両家顔合わせ食事会を、カジュアルに行うには?準備の段取り
お互いの両親へ結婚の挨拶が済んだら、次は両家顔合わせ。
ホテルのレストランや料亭などで食事会のスタイルをとることが多い顔合わせですが、最近はよりカジュアルな雰囲気で行うカップルも増えてきている様子。
「結婚はお金がかかるからできるだけ予算を抑えたい」「親族になるんだから最初から打ち解けたい!」「上の子で結納をやったら大変だったから堅苦しいのは抜きにしたい」など、さまざまな事情があるはず。
大事なことを抑えつつ、カジュアルな雰囲気の両家顔合わせ食事会をするためのポイントや、当日の流れを紹介します。
この記事のポイント!
- 堅苦しい顔合わせ食事会が嫌なカップル向け
- 顔合わせ食事会の段取りがわかる
- お店・予算・服装の選び方がわかる
- 顔合わせ食事会当日の流れがわかる
カジュアル版!両家顔合わせ食事会の段取りと流れ
「顔合わせはカジュアルにやろう」と両家の考えが一致したら、さっそく食事会の段取りを組みましょう。
カジュアルであるといっても、やはり日程と場所をしっかりおさえておくとことはマスト。
日程を決める
顔合わせ食事会は、結婚式の半年前くらいにセッティングするのが一般的。
遅くとも挙式の3ヶ月前には、日程を決めておきたいところです。
両家のスケジュールを考慮し、いくつかの候補日の中から選んでもらうのがいいでしょう。
お店を決める
顔合わせ食事会は両家の中間にあり、お互いに負担の少ない場所を選ぶのがポイント。
遠くから来てもらう場合は、駅や宿泊する場所から近いお店を選ぶようにしましょう。新婦の実家で食事会を行うケースもあります。
一般的な顔合わせ食事会の場合、料亭やホテルのレストランを使うことが多いのですが、アットホームな雰囲気にしたいなら、そこまで格式高くないカジュアルレストランがオススメです。
ただし、隣席の様子が気になってしまうのは困るので、個室か半個室のあるようなお店を予約するのがマスト。ファミリーレストランは避けましょう。
和洋中、どのジャンルでも構いませんが、両親の好みやアレルギーの有無などはチェックして。
顔合わせ食事会の時間は、ランチorディナー?
顔合わせ食事会はランチの時間帯に行うのが一般的ですが、最終的には両家の都合を調整して決めましょう。
カジュアルな雰囲気にしたいといっても焼肉や大皿で取り分けるスタイルは避け、時間をかけて楽しめるコース料理を選びましょう。
予約する際は、顔合わせ食事会である旨を伝えておくといいですね。「顔合わせ食事会プラン」を設けているお店もありますよ。
顔合わせにかかる時間の目安は2時間半から3時間ほど。
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両家顔合わせをカジュアルにしたい!食事会の予算は?
新郎新婦の両親を合わせて合計6人の顔合わせ食事会費用は、平均で62,000円です。(「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」より)
とはいっても、これは一般的な顔合わせ食事会の予算。カジュアルなレストランで行うなら、もう少し予算を抑えられます。
お店にもよりますが「顔合わせ食事会プラン」は1人3,000~5,000円くらいから設定されています。
予算とメニューを検討してからお店を決める方法もいいですね。
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顔合わせ食事会の支払いは誰がする?
新郎新婦が親を招待するスタイルで開く場合は、食事会の費用は新郎新婦の2人で支払うことが多いようです。
どちらかの実家が遠方の場合は、交通費や宿泊費など考慮したうえで、両家で折半してもいいでしょう。
お手洗いなどで少し退席した際に、支払っておくのがスマートですよ。
誰が支払うか、事前に両親に伝えておく
顔合わせ食事会で誰が支払うかは、新郎新婦を通じて事前に両家で決めておくようにしましょう。
避けたいのは顔合わせ当日までどちらが支払うかはっきりと決めずに、お店で慌ててしまうこと。
「私どもが払います」「いえいえ、こちらが!」なんて、最後にお金で揉めてしまうことがないように、あらかじめ決めておくこと!
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カジュアル顔合わせ食事会にオススメの服装は?
お店と予算の次に気になるのが服装です。
カジュアルだから「振袖は着ない」のは当然ですが、一体何を着れば大丈夫なのか、線引きがあいまいで心配ですよね。
一番大事なのは、両家でドレスコードをそろえることです。
どちらかだけがカジュアルな装いだったら、最初から気まずい雰囲気になってしまうので、「リラックスできるような普段着で」と、あらかじめ両家に伝えておきましょう。
やはり結婚の報告の席なので、どんなに崩したとしてもキレイめカジュアルまでで、ジーンズやスニーカーにTシャツ、サンダルは避けましょう。
具体的な服装を紹介するので参考にしてくださいね。
新郎の服装
顔合わせ食事会といえばダークスーツが定番ですが、カジュアルにしたいならノージャケット、ノータイでもOK。
でも、インには必ず襟のついたシャツを着ましょう。カジュアルな集まりといっても清潔感のあるものを選んで。
新婦の服装
いちばんオススメしたいのは、ワンピース。
色に決まりはありませんが、優しい色あいが好ましいですね。シャツの色を新郎とおそろいにするものおしゃれ。
カジュアルな服装といっても露出度が高いデザインや胸が大きく開いたもの、ミニ丈はさけて。
パンツスーツでスタイリッシュに決めるのもカジュアルな食事会ならでは。
紺や黒、ダークグレーなどのテーラードジャケットだと、まるで面接のようになってしまうので、花嫁にふさわしく華やかで上品なデザインをチョイスして。
パンツスタイルなら、アクセサリーなどの小物を使って女性らしさを演出するとなおいいでしょう。
メイクや髪型、ネイルも派手過ぎないものを選びましょう。
父親の服装
父親の世代だと、カジュアルな着こなしが難しいと感じるかもしれませんね。
新郎と同じく、ノージャケット・ノーネクタイでOKです。
ボタンダウンのシャツにジャケットなら場違いにはなりません。
母親の服装
「カジュアルって、お母さん何着ていけばいいの?」と母親に聞かれたら、「学校の保護者会みたいな恰好で」と応えましょう。
カジュアルと言われているのにきっちりとした装いでいくのは失礼にあたります。かといって買い物に行くような服装もNG。
アンサンブル、ジャケットにスカートやパンツといった、少しフォーマルな装いが好ましいでしょう。
顔合わせ食事会に、手土産は必要?
お互いが住む地域の名産品を持参すれば、話のネタにもなるのでオススメです。
どちらかだけ手土産を用意して気まずい雰囲気にならないように、あらかじめ2人で相談して両親に伝えておくといいでしょう。
手土産の予算は3,000~5,000円を目安に。
顔合わせ食事会当日の流れは?
もともと顔合わせ食事会に決まったプログラムはありません。
「彼は仕切り上手だし、機転がきくから心配ない!」なら、当日の司会は新郎に任せて安心ですが、心配な場合はだいたいの流れを頭にいれておきましょう。
前半は自己紹介などを形式的に済ませ、後半はご歓談タイムにするとメリハリがついていいでしょう。
抑えておきたいポイントを紹介します。
1.両親と一緒に会場へ
親だけが先に着いて気まずい思いをしないように、それぞれが両親をエスコートする形で会場に向かいます。
始まる5分前には到着するようにしましょう。
2.はじまりの挨拶
カジュアルな会であっても、親同士は初対面なので、最初の挨拶と自己紹介は新郎からきっちりきめてもらいましょう。
★ 顔合わせ食事会 挨拶例
「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。最後までどうぞよろしくお願いします」
3.両家の紹介
子供からの紹介をうけ、親が挨拶を添えると話しやすくなります。名前だけでなく、一言そえるとその場の雰囲気も和んでいくでしょう。
紹介の順番は、新郎父→新郎母→新婦父→新婦母 が一般的です。
★ 顔合わせ食事会 自己紹介例
新郎「私の父の○○です。最近はメタボな体形が特に気になる様子でして…ランニングをはじめたようです。」
4.婚約指輪(結婚記念品)のお披露目
実際に会ってみたら両家ともガッチガチになっているかも。
食事会のイベントとして、親の前で改めて婚約指輪のお披露目をしたらきっと喜びますよ!
男性が女性の薬指にはめてあげたら、拍手も生まれて雰囲気も盛り上がるでしょう。
5.写真撮影
同じくイベント的要素が強いのが写真撮影。
お酒が入ると顔が赤くなってしまうので、乾杯の前に1枚撮っておくのがオススメです。
1枚の写真に全員が納まることで親近感もわくでしょう。
6.食事と歓談タイム
料理が来たら、乾杯の音頭も新郎が率先してとりましょう。
食事中は2人が積極的に場を盛り上げて。政治や宗教、病気の話は触れないことがマナーです。
やはり中心になるのは、結婚式の話。
「場所はどこ?」「何人呼ぶの?」「何を着るの?」「引き出物は何?」と両親も知りたいことがたくさんあるはず。
会場のパンフレットなどを持参して説明すると分かりやすいでしょう。
このほか、お互いの家族の話、両親が結婚した時の話、2人が子供の頃のエピソードや趣味など、出席者全員がリラックスして楽しめる話題をふるのがいいですね。
7.終わりの挨拶
なんとなくお開きにならないように、最後は新郎または新郎新婦そろって挨拶をしましょう。
★ 顔合わせ食事会 挨拶例
「本日はお忙しいところ、お集まりいただきありがとうございました。これから結婚準備でいろいろとお世話になると思いますが、その際はどうぞよろしくお願いします」
「カジュアル」というコンセプトを共有することが大事
カジュアルな顔合わせ食事会の場合、形式ばったルールがない分、どんな雰囲気でやるのかをあらかじめ両家で共有しておくことが重要になります。
お店や予算、服装など、新郎新婦が話しあったことをそれぞれの両親に伝えておくことを忘れずに。
当日は親同士が初対面ということもあり、最初の方はかたくなってしまいがち。
両家のプロフィールなどをまとめた「顔合わせ食事会用のしおり」を準備しておくと、話の糸口が見つかって会話が弾んでいくでしょう。
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まとめ
- カジュアルな雰囲気にしたいことをお互いの両親に事前に伝えておく
- 顔合わせ食事会の日程や場所は両家の都合を調整する
- お店は個室を予約する
- 支払いや服装、手土産については事前に話し合っておく
- 当日は会話が盛り上げるように新郎新婦が気を配る
顔合わせ食事会の一番の目的は両家が仲良くなること。
「結婚式の前にまた会いましょう!」なんて盛り上がるように2人で話し合い、和やかで楽しい顔合わせ食事会にしてくださいね。