マタニティウエディングに適した時期は?妊娠周期別の注意点&ドレス選び
「お腹に赤ちゃんがいても素敵な結婚式を挙げたい!」
という妊婦さんの声に応え、現在はおめでた婚やマタニティ婚プランを掲げる結婚式場が増えてきました。
ただ、妊娠中の女性の体はとてもデリケートなので、式を挙げる時期や着用するドレスなど注意すべきポイントはたくさんあります。
ここでは、マタニティ婚で後悔しないためのお役立ち情報をまとめてみました。
この記事のポイント!- 妊婦花嫁向け
- マタニティ婚はいつ挙げるのがベストなのかわかる
- 着用するドレスの選び方をチェックできる
マタニティ婚はいつからいつまで可能?期間ごとの注意点
妊娠期間は約10ヶ月間と長いため、どのタイミングでマタニティ婚をしたら良いのか迷ってしまうところですよね。
結婚式場の方針にもよりますが、基本的にいつからいつまでと制限があるわけではなく、体調を見ながら好きな時期に挙式することができます。
ただ、妊娠期間によってメリット、デメリットが異なるので注意しましょう。
妊娠初期~4ヶ月:体調不良に要注意!(オススメ度★★☆)
妊娠初期~4ヶ月まではまだお腹が目立たないのでドレスの選択肢に幅がある点は魅力的。
ただし、ママもお腹の赤ちゃんも不安定な状態なので、体調に気を配ることが大切です。
- 人によってはつわりがある
- ドレスを着たり、長時間座り続けるのが辛い場合も
- 早期流産の心配がある
これらの心配事があるので、全ての人が妊娠初期にマタニティ婚できるとは限りません。
少しでも体調に不安があるなら挙式は安定期以降にした方が良いでしょう。
ただ、中には1年前から挙式の準備を重ねていて、式当日を迎える前に妊娠が判明した…というケースもあります。
そのような事情がある場合はブライダルプランナーの人に包み隠さず事情を話し、相談に乗ってもらいましょう。
マタニティ婚へのプランに変更したり、式当日にスタッフがサポートしてくれるなど、色々助けてもらえるはずです。
妊娠5~7ヶ月:マタニティ婚に最適!(オススメ度★★★)
安定期に入る5ヶ月~7ヶ月はマタニティ期間を通して最も挙式しやすい時期と言えます。
- つわりが終わっているので、体調が安定している
- 妊娠初期よりも流産の可能性が低くなる
- お腹のふくらみはあまりないので、ドレスデザインが豊富
ただ、安定期と言ってもやはり通常の体とは異なりますので、あれこれ欲張ったプランにするのは禁物。
体やお腹に赤ちゃんに負担をかけないよう、ゆとりのある挙式プランを選ぶことが大事です。
妊娠8~10ヶ月:マタニティ婚はなるべく避けよう(オススメ度★☆☆)
妊娠8ヶ月以降(妊娠後期)となるとだいぶお腹も目立つようになります。
- 選べるドレスのデザインが少ない。マタニティ用のみ
- お腹が大きく、動き回ることが困難
- 座りっぱなしも身体に負担がある
など、妊娠後期のマタニティ婚はできれば避けたいところです。
特に臨月はいつ何が起こってもおかしくありませんので、たとえ前々からの予約であっても式を挙げるのは控えた方が良いでしょう。
妊娠期間別!マタニティウェディングドレスの選び方と注意点
妊娠中は期間によって体型が大きく変化します。
挙式する時期に妊娠何ヶ月になっているのかあらかじめチェックして適切なものを選ぶようにしましょう。
ここでは妊娠期間別のドレスの上手な選び方と注意点をご紹介します。
妊娠初期~4ヶ月:比較的自由にドレスを選べる
妊娠初期はお腹があまり目立たないので、通常サイズのドレスを着用することができます。
ただ、体をきつく圧迫するようなドレスは体に障りますので、上半身をきつく締めるようなブライダルインナーは避けて。
妊娠5ヶ月~7ヶ月:お腹のふくらみをさりげなくカバーするドレスが◎
妊娠5ヶ月になると少しずつお腹が膨らみ始めます。
下半身に一気にボリュームが出てしまうので、裾に向かって広がるAラインのドレスで体型をカバーすると良いでしょう。
なお、この頃からバストも大きくなってくるので、衣装合わせの時は胸元にも余裕があるドレスを選ぶと良いでしょう。
人によっては通常のウェディングドレスも着用可能ですが、マタニティ用ドレスも検討を。
マタニティ用に作られたドレスはお腹の部分はゆったりしているものの、それ以外の部分はスッキリ。
女性の体が美しく見えるようにメリハリを出しているので、すらりと見えるスレンダーラインのドレスなどもありますよ。
妊娠8ヶ月~10ヶ月:全体的にゆったりしたドレスラインがおすすめ
この頃になるとだいぶお腹がふくらんできて、選べるドレスにも制限がかかってしまいます。
Aラインではそろそろ体型がカバーしにくくなりますので、ゆったりとしたエンパイアラインのドレスを選ぶのがベスト。
胸のすぐ下で切り替わり、そのまますんなりと足元に流れていくデザインなので大きくなったお腹もゆったりとカバーすることができます。
【おめでた婚】マタニティウエディングドレスの選び方【妊婦向け】
結婚式は子供が生まれるまで延期する?マタニティor産後ウェディング
ここまでマタニティ婚についてのご紹介してきましたが、中には「子供が生まれるまで挙式を延期すべきかどうか」悩んでいる方もいらっしゃるのでは?
結論から言うと、子供が生まれる前も後もそれなりのメリット、デメリットがあり、一概にどちらが良いとは言い切れません。
ここでご紹介する産前・産後両方のパターンを比較検討してみて、自分たちが後悔しない方法を選択してくださいね。
マタニティ婚のメリット
- 新婚のうちに結婚式を挙げられる
- 子供がいないぶん打ち合わせがスムーズ
子供が生まれると、しばらくは結婚式どころではなくなるため、入籍から式を挙げるまでの時間が長くなってしまうことを気にする人も多いでしょう。
また、小さな子供を連れての話し合いは難しく、打ち合わせが長引いたり、細かい部分まで突き詰められなくなったりする恐れがあります。
そのため、「出産前に式を挙げた方が準備が何かと楽」という意見もあるようです。
マタニティ婚のデメリット
- 準備期間が短い
- 体調不良を起こすリスクが高いこと
結婚式の準備にかかる平均期間はだいたい1年と言われていますが、妊娠期間は約10ヶ月間。
しかもそのうち2~3ヶ月までは自覚症状がないため、実質は7ヶ月の間に結婚準備を進めなければなりません。
また体調によっては思うように行動できないこともあり、急ピッチで結婚式の準備に取りかかる必要があります。
そうなるとゆっくり吟味する時間がなくなるため、妥協点が多くなってしまうことも。
また、挙式中はじっと座っていたり、ゲストへのおもてなしなどで心身ともに負担がかかってしまい、体調不良を引き起こす可能性が高くなるところも心配です。
出産後結婚式のメリット
- ゆっくり時間をかけてプランを練ることができる
- 子供のお披露目ができる
- 子供と一緒の演出ができる
出産後しばらくすれば特に時間の制約はなくなりますので、心ゆくまで打ち合わせをし、挙式へのこだわりも徹底的に突き詰めることができます。
また、親にとっては自分たちの結婚を子供にお祝いしてもらえるのは何より嬉しいもの。
実際、子供にも出席して欲しいからと、あえて結婚式の日取りを延期したカップルも少なくありません。
出産後結婚式のデメリット
- 入籍から挙式まで、数年は空いてしまう
- ゲストから「今更婚」「内輪だけの自己満足」だと思われる可能性も
赤ちゃんが生まれると育児にかかりきりになり、結婚式の準備をする時間も手間も費やせなくなってしまいます。
子連れだと打ち合わせもままならないので、子供がある程度大きくなるまで結婚式はお預けという形になってしまうでしょう。
さらに、子供が大きくなってから大掛かりな結婚式を!と思っても、「いまさらやるの?」と思う人もいます。
まとめ
- マタニティ婚は安定期に挙げるのがベスト
- 安定期以降はお腹がゆったりしたドレスラインがおすすめ
- 式にこだわりたい人や、子供にもお祝いしてもらいたい人は延期(産後ウェディング)もアリ
マタニティ婚のプランを取り入れている結婚式場はたくさんあるため、妊娠したからと言って挙式をあきらめる必要はありません。
ドレスもマタニティ用のものを選べば安定期や後期でも華やかにドレスアップすることが可能です。
ただ、妊娠中はトラブルが起こりやすいので、体調面や時間的に難しいと判断した場合は潔く延期することも大事です。
子供が生まれた後に挙げる結婚式にも色々なメリットがありますので、まずは自分の体とお腹の赤ちゃんのことを第一に考えてマタニティ婚を挙げるかどうか判断すると良いでしょう。