花嫁さんは、普段は着る事のないようなウェディングドレスや和装など美しい衣装に身を包むので、お衣装に負けないように、お化粧も華やかにする必要があります。お顔を華やかにする一番のポイントは目元。工夫すれば華やかな印象にチェンジさせることが可能です。中でもまつ毛は花嫁さんを女性らしく優し気に、可憐に演出します。まつ毛を長くする方法と、メリット・デメリットを比較しました。
まつ毛エクステをつける
まつ毛エクステは既に生えている自分のまつ毛1本1本に、人工毛を着けていく方法。毛根より1～2mmの部分に、専用のグルー(接着剤)を使用して接着させていきます。カールの強弱・太さ・長さなども自分好みに調節して、いろいろな印象に変化させることが可能です。接着面もほとんど見えないので、かなり自然！
また、汗や涙などで落ちることはないので、挙式中泣いてしまっても大丈夫。
一度付けると3週間ほどは長いまつ毛をキープできるので、挙式後も長い状態を楽しむことができます
しかし、まつ毛エクステの接着剤グルーはオイルに弱いため、クレンジングはオイルフリーのものしか使用できません。エクステが取れないように目元のメイク落としにはかなり神経を使います。また、装着する本数やデザインなどにもよりますが、大体5,000～1,000円の出費を踏まえておきましょう。
まつ毛エクステは自然な仕上がり・充分な長さが出せる・まつ毛のデザインが豊富・涙に強い。しかし、コストがかかる・洗顔や就寝時、メイク時に気を遣う。
まつ毛をメイク(マスカラ)で長くみせる
普段よりも長く見せたい場合には、透明の下地を塗った後に繊維タイプのマスカラで長さを出しましょう。普段のお化粧通りで、特にテクニックは必要ありません。他の方法よりも自然なまつ毛に仕上がりますし、経済的です。
しかしマスカラでは、出せる長さやボリュームにももちろん限界があります。重ね塗りしすぎると、まつ毛が束になってひじきのようになり悪目立ちしがち。
ウォータープルーフタイプのマスカラであっても、挙式中にボロ泣きしてしまうようなシーンでは落ちてしまうことが多いです。パンダ目になったり、黒い涙が頬をつたってしまっては、せっかくの美しい花嫁が台無しに。
マスカラのみが向いている人は、もともとまつ毛がかなり長い・ボリュームがある人、挙式中に泣かない自信がある人(笑)のみといえるでしょう。目の周りの油分を軽くオフしてから塗ることや、最後にまつ毛用のトップコートを塗ることを忘れずに。
メイクで長くする方法は、とにかく手軽！低コスト。しかし、出せる長さに限界がある・涙に弱い。
つけまつげを装着する
この場合は、事前に挙式当日のヘアメイクさんに、つけまつげとつけまつげ用のグルーの用意があるかどうか、持ち込みが可能かどうかなど確認してください。
持ち込みOKであれば、自分に合ったつけまつげを探すところから始めましょう。
「ナチュラル」「セクシー」「ドーリー」などなりたい印象に合わせて、長さやカール・毛量など、好みに合わせて選べるのがつけまつ毛のいいところ。
大型の百円均一などにも、沢山のつけまつ毛の種類が置いてありますから、実際に購入・装着していろいろ試してみてくださいね。
丈夫なグルーであれば、泣いても取れることはありませんが、普段から愛用していてつけまつ毛に慣れている人でないと、装着時に違和感を覚えるかもしれません。目の形によってはつけまつ毛が取れやすい人もい。挙式中や披露宴の間に毛虫のようなつけまつげが取れてしまったり、浮いてしまう事態だけは避けたいもの。装着したまま、1日過ごしてみるなど、事前に研究してください。
つけまつげは比較的低コスト・充分な長さが出せる・まつ毛のデザインが豊富。しかし、不自然に見えることがある・挙式中に取れてしまう可能性あり。
まつ毛美容液で自まつ毛を伸ばす
まつ毛を長く・濃くする効果が期待できる育毛成分を含んだ専用の美容液をまつ毛の根元に塗布する方法。ちゃんとした商品を選べば、平均で2mm以上まつ毛を伸ばすことが可能。自まつ毛が長くなれば、マスカラを使用するだけでまつ毛エクステと同じ程度の長さを出すことができます。
一般的に、まつげの毛周期は早い人で30日、遅い人で100日程度。まつ毛美容液の効果を実感するには、周期と同じ期間かかると考えてください。周期は睡眠時間や食生活、ストレスの有無などに酔っても変わってきますので、少なくても3ヶ月～半年前位から使用を開始しましょう。毎日寝る前に美容液を塗らなければならないので、歯磨きセットの横に置いておくなどして、ルーティーンに取り入れて。
まつ毛美容液はドラックストアなどで2,000円弱のものも販売していますが、口コミを見ると、本当にまつ毛を伸ばす効果が実感できる美容液は6,000円～10,000円のものが多いようです。
挙式には、ウォータープルーフのマスカラを軽く塗って少し長さを出して挑みましょう。挙式中に泣いてしまっても目元を擦らないように注意して。
自まつ毛そのものが伸びるのでマスカラも薄付きでOK。しかし、効果を実感するまでに時間がかかる。高価な美容液でないと効果が実感しづらい。