入籍日はいつにする?日取りの決め方アイディア集
プロポーズを受けたけれど、納得のいく入籍日をなかなか決められなくて、婚約中のままズルズル…。
そんな悩みを抱えるカップルもいるでしょう。
入籍日はふたりの大切な記念日なので、よく考えて後悔しない日取りを選びたいですよね。
そこでここでは、「縁起のいい日」や「語呂合わせ」など、入籍日の決め方を紹介します。入籍日選びの参考になる調査結果もまとめました。
入籍と結婚式、どちらを先にするべき?
入籍日を決めるときにまず迷うのは、入籍が先か、結婚式が先か、ということ。
Dressy by プラコレが全国の花嫁さんを対象に行った調査によると、6:4の割合で、結婚式前に入籍するカップルが多いようです。(Dressy by プラコレ調べ)
結婚式前に入籍する理由
- 新婚旅行のパスポートを新姓にしたい
- 式場の予約がかなり先になった
結婚式後に入籍する理由
- 旧姓で挙式したい
- 日付にこだわりたい
結婚式当日を、入籍日に選ぶ理由
- 挙式日と入籍日を同じにしたい
- 保証人欄への両家親のサインを結婚式の演出にしたい
入籍日はいつがいい?日取りを決める5つのアイデア
入籍のタイミングがだいたい決まったら、具体的な日取りを決めなければいけません。
意見が食い違ったり、コレという決め手がなかったりして、入籍日がなかなか決まらず、婚約者と揉めるケースも…。
そこで、入籍日をスムーズに決めるための考え方をまとめました。
1:大安・天赦日など縁起がいい日
お祝い事に関する日取り選びに「お日柄」を気にするのは一般的。縁起がいい日にちに入籍したいですよね。
日取りを決めるのによく使われるのは六曜(六輝)で、その日の吉凶や縁起のいい時間帯を示しています。
- 大安…時間帯を問わず吉。入籍の日付として人気
- 友引…正午(11~13時)以外は吉。“友を引く”にも通じる
- 先勝…午前中は吉
- 先負…午後は吉
- 赤口…正午(11~13時)は吉
仏滅…一日中、大凶。なにかと避けられがちな日取り
六曜のほかに、「天赦日(てんしゃにち)」「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」もおめでたい日の縁起かつぎによく用いられます。
天赦日とは、暦の上で最上の吉日とされる日のこと。1年に数日しかありません。
一粒万倍日は「一粒が万倍となって実る」という意味のある吉日。なにかを始めるのにぴったりな日とされています
大安、天赦日、一粒万倍日の一覧カレンダーは下の記事にまとめています。
一方では縁起の悪い日もあります。入籍で避けたほうがいい日取りは、後ほど解説します。
2:ふたりの記念日や季節のイベント
- 誕生日などの記念日
- 元旦やクリスマスといった季節のイベント
- 祝祭日
などに合わせて入籍するパターン。結婚記念日を覚えやすいというメリットもあります。
ちなみに婚姻届は24時間365日提出可能です。詳しくはこちらで解説しています。
3:誕生日は嫌!イベントを増やす
逆に「誕生日は嫌」「イベントがない月」など、記念日やイベントを重ねない決め方もあります。
イベントは分散していた方が楽しい!というカップルなら、記念日・イベントがない月を狙うのもいいのでは?
4:語呂合わせやぞろ目
語呂合わせになる日付や、ぞろ目の日に入籍するのも人気です。
入籍日によく選ばれる語呂合わせは、このとおり。
- 2月2日:夫婦の日
- 2月11日:ふたりでいっしょに生きていこう
- 4月22日:よい夫婦の日
- 8月4日:箸の日(2本で1対)
- 8月10日:ハートの日
- 10月2日:永久(とわ)に
- 11月22日:いい夫婦の日
6月9日:ロックの日、など、ふたりの好きなものになぞらえるのも素敵です。
ぞろ目の日は、なんといっても覚えやすさが抜群。
結婚記念日を大切にしたいカップルにぴったりです。
また、数字にはメッセージが込められているという「エンジェルナンバー」の考え方では、ぞろ目は幸運の数字とされています。
5:日取りにこだわらない「いつでもいい」
日取りにはとくにこだわりがないから、いつでもいいというパターン。
- ふたりのタイミングが合ったとき
- 仕事上都合がいいとき
いつでも入籍できるように、婚姻届を用意しておくとよさそうです。
【2021年】入籍におすすめの日付3選
2021年で特に縁起のいい日付けや、入籍におすすめの日取りを、3つ紹介します。入籍日選びで迷ったときの参考にしてくださいね。
- 1月16日(土・先負)…天赦日&一粒万倍日が重なる日。先負なので、婚姻届提出は午後が◎
- 3月3日(水・友引)…令和3年3月3日のゾロ目。友引なので11時~13時の入籍はNG。
- 11月12日(金・大安)…大安&天赦日の重なる貴重な日。
入籍で避けたほうがいいお日柄はある?
縁起を気にするなら、仏滅のほかに「不成就日(ふじょうじゅにち)」も避けたほうがいいでしょう。
不成就日とは、その名の通りなにごとも成就しないとされる日。結婚関連では避けたほうがいい日取りとされています。
不成就日と縁起のいい日がかぶったときの考え方
不成就日は1ヶ月に4回あるので、大安や天赦日とかぶることも。
縁起がいい日と悪い日がかぶったときにどうするかは、人によって考えが違います。
- 天赦日は最も縁起のいい日だから、不成就日より強い
- 縁起の悪さを気にしたくないから、絶対に不成就日を避ける など
絶対こうするべき!というルールはないので、自分たちの考えに合わせて入籍日を決めましょう。不安な場合は、両親に相談してもいいですね。
婚姻届は24時間365日提出OK!
婚姻届は年中無休で受け付けてくれるので、希望の日付が役所の休日と被っていても問題ありません。
ただし役所の休庁日や時間外に出した場合、不備があると開庁日に確認、訂正してから受理されるため、入籍日がずれるケースもあります。
また夜間など時間外の提出だと、自治体が行っている記念写真サービスなどが受けられないかも。
詳しい注意点は、下の記事で解説しています。
【注意】手続き上のメリットを優先させるべきカップルもいる
なかには、日付よりも現実的なメリットを優先した方がいい場合もあります。
妊娠出産する場合
授かり婚の場合には、出産前に入籍するのがベター。
出産後に入籍すると、子どもの戸籍の手続きが複雑になります。また健康保険や扶養の手続き、各種名義変更を早めに終わらせておくと、安心して出産に臨めるというメリットもあります。
縁起や日付にこだわりながら、できるだけ早く入籍するのがオススメです。
【関連記事】こちらもCheck!
配偶者の扶養に入る場合(税金対策)
どちらかが配偶者の扶養に入る場合は、税金面のメリットもチェック。
年内(12月まで)に入籍すると、その年の給与に扶養控除が適用されます。
つまり、12月と1月で迷っているような場合には、12月に入籍した方が節税になるということです。
入籍日はいつにした?満足・後悔の声
ゼクシィ カップルのホンネ通信の調査によると、結婚10年目の夫婦の2割が、入籍日(結婚記念日)に不満を感じているようです。
満足度が高い入籍日や、不満の声が上がっている入籍日をチェックして、参考にしましょう!
満足度が高いのは、記念日を忘れにくい日
満足度が高い入籍日は、「結婚記念日を忘れにくい日」です。
具体的には、以下の通り。
- ゾロ目
- 誕生日などの記念日
- 結婚式当日や前後
記念日を毎年大切に過ごせる点が、満足度が高い理由です。
後悔した夫婦が多いのは、特別感の薄れてしまう日付
反対に、後悔を感じている夫婦が多い入籍日と理由は次のとおり。
- 大安吉日:年が変わると意味がなくなってしまう
- クリスマスなどのイベント日:子どもが生まれたら、子ども中心の過ごし方になってしまった
- なんでもない日:特別感がなくて忘れがち
入籍日の特別感が薄れてしまうのが不満、という声が多いようですね。
まとめ
- 結婚式前に入籍するカップルがやや多い
- 縁起のよさ、記念日、語呂合わせなど、入籍日の考え方はさまざま
- 入籍日を覚えやすい日付の方が、後々の満足度が高い傾向
入籍日は、ふたりの大切な記念日。
お互いに納得のいく、いい日を選んでくださいね。