プロポーズから結婚までの期間の長さは?婚約期間が長い・短いメリット
プロポーズを受けてOKしたら、次に考えるのは、入籍や結婚式をいつにするかということですよね。
どのくらいの期間が普通なのか、どんな手順を踏めばいいのか、悩んでしまう方もいることでしょう。
そこでここでは、プロポーズから入籍・結婚式までの平均的な期間に加え、婚約期間の長さごとの理由やメリット・デメリットも解説します。
また、婚約期間の過ごし方も紹介しますので、参考にしてくださいね。
プロポーズから入籍・結婚式までの期間ってどのくらい?
プロポーズからどれくらいの期間を空けて入籍や挙式をするのが普通なんだろう…と悩んでいる方も多いのでは?
まずは、プロポーズから入籍・挙式をするまでの期間にはどんな傾向があるのか見ていきましょう。
プロポーズから入籍まで(婚約期間)の平均期間
プロポーズから婚姻届を出して入籍するまでの、いわゆる「婚約期間」は、1年以内だったというカップルが多く見られます。(マイナビウーマン調べ)
一方で、プロポーズから2年以上経って入籍をするカップルも。
ふたりが結婚に合意してから、実際に入籍するまでには、両家の同意を得て顔合わせを行ったり、入籍に必要な書類を用意したりと、やることがたくさん。
日取りへのこだわりや、ふたりの予定が合うタイミングなどを考慮に入れる必要もあり、入籍までの期間はカップルごとに長短があります。
デキ婚やアラサー世代は婚約期間が短い!?
また、なかには1ヶ月以内で入籍をしたというカップルも。
特に、一般に晩婚と呼ばれるようなアラサーやアラフォーのカップルは、婚約期間が短い傾向にあるようです。
子作りや出産などのことを考えて、交際期間~プロポーズ~入籍までの長さを、短めにしたいと考えている女性は多いはず。
このほか、授かり婚の場合もスピード婚の傾向が。
入籍のタイミングが遅れると、母子手帳の名前が旧姓になったり、戸籍や扶養手続きに影響したりする場合があることが理由です。
プロポーズから結婚式までの平均期間
ゼクシィ結婚トレンド調査2018調べによると、プロポーズから結婚式までの平均期間は、12.7ヶ月。
大半は、プロポーズから1年以内で挙式したというデータが出ています。
プロポーズから結婚式までの期間が長いケースでは、2~5年という回答も。
挙式の1~3ヶ月という回答もありますが、全体のほんの2%程度。
周囲への挨拶や結婚資金の貯蓄、結婚式の準備などを考えると、なかなかプロポーズ後即挙式というわけにはいかないようです。
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婚約期間が長いカップル。その理由とメリット・デメリット
婚約期間の長さは人それぞれ。
カップルによってさまざまな考えや事情があります。
プロポーズしてくれたのに、なかなか入籍まで進まない…。という、婚約期間が長いカップルの事情を見てみましょう。
婚約期間が長い理由
婚約期間が長くなる主な理由には、次のようなものがあります。
● 周囲の反対
両家両親や親族などから結婚に反対されて、説得に時間がかかってしまうケース。
● 入籍までの段取りに期間が必要
両親への挨拶や入籍に必要な書類の収集、職場への報告と調整などに期間が必要なケース。
● 経済的な基盤を固めたい
ある程度の期間をかけて、結婚費用や新生活に必要な資金などを貯蓄するケース。
社会人として実績を積んでから結婚したい、といったパターンもあります。
● 卒業などのタイミングを待った
学生時代にプロポーズして、卒業を待ってから入籍するといったケース。
● 近しい人の結婚が間近だったため遅らせた
兄弟姉妹などの結婚がすでに予定されていて、結婚式のスケジュールが近くなりすぎないように配慮するケース。
婚約期間が長いメリット・デメリット
婚約期間が長いと、次のようなメリットがあります。
- 残りの独身期間をじゅうぶんに楽しめる
- 相手の人間性や相性をじっくり確認してから入籍できる
- 結婚後の生活についてきちんと考えやルールを擦り合わせられる
- 結婚準備にゆっくり取り組める
一方で、次のようなデメリットも。
- 気持ちが冷めてしまうことがある(婚約者の浮気、結婚への熱意が薄れる、など)
- 結婚生活への不安がふくらんだり、マリッジブルーになったりする可能性
- 「結婚はいつなの?」と、結婚時期をたずねられて煩わしい
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プロポーズをした、されたのに、一向に進展しないカップルは、不安ですよね。
婚約期間が長いかも、と感じている方は、パートナーの気持ちを確かめて、スケジュールを決めたほうがよさそう。
婚約期間が短いカップル。その理由とメリット・デメリット
一方で、プロポーズから入籍までの期間が短いカップルも。
急ぎすぎじゃない?とちょっと不安な方は、結婚を急ぐ事情やメリットを見てみましょう。
婚約期間が短い理由
婚約期間が短くなる主な理由には、次のようなものがあります。
● 授かり婚
すでに妊娠していて、母子手帳の手続きをする前、または出産前などのタイミングで入籍したいというケース。
デキ婚の場合、出産前に入籍しておかないと、手続きがすこし面倒になります。
体型や体調が響かない時期に結婚式をしたいというパターンも。
● 入籍日の日取りにこだわりがある
記念日に入籍したい、結婚記念日を○月○日にしたい、といったケース。
● 仕事関係の都合
職場の閑散期に結婚式を挙げる必要がある、仕事の区切りのタイミングで退職したいといったパターン。
また、扶養控除等の関係で、節税になるタイミングで入籍したいというケースも。
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婚約期間が短いメリット・デメリット
婚約期間が短いと得られるメリットは、次のようなもの。
- プロポーズの幸せなテンションのまま入籍できる
- 婚約期間中の浮気や婚約破棄のリスクが少ない
- いつ結婚するの?と不安になることがない
逆に、次のようなデメリットも考えられます。
- 入籍後すぐに結婚式もするなら、結婚準備が慌ただしくなりがち
- 結婚を機に同居するなら、家探しや引っ越しで忙しくなる
- 周囲への結婚挨拶がおろそかになると、非常識だと思われてしまう可能性がある
- 入籍後に性格や考え方の不一致に気づくことがある
プロポーズから入籍、結婚式までの流れとスケジュール
プロポーズから入籍、結婚式までの期間には、やることが目白押し。
ここでは、プロポーズ~結婚式まで8ヶ月の場合を例に、おおよその流れと時期を見ていきます。
プロポーズから結婚式までの、だいたいのスケジュール感がイメージできますよ。
プロポーズから入籍までの流れ
【親への挨拶】プロポーズ半月~1ヶ月後
両家の両親へ結婚の意思を報告し、日取りを決めて挨拶へ伺います。
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【婚約挨拶】プロポーズ1~2ヶ月後
相手の両親に、結婚挨拶をします。
一般的には男性が女性の実家を訪ねるのが先。
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【式場探し】プロポーズ1~2ヶ月後
結婚情報紙やインターネット、周囲の評判などを参考に、結婚式場を探し始めます。
ブライダルフェアへ参加してもよいでしょう。
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【婚約指輪の用意】プロポーズ1~2ヶ月後
プロポーズのときに婚約指輪をもらわないなら、顔合わせまでには用意したいところ。
指輪はもらったらすぐにつけてOK。
職場では、雰囲気や規則に合わせてつける・つけないを決めて。
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【結納・顔合わせ】プロポーズ2~3ヶ月後
結納や両家顔合わせ食事会を行います。
婚約指輪やそのお返しのお披露目をしましょう。
結婚式の日取りや会場候補があれば、両親にも相談するいい機会。
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【職場・友人へ結婚報告】プロポーズ2~3ヶ月後
職場や友人へ、結婚が決まったことを報告します。
保険や税金関係などの手続きがあるため、職場へは、入籍前に必ず報告してください。
このときに、結婚式の予定についても知らせ、出席を打診しておきましょう。
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【入籍】
結婚式当日や結婚式の後に入籍するカップルも。
ふたりのタイミングで入籍しましょう。
入籍から結婚式までの流れ
【式場決定】挙式6~4ヶ月前
結婚式場を決めて申し込みを行います。
契約時には、前金(申込金)として、数万円~10万円程度必要になることも。
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【ゲスト選び】挙式5~3ヶ月前
結婚式のプランニングが本格的になる時期。
招待客の人数が決まらないと、その他の準備が滞るので、早めにリストアップを。
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【衣装試着】挙式5~3ヶ月前
ウェディングドレスやカラードレス、新郎衣装の試着に行きましょう。
3ヶ月前には決定するのが一般的。
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【二次会会場決定】挙式5~2ヶ月前
二次会を予定している場合は、結婚式の準備と並行して、二次会の会場決めも行います。
二次会幹事と協力しながら、段取りを決めていきましょう。
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【招待状発送】挙式4~3ヶ月前
招待状の作成を行い、遅くても結婚式の3ヶ月前を目処に発送しましょう。
返信ハガキは、発送から1か月後を期限に。
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【披露宴の演出・プログラム決め】挙式4~3ヶ月前
披露宴の内容を具体的に決める時期です。
会場装花もこの時期にはイメージを固めておいて。
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【結婚指輪の用意】挙式3~2ヶ月前
結婚式当日に間に合うようにこの頃までに、結婚指輪の下見や購入を行います。
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【引き出物決め】挙式3~2ヶ月前
ゲストに渡す引き出物を決める時期です。
ゲストによって贈り分けすると◎
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【前撮り】挙式3~2ヶ月前
前撮り写真を結婚式の演出や装飾に使いたい場合は、余裕をもって3ヶ月前をめやすに撮影しましょう。
最近は結婚式後に「後撮り」をするカップルも。
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【お車代やお礼の準備】挙式1ヶ月前
ゲストに渡す金銭の金額を決め、新札を用意しましょう。
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【手紙・謝辞を準備】挙式2~1週間前
両親への手紙や謝辞など、スピーチの原稿を準備する時期。
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【ブライダルネイル、シェービングなど】挙式2~1週間前
エステやネイル、まつエクに行くのは直前でいいですが、予約は1ヶ月以上前に。
時間をうまくやりくりして、体と心のコンディションを整えましょう。
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【最終打ち合わせ】
式場との最終的な打ち合わせや、搬入物の確認、持ち込み品の準備などを行います。
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【結婚式当日】
婚約期間の過ごし方とやること
プロポーズから結婚式までの期間には、結婚式準備以外にも、やることがたくさんあります。
また、独身最後の時間だからこそ、やっておきたいことも。
婚約期間にやることと、オススメの過ごし方をチェックしましょう。
親への挨拶までの期間にやること
親への挨拶までの期間には、婚約者と次のようなことを話し合って決めておきましょう。
- 婚姻届を出すタイミング
- 結納や結婚式の有無
- 働き方や住まいをどうするか
- 親に話す内容(結婚までの経緯など)
親への挨拶のときにふたりの意見が食い違うと、両親に結婚を不安視させる原因に。
考えが違う部分はきちんと擦り合わせて、両親へは「ふたりの共通の意見」として、きちんと話ができるようにしておきたいものです。
親への挨拶から結婚式までにやること
親への挨拶を済ませたら、結婚式準備と並行して、次のことも進めましょう。
- 新居の準備
- 荷物の整理
- 新生活資金の貯金
- 新婚旅行の計画、準備
- お世話になった方への挨拶
- 結婚にともない変更などの手続きが必要なもののリストアップ
- 新姓の印鑑の準備
- 結婚後の家庭のルールの話し合い
意外とやることが多いので、いつまでに何をするかの予定を立てて、計画的に動いてくださいね。
婚約期間のオススメの過ごし方
婚約期間は、独身時代最後の時間です。
独身時代に未練を残さないためにも、次のようなことをして過ごすのがオススメ。
● 友人と過ごす
結婚後は、友達と過ごす時間がどうしても減ってしまいがち。
女子会で盛り上がったり、独身卒業旅行を計画したりと、気のおけない仲間との時間を楽しみましょう。
● 趣味を満喫
結婚後は、趣味に使えるお金も時間もセーブ傾向に。
資金も時間もたっぷり使って、飽きるくらい趣味に没頭してみるのもオススメです。
● 家族と過ごす
結婚すると、実家の家族と長い時間を過ごすことも少なくなります。
感謝の気持ちを伝えたり、食事やレジャーをともにしたりと、家族との時間を大切にしましょう。
● 婚約期間に同棲を始める
生活を共にすると、交際期間には見えなかった、考え方や生活習慣の違いが見えてきます。
結婚前に擦り合わせや歩み寄りができれば、夫婦生活がより円満になるはず。
婚約期間中の子作り解禁はあり?なし?
「はやく赤ちゃんが欲しいけど、婚約期間中に妊娠したらデキ婚?」と、悩んでいる方もいるのでは?
結論からいうと、婚約中に子作りを解禁するカップルもいます。
婚約中に子作りをスタートする主な理由は、
- 妊娠すれば結婚に踏み切るきっかけになる
- 年齢的に早く妊娠したい
- 子どもができにくい体質が分かっているためチャンスが多くほしい
など。
お互いの希望が一致していれば、婚約中の子作り解禁は「アリ」だといえるでしょう。
ただし「結婚していないのに妊娠するのはだらしがない」という印象を受ける人もゼロではないということは、頭に置いておく必要があります。
また、妊娠中に結婚式や結婚生活の準備をするのは、新婦にとって心身の負担が大きい可能性も。
よく話し合ったうえで、子作りスタートに踏み切ってくださいね。
まとめ:プロポーズから結婚までの期間は人それぞれ
- 結婚までの期間は1年以内のカップルが多い
- 授かり婚カップルや、晩婚カップルは期間が短くなる場合も多い
- 婚約期間の長さは結婚準備に必要な期間や個々の事情による
- 婚約期間が長い場合、短い場合それぞれにメリット、デメリットがある
プロポーズから結婚までの「スケジュール」や「やるべきこと」、「やりたいこと」をイメージして、入籍・結婚のタイミングを決めてくださいね!