マタニティブライダルインナーの必要性と選び方【妊婦用下着】
妊娠している花嫁さんが着る「マタニティウェディングドレス」。
通常のウェディングドレスとはちがって、妊婦さんの体を締め付けないようなラクチンなフォルムが特徴的です。お腹まわりに優しいゆったりしたデザインはその典型。
実はウェディングドレスの中に着るブライダルインナーもマタニティ用をきちんと選ぶ必要があるんです!
ウェディングドレス選びと同じくらい大切な、マタニティ用のブライダルインナーの選び方や必要性を解説します。
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この記事のポイント!
- 結婚式を控えた妊婦さん向け
- マタニティブライダルインナーの必要性がわかる
- マタニティブライダルインナーの選び方や購入方法がわかる
- おすすめの下着ブランドがわかる
どうしてウェディングドレスにブライダルインナーが必要?
ブライダルインナーとは、ウェディングドレスの中に身に着ける下着のこと。ドレスをより美しく着るためのインナーです。
ウェディングドレスは、普通の服と違って型がきっちり固まっているのが特徴です。
着る人の体型に合わせた「着くずし」ができないことから、ドレスに合わせた下着をつけて体型を補正するわけです。「ビスチェ」「ウェストニッパー(コルセット)」など、体型補正のためのアイテムが代表的ですね。
そのため、ウエディングドレスを選ぶ際は、必ずブライダルインナーもセットで選ぶ必要があるんですよ。
また、ブライダルインナーにはドレスと肌が直接触れないようにする役割もあります。ドレスをレンタルしている場合は、エチケットとして着用することをおすすめします。
妊婦花嫁さんは、マタニティ用ブライダルインナーが安心
ブライダルインナーの目的がドレスに合わせた体型補正にあるといっても、妊娠している女性のお腹まわりを無理やり補正することはできません。
そんな妊娠中に結婚式を挙げる花嫁さん専用に、マタニティ用のブライダルインナーがあるんですよ。
通常のブライダルインナーは体型補正の役割をするので、着用した感じは多少窮屈。身体のラインを美しく見せることが目的です。
一方、マタニティ用ブライダルインナーは、身体を締め付けずに大きくなったお腹や胸を支えつつ、ドレスのデザインにフィットさせるという補正効果があります。
結婚式当日に窮屈なインナーを身に着けて気分が悪くならないように、マタニティウェディングの花嫁さんは妊婦さん用のインナーを身につけるのがオススメですよ。
いつから必要?マタニティブライダルインナーの購入時期
マタニティブライダルインナーを購入する大きな目安の時期は、妊娠5ヶ月頃。
つわりが落ち着いて食欲も出始め、全体的に体の変化が感じられる時期となります。
妊娠5ヶ月以降に結婚式をする花嫁さんは、通常のブライダルインナーではなく、マタニティ用のブライダルインナーを準備するのがオススメです。
妊娠初期でもマタニティ用のブライダルインナーが必要?
妊娠1~4ヶ月にあたる妊娠初期の場合、お腹まわりの体型に大きな変化はありません。
そのため妊娠初期の結婚式なら、ブライダルインナーをマタニティ用にする必要はなく通常のものでも大丈夫。
ただ、妊娠初期はつわりが出始めて気分がわるくなる花嫁さんも多数。通常のブライダルインナーでウェストや胸を締め付けると、挙式当日に気持ちが悪くなってしまうかもしれません。
妊娠初期の花嫁さんは、購入後もサイズ調整が可能なブライダルインナーを用意するのがオススメです。
マタニティ用ブライダルインナーは、いつごろ準備する?
結婚式の何ヶ月も前にブライダルインナーを用意してしまうと、間近になって体型に合わなくなってしまうことも。
マタニティブライダルインナーは、挙式する時期が妊娠何ヶ月かによって選ぶものがまったく違ってきます。結婚式当日が妊娠何か月なのか?ということを考えて選ぶのが基本です。
目安として、挙式の1ヶ月前にはマタニティ用のブライダルインナーを選びに行くと良いでしょう。
なお、妊娠中はブラの大きさが2カップ以上大きくなった!というプレママさんも。マタニティインナーのブラは、1~2カップほど大きめサイズを選んでおくと安心です。
マタニティブライダルインナー 選び方のポイント
ブライダルインナーは多くの下着メーカーから販売されています。ウエディングドレス専門のデザインメーカーでも自社のドレスに合わせたインナーを製造・販売しています。
ここではブライダルインナーの選び方のポイントをご紹介します。
ブライダルインナーの種類。基本のビスチェは欠かせない!?
ブライダルインナーは、ウェディングドレスのデザインやシルエット、着用する人の体型によって、主に4つのインナーを組み合わせ着用します。
- ビスチェ
- ブラジャー&ウエストニッパー
- ロングガードル
- フレアパンツ
中でも代表的なブライダルインナーがビスチェ。ビスチェとは、ブラジャーとウエストニッパーが一体化した下着です。
ストラップがなく、胸をおさめるカップもハーフサイズなので、胸の上部から肩まで肌を見せることの多いウエディングドレスには欠かせないインナーです。
妊婦さんは妊娠周期とともに胸も大きくなるので、バストの形をキレイにみせてくれるインナーとしても常に人気を誇っています。ただ、胸のサイズによってはオーダー発注になることが多いので、出来上がりに時間を要することもあるので注意してくださいね。挙式の1~2ヶ月前には購入準備を進めて◎
また、ロングガードルは大きなお腹を支えるのはもちろん、ヒップを持ち上げてくれる効果があるものを用意するとドレスをキレイに着こなせますよ。
通常のガードルだとお腹を締め付けてしまうので、必ずマタニティ用を用意しましょう。
妊娠週数に合わせて、サイズ調整できるブライダルインナーを選ぼう
妊娠週数が進むにしたがって、ブライダルインナーの目的は「お腹まわりに下着で圧をかけてスタイルを補正すること」から「妊婦さんが式のあいだ快適にウエディングドレスを着続けられること」へと変化していきます。
それに応じて、選択できるデザインも限定されていくので注意しましょう。
たとえば、5ヶ月を過ぎた妊婦さんには、締め付けを感じやすいビスチェよりも、ブラキャミソールとサポーターの組み合わせがおすすめです。
なぜなら、急激にお腹や胸が大きくなってもサポーターならマジックテープでサイズ調整ができたり、ブラジャーはホック部分をつけ足せたりと、調整可能な商品が多く安心だから。
また、マタニティブライダルインナーは、お腹まわりの大きさにあわせて自在にフィットするよう、レースアップで作られているものが多いのも特徴です。
マタニティ用ブライダルインナーは、レンタル?購入?
マタニティウェディングドレスをレンタルするなら、インナーも同じドレスショップで借りられる場合も。
ただしブライダルインナーは肌に直接つける下着なので、基本的には購入をオススメします。妊娠中は特にお肌が敏感になりやすいので要注意!
また、妊婦さんは一人一人で体型も全く違います。サイズが合わないと当日のストレスになりかねません。
楽天やAmazonなど、通販で購入しても大丈夫?
下着以外の服では、通販で購入後試着して合わなかった場合に返品OKというシステムが増えていますよね。
しかし、下着通販の場合は試着後の返品は受け付けないのが通例です。
一部の良心的なネットショップでは返品対応しているところもありますが、ショーツやストッキングなどはやはり返品不可となっているので、サイズが合わないリスクを考えると通販はあまりオススメできません。
マタニティブライダルインナーは、試着して購入がオススメ
ブライダルインナーを扱うお店へ行けば、試着用のサンプルを常備しているので好きなだけ試着できます。身体の締め付けの感覚や、肌触りなどを確認しましょう。
豊富な知識をもった店員さんが、妊婦さんの悩みに応じて詳しくアドバイスしてくれるのも実店舗のメリット!
マタニティブライダルインナーにかぎっては、通販より実店舗で購入するのがおすすめです。
マタニティ用ブライダルインナーの料金相場
マタニティブライダルインナーを購入する場合の費用相場はこの通り。
- ビスチェ:15,000~20,000円
- ウエストニッパー:10,000円前後
- ロングガードル:8,000円~10,000円
ネット通販の場合はもっと安く購入できますが、普段の下着の値段くらべるとずいぶん高いですよね。
「下着はドレスと違い他人に見せるものじゃないから、できるだけ安い物で済ませたい」と考えたくなるのも無理はありません。
ましてや“マタニティ用”なんて、出産後は使えないし、たった1日のために数万円も払うのはもったいないと感じますよね。
そんな花嫁さんにオススメなのは、マタニティ用ブライダルインナーを、出産後も使えるインナーにリフォームすること。
もちろん対応できないメーカーもありますが、ブライダルインナーもコスパを考えて選んでみては?
妊婦さんにもおすすめ!ブライダルインナーブランド
ここからはおすすめのブライダルインナーブランドをご紹介します。
KEA工房
妊婦さんでもストレスなく身に着けられるインナーが魅力的な、KEA工房。特に、サイズ調整可能なブライダルインナーや、出産後にリフォーム可能なガードルがオススメです。
東京(銀座)、神奈川(横浜)、埼玉(大宮)の3店舗のみですが、プロのフィッターがていねいに試着のアドバイスをしてくれますよ。
ワコール
日本を代表する下着メーカー、ワコール。ブライダルインナーも豊富に取り揃えており、マタニティ専用タイプもシンプルで上品なデザインのものが選べます。
有名ブランドだけあって、ここで選べば間違いない!と考える花嫁さんも多いよう。
トリンプ
1886年創業の女性用下着メーカーであるトリンプは、老舗なだけあって商品も高級ラインが充実しています。
マタニティ用のブライダルインナーもワコールより「おしゃれ重視」という印象。妊娠初期でまだお腹まわりが大きくなっていない妊婦さんにおすすめです。
C'EST MOI(セモア)
ブライダルインナー専門ブランドとして高い人気を誇るセモア。人間工学を取り入れ、「いかにドレスを美しく着こなすか」を目標に下着開発に取り組んでいます。
セモアは、日本のマタニティ関連製品の老舗、明治35年創業の犬印本舗とコラボしたマタニティブライダルインナーを製造・販売しています。
日本人の体型にフィットする最高品質のブライダルインナーです。
まとめ
- マタニティブライダルインナーは妊婦さん専用デザイン。
- 妊娠5ヶ月以降のマタニティウェディングにオススメ
- 「ドレスを着こなすための体型補正」よりも「お腹まわりを守る目的」。
- 基本のデザインはビスチェ。妊娠週数にあわせたデザインをチョイスすれば間違いなし!
- マタニティブライダルインナーの料金相場は、8,000円~20,000円くらい
- 出産後でも使えるようにリフォームできるマタニティブライダルインナーもある
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