海外挙式の費用は意外と安い!?内訳や節約ポイントを紹介
海外挙式は、プランやコースの選び方を工夫すれば、国内挙式よりずっと安く式を挙げることもできます。
ただ、海外挙式のほうが国内挙式よりお得だという話をすぐには信じることができない人も多いのでは…?
そこで、今回は海外挙式の相場や費用の内訳、国内挙式より負担が少なくなる理由、人気エリアで挙式するなら平均いくらかかるのか?といったお得情報をご紹介します。
この記事のポイント!
- 挙式費用を節約したい・海外挙式に興味があるカップル向け
- 海外挙式の意外な安さやその理由がわかる
- 人気エリアで挙式をするためにかかる費用の目安も学べる
海外挙式は国内挙式の4割以下!?結婚式の費用相場と負担の大きさを比べてみた
「ゼクシィ 海外ウエディング調査2017調べ」によると、2016年に実際に海外挙式をした人たちが使った金額の平均は、旅費と披露宴の費用を合わせて「199.3万円」でした。
一方、「ゼクシィ 結婚トレンド調査2017調べ」(同調査の国内版)によると、国内挙式の費用相場は「354.8万円」となっています。
平均だけを比べてみても、海外挙式が国内挙式の4割以下にまで抑えられているのがわかりますね!
どうして国内挙式よりも相場が安いのか、内訳とその理由を見ていきましょう。
海外挙式は、親族(親、兄弟、家族)やゲストを少なくして節約可能
海外挙式の相場である約200万円のうち、挙式自体にかかる費用(※)はだいたい半分の100万円くらい。もう半分は航空券やホテルなどの旅費です。
先ほどご紹介した国内挙式の費用相場(約350万円)は挙式費用の総額なので、これだけで海外挙式とは約200万円以上も金額に違いが出ることに…!
(※)挙式費用の内訳:会場の使用料、衣装、小物、ヘアメイクにエステ、ブーケ、写真やビデオ撮影のオプション、関係者への謝礼など
国内挙式の金額が海外挙式より高くなってしまうのは、招待客が多いのがひとつの理由。
国内挙式の場合、平均して70人ほど招待客を呼びますが、大きな会場は使用料も高いですし、人数を集める以上中途半端な内容にはできませんよね。
料理やドリンク、結婚披露宴の会場利用料等、ペーパーアイテムなどの費用が、海外挙式よりも高額になりがちなんです。
つまり、引き出物や料理等の「おもてなし費用」にお金をかけるケースが非常に多いのです。
しかし、海外挙式なら親族や新郎新婦の2人だけで式を挙げることも可能。
交通費の負担は半額程度を目安にすればそれほど大きくなりませんし、列席者の数が少なければ会場も小さい場所で済みます。
また、金銭面のメリットだけでなく、会場が物理的に遠い場所になるので、友人や親族、職場の人など「そこまで仲の良くない人を結婚式に呼ぶのもなあ…」と感じている場合の逃げ道としても海外挙式は効果的。
パック料金なら、衣装・ドレス・オプションなどの結婚式費用がおトク
国内で式を挙げる場合、基本のプランやコースを決めてからオプションをつけたりグレードを変更したりするので、予算をオーバーしがち。
しかし、海外挙式を利用する場合、多くの人がプロデュース会社や旅行会社が企画するツアーやパックを利用します。
こうした企画ツアーは、現地への渡航費や式場の利用料、ドレスのレンタル料金などがコミコミになっていて、少しお得な金額で海外挙式ができるように設定されていたりするんです。
ちなみに、先程の調査によると、海外挙式にかかる費用113.6万円のうち、新郎新婦の衣装代は平均「41.5万円」。
一方国内だと、新郎新婦の合計で平均「59.1万円」。
ウェディングドレスやタキシードを持ち込みにするか、現地のものをレンタルするかはお好みですが、じつは新婦のドレス代は国内でも海外でもほとんど変わらず30万円から40万円クラスのものが選ばれています。
「海外挙式だからドレスのグレードが下がる」といった心配はしないで大丈夫でしょう。(サイズが心配なこともありますが…)
国内挙式の場合、新郎がタキシード等をレンタルする費用が高く、それが金額の差に反映されています。
ハワイ・グアム・バリなどの人気リゾートで、新婚旅行を兼ねた海外挙式に
海外挙式のお得さを考える上で忘れてはならないのが、新婚旅行の費用です。
海外挙式の旅行費用相場は、新郎新婦の2人分で「76.7万円」。
国内挙式の場合は、挙式費用の354.8万円とは別に新婚旅行に行くのがほとんど。
新婚旅行もかねて海外挙式にするというカップルも多いんですよ。
「仕事が忙しくてあまり休みも取れないし、結婚準備も新婚旅行準備も大変…」というカップルは、挙式と新婚旅行を一緒にすれば、お得に無理せず思い出作りができるでしょう。
チップ・お土産・ショッピング・食事代など滞在費は別途必要
海外挙式をする場合、チップやお土産代、現地でのショッピング費用がかかります。
ただ、調査によると、海外挙式のお土産費用の平均は「8.1万円」で、ショッピングの費用目安は「16.4万円」でした。
最初から買い物目的で挙式の場所を決めるのでもない限り、これらの費用が膨らみすぎることはないでしょう。
ちなみに、ホテルや飲食店でサービスを受けた際、チップは代金の15%程度を目安に渡すようです。
海外だからといってすべてのサービスにチップが必要なわけではなく、最初からチップ込みの価格でサービスを提供しているレストラン等もあるので、あまり気にする必要はありません。
海外挙式の費用を、もっと節約する4つのポイント!
1. 手配会社や旅行会社の基本プランだけで済ませる
海外挙式のプロデュース会社や旅行代理店の基本プランには、海外挙式に必要最低限な各種のレンタル費用が原則すべて込みになっています。
そのため、ドレスやブーケなどをパッケージプランの選択肢の中から選べば、余計な費用はかかりません。
プラン内からだと気に入ったものが無いのでは…?と心配なカップルは、日本からの持ち込みも検討してみて。
たとえば、ウェディングフォトにこだわりたいカップルは、フォトプロップスなどの小物を手作りして持っていけば、小物のレンタル費用も節約できますよ。
プランニング会社に、持ち込み可能かどうかの確認をしてみましょう。
2. 相見積もりでよりお得なプランを探す
海外挙式のプランはほとんど割引がきかないので、いかに自分たちにとって必要な内容が入った基本プランを見つけるかが重要です。
気になるプランがあったら積極的に相見積もりを取り、少しでもお得な条件で契約しましょう。
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3. 帰国後パーティをするなら、ドレスはレンタルより購入がオススメ!
帰国後にお披露目パーティを行うといった予定を立てているなら、ドレスの購入もオススメです。
海外挙式用と国内での披露宴用、と分けると、2回のレンタル費用がかかってしまいます。
ウェディングドレスの購入は高いのでは?と思っている花嫁さんは、2回のレンタル費用と1着の購入費用をくらべてみて。
複数のデザインから選べるセミオーダータイプのウェディングドレスなら、10万円ほどで購入できるドレスショップもありますよ。
お気に入りのデザインで、自分の体型に合ったものを国内でじっくり探せるのもオススメする理由のひとつ。
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4. オフシーズンを狙って飛行機代をお得に!
ハワイやグアムなどの人気リゾート地での海外挙式も、オフシーズンなら安く航空券を購入できます。
飛行機のチケット料金は予定が1日ずれるだけで金額が変わってくるので、節約するなら大型連休や祝日を外したオフシーズンを狙いましょう。
みんなはどこで海外挙式を挙げているの?人気エリアの旅行費用目安
各エリアへの旅行費用の目安をまとめました。(挙式費用は別)
※シーズンや旅行日数などによって異なります
ハワイへの旅行費用は80万円前後
ハワイの場合、旅行費用は80万円前後となります。
ゼクシィの調査によると、海外挙式をした人の「67%」がハワイを選んでいます。
一年を通して温暖で、オフシーズンでもきれいな景色やショッピング、スポーツ等を楽しめるため非常に人気です。
グアムへの旅行費用は宿泊費と合わせて40万円ほど
ハワイに続いて人気なのがグアム。
日本に比べると物価が安いこともあり、旅費と宿泊費の平均は40万円ほど。
ハワイやヨーロッパに比べるとかなりお安く挙式できます。
アジアリゾートへの旅行費用は約60万円
グアム以外のサイパンやバリ島、モルディブなど、アジア周辺のリゾート地の場合、費用の目安は約60万円です。
ヨーロッパへの旅行費用は90万円前後
大英博物館のあるイギリス、エッフェル塔や凱旋門のあるフランス、地中海沿いのギリシャやイタリアなどのヨーロッパはロマンチックな雰囲気が人気。
日本から距離が離れているため航空券費用が高額になり、平均でも90万円前後かかります。
ヨーロッパ挙式の場合は、会場の使用料も高額になる場合も多く、ゲストも招待すると国内挙式以上の金額になります。
費用を節約するなら、2人だけの海外挙式にするのもロマンチックでオススメです。
アメリカへの旅行費用は30万円〜50万円
アメリカの場合、旅行費用は30万円から50万円ほど。
便が多いため、シンプルなプランにすれば旅費を節約できるでしょう。
まとめ
- 招待客が少ないなら、ハネムーンも兼ねられる海外挙式がおすすめ
- 国内挙式の相場は300~400万円、海外挙式なら現地への旅費も合わせて約200万円
- オプションをつけずに基本プランの範囲内でおさめるのが節約のポイント
- オフシーズンを選べば人気のハワイ挙式もお得に
海外挙式に必要な費用の内訳や、節約ポイントをご紹介しました。
国内挙式と海外挙式で迷っている方は、費用や呼びたいゲストの人数を考えて、後悔しない選択をしてくださいね。
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