人前式での司会・立会人代表は誰に頼む?お礼の金額相場は?
神仏に結婚の誓いを立てるのではなく、列席したゲスト全員に誓いを立て、証人になってもらう「人前式」。
式のスタイルに決まりがなく自由な演出ができると人気の人前式ですが、司会者や立会人代表は誰に頼めばいいのか?どんなことを引き受けてもらえばいいのか?知りたいという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、人前式での司会者・立会人代表の選び方やポイント、お礼の相場などをご紹介します。
人前式では司会者の選びに決まりはなし!誰に依頼してもOK
自由な形式で行なう人前式では、司会者の選定に特別な決まりはありません。
一般的なチャペルでの結婚式・披露宴と同様、プロの司会者に依頼する新郎新婦の方もいれば、昔からの友人や知人、会社の先輩に頼む方もいます。
プロに頼めば、式が引き締まる!
自由度の高さと、アットホームな雰囲気の中で式を挙げられるという点から人気を得ている人前式。
とはいえ、カジュアルすぎて式がグダグダにならないか心配…という場合には、プロの司会者に進行をお願いするのがベターです。
プロの司会者であればハプニングにも慣れているので、何か起きても対応してもらえるという安心感も。
式の演出や新郎新婦の希望など、事前の相談も友人や知人よりしやすい、というメリットもあります。
また、友人や知人には大役を負わせずに式を楽しんでもらいたいと考えるのであれば、やはりプロの司会者にお願いするのが良いでしょう。
アットホームな雰囲気にしたいなら、友人・知人がおすすめ
せっかく自由度の高い人前式なのだから、堅苦しい式ではなく、くだけた雰囲気の楽しい式にしたい!という方は友人や知人に司会をお願いすると良いでしょう。
アットホームな雰囲気を演出することができますし、プロに頼むよりも低予算で済む可能性が高いというメリットもあります。
とはいえ、司会進行役は式の雰囲気や流れを左右する重要な役割です。
新郎新婦のことをよく知っている親しい関係の方や、信頼できる方にお願いすることをオススメします。
また、「こんな式にしたい」というコンセプトはしっかりと伝えるようにしましょう。事前の打ち合わせは入念に!
友人・知人に司会を頼むなら、セリフや流れは自分たちで決める
司会進行のセリフや流れは、新郎新婦自身が考える場合と、司会者を引き受けてくれた友人に考えてもらう場合があります。
オススメなのは、自分で事前にセリフや流れを考え、司会者にその通りの進行をお願いすることです。
挙式の司会進行は、式の雰囲気を左右する重要な要素です。
他人任せにするよりも自分たちで考えた方が安心ですし、司会役を引き受けてくれた方の負担も減らすことができます。
人前式の司会費用はいくらくらい?
プロ司会者の料金相場は、2万〜10万円程度
プロに司会を依頼する際に気になるのは料金相場ですが、一般的には安いところで2万円程度〜、高くても10万円程度が平均となっています。
ただし、お願いする会社や司会者によっても異なるため、予算に合わせて検討してくださいね。
友人へ依頼した場合のお礼相場は、3万円程度
司会役を引き受けてくれた友人・知人へのお礼ですが、3万円程度の現金をお渡しするのが一般的です。
司会は当日のみならず、式の前から数日に渡って打ち合わせに参加してもらうなど負担も大きいので、多めに渡すことが多いようですね。
また、式の進行だけでなく談笑中も打ち合わせに参加してもらったりと、ゆっくりと食事をとることもままならない場合がほとんどなので、ご祝儀は受け取らないのが基本。
もしももらった場合には、後日頂いたご祝儀の半額〜全額の現金、またはその金額に相当する品物でお返しをするのが一般的です。
立会人代表も誰にお願いしてもOK!親しい人に依頼するのが一般的
冒頭でも記した通り、人前式では神仏ではなく列席しているゲスト全員に向けて結婚を宣言します。
つまり、その場にいるゲスト全員が「立会人」であり、新郎新婦の結婚の証人となるのです。
そんな立会人の代表をしていただくのが「立会人代表」です。
司会者と同様、立会人代表の選定にも特に決まりはありませんが、2人の出会い・交際のキッカケとなった人や、お互いの親友、深い関わりのある親族など、親しい人に頼むのが一般的。
新郎側から1人、新婦側から1人、計2人の方に立会人代表を頼むケースが多く見られます。
立会人代表へのお礼の金額相場は、千円〜5千円程度
立会人代表を頼んだ方には、新郎新婦からきちんとお礼をするのがマナー。
お礼は千円〜5千円程度の現金か、それに相当するお菓子・ギフトなどをお渡しするのが一般的です。
相手が負担に感じない程度のお礼を用意するのが良いでしょう。
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人前式の立会人代表にお願いする主な役目
形式のない人前式では、立会人代表に何を・どこまでしていただくかも自由ですが、ここでは立会人代表にお願いする主な役割をご紹介します。
1.結婚誓約書へのサイン
立会人代表の方にしていただく最も大きな役目は、結婚誓約書へのサイン(署名)でしょう。
結婚誓約書は婚姻届とは異なり、役所に提出する書類ではありませんが、新郎新婦が自由に作れるオリジナルな誓約書として、人前式では重要なアイテムとなっています。
立会人代表の方には、この結婚誓約書に列席者全員の代表としてサインをいただきます。
2.誓いの言葉の問いかけ
新郎新婦で行なうのが一般的な「誓いの言葉」ですが、人前式では立会人代表に誓いの問いかけをお願いするスタイルも多いんです。
教会式や神前式とは異なり、誓いの言葉も新郎新婦自身で自由にアレンジすることも可能!
出会った当初の印象、恋人時代の思い出、今だから笑えるエピソードなどを取り入れたオリジナルな誓いの言葉を新郎新婦が自由に考え、事前に立会人代表に問いかけをお願いすることが多いようです。
なかには立会人代表に問いかけの言葉を考えてもらうようお願いする方もいるようですね。
3.立会人代表としての挨拶や見守り・サポート
立会人代表として、簡単な自己紹介、新郎新婦との関係・エピソード紹介などの挨拶をお願いするケースも多く見られます。
そのほか、式中に新婦のドレスの裾を直していただいたり、指輪交換時にブーケやグローブを預かったり…と、新郎新婦の側に立ってさまざまな見守り・サポート役をしていただくことも。
自分たちの希望や立会人代表との親しさによって、どんな役目を引き受けてもらうかを検討してくださいね。
まとめ
- 人前式の司会者は誰にお願いしてもOK
- カジュアルすぎる雰囲気にしたくなければプロの司会者に依頼
- アットホームな雰囲気にしたければ友人・知人に依頼
- 司会者を引き受けてくれた友人へのお礼相場は2万円〜10万円程度
- 立会人代表も自由に選んでOK!親しい関係にある人を選ぶケースが多い
- 立会人代表へのお礼相場は千円〜5千円程度
今回は、人前式を挙げる際の司会者・立会人代表の選び方やポイント、お礼の相場などをご紹介しました。
とにかく自由に・好きなように演出できるのが人前式の最大の魅力。
新郎新婦の思いや希望、コンセプトに合った方に司会や立会人代表をお願いし、2人らしいオリジナリティ溢れる素敵な人前式にしてくださいね!
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