授かり婚の結婚準備スケジュール!妊婦ならではの注意点とは?
最近では、赤ちゃんがお腹にいる花嫁さんのマタニティウェディングも珍しいものではなくなりました。
おめでたさ2倍の授かり婚=マタニティウェディングですが、お腹の赤ちゃんとママの体調を考えると、いろいろと気をつけたいこともたくさん。
この記事では、授かり婚ならではの結婚準備の段取り&出産までのスケジュールを解説します。
この記事のポイント!
- マタニティウェディングをするカップル向け
- 授かり婚ならではの挙式準備方法がわかる
- 出産までのスケジュールと注意点がわかる
4組に1組がデキちゃった婚の時代!「授かり婚」とは?
授かり婚とは、妊娠をきっかけに入籍・結婚をすることです。
昔は「デキちゃった婚(デキ婚)」と呼ぶのが一般的でしたが、「できちゃった」という表現がちょっと…。
ということで、もっと幸せ感たっぷりに「授かり婚」「マタニティ婚」「マタニティウェディング」「おめでた婚」などと呼ぶことが多くなりました。
平成22年の厚生労働省の統計では、結婚するカップル全体の25%が「入籍時期と第一子出生時期が妊娠期間より短い」いわゆる、入籍前に子どもを授かっている婚姻です。
なんと、4組に1組が授かり婚という割合ですね。しかも、授かり婚の6割近くが結婚式を挙げる、または挙げる予定なんですよ。
マタニティウェディングに適した時期はいつ?
妊娠が発覚してから結婚式の準備を始めるなら、妊娠5ヶ月~7か月の安定期に結婚式をするのが理想的です。
流産の可能性が下がり、心と体が安定している時期なら結婚式を十分楽しめるでしょう。
まだお腹がそんなに大きくなっていないので、選べるウェディングドレスも多いはず。
結婚準備を進めていたら妊娠が発覚した!という場合でも、妊娠初期~後期まで基本的にはいつでも好きな時に挙式をあげることができます。
お医者さんと相談して、体調の安定している時期にしましょうね。
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授かり婚スケジュールはスピード命!?妊娠発覚から結婚式までの段取り
妊娠が発覚してから、結婚式の準備をはじめるならスピードが大事!
ゆっくりしていると、お腹の赤ちゃんはどんどん成長して、お母さんは思うように動けなくなってしまいます。
動けるうちにしっかり準備を進めましょう。
挙式3ヶ月前にやることリスト
- 式場見学、ブライダルフェアに参加
- 日取りを決めて、式場を予約
- 招待客をリストアップ、電話やLINEなどで出席を打診
- 招待状作成、発送
ブライダルフェアは、なかなか体力が必要です。
あらかじめネットで気になる結婚式場をリサーチしておいて、場所を絞って見学に行くのが効率のいい方法。
プランナーさんには、妊娠中であることを必ず伝えて、授かり婚プランなどがないか確認しましょう!
「120日以内に挙式対象のお客様限定」など、直近で会場の空いている日にちを選ぶと安く挙式ができるプランも。
また、招待状などのペーパーアイテムは手作りすれば節約できるポイント。
手作りするだけの気力と体力がない…という場合は、簡単な手作りキット(印刷込)をネットで注文するのがオススメ。
式場に頼むより安く、簡単に手作りができますよ。
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挙式2ヶ月前にやることリスト
- ウェディングドレスなど衣装の試着、決定
- 引き出物やプチギフトを決定、注文
- 会場装飾、装花、料理、ウェディングケーキなど決定
- 披露宴の式次第・演出を決定
ウェディングドレスは、「結婚式当日が妊娠何ヶ月なのか?」という視点でサイズを選びましょう。
挙式や披露宴のプログラム関係で、プランナーさんとの打ち合わせが必要な時期ですが、なんども行うのは妊婦さんの負担に。
会場装花やケーキなどは、あらかじめ理想のスタイルをリサーチしておいて、画像をプランナーさんと共有しておくと効率的!
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挙式1ヶ月前にやることリスト
- 招待状の返信ハガキの〆切、ゲストの人数を確定
- 席札や席次表などを注文(もしくは、手作り)
- 式場の最終見積り(支払い)
- マタニティエステに行く
マタニティブライダルエステは必須ではありませんが、いそがしい結婚準備の息抜きにもオススメ。
痩身マシンや強力な揉み解しなどの、ダイエットエステは受けられませんが、美肌目的のフェイシャルエステやむくみの改善ケアなどが受けられますよ。
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挙式1週間前にやることリスト
- 式場スタッフや司会者と最終確認(小物は数日前に搬入)
- 衣装の最終確認
- 花嫁の手紙を書く
- スタッフの心付けや、ゲストへのお車代を準備
- ブライダルシェービングを受ける
1週間前には、細かな準備をある程度終わらせておくのが理想的。
花嫁の手紙やウェルカムスピーチなどは、悩んでしまって前日までかけない!というトラブルもあるあるなので、余裕をもって準備をしましょう。
また、妊娠中はうぶ毛が濃くなってしまう、という悩みも。
ウェディングドレスで露出する部分は、妊婦さんと言えどもきちんとシェービングをしておきましょう。
授かり婚ならではの、結婚準備注意点
体調面や段取り等、授かり婚ウェディングでの注意点をご紹介します。
授かり婚プランがある会場がベスト
マタニティウェディングなので、妊婦に優しい会場を選ぶ必要があります。
階段のアップダウンが激しい、挙式会場から披露宴会場まで遠い、披露宴会場からトイレが遠いなどは避けて。
ブライズルームにトイレのある部屋を希望する、会場近くに休憩できるようなスペースをお願いするなど、体調に合わせて、プランナーに希望を出しましょう。
授かり婚専用のウェディングプランを用意している式場なら安心です。
気に入った式場に専用プランが無い場合は、「これまでに妊婦が挙式をあげたことがあるかどうか」を必ず確認を!実績のある式場なら安心です。
プランナーとの打ち合わせはメールやチャット主体に
結婚式の準備では、通常何度も会場に足を運ぶ必要があります。
でも、妊婦さんの場合は打ち合わせもメールやチャットで可能。
会場によっては自宅にプランナーが来てくれる場合もありますよ。
準備不足や体調に不安。周囲の協力が不可欠
妊娠初期はつわりもあり、体調も不安定な花嫁さんをサポートする周囲の協力が不可欠になります。
旦那さんはもちろん、出産経験のある母親はいちばん強い味方!
花嫁さんひとりでなにもかもやろうとせず、家族みんなで結婚準備を進めましょう。
また、ゲストに出産経験のある友人や、マタニティウェディングをやったことのある友人がいると当日も安心です。
時間・費用不足なら、結婚式スタイルの見直しを
出産費用、新居の準備にとなにかと出費もかさみます。その中でのマタニティウェディングは資金的に厳しくなる場合も。
そんな場合は発想を変えて、費用が少なくても思い出に残るものを検討しましょう。
- フォトウェディング(写真だけの結婚式)
- 挙式と記念撮影だけのプラン
- 家族挙式、親族のみの挙式と食事会プラン
- 体調が良ければ、家族だけで国内のリゾート婚
などの工夫もあります。
妊娠周期別!出産までの流れとスケジュール
ここからは、結婚準備だけはなく、妊娠発覚から出産までのスケジュールをご紹介します。
妊娠が判明!妊娠初期(2〜4ヵ月)にすべきこと
- 両親に妊娠と結婚の報告
- 相手の両親に結婚挨拶
- 職場に妊娠の報告
- 婚姻届を出す
- ウェディングプランを決める(授かり婚専用プランなどもアリ!)
- 可能なら、ゲストを決めて招待状を発送する
- 母子手帳をもらう(胎児心音が確認されたら)
妊娠初期は、妊婦さんの体調も心も一番不安定。
もしも両親がデキちゃった婚を反対している場合や、経済的な不安があるなら本当につらい時期ですね。
ストレスや過労は流産の引き金にもなりかねませんから、つわりで動けない時は無理をせずに休むことが大切です。
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安定期の妊娠中期(5〜7ヵ月)にすべきこと
- 安定期の挙式披露宴がもっともベスト!
- お腹を締め付けないマタニティウェアを着用し始める
- トイレが頻繁になったり、かがむ姿勢が苦しくなってくる
- 産院や自治体の母親学級に参加
- 同居を始めるための引越しを予定しているならこの時期に
- 産休育休に備えて仕事の引き継ぎの準備をはじめる
- 妊娠中の新婚旅行(ハネムーン)なら、この時期に!
心身ともに安定する時期。
結婚式の準備と、出産準備を並行して進めましょう。
しかし、安定期といっても体調は人それぞれ。
長時間同じ姿勢で過ごすこと、身体の冷えはお腹の張りを招きます。挙式当日も無理のないスケジュールを組みましょう。
いよいよ出産間近!妊娠後期(8〜10ヵ月)にすべきこと
- この時期の挙式は、体に負担がかかるのでできれば避けたい
- お腹はかなり大きくなり、長時間の同じ姿勢が苦しくなる
- お腹の張りも頻繁になり、バストも大きくなる
- 貧血や腰痛などの不調が出やすい時
- 早産の危険があるので、遠出や無理は控える
- 仕事の産休育休に入る
挙式がこの時期になってしまった場合は、フォトウェディングなど花嫁さんの負担の少ないプランに変更するほうが無難。
会場によっては、8ヵ月以上の妊婦さんの披露宴は引き受けない場合もあります。
飛行機での移動は医師の同行が求められたりしますので、新婚旅行も難しくなってきます。
結婚式をしない派も。マタニティ婚or出産後のパママ婚
予算や準備期間、体調も不安だから、妊娠中の結婚式はあきらめて、出産後に落ち着いてからやろうかな?と迷いますよね。
マタニティ婚と、出産後のパパママ婚のメリットをまとめました。
短期集中準備でも、授かり婚ウェディングを「やってよかった」!
授かり婚は、予定していた時期よりも早く結婚式を挙げるケースがほとんど。
多くのカップルが、予算と準備時期の短さを不安に思っています。
しかし実際は、授かり婚専用プランを利用して、2ヵ月あまりで準備をして妊娠中期に挙式披露宴を行ったカップルもたくさんいます。
「一生に一度のことだから、思い切ってやってよかった」、という声が大多数ですよ。
出産後すぐの結婚式は無理!最低でも半年以降
出産後は、子育てで目が回る忙しさの上に、子育てのための出費もかさみます。
「挙式や披露宴どころではない」状態が当分続くもの。
準備期間や子供のことをことを考えると、最低でも半年後じゃないと難しいでしょう。
ママの体調や周囲の状況が許すならば、結婚式のチャンスは今しかない!と考えてマタニティウェディングを決心したカップルも多いようです。
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パパママ婚は、子供と一緒の演出が楽しめる
出産後、子供がある程度成長してから結婚式をするなら、演出の幅が広がります。
- 子どもがリングピローを運んできてくれる
- 誓いのキスは、パパママから子供へ
- 花嫁の手紙以外にも、子供からパパママへお手紙をよむ など
1歳の誕生日を迎えた時などに、「子供のお披露目」を兼ねて結婚式を挙げるのもオススメ!
まとめ
- 授かり婚ウェディングは妊娠中期(安定期)がベスト
- 3ヶ月前に準備をはじめれば間に合う!
- 授かり婚専門プランがあると安心
- 出産後のパパママ婚もアリ
授かり婚専門のプランを上手に使って、赤ちゃんの誕生と結婚を2倍の喜びでお祝いしたいですね。