介します。
ヨーロッパ新婚旅行の予算相場と必要な日数
ヨーロッパへの新婚旅行を希望しているカップルの平均予算は約60〜100万円(2人分)。
旅行日数は7日~8日間で考えているカップルが多いようです(新婚旅行サイト「ハネムーンS」調べ)。
「せっかくのハネムーンだから、2カ国以上の国を組み合わせてヨーロッパを周遊したい!」というカップルも多く、その場合の平均相場は、94万円(2人分)となっています。
この他に、現地滞在費(食事代・交通費・オプショナルツアー代)や土産代が加わりますが、ブランド品の買い物などで思ってた以上にお金がかかることが予想されます。
余裕を持った予算を組むようにしましょうね。
予算が足りない場合はヨーロッパ以外でハネムーンを検討を!
ハワイやグアムなど他のハネムーンスポットに比べると、どうしても費用がかかってしまうヨーロッパ。
ヨーロッパに新婚旅行に出かけた花嫁の中には、「節約のため、ホテルのランクを落として無理やりヨーロッパに新婚旅行に出かけました。
でもホテルのサービスの質が良くなくて、ガッカリ…。同じ金額ならハワイのラグジュアリーホテルに宿泊するハネムーンにすればよかった…」と後悔している人もいます。
ホテルのサービスや部屋の雰囲気は、思ってた以上に新婚旅行に影響を与えるもの。
どんなハプニングでも2人の楽しい思い出にできたらいいのですが、中には夫婦ゲンカのタネになってしまうケースもあります。
どうしてもヨーロッパにこだわる理由がなければ、予算内でホテルのランクもそれなりにいい他の海外ハネムーンを検討することをおすすめします。
【海外ハネムーン 行く先別の旅行費用相場】
- ハワイ:60万円前後
- グアム:40万円前後
- アジアリゾート」60万円前後
- アメリカ:30万円~50万円
- ヨーロッパ:90万円前後
【関連記事】こちらもCheck!
ヨーロッパは、海外結婚式を挙げる場所としても人気
ヨーロッパには荘厳な大聖堂や古城など、結婚式の雰囲気を盛り上げてくれるスポットも多く、結婚式と新婚旅行を兼ねてヨーロッパに出かけるカップルもいます。
ただし、海外挙式費用+ハネムーン旅費で80万円~100万円が相場のハワイに比べ、ヨーロッパは150万~200万円程度の費用が必要となってきそう。
費用がかかってしまうのでゲストを招待しづらいですが、「2人だけで結婚式を挙げたい」と希望し、あえてヨーロッパを選んでいるカップルもいます。
関連記事
海外挙式を二人だけですればメリットいっぱい!平均費用やコツを解説
ヨーロッパ周遊のハネムーン(新婚旅行)で人気のある国は?
新婚旅行サイト「ハネムーンS」の調べによると、ヨーロッパの中でもっとも人気がある新婚旅行の行き先はイタリア!圧倒的な人気を誇っています。
- 1位:イタリア 43%
- 2位:スペイン+ポルトガル 19%
- 3位:フランス 15%
美味しくてコスパのいい食事を楽しめて、観光地巡りや買い物スポットも充実しているイタリア。
ワインと本場のフランス料理を堪能でき、世界的に有名な芸術品の鑑賞、ブランド品の購入にも時間を費やせるフランス。
「メルセ祭り」や「トマト投げ祭り」など、独特の情熱的な文化に触れることができるスペイン。
次からの段落で、それぞれの国のハネムーン費用とおすすめツアーを紹介します。
イタリア新婚旅行の予算は7日間で60万円~100万円(2人分)
イタリアは世界遺産や歴史的文化的観光スポットの他にもビーチリゾートなどがあり、いろいろな楽しみ方が出来る点が魅力です。
なんといっても本場のイタリアングルメをリーズナブルに楽しめるところが嬉しいですよね。
そんなイタリアハネムーンの予算は、60万円〜100万円(2人分)。
平均旅行日数は、イタリアのみの滞在であれば6日~7日間程度。
イタリアへのフライトはローマ、ミラノへの直行便がありますが、片道約12〜13時間かかるので、丸2日間は移動日として考えましょう。
ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ヴェネツィアなどイタリアの観光都市を堪能
イタリアはよく長靴の形にたとえられるように南北に縦長い国。南と北では食も文化も異なります。
ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ベニスなどの主要都市を列車で巡るツアーもありますが、旅行日程が限られている場合は、最短6日間で楽しむローマやヴェネツィアの地を堪能するのがおすすめです。
ローマはイタリアの首都で、約3000年の歴史が息づく街。コロッセウム、バチカンなど、歴史的観光スポットを廻るプランは飽きることがないでしょう。
水の都といわれるヴェネツィアはラグーンに浮かぶ島々に歴史的建造物が立ち並び、車は乗りいれることができません。
交通手段となるゴンドラを貸し切り、観光スポットを遊覧するプランもあります。
スペイン新婚旅行の予算は7日間で60万円~100万円(2人分)
フラメンコ、闘牛に代表されるようなスペイン独特の文化に触れたり、ガウディのサグラダ・ファミリア教会やアルハンブラ宮殿などの歴史的な建造物を見学。
そして、魚介類豊富なスペイン料理を味わったり、スペインハネムーンの魅力はさまざま!
そんなスペインの新婚旅行平均予算は、60万〜100万円(2人分)
ハネムーン日数の平均は6日〜9日間で、スペインや隣国ポルトガルのみの滞在であれば7日間程度。
スペインへは日本からの直行便がないので、まずはヨーロッパの主要都市に向い、マドリードやバルセロナ行きに乗り換えます。
乗り換える時間を含めると片道約15〜18時間かかりますので、移動時間で3日間近くかかることを頭に置いておきましょう。
バルセロナ、マドリッド、グラナダなど観光主要都市の滞在プラン
スペインにおける新婚旅行の人気エリアは、バルセロナ、マドリッド、グラナダの3都市。
これらのうちの1都市に滞在して、市内観光とバル巡りなどのスペイン料理を堪能するプランがおすすめです。
バルセロナはカタルーニャの自由な文化が花開いた芸術都市です。
サグラダ・ファミリア教会などの建築物をめぐる定番コースの他に、FCバルセロナのホームスタジアムツアーも魅力的ですよね。
マドリッドはスペインの首都で、王宮周辺の旧市街エリアには16世紀以来の歴史と伝統が根付いています。
プラド美術館での名品鑑賞に時間をかけるプランも良いでしょう。
グラナダは、イスラムに支配されていた地域なので、スペインでありながらイスラム文化が色濃く残る都市。
アルハンブラ宮殿やアルバイシン地区、王室礼拝堂といった観光スポットがあります。
ハネムーンの楽しみ方のひとつとして、最近では本場のサッカー観戦を希望するカップルも増えているようです。
観戦チケットは2万円ぐらいからありますが、有名チームの試合だと12万円以上の料金がかかるケースもあります。
サッカー観戦希望の場合は、ツアー料金にプラスした予算を用意しておきましょう。
フランス新婚旅行の予算は7日間で60万円~100万円(2人分)
フランスは外国人旅行者数世界一の観光大国!
首都のパリ以外にも、世界遺産のモン・サン・ミッシェル修道院、ロワール川流域の古城、プロバンスのラベンダー畑など、たくさんの魅力があります。
各地のワインやチーズも楽しみのひとつですね。
そんなフランスへのハネムーン平均予算は、60〜100万円程度(2人分)。
平均旅行日数は、フランスのみの滞在であれば6日間となっています。
パリへは直行便があり片道約12時間。イタリアと同じく丸2日間は移動日と考えましょう。
ディズニーランド・パリ、モン・サン・ミッシェルなどを巡るプラン
ディズニーランド・パリへはパリから電車で40分。東京ディズニーランドよりもコンパクトで、混雑も少なく、パレードもゆっくり見学できます。
ディズニーランド・パリにしかないオリジナルグッズもあり、お土産を買うスポットとして考えてもよさそう。
一方、ハネムーンで人気のスポット、世界遺産のモン・サン・ミッシェル島へは、パリからバスで5時間かかります。
モン・サン・ミッシェルに行くなら、平均のツアー日数(6日間)に1〜2泊追加することをおすすめします。
パリはエッフェル塔や凱旋門、ルーブル美術館など、狭い市街ながらも多くの観光スポットがあり、ショッピングやグルメスポットも充実!
「3日間ぐらいしかフランスに滞在できない」など、日程が短いハネムーンでは、ほとんどのカップルがパリを拠点にして観光しています。
パリ滞在型プランの場合、ヴェルサイユ宮殿があるイル・ド・フランスはパリ郊外の田園地帯ですが、パリから日帰りが可能です。
その他、セーヌ河クルーズや、気球でパリを眺めるプランなど、さまざまな楽しみ方があります。
ヨーロッパへの新婚旅行、おすすめの時期は?
ヨーロッパには、日本と同じ春夏秋冬の四季があります。
日本でいえば、北海道と緯度がほとんど同じで、4月~9月が一番過ごしやすい季節で、ハイシーズンは6・7・8月。
海外挙式やウエディングフォトを希望するなら、晴れの確率が高い春~夏がおすすめです。
ただ、ハイシーズンに限らず、四季折々にヨーロッパの魅力はあります。
秋冬の景色も美しく、ドイツのクリスマスマーケットや北欧でのオーロラ見物などは冬限定のイベント。
2人で観光の目的を話し合い、時期と行く先を決めましょう。
おすすめの時期をはずして、航空運賃と国内交通費を安くする
せっかくの新婚旅行ですから、よほど旅慣れたカップルでないかぎり、ホテル代や食事代を節約することはおすすめしません。
バックパッカーが泊まるような宿は避けて、ゆったり泊まれる4つ星以上のホテルを選びたいものです。
節約できる可能性があるとすれば、交通費ではないでしょうか。
航空券はベストシーズンを外し、直行便を避けると安くなる!
ゴールデンウィークやシルバーウィーク、そしてヨーロッパのハイシーズン6・7・8月を避けると、航空券を安く手に入れることができます。
ただ、ツール・ド・フランスや各種スポーツ大会が行われる時は価格が高騰するので注意してくださいね。
また、日数に余裕があるなら、直行便は避けると節約できます!
格安の航空券は乗り換えに半日以上かかる場合が多く、ロストバゲージの不安もありますが、費用を抑えるには一番の方法です。
ヨーロッパ旅行の基礎知識
ヨーロッパでは、英語が通じる国とそうでない国があります。
空港では英語が通じますが、ホテルやレストラン、ショッピングでは英語が通じないこともあります。
特に、イタリアやスペインでは英語が通じないことが多いので、困らない程度の会話を覚えておくか、メモしておきましょう。
また、ヨーロッパでは、置き引きやスリなどグループで旅行客を狙うケースがあり、犯罪被害にも注意が必要です。
人前では絶対に財布やスマートフォンを見せないように気をつけてくださいね。
水にも気をつけましょう。生活使用水は硬水なので、水道水を飲むとお腹を壊すことがあります。
洗髪や洗顔なども保湿が必要となるため、基礎化粧品などを持参することを忘れずに。
まとめ
- ヨーロッパ新婚旅行の平均予算は60~100万円
- 2カ国以上ヨーロッパ周遊する場合の予算相場は94万円で8日間以上の日程を組むのがおすすめ
- 新婚旅行先で人気が高いのは、イタリア、次いでスペイン、フランスと続いている
- ヨーロッパ新婚旅行のおすすめの時期は、6・7・8月
- 節約する場合は、ホテルや食事のランクを落とさず、交通費の節約を検討して
これからの道を共に歩むパートナーとじっくり相談をして、自分たちにとって最適な国を新婚旅行の地にしましょう。