洋髪もOK!和装に似合う花嫁の髪型は?キホンを解説
一生に一度の結婚式。最高の晴れ舞台を飾るのにふさわしい衣装で臨みたいと思うのは、女性ならば当たり前のこと。
「式は和装、披露宴でドレスにお色直し」などドレスも着物もどっちも着る!とうい花嫁さん、髪型はどうしますか?
白無垢、色打掛、ウエディングドレスと合わせて花嫁さんの髪型は印象を左右する大切な要素。
晴れの日を最高におしゃれに演出する、花嫁さんのヘアスタイルの作り方をご紹介します。
この記事のポイント!- 花嫁さんの日本髪がどんなものか知りたい人向け
- 和装にも洋装にも似合う髪型が知りたい人向け
- 和装×洋髪で気を付けたいことがわかる
- 和装もドレスも合うロングヘアとショートヘア解説
和装にも洋装(ドレス)にも似合う髪型は?
挙式は和装だけど、披露宴はドレスという方は多いもの。
その場合ネックになるのがお色直しにかかる時間。ヘアスタイルのチェンジには時間がかかります。
列席してくださったゲストを待たせたくないですよね…。
そんな方におすすめなのが、和装にも洋装にも合う髪型にすること。
昔は「和装の花嫁さんにはコレ」というヘアスタイルがありましたが、現在では和装でも髪型の種類はたくさん!
白無垢や色打掛でも洋髪を選ぶ花嫁さんは多いんですよ♪
和装で洋髪スタイルにする際、2つのおすすめポイントをご紹介します。
1.アップスタイルで、すっきりした襟足を見せる
お着物の華やかな柄とともに、襟元や襟足のラインを際立たせることが和装を美しく見せるポイントです。
和装独特のラインを隠してしまわないアップスタイルにしましょう。
この時、えりあしやフェイスラインのうぶ毛は必ずシェービングをしておくのがオススメ!
特に、えりあしのシェービングは自分では難しいので、ブライダルシェービングサロンや理容店でプロにおまかせしたほうがいいでしょう。
こちらもオススメ! 結婚式の和装でブライダルシェービングをしたほうがいい理由|うる肌シェービング
2.髪飾りで、挙式と披露宴の印象をチェンジ!
和装では洋装で身につけるようなアクセサリーは合わないとされています。
ブレスレットやネックレスではなく、髪飾り(ヘッドドレス)で変化を楽しみましょう。
ヘアアクセサリーを変えることで洋装にお色直ししても印象がガラリと変わります。時短もできて一石二鳥の方法ですよ。
和装×洋髪ヘアスタイルの楽しみ方5選!
花嫁さんの洋髪ヘアスタイルはまさに百花繚乱。
幸せな花嫁さんのセンスの良さを披露する絶好の機会です。
和装で洋髪ヘアにチャレンジしたい!という花嫁さんへ、5つのヘアスタイルアイディアをご紹介します♪
1.ロングならでは!ボリュームのあるアップスタイル
セミロングやロングの方に人気があるのがアップスタイル。花嫁さんの王道です。
きっちりまとめると清楚に、毛先を遊ばしたスタイルにすると華やかな印象になります。ドレスとのバランスを考えてスタイルを決めましょう。
長い髪が自慢という方は、長さを強調したボリューミーなヘアスタイルにするのもいいでしょう。
コツはふわふわ感を出しながら、髪自体の広がりを抑えたスタイルにすること。
頭でっかちにならずに、上品な雰囲気を作ることができます。
2. ショートヘアやボブなら、ダウンスタイル×髪飾り
ショートやボブだからアップできないと悩んでいませんか?
髪が短いからこそできるダウンスタイルで、かわいらしい印象の花嫁さんになりましょう。
ふんわりカールをして髪に花冠などのヘッドドレスをプラスすれば、清楚で華やかな印象に。
3. ロングだけじゃない!編み込みヘアで、自分らしさを演出
編み込みヘアも花嫁さんの人気スタイル。
サイドだけ、前髪だけなど、ロングヘア以外の花嫁さんも編み込みに挑戦できますよ♪
ゆるめの編み込みにし、ヘアアクセサリーにこだわって自分らしさをスタイリングしてみましょう。
4. 生花は華やかさと清楚さを同時に演出
造花ではなく本物のお花を使ったヘッドドレスも素敵です。
作り物の髪飾りよりもナチュラルで、花のもつ自然の華やかさを演出できますよ。
花の種類や大きさを工夫すれば、自分だけのオリジナルデザインの髪飾りに。ヘアメイクさんとよく相談して髪型を決めてくださいね。
もちろん、事前に生花を使いたいということはメイクさんに伝えて、ヘアメイクリハーサルも欠かさずに!
5. 人気のシニヨンで、フェミニンな印象に
シニヨンとは、低めの位置でゆるくお団子をするヘアスタイル。
和装にも似合いますし、レストランウェディングなどカジュアルな披露宴にも華やかさを演出できます。
お団子の周辺にはお花を散りばめて。ガーリーで女性らしい印象を作ることができますよ♪
「丸顔だからアップスタイルは似合わない…」という花嫁さんも、シニヨンヘアのゆるお団子で、後れ毛を出せば輪郭を隠せるのでオススメ♪
和装のキホン!日本伝統の花嫁かつら「文金高島田」
近年、和装での結婚式が注目を集めています。
花嫁さんの和装と言えば白無垢、打掛などが定番ですが、その華やかさや美しさに負けない髪型の代表が「文金高島田」です。
綿帽子や角隠しを着用する花嫁さんは、やっぱり文金高島田が基本スタイルですね。
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上品で優美な髪形「文金高島田」のかつらスタイル
文金高島田は、江戸時代の武家の女性に好まれた髪型で、未婚の女性を象徴する上品で優美な髪形として人気があった日本の伝統的な髪形です。
自分の髪の毛で結い上げることも可能ですが、最近はかつらを使うのが一般的。
- 頭全体にかぶる「本かつら」
- 自毛との組み合わせる「半かつら」「七分かつら」など
半かつらや七分かつらは、自毛と組み合わせて文金高島田を結い上げていくので、ある程度の長さが必要。
頭上の前髪は13cm、サイドの前髪は15cm以上あるときれいな仕上りになります。
かつら合わせで失敗しない、3つのチェックポイント
「重くて頭痛がした」「肩がこった」など、かつらにまつわるマイナーな話をよく聞きます。
でも最近では軽量化が進んでいますし、フィッティング(かつら合わせ)もできます。
ヘアメイクリハーサルの際に、かぶったときに痛いところや不快感がないかチェックすることが大切。
また全体の印象を見るために、洋服ではなく浴衣など着物に着替えることをおすすめします。
式場にはヘアスタイルを専門とするプロがいます。
プロにバランスをチェックしてもらいながら、花嫁さん本人にしかわからない部分、不快感や痛み、フィット感などを遠慮せず話し、自分に似合うかつらを探しましょう。
1.フェイスラインとバックに浮いているところはない?
文金高島のかつらは、これらのポイントが印象を左右する重要な部分であり、美しいフェイスラインをつくります。
- 両サイドの膨らみ部分である、鬢(びん)
- 髪の毛をまとめた一番高い部分である、髷(まげ)
- 額を形作る前髪
また襟足にあたる後ろ髪、髱(たぼ)は、美しい後ろ姿か左右する大切な部分。
かつらが頭のサイズに合っていない部分は浮いてしまうので、浮いた箇所がないかしっかりチェックしましょう。
2.額にできる正三角形をチェック!
文金高島田のかつらをかぶると、額のかかる髪の毛と眉毛のラインで左右に正三角形ができます。
この幅で印象が大きく違ってくるんです。
広すぎると面長なイメージに、狭すぎるといかにもかつらをかぶっているという印象を与えてしまいます。
しっかりバランスをチェックしましょう。
3.ぶつかるところや不快感はない?時間をかけてチェック
和装挙式の場合、仕度~式~披露宴まで、数時間も文金高島田のかつらをかぶっていることになります。
最初は大丈夫でも時間を経るごとに痛みや不快感が出てきたという例もありますので、かつら合わせでは時間の変化で起こる異変を見ることも必要です。
まとめ
- 文金高島田のかつらは着用感を時間をかけてチェック
- 和装で洋髪ヘアスタイルを選ぶなら、アップスタイルで輪郭をすっきり演出
- 髪飾りで工夫すれば、和装から洋装お色直しで印象が変わる
花嫁衣装とともに強く印象に残るのがヘアスタイルです。
本番で失敗しないように、あらかじめヘアメイクさんに希望を細かく伝えて、ヘアメイクリハーサルは欠かさずに!