ウェディングベールの選び方。長さ・式場・デザイン別解説!
人生の一大イベントである結婚式。頭のてっぺんから足の爪先に至るまで、満足のいくコーディネートで臨みたいですよね。
ウェディングドレスはもちろん、顔周りを彩るウェディングベールにもこだわりたいものです。
- 定番のフェイスアップベール
- 縁取りの刺繍が可愛いマリアベール
- 珍しい形のジュリエットベール
- シルエットが個性的なバルーンベール
など、多様な種類のウェディングベールの特徴や、選ぶ際に役立つ情報を解説します。
この記事のポイント!- ウェディングベールの種類が分かる
- ドレスのデザインや、会場に合ったベールの選び方
- 実際にレンタルする際の流れ、相場価格
ウェディングベールの長さの選び方
ウェディングベールの長さは、3タイプに分けられます。
式場の雰囲気と広さ、ウェディングドレスのデザインとの相性をみて、長さを選ぶのが基本です。
ロングベール
ドレスの裾よりも長いのが、ロングベール。
何センチ、何メートルから「ロングベール」と呼ぶかは、ドレスショップによって多少差はあるものの、後頭部からベールの先端までで2m~3mほどが目安。
ドレスの裾よりも長いベールを選ぶのがオススメです。
ロングベールがオススメなのは、広くてバージンロードが長い教会(チャペル)や、大聖堂での挙式。
かつてベールは長いほど格式が高いとされていたので、厳格な会場にはロングベールがふさわしいのです。
荘厳な雰囲気の中、全身をベールに覆われ、裾を引きながら長いヴァージンロードを歩く姿は、今も昔も花嫁さんが一番輝く瞬間ですね♪
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ミドル(ミディアム)ベール
腰からお尻あたりまでを覆う、ミディアム(ミドル)ベール。
トレーンの裾部分に装飾があるデザインのウェディングドレスなら、ミドルベールを合わせるのがバランスがよくてオススメ。
ただし、ウエストにリボンなどの装飾があるドレスに合わせる際は要注意。
ベールが総レースだったり、パイピングなどがあると、ドレスの装飾と重なってデザインが喧嘩してしまうかも。
ドレスとベールの裾が重なる部分の装飾を考えて選ぶのがいいでしょう。
また教会式からガーデンウェディングまで、いろんな会場に合わせやすいのがミドルベールの特徴。
カジュアルすぎないので、チャペルの広さや雰囲気に合わせて、お好みで選んでみましょう。
教会式だけどヴァージンロードが短い…という場合は、ロングベールではなくてミドルベールがオススメです。
ショートベール
二の腕が隠れる丈の、ショートベール。
ロングやミディアムに比べて、カジュアルでかわいらしい印象になります。
ミディアムベールと同様に、ドレスの装飾との相性に注意!
ショートベールの場合は、首~肩回りに目線を惹くようなデザインのウェディングドレスには、合わせないほうがいいでしょう。
一方腰部分に大きなリボンが付いているようなドレスであれば、シンプルなショートベールを合わせることで、リボンとベールが喧嘩しないのでオススメ!
またガーデンウェディングやリゾートウェディングなど屋外での挙式なら、風でなびいても邪魔にならないショート丈のベールがオススメです。
その他、レストランウェディングなどのアットホームなシーンにおいても、軽快なショートベールがぴったり。
一方、広い教会や大聖堂では、こぢんまりしてしまうのであまりオススメできません。
ウェディングベールの種類は?デザインの選び方
ウェディングベールの選び方は、ドレスとの統一感を考えてトータルコーディネートをするのが基本。
たとえば、ドレスが純白なら純白を、オフホワイトならオフホワイトを…といった具合に、色を揃えるのがいいでしょう。
1.結婚式の定番「フェイスアップベール」
結婚式のベールと聞いて、誓いのキスの前、新郎の手によって新婦の顔にかかったベールが上げられる場面を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
あのような顔を隠すタイプのベールをフェイスアップベールといいます。
頭頂部でコームを起点に前後へ折り返し、前方部分が顔の前へ、後方部分が後頭部から背中にかけて垂れ下がる形状になっています。
式の直前に母親の手によってベールを降ろされる感動的な演出、ベールダウンの儀式を行いたい方には、フェイスアップベールがオススメです。
ドレス自体の装飾が目立つものには、シンプルなフェイスアップベールを合わせることで、ドレスの魅力を十二分に引き立てることができます。
金糸をあしらったきらびやかなドレスには、同じく金糸の刺繍や縁取りが施されたベールを合わせることによってトーンが統一されるでしょう。
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2.横顔を沿う刺繍が可愛い「マリアベール」
絵画等でベールを掛けた聖母マリアの姿を見たことがありませんか?
あのベールに似た形状をしているのが、マリアベール。聖母マリアが名前の由来だと言われています。
こちらは顔を隠さない作りになっており、楕円形のベールを、頭の上からすっぽりと被せるようにして身に付けます。
ベールは顔の輪郭を沿うようにして垂れるので、縁に施された刺繍がちょうど頬の横に当たり、横顔を華やかにします。
マリアベールやジュリエットベールは、ベール自体の装飾の可愛さが魅力なので、シンプルなドレスとの相性がいいですね。
シンプルなラインのドレスをより豪華に引き立てます。
3.アンティークな雰囲気「ジュリエットベール」
ジュリエットキャップベールとも呼ばれるこのベールは、キャップのように後頭部をぴったりと覆うかたちが個性的。
フランコ・ゼフィレッリ監督の「ロミオとジュリエット」の劇中でも、ジュリエットを演じたオリビア・ハッセーが同様のベールを被っているんですよ。
マリアベールと同様に、縁には花柄の刺繍などの装飾が施されているものが多く、その装飾が頭の周囲を囲む位置にくるので、ベール自体にとてもインパクトがあります。
シンプルなウェディングドレスとのコーディネートですっきりした印象に。
レトロ感のあるジュリエットベールは、シンプルでアンティークな雰囲気のドレスにマッチするでしょう。
4.ふわふわでファンタジック「バルーンベール」
フェイスアップベールよりも、ボリューム感のあるシルエットが特徴のバルーンベールは、その名の示す通り空に浮かぶ風船のような、ファンシーな印象を与えます。
ショート丈のものが一般的で、顔周りや上半身をふんわりと包むことで、絵本の中の少女のような雰囲気を演出するのに効果的です。
また、これをロング丈のベールと重ね合わせることで、花嫁の体全体を優しく覆う「三段ベール」のスタイルにすることも。
三段ベールと言えば、Vera Wang(ヴェラウォン)のベールにあこがれをもつ花嫁さんも多いと思いますが、ガーリーな印象のバルーンベールと比べて、より大人びた幻想性を表現できるでしょう。
バルーンベールは上半身にかなりボリュームが出るため、シンプルなAラインのドレスなら、もたつきがなく比較的すっきりとした印象に。
反対に、ところんボリューミーにプリンセスラインのドレスと合わせて、全身ふわふわコーデにすれば、かわいらしい印象に。
ウェディングベールのレンタル料金は約3,000円〜20,000円ほど
ウェディングベールは、ドレスを手配したショップで揃えるのが一般的です。
ドレスショップでは、自身の好みや使用する式場などの条件をふまえて店員の方と相談し、自分にとってベストなドレスを選びましょう。
ドレスが決定したら、ベールやティアラなどのヘッドドレス、ネックレスなどの小物を合わせていきます。
お店によって、ドレスのレンタルと小物のレンタル料金がセットになっている場合もあれば、別途料金のかかるお店もあります。
ベールのみに限っていえば、ショートベールであれば約3,000円からレンタルすることが可能で、ロング丈だと5,000円から20,000円前後を想定しておくといいでしょう。
まとめ
- ベールは長さごとにロング、ミドル、ショートの3種類
- 挙式会場やドレスの装飾にあわせて選ぼう!
- デザイン性の高いベールはシンプルなドレスとの相性◎
- ベールの丈は長いほどフォーマルな印象
- レンタル料金は、3,000円~が相場。長さやデザインで異なる。
ウェディングベールには、長さやデザインによってさまざまなスタイルがあることが分かりました。
自分の着用するドレス、使用する式場を踏まえて、あなたの結婚式にぴったりのものを選びましょう。