海外挙式を二人だけですればメリットいっぱい!平均費用やコツを解説
海外挙式に興味はあるけれど、なんだか難しそう。お金がかかりそう…。
と、不安を感じる人も多いのでは?
実のところ、海外挙式はそんなに難しいことでも、あまりに高額な費用が必要なイベントでもありません。
プランニングはもちろん専門業者にお任せできますし、国内でレンタル衣装の指定・試着も可能なところも増えています。
昔に比べれば、ずいぶんお手軽に実現できるようになっているので、新婚旅行と一緒に挙式を、というカップルも多いんですよ。
また、二人だけで海外挙式をすれば費用や手間を大幅に抑えることができます。
今回は二人だけで行う海外挙式の費用目安、メリット・デメリットや注意点などをご紹介していきます!
海外挙式を2人っきりで行ったカップルの割合
海外挙式にもいろいろなスタイルがあり、ゲストを呼ぶカップルも多いですね。
ゲストを呼ばずに、2人だけで挙式をあげた人は、どれくらいいるのでしょうか?
ゼクシィ海外ウエディング調査2018によると、海外挙式を行ったカップルのうち、21%が参列者無し(二人だけ)で挙式を行っています。
やはりお互いの両親や兄弟姉妹を招待して、6人~10人ほどのゲスト数で海外挙式を行うカップルが多いよう。
では二人だけの海外挙式を行うメリットは、どんなことなのでしょうか?
新婚旅行(ハネムーン)も兼ねた海外挙式なら費用を抑えられる
ゲストのいない二人だけの海外挙式は、100万円~150万円もあれば、十分満足のいく挙式が可能です。(プランや行き先によりますが…)
親兄弟や友人など、少ない人数でも招待客がいれば、新郎新婦がゲストの交通費や宿泊費などの旅費を負担する必要が出てきます。
ゲスト数や一部負担・全額負担など割合で差はありますが、ゲスト分の旅費負担の平均額は、102万円。(ゼクシィ海外ウエディング調査2018より)
2人だけなら単純に、ゲストの旅費が節約できるので、結婚式費用が安くなりますね。
もちろん100万円と言えば決して気軽に出せる金額ではありませんが、海外挙式の場合、総合費用はハネムーンを含めた金額になります。
国内で結婚式と披露宴を行い、さらに新婚旅行にいくことと比較すれば、ずいぶん費用を抑えることができるでしょう。
通常ハネムーンにかける費用は、海外であれば二人で60万ほどは必要になります。
二人だけの海外挙式は、費用予算100万円~を目安に
海外挙式を行う場合、150万ほどの予算で行う場合が多いようです。
ただ両親やゲストを含んでパーティーを行うかどうか、これが大きく費用に関わってきます。
二人だけであれば、上でもご説明した通り旅費を含めて100万円前後が費用の目安。
海外挙式にかかる費用のおおまかな内訳は、以下の通りです。
- 飛行機代、宿泊費などの旅費
- チャペルの使用料など挙式費用
- ウェディングドレスやタキシードなど衣装&ヘアメイク代
- 結婚式以外で行う観光費用やショッピング など
挙式費用そのものは、実のところ国内でも海外でもさほど変わりません。
国内での挙式であれば、平均して20万から30万程度の費用が必要。
海外での挙式費用も、二人だけならその金額で十分に可能です。
ウエディング会社の基本プランの内訳は?
海外挙式はどのウエディング会社でも基本プランがあり、一般的にはこれらの料金が含まれています。
- チャペルなど、挙式に使う施設の使用料
- 牧師(立会人)への謝礼
- 介添人(会社によって通訳を兼ねてくれる場合もあります)
- 結婚証明書
- 会場への送迎
さらに必要になるのが、以下のオプション代です。
- ドレス・タキシードなど衣装のレンタル代
- ヘアメイク代
- 教会や周辺での写真や動画の撮影
- 音楽・BGM(演奏者・シンガー)
- パーティー費用
オプションが増えるごとに、もちろん費用が増えていきます。
ウェディングドレスはレンタルか購入か?
実はレンタル衣装代が基本プランに含まれていない会社も多いのですが、これは理由があります。
レンタルドレスと同程度の費用で、ちょっと安いウェディングドレスを購入するという人が意外と多いからです。
海外挙式後に日本で披露宴(帰国後パーティー)を行う場合、2回もドレスをレンタルする必要があるので、結局購入したほうがコスパがいい!という考えですね。
あまり質の高いドレスというわけにはいきませんが、20万ほどから買えるドレスもあるため、「同じ金額を出すならあえて購入を」という人も多いのです。
旅行会社のプランで海外挙式をすれば、手続きも簡単!
海外挙式は手間がかかりそう、大変そうというイメージは間違い。
海外挙式は、結婚式にあまり手間をかけられない、という人に人気が高いんです!
2人だけの海外挙式であれば、ゲストの交通費や宿泊ホテルの手配も必要ないので、国内での結婚式よりもグッと手間が抑えられますよ。
また最近は二人分の旅費を含めたパッケージプランや、オーダーメイドでプランを作ってくれる旅行会社も。
新婚旅行の予約と一緒に挙式までまとめて依頼できるので、手続きが簡単!
より手間をかけずに海外挙式を実現することも可能です。
格安で海外挙式を実現しよう!コツや方法を紹介
予算内で海外挙式を実現するには、こだわりたいポイントを絞ることが大切です。
●厳粛なチャペルで結婚式をするのが夢だった!
→教会にこだわって、宿泊先のホテルや観光はグレードを落とす
●行き先にこだわりたい!
→旅費・滞在費にお金をかけて、挙式はシンプルに、フォトウェディングだけなど
●海外でフォトジェニックなウェディング写真を撮りたい!
→ビーチや街中のフォトウェディングのみで、挙式は行わない
など。
費用の上を見ればきりがありません。
譲れないポイントに予算を割りふり、こだわりのない部分で費用を抑えること。
それが予算内で満足のいく海外挙式を実現するコツです。
▼海外挙式のこだわりポイント例
- 行き先(アジアリゾート?ハワイ?グアム?ヨーロッパ?など)
- 日程(何泊?大型連休?)
- 挙式会場(チャペル)のグレード、ロケーション(ビーチ、オーシャンビュー、クラシカルな雰囲気、など)
- 挙式プラン(写真・動画、ヘアメイク、送迎サービス有無など)
- 衣装(ウェディングドレス、ブーケ、小物、タキシード)
- 旅行プラン(飛行機、ホテル、現地アクティビティ、食事など)
条件が合えばウエディング会社の目玉プラン(キャンペーン)がおトク!
海外挙式のプランニングを行っている会社では、目玉となるプランやキャンペーンが用意されています。
低価格を実現するために、自由に挙式先を選べなかったりオプションは別料金だったりしますが、こうしたプランは基本プランの内容を備えていていながらも、かなりリーズナブル。
なかには、10万円程度と格安な設定も!
こうした顧客の目を引くプランは、安かろう、悪かろうにはなりません。
むしろ値段に比較して、非常に高いサービスを受けることができます。
海外フォトウェディングで節約する?相場は20〜30万
フォトウェディングは、挙式を行わず写真撮影で結婚式の代わりにするというもの。
海外では20万から30万ほどの費用がかかります。
一般的な海外挙式よりはぐっと安く済みますが、二人だけなら同額程度で挙式を行うことも不可能ではありません。
特に写真を重要視しているという訳でもないのなら、二人で海外挙式をする方が思い出に残っていいかもしれませんね。
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海外挙式の行き先、オススメも人気もハワイ挙式がダントツ!
ゼクシィの海外ウエディング調査によると、海外挙式に選ばれる場所はダントツでハワイ。
4年連続で、海外挙式をする60%以上の人がハワイ選んでいるんです。
次点はグアムで、一般的にハワイより10万円ほど費用を抑えられるのが魅力的。
旅行会社もハワイやグアムなど人気のある地域をオススメすることが多いと思いますが、それは現地スタッフも日本人の挙式に慣れているところが多く、スムーズに結婚式を挙げられるから、という事情が。
またハワイは日本語が通じやすいので、滞在中の不自由が少ないところもポイントが高いですね。
新婚旅行で人気のヨーロッパやイタリアは少数派
ヨーロッパ方面は移動に時間がかかり、旅費自体が高くなります。
さすがにお手軽に海外挙式…とはいきませんね。
ハワイやグアムであれば、挙式費用+オプション(ヘアメイクなど)+旅費で、100万円程度でも海外挙式が実現可能ですが、ヨーロッパの場合はもう少し高額に。
フランスやイタリアなど、挙式会場に大聖堂などを希望する場合は、挙式費用+オプション+旅費で、最低でも200万は見積もっておいた方が安心。
ただゲストを誘いにくい場所でもあるため、二人きりで新婚旅行も兼ねた挙式したい場合は、あえてちょっと遠いヨーロッパ方面を選ぶという人もいます。
リゾートウェディングなら、沖縄もあり
リゾート挙式には憧れるけれど、海外はやっぱり…という人には、沖縄でのリゾート挙式も人気です。
海外挙式よりも費用が控えめになるので、ホテルや食事のランクを上げることもできます。
もちろん沖縄ならパスポートも不要で言葉も通じますから、海外が不安な方は視野に入れてみましょう。
二人だけで海外挙式をするメリット
海外で二人っきりの結婚式、と聞くとなんだかハードルが高そうに思えますが、実はメリットが沢山ある挙式方法なんです。
国内挙式よりも結婚準備が楽!手間が省ける
二人だけで海外挙式を行う場合、日本での挙式披露宴と異なり、参列者の都合を考える必要がありません。
結婚する二人のスケジュールが合えば、好きな日に挙式ができます。
「平日は迷惑」「真夏や真冬は」「仏滅はよくない」など、日取りに気を使わなくていいのは気が楽。
日本国内での結婚式は、準備に1年かける人も少なくなりません。
招待ゲストのリスト作成、挙式会場の予約、招待状の発送、席次を決める、引き出物の決定、スピーチや余興の依頼…などやることがいっぱい。
2人だけの海外挙式で、日本での披露宴も行わないなら、結婚式で手間のかかる部分を一気に省くことができるのです。
新婚旅行も兼ねると考えると、費用の節約になる
【国内挙式+披露宴+新婚旅行】
挙式+披露宴=350万円
新婚旅行(旅費)=60万円
【海外挙式(兼、新婚旅行)】
挙式=40万円
旅費=60万円
こちらの金額は例ですが、【国内挙式+披露宴+新婚旅行】に比べると、【海外挙式(兼、新婚旅行)】の方が明らかにお金がかからないですね。
もちろん国内挙式の場合はゲストからのご祝儀があるので、自己負担額は半分以下になりますが、それを考えても二人きりの海外挙式の方が、安く済むはず。(行き先によりますが)
ご祝儀やお返しなど、ゲストに気を使わなくていい
例えば再婚の方は、同じ人から二度もご祝儀をもらうことを避けるため、披露宴は行わないという人もいます。
そのようなケースでも、二人だけの海外挙式なら気を使わずに済むでしょう。
また海外挙式の場合、帰国後に1.5次会(帰国後パーティー)をするパターンが多くなっています。
この場合、一般的に「会費制」であるケースが多いため、ご祝儀のお返し(引き出物)を考えずに済むのもメリット。
2人だけの海外挙式のデメリット
もちろん海外挙式にはデメリットも存在します。
結婚式場の下見ができない
下見ができない状況で教会や式場を決めなくてはならず、不安を感じやすいところが難点です。
写真でみるのと、実際に見るのでは印象が違うもの。(写真はよりよく見せるために、加工を施すことも多い)
結婚式場(協会など、施設)に譲れないこだわりがあるなら、下見ができないのは大きなデメリットです。
2人だけでは寂しいと感じるかも
結婚式は、家族や友人など、たくさんのひとに祝福してもらえるのも幸福のひとつ。
2人きりの挙式はロマンチックですが、祝福の言葉や拍手をもらえないので、寂しさやあっけなさを感じてしまうかも。
また結婚式は新郎新婦の二人がやりたいようにやるのが一番ですが、一生に一度の晴れ姿を楽しみにしている人もいるでしょう。
とくにお互いの両親や祖父母、兄弟姉妹などの家族は、結婚式を楽しみにしているかもしれません。
二人の意見を優先して、二人きりの海外挙式を後押ししてくれているように見えても、内心はちょっぴり寂しがっているかもしれない、とすこし考えてみて。
節約や準備の手間だけを考えて、二人だけの海外挙式を強行せずに、お互いの家族の意見も聞いておくのがおすすめです。
ヘアメイクの好みが違う可能性がある
海外挙式で注意したいのが、ヘアメイク。
ヘアメイクさんが現地の外国人スタッフさんだと、外国人の顔立ちだからこそ映える、派手なメイクやヘアスタイルになってしまう可能性があります。
日本人好みのスタイルができるかどうか、日本人スタッフがいるかどうかは、事前に確認を。
2人だけの海外挙式のデメリットは、帰国後パーティーで解決!
ご紹介したデメリットを考えると、二人きりの海外挙式に、すこし二の足を踏んでしまいますよね。
「やっぱり二人だけでは寂しかった」「両親が寂しそうにしていた」なんて後悔をしないためにオススメなのが、海外挙式後の帰国後パーティーです。
帰国後パーティーとは、日本に帰国してから、挙式はやらずに披露宴だけを行うスタイル。
家族や親しい友人など、本当に祝福してほしい人だけを招いて、カジュアルな食事会にするのが定番です。
結婚のお披露目もできますし、日ごろの感謝を伝えるのにもいい機会。人生の節目にもなります。
ご祝儀はもらわずに、会費制で行えば、費用負担も少なくて済みますよ。
海外挙式の流れと準備スケジュール
海外挙式の場合、国内での結婚式よりのんびりと準備できるでしょう。
希望日の半年くらい前には、行き先と挙式場所を決定できればベスト。
旅費の早割りなどのキャンペーンも利用できるので、早めの準備がオススメです。
希望日の3ヶ月前をきると、予約状況の都合で条件が制限されるかもしれません。
ウェディングドレスやヘアメイクなどの詳細が決まっていなくても、最低限行き先だけは決めておきましょう。
式場と旅行の予約は、5~4ヶ月前くらいが目安。
また帰国後パーティーを行うなら、希望日の2ヶ月前に会場選定、1ヶ月前には予約を終わらせましょう。
海外挙式後すぐにパーティ―を行う場合は、旅行の準備と並行して、ゲストへ招待状を送ったり、パーティ―の演出を考える必要があるのでちょっと忙しいかも。
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まとめ
- 二人だけの海外挙式なら、100万ほどで実現可能
- 国内での結婚式よりも、海外挙式は準備がカンタン
- 帰国後パーティーをするなら、ウェディングドレスを購入するのもオススメ!
- 予算内で海外挙式を実現するには、こだわりポイントを絞ることが大切
- 海外挙式の準備期間は、半年が目安
- 帰国後は1.5次会がおすすめ
今回は、二人だけで海外挙式を行うなら知っておきたいポイントを紹介しました。
海外挙式は思った以上に準備も簡単で、新婚旅行も兼ねれば費用を抑えることができます。
これらのポイントを参考に、ぜひ思い出に残る素敵な海外挙式を挙げてください!