両家顔合わせ食事会の支払いは誰?決め方&支払いのタイミング
両家顔合わせ食事会といえば、プロポーズ後に迎える、最初の大きなイベント。
日取り決めや会場の手配など、考えることはたくさんありますね。
なかでも悩みの種になりやすいのが、顔合わせ食事会の支払いは、誰が行うのか?ということ。
結婚前に、お金のことで両家が気まずい雰囲気になってしまうのは、避けたいですね。
ここでは、両家顔合わせの費用の負担方法や支払いの仕方、両家の調整方法についてまとめました。
両家顔合わせ食事会の費用相場&参加者
両家顔合わせ食事会の食事代の相場は、1人7,000円~1万円程度です。
顔合わせに出席するのは、本人たちと男性側女性側それぞれの両親、計6人が一般的。
兄弟やほかの家族が出席しなければ、総額4~6万円程度が相場ということになります。
このほか会場によっては、料理やお酒代のほかに、個室料がかかる場合も。
またレストランや料亭と比べて、ホテルや結婚式場の方が、費用が高くなる傾向にあります。
両家顔合わせの費用は、誰が負担(支払い)するもの?
両家顔合わせ食事会の費用は、次のような方法で分担するのが一般的です。
- 両家で折半する
- 新郎新婦の2人で支払う
- 新郎家がすべて負担する
- 交通費&宿泊代、食事代で分担する
ただし地域ごとに、独特の慣習がある場合もあります。
- 誰が主催?
- 結納の有無
- どちらが出向く?
などの事情も考えて、一方的に負担方法を決めてしまわずに、お互いの実家の考え方を前もって確認しておきましょう。
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1.両家で折半する
両家で、かかった費用をそれぞれ折半する方法。
男性側女性側の両親が、お互いの家族にかかった分を、ワリカンのかたちで負担します。
もっとも合理的で、揉め事の少ない方法と言えますね。
2.新郎新婦の二人で支払う
新郎新婦が二人で費用を全て負担する方法。
最近は、新郎新婦が両親を招くかたちで顔合わせ食事会を主催するケースも多く、支払いを二人で負担することは珍しくありません。
新郎新婦間の分担方法は、ケースバイケース。次のうちから選びましょう。
- それぞれが自分と家族の分を負担する
- 半額ずつ負担する(ワリカン)
- 収入が多い方が、全額負担する
- 2人の共同貯金から負担する
3.新郎親が全て負担する
男性側の両親が、全費用を負担するケースも。
とくに結納の代わりとして顔合わせ食事会を開催する場合には、「結納金の代わり」と考えて、新郎親が費用を負担することもあります。
4.交通費・宿泊費と食事代で分担する
交通費&宿泊費と、食事代の費用を分けて、男性側女性側で分担する方法。
例えば、両家のどちらかが遠方から出向く場合。
- 出向いた側:(自分たちの)交通費&宿泊費
- 来てもらった側:食事代
このようなかたちで、項目別に分担するのがスムーズですね。
両家顔合わせ食事会の支払いタイミング&スマートな方法
両家顔合わせ当日に、誰がどうやって支払うかも、悩むポイントですね。
支払いをするときは、その場でそれぞれの負担額をやり取りせず、新郎または新婦が一括して行う(立て替える)のがスマートです。
お店側には、あらかじめ二人が支払いをすることを伝えておきましょう。
食事会が終盤に差しかかったら、さりげなく席を立ち、支払いを済ませてくださいね。
折半する分のお金のやり取りは、食事会のお開き後、プライベートな場所(実家、自宅など)で行います。
二人で支払う場合は、二人の間で決めておいた金額を受け渡しすればOK。
両家が折半する場合には、二人が間に立って、お金を受け渡ししましょう。
食事代以外にも!両家顔合わせに必要な費用
両家顔合わせでは、食事代以外にも費用が発生します。
項目や負担方法をみていきましょう。
手土産代
両家顔合わせに手土産を持参する場合は、3,000~5000円程度が相場です。
両家の手土産の金額があまりかけ離れてしまわないように、どの程度の価格帯の手土産を用意するのかは、擦り合わせておくのがベター。
ここでも二人が間に立って、両家の考えを聞いて、調整を行いましょう。
交通費・宿泊費
交通費・宿泊費の負担方法は、両家顔合わせの場所と実家との位置関係で変わります。
● 両家の中間点で行う場合
それぞれが負担するのが一般的
●どちらかが遠方から出向く場合
新郎新婦が2人で負担する、交通費&宿泊費と食事代を両家で分ける
また食事代は折半したうえで、出向いてもらった側に「お車代」として、封筒などにお金を包む場合もあります。
両家顔合わせ食事会で、相手への交通費の渡し方は後述します。
衣装代・着付代
両家顔合わせの服装は、会場のドレスコードに合わせるのがマナー。
また両家で服装の格を合わせる必要があり、新たに衣装を揃えたり、和装の着付けやヘアセットが必要となったりする可能性も。
衣装の購入や着付けなどにかかる費用は、各々で負担するのが一般的です。
婚約記念品代(婚約指輪)
結納を別に行わない場合は、両家顔合わせの場で婚約記念品の交換を行うこともあります。
費用の相場は、男性側が30~40万円、女性側が15~20万円ほど。
費用は新郎新婦本人が、それぞれ負担するのが一般的です。
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遠方から来てもらうなら、交通費(お車代)を渡すべき?
両家の実家が互いに離れていて、どちらかが遠方から顔合わせに来る場合、多額の交通費がかかります。
この場合の交通費を誰が負担し、どう渡せばいいのか、場合別にご紹介します。
1.新郎新婦が新幹線・飛行機のチケットを手配する
もっともスムーズな方法は、新郎新婦が食事会を主催し、自分の両親の分の交通チケットを手配すること。
あらかじめ新幹線や飛行機のチケットを購入しておき、事前に両親へ渡しておけば、当日は何も気にする必要はありません。
2.交通費&宿泊費と、会食費を両家で分担する
すでにご紹介しましたが、この方法もスムーズです。
たとえば新婦家の実家が北海道で、新郎の実家は都内、顔合わせを都内で行う場合。
- 新婦家:自分たちの交通費と宿泊費
- 新郎家:全員分の食事代
このように、項目別にわけます。
もちろん両親には、費用負担について事前に話しておきましょう。
3.当日お車代として、現金を封筒に入れて渡す
どうしても遠方から来てくれた相手の両親にお車代を渡したい、という場合は現金で交通費(お車代)を渡します。
交通費を入れる封筒は、無地の白い封筒でOK。(茶封筒や郵便用は避けましょう)
熨斗と水引きが印刷された、略式ののし袋でも構いません。(水引は、蝶結びではなく、結び切り)
ご祝儀袋のような豪華な封筒は、金額に見合わないのと、相手を恐縮させてしまうので、交通費用としては向いていません。
交通費(お車代)を渡すタイミングは、食事会が滞りなく終わって、お店を出るときなど、さりげなく渡せるときに。
あまりみんなが注目しているなかで渡してしまうと、もらう方も恐縮してしまいます。
「本日は遠いところお越しいただき、ありがとうございます。こちらお気持ちです。交通費に宛ててください。」など、お礼の言葉と共にささっと渡しましょう。
なお現金をもらうことに抵抗を感じたり、かえって失礼だと捉えたりする人もいます。
あらかじめパートナーに相談したうえで、交通費を用意したい、と伝えましょう。
両家顔合わせの支払い分担は、事前に決めて両親に伝えておく
両家顔合わせ食事会の費用を、誰がどのように負担するかは、必ず顔合わせの前日までには決めておきましょう。
当日にどうするか決まっていないと、支払いにもたつくだけでなく、両家がもめてしまう原因にもなりかねません。
決定するまでの両家のやり取りは、二人がお互いに、実家の仲介役になるとスムーズです。
自分の両親の考えを聞いたうえで、どちらの家からも不満が出ないようなかたちに調整を。
最終的に負担の方法が決まったら、それぞれの両親に決定内容を伝えましょう。
費用負担方法の“根拠”も説明する
「面目を潰された」「軽く扱われている」などと気を悪くする人が出ないように、伝え方には気を使いたいところ。
お互いの両親に話すときには、どうしてそう分担するのかの根拠をきちんと伝えましょう。
● 折半にする場合
「お互い気を使わないように、両家折半にしましょう」
● 新郎新婦が二人で負担する場合
「私たちのために集まってもらうのだから、費用は二人で負担します」
● 新郎家が負担する場合
「“結納金代わり”ということで、費用はあちらが負担するとおっしゃっている。あちらの顔を立てる意味でも、甘えさせていただきましょう」
● 交通費(宿泊費)と食事代で分担する場合
「あちらは遠方からきていただいて交通費・宿泊費がかかるのだから、食事費用はこちらで負担しましょう」
「こちらの交通費・宿泊費がかかる分、あちらが食事費用を負担するとおっしゃっている。お互い気を使わないように、分担にしましょう」
両家顔合わせの費用を負担してもらったら?常識的なお礼の方法
両家顔合わせを終えたら、帰宅後まずは両方の実家へ、二人からお礼の電話を入れるのがマナー。
さらに、どちらかの実家が食事会の支払いを負担した場合には、お礼状と菓子折りなどを送ってお礼の気持ちを伝えると丁寧です。
お礼の品を送るときは、両家顔合わせから1週間以内には届くように手配しましょう。
まとめ:事前の打ち合わせで両家顔合わせの支払いをスマートに
- 両家顔合わせの食事費用の相場は、1人7,000円~1万円程度
- 費用負担の主な方法は「両家折半」「新郎新婦が負担」「新郎側が負担」「項目ごとに分担」
- 負担方法は二人が調整役になって、前日までに決める
- 支払いは新郎または新婦が一括で行い、後でそれぞれの実家とお金をやり取りする
- 食事代以外にも手土産や婚約記念品などの費用負担が発生する
両家顔合わせの前には、費用の負担方法をしっかり話し合って、スムーズに支払いしましょう!
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