【結婚挨拶:女性編】彼の両親へ結婚挨拶!失敗しない言葉と訪問マナー
結婚が決まったら、周囲の人たちに報告して挨拶に行きます。
まずは自分の親に報告し、次に男性が女性の両親に挨拶に。そして、女性が男性の両親に挨拶に行くのが一般的な結婚挨拶の流れ。
今回は、彼の両親への結婚挨拶を控えたプレ花嫁のために、結婚挨拶のマナーと例文をまとめてみました。
関連記事⇒⇒【結婚挨拶:男性編】彼女の両親へ結婚挨拶!好印象を与える言葉・文例
彼氏の親へ結婚挨拶に行く前に!準備しておきたいコト
結婚挨拶で「彼の親に会うのは初めて!」という女性は緊張していることでしょう。
「彼の両親とは顔見知りで仲がいい」という女性であっても、人生の節目を迎える大事な結婚挨拶!当日の結婚挨拶をスムーズに進めるためにも、事前の準備が大事ですよ。
準備をしておくと気持ちにも余裕もできて、緊張を和らげることにもつながります。
1.自分の情報を、彼から親に伝えてもらおう
女性に比べて男性は自分の両親との会話が少ない人が多く、結婚相手の情報も詳しく話してないかも。
最低限、以下の内容は彼からご両親に伝えておいてもらうと、初対面でも自己紹介しやすいのでオススメ!
- 名前と年齢
- 職業
- 出会ったきっかけ、交際期間
2.彼の両親のことも聞いておこう!
また、結婚挨拶当日の会話に困らないためにも、彼の両親の趣味などをリサーチしておきましょう。
手土産を準備するのにも、相手の両親の好みは知っておきたいですね。
- 両親の名前と年齢
- 職業
- 趣味・性格・食べ物の好み
- 結婚挨拶の時に避けた方がいい話題
- 家族構成
3.2人の今後のことを話し合っておこう
結婚挨拶に行ったら、彼の両親からいろいろと質問されることはまちがいなし!
あらかじめ2人で答えを用意しておくとスマートな印象を与えられますよ。
- 付き合ったキッカケは?
- 地元はどこ?
- ご家族は?ご両親は何をされてるの?兄弟はいるの?
- 仕事は何をしてるの?
- 結婚をしたら仕事は続けるの?
- 趣味は?休日は何をしてるの?
- 結婚式はいつ?どこで挙げるの?(実家が遠方の場合)
- 子どもは欲しい?
みんなの体験談
彼の両親から質問攻めに!
彼の両親からは、「仕事は何をしてるか、生まれはどこか、親は何歳でどんな仕事してて、どこにいるのか、スポーツはしているか」など、いろんなことを聞かれました。
さらに、ご挨拶の後にみんなで焼肉に行ったら、「お酒は飲むのか、一人暮らししたことあるのか、両親の健康状態について、兄弟何人で何してるのか」など、さらに質問攻めにあいました(笑)。
第一印象が大事!結婚挨拶の流れと例文(言葉)
玄関での挨拶から、退出するまでのセリフを用意してみました。参考にしてみてくださいね。
1.玄関で、自己紹介と挨拶
彼氏の実家に着いたら、約束の時間ちょうどか、3分前くらいにチャイムを鳴らして。
5分以上遅れる場合は、わかった時点で必ず電話をしてください。彼と一緒に行く場合も、彼から連絡をしてもらって。
コートなどの上着は玄関前で脱いで腕にかけておき、玄関の中に入ったらきちんと扉を閉めてから挨拶するのがポイントです。
<例文1>
初めまして。〇〇と申します。本日はお忙しいところお時間を作ってくださいまして、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
<例文2>
はじめまして。□□さんとお付き合いをさせていただいております〇〇と申します。本日は、お忙しいところお時間を作ってくださいまして、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
<例文3:すでに面識がある場合>
こんにちは。本日は改めて結婚のご挨拶に伺いました。お時間を割いていただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。
挨拶を終えて、彼の両親から「中にどうぞ」と言葉をかけられたら、お家にあがります。
前向きのまま靴を脱ぎ、家にあがってから脱いだ靴先が玄関に向くように揃えて端に置きましょう。
ポイント!
彼からの紹介があると、なおスムーズ
しっかり彼の両親の目を見て、自己紹介と迎えてくれたことへのお礼を言ってから、お辞儀をしましょう。
自己紹介の前に彼氏から「この間電話で話をした、お付き合いしている〇〇さんだよ」「今日は改めて、〇〇さんに挨拶に来てもらったよ」などの紹介をしてもらえるとスムーズ。
2.部屋に通されたら?手土産の渡し方
部屋に案内してもらったら、「失礼します」と言って部屋に入り、全員が席に着いてから改めて挨拶を。
<例文>
改めまして、〇〇と申します。本日はお時間をお作りいただき、ありがとうございます。
手土産を渡すタイミングは着席をする前。紙袋(風呂敷)から手土産を出して、相手のほうに向けて渡しましょう。
ただしその場の雰囲気や流れもありますから、着席してから手土産を渡しても大丈夫です。
<例文1>
どうぞ、皆さまで召し上がってください。
<例文2>
○○さんから、甘いものがお好きと聞きましたので…。お口に合えば幸いです。
<例文3>
気に入っていただけると嬉しいのですが、こちら私の地元のお茶菓子です。
<例文4>
ここのお菓子、とても美味しいんです。気に入っていただけると嬉しいのですが…。どうぞ、皆さまで召し上がってください。
手土産を渡し、相手の両親から着席をすすめられてから座ってくださいね。
座る場所は、入り口に近い下座に座るのがマナーですが、上座をすすめられる場合もあります。
そういった場合は、「ご拶に伺ったので、こちらの席で結構です」といったんお断りをしますが、それでも上座の席をすすめられたら、「ありがとうございます」とお礼を言い座らせてもらいましょう。
ポイント!
手土産のNGワードとは?
「つまらないものですが…」「たいしたものではありませんが…」は、せっかく選んだ手土産の印象を下げてしまいます。
よく聞く言葉ですが、そこまで謙遜する必要はないでしょう。むしろ相手のことを思ってちゃんと選んだ、という気持ちを伝えるようにしてみて。
3.緊張のフリートーク!事前に準備した会話ネタで和やかに
手土産を渡して着席をしたら、彼に会話をリードしてもらい、場の空気を和らげてもらいましょう。
まずは当たり障りのないような内容で会話をスタートしてみるのもオススメ。
「会話のない時間が苦痛で、緊張のあまり自分のことをしゃべり過ぎてしまいました」という花嫁もいますが、彼との話題を会話の中に盛り込むのも忘れないでくださいね。
<例文1>
緑が多くてきもちのいい場所ですね。わたしの実家はマンションなので、自然に囲まれて育った○○さんがうらやましいです。
<例文1>
いつも○○さんから、お2人(ご両親のこと)のことを伺っていたので、今日はお会いできるのをとても楽しみにしていたんです。お迎え頂いて、本当にありがとうございます。
<例文1>
○○さんはよくご実家のある△△(地域)のことを話されるので、ずっと来てみたいと思っていたんです。
ポイント!
彼やご両親の呼び方は?
相手の両親の前で、彼の名前をあだ名で呼ぶのは控えて!普段呼び合っている名前ではなく、「〇〇さん」と呼ぶようにしましょう。
相手の両親の呼び方は、一般的には結婚相手の名前を前に置いて「〇〇さんのお父さん」「〇〇さんのお母さん」と呼ぶのがマナーです。
「まだ結婚を許したわけではないので、『お義父さん』『お義母さん』と気安く呼ばないで欲しい」と思われる両親もいる一方、「『お義父さん』『お義母さん』と呼ばれて、悪い気はまったくしないよ」という両親もいます。
4.結婚挨拶を切り出すのは彼でOK。続いて話そう
結婚報告の挨拶は、女性の実家でも男性の実家でも、男性から先に切り出します。
女性は、男性の挨拶の後に、自分の言葉で挨拶しましょう。
<例文:初対面の場合>
□□さんとは、以前より真剣にお付き合いをさせていただいていまして、先日、□□さんから私の両親に結婚の挨拶をしてくださいました。
私の両親も賛成してくれて、嬉しく思っています。私も□□さんと一緒に、温かい家庭を築いて行けたらと思っています。至らぬところも多い私ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
<例文:面識がある場合>
先日、□□さんからプロポーズをしていただき、私の両親にも承諾を得ました。
これから□□さんのお父様・お母様とも、末長いお付き合いをさせていただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
5.承諾を得られたら、きちんとお礼を
彼の両親から、「おめでとう」「よろしくお願いします」と承諾を得られたら、「ありがとうございます」とまずお礼を。
本題が終わると、結婚式の日取りや会場、結婚後の住まいなどについて聞かれる可能性があります。
すべて決まってなくてもいいのですが、答えられることは答え、両親に相談が必要な件があったらこの機会に話し合うようにしましょう。
両家顔合わせや結納、結婚式について両親の希望を聞いておくのもポイントです。
この時に、彼のご両親とメールアドレスや電話番号、ラインIDの交換などをしておくと今後の連絡がスムーズ。
<例文>
もしよろしければ、携帯番号やメールアドレスを交換していただけないでしょうか?今後もご連絡やご相談にのっていただきたいのですが…。
6.食事をすすめられたらどうする?
彼の両親から食事をすすめられることもありますが、一度はお断りするのがマナーとされています。二度すすめられたら、お礼を言って素直にご馳走になりましょう。
すでに面識がある場合や、談笑で盛り上がっているなら、一度で受け入れるのもアリ!素直さが伝わってかわいがってもらえるはずですよ。
<例文1>
ありがとうございます。すごくうれしいのですが帰りの新幹線の時間もあるので、本日は失礼させていただきます。また改めて、ご一緒させてください。
<例文2>
ありがとうございます。では、お言葉に甘えさせていただきます。
<例文3:一度で受け入れる>
いいんですか?うれしいです!お言葉に甘えてご馳走になります。
ポイント!
料理ができるまで何もしないのはNG!
食事をご馳走になることになったら、彼の母親に「何かお手伝いすることはありませんか?」と申し出て!
断られたら、「遠慮なさらずに何でもおっしゃってください」と伝え、それでも「いいですよ」「今日は座っててください」と言われたら、手伝わないことがマナーです。手持ち無沙汰にならないように、彼のお父さんとお話をしましょう。
7.1時間~2時間程度でおいとまを
訪問時間は、1時間半~2時間半ぐらいを目安としましょう。
女性から「そろそろ失礼します」と切り出すのは難しいので、事前に彼と打ち合わせをして、彼の方から「そろそろ送っていくよ」「じゃあそろそろ帰るよ。今日はありがとう」などと切り出してもらうようにしましょう。
帰るときは、ご両親にもう一度お礼を伝えましょう。スリッパを整える、玄関を出る時に扉の方を向いてしっかりと締めるなど、最後の最後まで気を抜かないように!
<例文>
本日はどうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
結婚挨拶のあとは、彼の両親にお礼の電話とお礼状を
遠方から彼の実家を訪問していた場合、無事に着いたかどうか心配されていることもあります。
遅い時間でない限り、当日のうちに、相手の親に直接お礼の電話やメールを入れてくださいね。
<例文>
〇〇です。先程帰宅しました。本日は本当にありがとうございました。楽しいお話をたくさん伺えて、うれしかったです!今後ともよろしくお願いいたします。
もしくは、翌日~3日以内にお礼状を出すのも◎。よりていねいで好感を持たれそうです。
お礼状の書き方は、こちらの記事で詳しく解説中↓↓
彼の親から好印象GET!彼女が気を付けたい、結婚挨拶の訪問マナー
彼の実家へ挨拶に行くときは、大人としての訪問マナーはきっちり守っておきたいもの。
「感じのいい女性だな」と思ってもらえるようなポイントを解説します!
手土産は、両親の好みを聞いて選ぶ!
結婚挨拶に伺う時に忘れてはならないのが、手土産。
彼の両親から、「手土産はいらないよ。手ぶらでおいで」と言われたとしても、正式な挨拶の場なので準備しましょう。
彼からの情報収集で、両親が喜んでくれそうな手土産を選ぶのがポイントです。
手土産として人気なのは、日持ちのする焼き洋菓子や和菓子ですが、「お酒が好きとわかっていたので、彼の両親が好きな日本酒を持参しました」という花嫁も。
好みがわからない時は、縁起のいいお菓子とされている、バウムクーヘンやどら焼きを候補にあげてみてはいかがですか?
また自己紹介を兼ねて、自分の好きなお菓子や、自分の出身地のお菓子を持参するのもアリ!会話のネタにもなりますよ。
逆に避けた方がいいのは、ケーキなど日持ちがしないお菓子や、煎餅などの割れやすいお菓子、それから羊羹やロールケーキなど包丁で切って食べるお菓子です。
手土産の選び方とマナーは大丈夫?↓↓
服装は「清潔感」が命!
結婚挨拶に伺う際の服装は、落ち着いた色のスーツもしくはワンピースがおすすめです。スカートが苦手な女性は、パンツスタイルでも大丈夫ですよ。
白・薄ピンク・水色など明るい色を選ぶと、顔色もパッと華やかに見えるのでオススメ。
シューズは、脱ぎ履きが大変なブーツやスニーカーは避けたほうが無難。玄関先でもたもたした姿はあまりみせたくないですよね。
もちろん、夏でもストッキングは必須!裸足でお家にあがるのは避けましょう。
その他、こまかい身だしなみにも気を配るとGOOD!
- 靴を磨いておく
- ハンカチは折り目をつけておく
- アクセサリーは小さ目が◎華美になり過ぎないように
- 香水は控えめにつける
- お化粧はナチュラルメイクで
清潔感のある服装とは…。服装の選び方はこちらで詳しくご紹介↓↓
Column
結婚挨拶に婚約指輪は着けて行く?
「結婚挨拶に婚約指輪をつけていくか、どうか?」については、意見が分かれるところ。
先輩カップルたちの中でも、二人の結婚の意思を伝えるために「婚約指輪をしていきました」というカップルもいれば、「結婚の許しをもらうために挨拶に行くのだから、まだつけていかない」というカップルもいます。
もし心配な場合は、結婚挨拶をして承諾を得られたあとに指輪のお披露目をするといいでしょう。
まとめ
- 彼の両親に結婚挨拶に行く前に、自分の情報を両親に伝えておいてもらう
- 手土産を準備して、服装もチェックを
- 挨拶に行った時、質問されそうなことに対し答えを用意しておく
- 結婚挨拶は、男性の家でも女性の家でも男性が先に
- 彼を立てることが大事