招待状を手作りしたいっ!作り方手順・注意点・費用まとめ
招待状は、自分たちの結婚式のイメージやこだわりを伝える、ゲストとのはじめてのコミュニケーションでもあります。
だからこそ、招待状にもこだわりたいから手作りしたい!という新郎新婦は多いですよね。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」によると、招待状をすべて自分たちで手作りした!という人は全体の17%。
一部分だけ手作りなども含めると、なんと3人に1人がオリジナル招待状を作っているんです!
そこで、「招待状を手作りしたいな」と思っているカップルや、「自分たちにやれるかな…」と不安な方に向けて、手作りするときの注意点(マナー)や作り方、オススメのキット(テンプレート)をまとめました。
結婚式場に頼むか手作りするか、迷ってる花嫁さんもぜひご覧くださいね。
この記事のポイント!
- 結婚式準備中のカップル向け
- 招待状の手作り方法(全部手作り、キット利用)がわかる
- 手作りする時のマナー、注意点が学べる
- 手作り招待状の費用がざっくりわかる
結婚式の招待状を手作りする時に気を付ける、4つのこと!
招待状には、ある程度お決まりのお作法があります。
ゲストが招待状を見て、新郎新婦の常識を疑うようなことがあってはNG!
マナーや常識、スケジュールを改めてチェックしておきましょう!
1.準備は早めに!式の5~6ヶ月前が目安
手作りには手間と時間がかかります。
特に日中は仕事をしている方が多いと思うので、平日の夜や土日だけしか自由に使える時間がありませんよね。
だいたいは、以下のような段取りがオーソドックスな流れですが、手作りの場合はもう少し早めに動き出しを!
- 4~5ヶ月前:招待客を選ぶ
- 4ヶ月前:ゲストリストを作成、招待状の決定
- 3ヶ月前~2ヶ月前:発送
まだ招待客が決まっていなくても、「こんなデザインにしたいな」というイメージを固めるためにリサーチをしておきましょう。
全部手作りするのに数週間かかることを見積もっておいて、だいたい5ヶ月~半年前くらい前から、徐々に準備をしておけば安心です。
2.文章のマナー(句読点、忌み言葉など)
招待状の文章には使ってはいけない言葉や書き方のルールがあります。
下記はNGワードとされているので使わないようにしましょう。
- 句読点「、」「。」(縁の「区切り」をイメージする)
- 「たびたび」「再び」などの重ね言葉(再婚を連想する)
- 「絶えず」「忙しい」などの忌み言葉(縁起が悪いとされている)
その他、招待客に非常識と思われるような、過剰なアレンジやカジュアルすぎる文体は控えて。
定型文をそのまま使うか、もらった招待状を参考にするのがオススメです。
また、フォントカラーは黒で統一しましょう。
3.紙の素材マナー
招待状の紙質は、あまりにペラペラのものはNG。
普通の印刷用紙やチラシに使われる紙の厚さは0.8mm(70kg)程度ですが、招待状の場合は0.1~0.2mm(90~150kg)以上の用紙を選ぶようにしましょう。
ロフトやハンズで材質別に1枚ずつ買って試してみるか、ネットの紙屋さんや印刷屋さんでサンプルを取りよせて触って確かめるのがオススメ♪
4.招待客(ゲスト)や式のイメージに合ったデザインにする
親族だけの結婚式や友人だけの1.5次会でない限り、ゲストは親戚や仕事関係、親しい友人からお世話になった恩師など、年齢も価値観もバラバラ。
誰が受け取っても不快に思わないような、シンプルで華やかなデザインにしましょう。
結婚式のテーマ(カジュアル?ゴージャス?厳か?)や挙式スタイル(神前式?ホテル?専門式場?レストランウエディング?)に合わせてデザインするのがオススメ!
招待状は「結婚披露を行います。精一杯おもてなしをしますので、私たちのためにお集まりください。」という意味合いを込めた、正式な結婚報告です。
あまりに「手作り感」満載の、幼稚な仕上がりにならないように注意しましょう。
招待状を手作りしたら、本当に費用を節約できるのか!?
式場に招待状を頼むと高額だから、手作りで費用をなるべく節約したい!と考えるカップルは多いんです。
しかし!手作りだからといって、式場に頼むよりも格安になるわけではありません。
デザインや素材、装飾品にこだわれば、それなりのお値段になります。
安くしようと思えばいくらでも安く作ることができますが、ペラッペラな紙で作るのは非常識。
ある程度のクオリティで作らないと、安っぽい印象を与えてしまいます。
結婚式場によっては、ペーパーアイテムをセット価格で安く作ってもらえることもあります。
価格にこだわるなら、手作りにかかる費用と式場の見積もりを比較して、準備にかかる時間や労力を考えてよく検討しましょうね。
- 式場の招待状料金相場:400~500円/部
- 手作り招待状の料金相場:200~400円/部
※デザインや仕様によって異なります
ゼロから自分たちで手作りしたい!招待状の作り方手順
招待状を全部手作りする場合、準備が結構大変。自分たちにできるかな?と不安な方向けに、おおまかな準備の流れを解説します♪
1. 招待状客リスト作成
Excelで作れば宛名印刷時にも利用できます。
2. 差出人を決める
自分たち名義で出すのか、両親の名前なのかを決めます。
招待客の顔ぶれや式費用を誰が負担するのか、などを考慮しましょう。
3. 文面を考える
書き方のマナーや、差出人にふさわしい文章があります。定型文をそのままか、少しアレンジして使うのが安心!
4. デザインイメージや紙の大きさを決める
定型外サイズにしてしまうと用紙の準備が大変です。A5サイズの半分折りが一般的。
5. 必要な材料を購入する
テスト印刷や失敗することを考えて、多めに買いましょう。
招待状(表紙、中紙)、返信用はがき、ふせん(メッセージカード)、会場案内、封筒、装飾品(ひも、リボン、シールなど)、慶事用切手(封筒用、返信はがき用)
6. パソコンで招待状を作成
誤字脱字に気を付けて、複数人で校正・チェックしましょう。
7. 印刷(宛名含む)
宛名は毛筆が良いとされますが、パソコンの宛名印刷でもOK。
8. 封入、投函
内容物の入れ忘れやミスをしないように、2人以上で確認しながら行いましょう。
招待状の作り方!全部手作り派?お手軽キット派?
招待状を手作りすることが決まったら、作り方を考えましょう。作り方は大きく分けて2通り。
- デザインも材料選びも印刷も、全部自分でやる
- 材料がまるごとセットの、お手軽な手作りキットを使う
それぞれの良いところと悪いところ(面倒なところ)を解説していきます!
自分たちにはどちらがいいのか?参考にしてくださいね。
招待状デザインにこだわるなら、自分たちで全部手作り!
オリジナリティあふれる招待状にしたいなら、自分たちで全部手作りするのがオススメ!
式場に頼んだ方がラクチンですが、万人受けする「お決まり」のデザインです。
凝ったデザインだとプラスで料金がかかったりするので、費用削減(節約)したい…と思うと、結局無難な招待状になってしまいがち。
自分で手作りすれば、デザイン、紙質、サイズ(規格)、文面はすべて自由!
とことんこだわれるので、世界にひとつだけのオリジナル招待状を作れますね。
結婚式のテーマがしっかり決まっているコンセプトウエディングの場合は、定型の招待状よりもオリジナルで作った方がテーマに一貫性がでるので、結婚式全体の完成度がぐっと上がるでしょう♪
自分たちで作ってみたいけどデザインセンスが不安…という方は、無料で使える招待状テンプレートだけダウンロードするのもオススメ。
データをちょこっとだけアレンジして、セミオリジナルで作ってみるのもオシャレですね♪(無料ダウンロードサイトはこの記事の後半でご紹介します♪)
パソコン作業が得意なカップル向け
招待するゲストの数が少ないなら手描きやペーパークラフトも良いですが、基本はパソコン作業になります。
ワードやエクセルの基本的な操作ができるほか、イラストレーターやフォトショップなどのグラフィック系ソフトも使えると、よりクオリティの高い招待状を作れるでしょう。
パソコンはインターネットしか使わない…という方だと、操作方法がわからず作業がなかなか進まないので、全部手作りするのはあまりオススメできません。
プリンターが無いなら、印刷は外部でやる
また、招待状をぜ~んぶ手作りする場合、ちょっと困るのが「印刷」。
自宅に家庭用プリンターが無い、というお家も多いですよね。
この場合、ネット印刷業者(プリントパックなど)に頼むか、持ち込み印刷できる店舗(キンコーズなど)に印刷だけしに行く必要があります。
その他、印刷用紙や封筒、切手、封をするためのシール(シーリングスタンプ)などもすべて用意して、投函まで自分たちで行います。
1人でできることではないので、彼(彼女)の協力は必須!
- デザインや紙質など、とことんこだわりたい!こだわりを伝えたい!
- 結婚式のテーマに合わせて招待状を作りたい
- パソコン作業は得意(word、excel、illustratorなどのソフトを日常的に使っている)
- 結婚式まで時間に余裕がある
- 彼(彼女)も協力的
デザインや印刷は不安。さくっと作るなら招待状の手作りキット
自分で全部手作りするよりは自由度は少なくなりますが、ラクに手作りしたいならキットがオススメ!
以下のように、必要な物がまるごとセットになっているので、手軽に手作りを楽しめますよ(※キットによって内容物は異なります)。
- 招待状の表紙・中紙
- 封筒
- 返信用はがき
- シール
- リボンなどの装飾品(※
基本的に、キットの種類は2種類。
自分たちで印刷する人向けに白紙の用紙が送られてくる【手作りタイプ】と、宛名を含むすべての印刷もセットになった【印刷込タイプ】。
手作りタイプの招待状キット
サイトからテンプレートをダウンロードして作ります。
印刷の手間がありますが、デザインを多少アレンジしたり、文章を書き変えたり、新郎新婦の写真を追加する、なんてことも可能。
印刷を自分たちでする分、費用はリーズナブルです(1部100~300円ほど)。
ただし、パソコンの基本作業ができることが前提。
ワード(word)テンプレートが多いので、パソコンにソフトが入っていない人は購入する必要があります。
テキストの打ち込みやプリントなどの基本操作さえできれば問題ないですよ♪
印刷込の招待状手作りキット
印刷込なら、自宅にプリンターが無い人も安心。
印刷が必要な部分も込々で注文するので、送られてくるのは完成品。
自分たちで封入~投函までを行います。
価格は手作りタイプのキットよりも1.5倍ほど高くなります(1部300~400円ほど)。
- こだわりつつも、ラクに手作りしたい!
- 材質選びや印刷など、事務的なことはプロに任せたい
- パソコン作業は正直苦手
- 式場で頼むよりも安くしたいけど、完成度に妥協はしたくない!
オシャレな招待状の手作りキット+テンプレート6選
手作りキットやテンプレートでお手軽に手作りしたいな!というお2人に、オシャレで使いやすいな、と思ったサイトを編集部がピックアップ!
自分たちの式にぴったりなデザインがあるか見てみましょう♪
手作りキット(有料)
■ デザインは100種以上!「PIARY(ピアリー)」
招待状の手作りキット、と言ったら知らない人はいないのでは?というくらいみんなが知っているサイト。
種類の豊富さがオススメポイント!自分で印刷する手作りキットと、印刷込キットを選べます。
招待状だけでなく、席札・席次表・ゲストブック(芳名帳)などのペーパーアイテムが一式揃うところも嬉しいですね。
■ 紙専門店が作る上質な招待状「Winged Wheel(ウイングド・ウィール)」
素材にこだわりたいなら、ここがオススメ。紙専門店ならではの上質な紙は、受け取った人にもこだわりが伝わるでしょう。
デザインのオーダーや筆耕依頼も可能ですよ。
■ 自然派カップルに!シンプル&ナチュラル「ジィール」
ナチュラルでボタニカルな雰囲気が素敵な手作りキット。
招待状と同じテーマの席次表やブリザードフラワーを使ったリースの手作りキットなどもあるので、ナチュラルな雰囲気の結婚式ならここで一式揃えてみては?
無料テンプレート
■ カジュアルウエディングなら「Mikiseabo(ミキシーボ)」
カジュアルな雰囲気の結婚式なら招待状もポップに仕上げてみては?
ちょっぴりクラシカルなヨーロピアンテイストの招待状テンプレートを無料でDL可能です。1.5次会や結婚パーティーにもオススメ♪
■ デザインも素材も一気に揃う!「kamizukan(紙図鑑)」
招待状だけでなく、席次表やプロフィールカードなども同じデザインでDL可能!用紙の購入もできます。
招待状に適した紙がまとまっているのでわかりやすいですよ。招待状の文例や付箋の文言も無料DLできるので、文章づくりが苦手な人にオススメ!
■ ちょっと上級者向け!フリー素材の「freepik」
ベクター画像のフリーダウンロードができます。
かわいいパーツ素材がたくさんあるので、招待状をアレンジして自分たちらしさを出したい!というこだわりカップルにオススメですよ♪
画像素材のみなので、レイアウトは自分でする必要があります。
まとめ
- 手作りだからといって、格安で作れるわけではない
- 招待状の手作りは5~6か月前くらいには動き出そう!
- 文章や紙素材のマナーに気を付けて
- 結婚式のテーマに合わせたデザインにすると完成度UP!
- 手作りすれば世界に1つだけの招待状ができるが、時間と手間とパソコンスキルが必要
- 手作りキットなら素材選びや難しいパソコンスキルも不要!プリンターが無くても大丈夫
招待状を手作りするのに必要なコトやモノをご紹介しました。
手作りは時間も手間も労力もかかるので、想像よりも大変かもしれません。
それでも、他の人とはかぶらないオリジナルな作品ができるので、大変だった時間もあとから思い返せば大切な思い出になるはず…♪
自分たちらしさがつまった、素敵な招待状を作ってくださいね♪
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