婚姻届の提出先はどこでもOK?住所地・本籍地以外で出すときの注意点

婚姻届の提出先はどこでもOK?住所地・本籍地以外で出すときの注意点

本籍地や住所地以外に婚姻届を出したい、というカップルも多いもの。

婚姻届の届け出先は、基本的に本籍地や住所地とされていますが、実は旅行先でも提出できます。

ただし本籍地や住所地以外の役所で婚姻届を出す場合、添付書類や時間などに注意しなければなりません。

本記事では、婚姻届の提出にまつわる疑問点や注意点、提出後にもらえる婚姻届受理証明書についてご紹介します。

※本ページはプロモーションが含まれています

婚姻届の提出先は本籍地・住所地以外でも大丈夫

婚姻届

婚姻届は基本的に、以下の役所に提出する必要があります。

  • 夫の本籍地
  • 夫の住所地(所在地)
  • 妻の本籍地
  • 妻の住所地(所在地)

住所地(所在地)というと、実際に住んでいるところに限られると思いがちですが一時滞在先も含まれます。

つまり、日本全国の好きな自治体に婚姻届を提出して構わないんです。

旅行先やリゾートウェディングでの提出もOK

一時滞在先でも婚姻届を提出できることを利用して、人気のリゾート地や旅行先で挙式の後提出するカップルも増えています。

たとえば浦安市役所では、入籍記念にディズニー旅行を楽しんで、婚姻届を提出するカップルも。

夫婦にとっての記念となる入籍ですから、提出先は2人の思い出の場所を選んでみてはいかがでしょうか。

婚姻届を本籍地・住所地以外で提出するときの注意点

チェックリスト

婚姻届の受理はどの自治体でも受け付けてくれます。

ただし本籍や住民票がある自治体と、別の場所へ婚姻届を出す場合は、注意しなければいけないことがあるんです。

戸籍謄本は事前準備が必要

婚姻届の提出には「婚姻届の原本」「提出する人の身分証明書」「訂正用の旧姓印鑑」が必要です。

更に、本籍地以外の自治体へ婚姻届を提出する場合は「戸籍謄本」を用意しないといけません。

婚姻届はつまり、戸籍の異動に関する書類なので、手続きの際に新郎新婦2人の戸籍を確認する必要があります。

戸籍は本籍地のある役所で管理されているので、別の自治体へ書類提出するときは戸籍謄本も用意しないといけないんです。

戸籍謄本は本籍のある自治体でのみ交付してもらえます。郵送申請・代理申請も可能で、一部ではコンビニ交付も受け付けています。

ちなみに戸籍抄本(戸籍の一部のみ記載)だと受理されないこともあるので注意して。

【関連記事】こちらもcheck!

住所地以外なら、婚姻届受理証明書をもらっておく

住民票がある自治体とは別の自治体へ婚姻届を出したのなら、婚姻届受理証明書をもらっておきましょう。

婚姻届受理証明書とは、その名の通り婚姻届が受理されたことを公的に証明する書類で、名義変更を進めるときに役立ちます。(詳しくは記事の後半で解説します)

たとえば運転免許証の名義変更をするときは、新姓や新しい本籍地の書かれた住民票が必要になるのですが、新しい戸籍の情報が住民票に反映されるまで、長いと1~2週間かかります。

このときに婚姻届受理証明書があれば、住民票を請求した当日に新しい内容の住民票をゲットできるんです。

どこに出すのがおすすめ?婚姻届の提出先アイデア

結婚指輪

婚姻届は実質、日本全国のどこへ出してもOKです。選択肢が多すぎて困っている新郎新婦向けに、提出先のアイデアを紹介します。

効率重視なら、本籍地か住民票のある役所

手続きの手間を減らしたいなら、本籍地か住民票のある自治体で手続きしましょう。

本籍地へ提出すれば戸籍謄本を取り寄せる手間を、住居地へ提出すれば新しい住民票取得にかかる時間を減らせます。

関連記事

入籍後・結婚後、新しい住民票の発行はいつから?即日、スムーズにもらう方法

思い出の場所や有名スポットがあるところも◎

2人の思い出の場所や、有名スポットがある自治体へ提出に行くのも素敵です。

最近では、婚姻届提出時に記念撮影できるコーナーを設置している自治体が増えてきています。

思い出の場所で2人の新しい門出を迎えるのは、入籍の記念にぴったりの演出ですね!

かわいいデザインのご当地婚姻届が人気!

一部の自治体では、オリジナルのご当地婚姻届を用意していることもあります。

従来のベーシックなデザインとは異なり、かわいいキャラクターが載っていたりオシャレなデザインのものがあったりと、乙女心をくすぐられるデザインがたくさん!

ご当地婚姻届は控えがあるため、記念として手元に置いておけるのも嬉しいポイントです。

用紙は各自治体の窓口で配布されていたり、自治体ホームページ・ゼクシィの専用ページからダウンロードできたりします。

なおコラボしている自治体以外にご当地婚姻届を提出する場合、事前に受理してもらえるかを確認しておきましょう。

ご当地婚姻届の提出で特典がもらえる自治体

ご当地婚姻届の魅力は、デザインだけではありません。

発行している自治体によっては、窓口に提出することで特典がつく場合も。(自治体によって、その地に本籍を置くなどの条件がある場合もあります)

代表的な自治体と特典は以下の通りです。

ぜひ、素敵な特典のある自治体に提出して思い出の品をいただいてみてはいかがでしょうか。

役所の開庁時間外(休日・夜間)も婚姻届を提出できる?

カレンダーと時計

「仕事が忙しくて平日の開庁時間に行くのは無理!」「希望する入籍日が土日祝日なんだけど、書類提出できる?」など、役所や出張所の時間外に婚姻届を出したいカップルもいるでしょう。

結論を言うと、婚姻届は休日でも夜中でも提出できます

ただし時間外提出ならではの注意点があるので気をつけましょう。

【関連記事】こちらもcheck!

提出先は時間外窓口や警備員室など

普通なら役所の戸籍課へ婚姻届を提出しますが、休日や夜間に書類提出するなら、時間外窓口や警備員室・宿直室の預かり窓口へ書類を持って行きます。

この場合婚姻届の「受理」はされず「受取」だけされることに注意して。

受理するための不備確認は次の開庁日以降に行われます。問題なかった場合、入籍日は婚姻届の提出日として手続きが行われます。

自治体によっては、 時間外受付をしてくれない

婚姻届の時間外受付は、どこの役所でもおこなっているわけではありません。

提出しようとしたら、時間外受付用の窓口がなかった!とならないために、事前に役所へ問い合わせておきましょう。

提出書類に不備やミスがあると入籍日がズレるかも

先ほど解説したように、時間外の婚姻届提出は書類を預かるだけ。不備があって再提出などが必要になると、入籍日がズレる可能性があります。

土日祝日や夜中に婚姻届を出すなら、内容に間違いがないか、しっかりと確認しておきましょう。

またミスがあった時の対策として、欄外に捨印を押しておきましょう。捨印があると、簡単なミスであれば職員が内容を訂正してくれます。

ただし大きなミスの場合は、役所から呼び出され、修正して別の日に提出しなければならない可能性もあります。

婚姻届を1人で提出、代理人による提出もOK

婚姻届は夫婦のどちらか1人が提出したり、家族や友人などの代理人による提出も可能です。

代理人が提出する際、委任状は不要ですが、窓口で身分確認をされます。

代理人となる人は、身分証明書を忘れずに持参しましょう。

婚姻届を提出したら、婚姻届受理証明書をもらおう

婚姻届

婚姻届は一度提出してしまうと回収されるので、手元に残りません。

そこで、記念になる婚姻届受理証明書をもらっておくのがおすすめ!名義変更手続きを進めるときにも役立つ、かなり便利なアイテムです。

一般的な書類タイプのほかに、役所によっては可愛いデザインだったり賞状タイプだったりする婚姻届受理証明書をもらえます。

【関連記事】こちらもcheck!

婚姻届受理証明書の使い方

婚姻届受理証明書は新しい戸籍ができるまでのあいだ、戸籍謄本の代理書類として使えます。

特に名義変更手続きを進めるときに役立ちますよ。

  • 運転免許証の名義変更に必要な、新しい住民票の取得
  • 入籍後引っ越しをして、住民票を異動する
  • 会社の扶養手続き
  • パスポートの名義変更(条件あり)
  • 海外挙式(ブレッシングウェディング)

またデザインの可愛いタイプなら、結婚記念品や結婚式の前撮り・フォトウェディングの撮影小物にも向いています。

これはかわいい!婚姻届受理証明書のデザイン

最近は、入籍するカップルを祝福しようと婚姻届受理証明書に工夫を加える自治体が増えています。

賞状タイプやイラストが入った華やかなオリジナルのデザインなど、種類は自治体によってさまざま。

2人の入籍を思い出に残すなら、お気に入りのデザインの婚姻届受理証明書がもらえる自治体を選んでみてはいかがでしょうか。

婚姻届受理証明書をもらえる場所

婚姻届を提出した自治体でのみ、婚姻届受理証明書をもらえます。基本は窓口発行ですが、市区町村によっては郵送取り寄せにも対応しています。

ちなみに証明書の発行は有料です。

婚姻届受理証明書に書いてあること

婚姻届受理証明書には、主に次の事柄が記載されます。

  • 婚姻年月日
  • 妻と夫の氏名と生年月日
  • 妻と夫の本籍地
  • 証明書の発行日
  • 婚姻届が受理された旨の文書

自治体によって、記載内容が増えることもあります。

詳しくは婚姻届の提出を予定している自治体に問い合わせましょう。

まとめ

  • 婚姻届は本籍地・住所地へ出すのが基本。ただし旅行先といった一時滞在先の役所でも提出できる
  • 本籍地以外の役所を提出先に選ぶなら、戸籍謄本が必要になる
  • 時間外の提出もできるが、不備がないか事前にチェックしよう
  • 本人や証人以外の代理人による提出も可能
  • 婚姻届受理証明書を受け取っておけば、名義変更がスムーズになる
  • 自治体によっては人気のご当地婚姻届がある&提出で特典がつくことも

婚姻届の提出先について、まとめました。

入籍に必要な手続きは細かい決まりがあって、分かりづらいです。

面倒でも、一つひとつ丁寧に確認して、パパっと予定通りの役所へ書類提出しましょう!