結婚式場見学の前に!ふたりで準備しておくことを元プランナーが解説
プロポーズを受け結婚が決まり、次は結婚式の会場探し…と漠然と考えている方は案外多いです。
しかし、何も決まっていないまま式場見学をスタートしてしまうと、式場迷子になってしまう可能性も捨てきれません。
今回は、式場見学を始める前に準備しておくことなどを元プランナーである筆者が実体験をもとに解説していきます。
何も決まってないのはNG!式場見学の前に決めておくこと
式場見学を始める前に、これから紹介する項目を事前準備として相談しておきましょう。
ブライダルフェアや相談会などで、ウェディングプランナーと交渉しやすくなりますよ。
ゲストは何人呼ぶ?
披露宴に招待したいゲストの、おおよその人数をしっかり話し合っておきましょう。
式場では、披露宴会場に定員を設けていることがほとんどです。
ゲストの人数を考えておかないと、気に入った会場があっても申し込めない場合もあるため、おおよそでかまわないのでゲストの人数を考えておきましょう。
いつ結婚式する?曜日や時間帯は?時期と日取り
トップシーズンと呼ばれる10月や11月は、1年以上も前から予約が入っていることも多いです。
人気の式場の中には2年後の予約が入ることも!
そのため、だいたい○月くらいに結婚式をしたい、曜日は土曜日のお昼間がいいなど、おおよその時期の希望を決めておきましょう。
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結婚式で譲れないこだわりってなんだろう?
10組のカップルがいれば、結婚式に希望しているこだわりも10のパターンがあります。
たとえば以下のようなことが考えられます。
- 駅から近い場所が良い
- 遠方のゲストが多いので、宿泊に対応しているほうがいい
- 希望のウェディングドレス(もしくは、着物)があるので、それを絶対着たい!
どんなこだわりが「譲れないのか」を考えておくと、式場探しをスタートしていく上で希望の会場を絞り込みやすくなります。
また、「ウェディングドレスを持ち込みたいが、持ち込み料をサービスしてくれたら申し込む」など、会場を決める前の交渉にも役立つ材料にできることも!
ブライダルフェアなど、会場を見学するときに見るポイントも変わってきますので、「譲れないこだわり」を少し考えてみて下さいね。
結婚式にだいたいどのくらいの予算をかけられる?
新郎新婦ふたりの貯蓄から結婚式の費用を捻出することもあれば、親御さまからの援助を受けられることもあるでしょう。
そのため、どのくらいの予算で結婚式を開催したい(もしくはできる)のかを考えておくことは大切です。
また結婚することにより、必要となる品物も多く、結婚にはお金がかかります。
結婚式だけでなく、新居に必要な費用や新婚旅行への費用など、全てに対しての予算を考えた上で、いくらくらいなら結婚式に充てられるかを考えていかれると良いかと思います。
ブライダルフェアと式場見学、相談会って何が違うの?
卒花嫁さま皆さんが体験された、会場を決定するまでに希望のホテルや結婚式場などを見学に行くことを「式場見学」と言います。
式場見学の中には、「ブライダルフェア」と「相談会」のパターンを用意していることが多く、どちらに参加すべきか悩む方も多かと思います。
それぞれの違いをご紹介していきましょう。
ブライダルフェア
ブライダルフェアは、ほとんどのホテルや結婚式場で土日や祝日に開催される、式場見学者向けの体験型イベントです。
ブライダルフェアの大きなポイントは、「体験型」にあります。
たとえば以下のように、さまざまなイベントを開催しています。
- 結婚式の食事の一部(もしくは全て)を試食できる試食会付きフェア
- ウェディングドレスの試着体験ができるフェア
- 結婚式本番の披露宴会場を見学できる本番直前フェア
- キリスト教式や人前式など、模擬挙式に参列できるフェア
こういった体験型のフェアに参加することで、希望している会場同士を比較できますね。
試食会や試着会を体験すれば、結婚式への気持ちもぐんと高まるため、おすすめです。
相談会
相談会は、ブライダルフェアの後そのまま行うこともあれば、平日など時間があるときに設定している事もあります。
結婚式場の多くは、平日に結婚式がないため、「ブライダル相談会」という名目で会場を公開していることもありますね。
どのタイミングであっても、相談会では、文字の通り結婚式の内容を具体的な相談が可能。
- 見積もりの提示
- 持ち込みの確認
- ゲスト数に応じた会場の空き状況
- 希望の日にち相談
など、気になることをどんどん質問していきましょう。
編集部のポイント!
式場見学&ブライダルフェアの予約は、特典を上手に使うべし!
式場見学は予約が必要です。結婚情報サイトや雑誌から予約ができますが、このとき注意したいのが、「特典」について!
いくつかの条件を満たすだけで、キャッシュバックや値引きがあるんです。活用しないわけにはいきませんね。
特典の詳細は下の記事で細かく解説・比較をしています。ぜひチェックしてくださいね
式場見学に行く前に!心得るべきチェックポイント
招待客の人数や希望の日取りを大体決めたら、式場を選んで見学の予約をいれます。
実際に見学に行く前に、知っておくとちょっと得するかもしれない、見学のポイントをご紹介します。
1日にいくつもの会場を見に行かない(はしごしない)
早く結婚式を開催する会場を決めたい気持ちは、何もおかしな事ではありません。
しかし、1日に何軒も見学に行くことはやめましょう。
会場を見学し、ひととおり結婚式の相談まで済ませることを考えると、所要時間は少なく見積もっても2時間程度です。
中には、半日以上滞在してしまうことも少なくありません。
移動時間や気持ちの整理時間などを考慮し、1日に2つ程度の会場を見学するスケジュールが望ましいです。
一軒目での当日成約は控えた方が無難
初めて見学する会場は、何もかもが新鮮で「私たちにはここしかない!」とテンションが上がる方は本当に多いです。
しかし、いったん冷静になって考え直すことも重要です。
ウェディングプランナーの巧みな営業に惑わされず、当日成約は控えた方が良いでしょう。
あとから気になる式場がでてきても、契約してしまうと後戻りができません。
どうしても気になる場合は、仮予約などの制度を用意している会場も多いため、利用されるといいですね。
また、「当日成約なら○円割引」など特典があることも多いです。
この当日成約割引は嘘だとは言い切れませんが、後日の成約であっても割引を受けられることもあります。
しっかり交渉していくことをおすすめします。
デート感覚でOKでも、服装には注意して
土日のブライダルフェアに参加する場合、本番の結婚式も開催されていることも考えられます。
デート感覚くらいの心持ちでブライダルフェアに参加することは問題ありませんが、ある程度服装には気をつけることが望ましいです。
ドレスアップまでしなくてもOKなので記念日にレストランで食事するなら…というファッションがおすすめです。
元ウェディングプランナー直伝!式場見学で見るべきポイント&聞くこと
はじめての式場見学は、みるものすべてが珍しく、気分は一気にブライダルモード!
でも理想の結婚式をあげるためには、冷静になって会場をチェックする必要があります。
ここは見るべき!聞いておくべき!というポイントをご紹介します。
パンフレットやHPの雰囲気と、実際の会場はイメージ通り?
パンフレットやHPに掲載されている写真の多くは、掲載用に撮影し加工などを施していることも、少なからずあります。
そのため、実際の会場を見学したとき、「イメージと違う」と思ってしまうこともあるでしょう。
そのイメージの差は、ご自身の中で許せる範囲なのかどうかをチェックされるといいですね。
結婚式の希望・こだわりが叶えられるのかどうか
- ガーデンからの入場がしたい
- バージンロードは車いすの父を押して入場したい
- 友人のカメラマンに撮影をお願いしたい
- ウェディングドレスの持ち込みをしたい
- 引出物の持ち込みをしたい
など、すでに結婚式に希望を明確に決めている場合は、その希望がかなうかどうかを確認しましょう。
イレギュラーな希望の場合、申込前の許可(交渉)でない限り、叶えられない可能性もあるため、とても重要な交渉だといえますね。
プランナーさんの人柄もチェックして!
結婚式のプランナーさんは、短くても4ヶ月、長ければ1年以上お付き合いをしていく方です。
また結婚式という、デリケートな話を深堀して話し合っていくパートナーになり、信頼できる人である必要があります。
ブライダルフェアなどで会話をし、「この人なら信頼できるな」と思えるかどうかはとても重要です。
会話の節々で、プランナーさんの人柄もじっくりチェックすることをおすすめします。
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式場見学の準備あるある!新郎新婦のよくある質問集
ウェディングプランナーとして勤務している時に、式場見学を始めた方から受けた質問を少しご紹介いたします。
式場探しはいつから始めるの?
多くの方は、結婚式を挙げたいと思っている日付の半年〜1年前から、結婚式場探しを開始されていました。
日付にこだわりがある方は、2年以上先の日程を押さえられることもありましたね。
一方、授かり婚など「急いで結婚式をしたい」という希望がある場合、1カ月後の予約ということも少なくありませんでした。
時期が決まっているわけではないので、新郎新婦さまのこだわりに応じてスタートすれば問題ありません。
婚約前やプロポーズされていなくても参加できる?
はい。可能です。
実際、「まだ結婚は決まっていないけど、結婚するならどんなかんじなのかな?」というデートの延長でブライダルフェアにご参加なさる方は多くいらっしゃいました。
本番さながらの雰囲気を体験することで「フェアで結婚式のイメージがついたのか、彼がポロポーズしてくれました!」という喜びの声を耳にしたこともあります。
ブライダルフェアが結婚の後押しになることもあるため、婚約前での参加は何の問題もありません。
ブライダルフェアに必要なものや持ち物は?
見学後には会場のパンフレットや相談会で使用した資料を持ち帰っていただくため、資料などを入れられる大きめのトートバックなどがあると良いかと思います。
日程などのスケジュールは会場側が用意していますし、必要に応じてメモや筆記用具も準備しているため、筆記用具なども必ず持参された方が良いわけではありません。
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まとめ
- 式場見学前に「ゲスト数」「日取り」「譲れないこだわり」を考えてみて
- 式場見学には、ブライダルフェアと相談会がある
- 1日に見学する会場は2軒程度がおすすめ
- 事前に決めた「譲れないこだわり」がかなうのか、契約前の交渉を!
- 式場見学では、プランナーの人柄もチェックして
- 婚約前でも式場見学はもちろんOK
式場見学について、どのような見学方法があるのか、どんな事前準備が必要かなどをまとめてご紹介しました。
気になる会場を全て回る方法も良いですが、式場見学前にパンフレットなどを取り寄せ、下調べをした上で見学に出向くこともおすすめですよ!
一生に一回の結婚式ですから、思い残すことなく式場見学も楽しんでいただくことがベストです。
事前準備を進め、悔いの残らない式場探しにされてくださいね!