落ち着いて晴れの日を迎えるために、知っておきたい結婚式当日の流れ

落ち着いて晴れの日を迎えるために、知っておきたい結婚式当日の流れ

まだまだ先だと思っている結婚式も、準備に追われているとあっという間にやってくるもの。

初めてのビッグイベントに嬉しい気持ちと不安な気持ちでいっぱいだと思いますが、少しでも落ち着いて晴れの日を迎えられるよう、結婚式当日の流れをしっかりと押さえておきましょう。

最近では挙式を行わずに披露宴から始まる結婚式も増えていますが、こちらではオーソドックスな結婚式のタイプ「挙式会場から移動して披露宴」を例に、結婚式当日のスケジュールを解説します。

この記事のポイント!

  • 結婚式を直前に控えたカップル向け
  • 結婚式当日のスケジュールがわかる

1.自宅を出発:時間には余裕を持って出かけよう

花嫁のメイクや着付けは、和装で3時間、洋装でも2時間かかります。会場の都合にもよりますが、時間には余裕を持って到着したいものです。

会場に向かう前には以下のことに注意しましょう。

朝食はしっかりと食べておく

新郎新婦は披露宴ではあまり食べる暇がありません。朝食はしっかりと食べておきましょう。

しかし、着物を着る予定がある場合は帯の加減で気分が悪くなることもあるので程々に。なかなかトイレにも立てないので、利尿効果のある飲み物は前の日から控えておいたほうが無難です。

ストレスで頭痛や胃痛が起きやすい人などは、頭痛薬や胃腸薬をあらかじめ服用しておきましょう。

花嫁はノーメイクか薄化粧で

花嫁は会場でメイクアップするので、ノーメイクか、薄めのお化粧で出かけましょう。髪にもワックスなど余分なものはつけないように。

下着も跡が残らないよう、ブライダルインナーを着けていくことも忘れずに。メイクやヘアを整えてから着付けとなりますから、着替えやすい前開きの洋服で行くといいですね。

あらためて両親に挨拶して出かける

自分の両親にあらたまって挨拶するというチャンスは、めったにないものです。実家から出かける方は、心を込めて今までの感謝の気持ちを伝えたいですね。

2.会場到着:事務的な窓口は新郎が受け持とう

着付けの時間は新郎新婦でかなりの差があります。会場に到着したら、挙式前の確認や挨拶などは新郎が受け持つのがベストです。

プランナーさんや披露宴の司会者と当日の流れについて最終確認を行い、こちらからの連絡事項があれば伝えます。花嫁さんは、着付けに専念させてあげましょう。

トラブルを避けるためにも当日の窓口を一つにしておくことは大切です。花嫁は、直前の変更事項や確認事項(例えば、新婦側のゲストに関する伝達事項など、受付の人に伝えたいことなど)があればメモ書きして新郎に渡しておきましょう。

親族が集まり出したら、新郎が両家の控室に顔を出して簡単な挨拶をしておくと良いでしょう。時間に余裕がないような場合は、新郎側の父親にお願いするのも良いですね。

3.身支度完了:ファーストミートや顔合わせを記録に残そう

タキシードとウェディングドレスへの身支度が終われば、お互いの姿を見せ合う感動的な演出「ファーストミート」が待っています。

写真や動画などで残しておき、披露宴のエンディングロールなどで使うカップルも多いようです。ただし、挙式前の短い時間で済ませるのは周囲の協力が必要。プランナーさんにしっかりお願いしておきましょう。

式場にもよりますが、身支度が終わった段階で両家親族の初顔合わせ・写真撮影を行う会場も多いようです。

初顔合わせでは、それぞれの父親が新郎新婦に縁の近い親族から紹介します。この顔合わせについても、写真や動画で残しておくと記念になりますね。

これらを済ませたら、いよいよ挙式。リハーサルがある会場もあるようですが、基本的には司式者や担当者の案内に従っていきましょう。

4.挙式終了〜披露宴開宴:空いた時間を有意義に使おう

挙式から披露宴までは、時間に余裕を持ったスケジュールで組まれていることがほとんどのようです。空いた時間にウェルカムパーティや披露宴会場への移動を行うと良いでしょう。

ウェルカムパーティ

最近よく耳にするのが挙式後、披露宴前に行うウエルカムパーティです。これは、ゲストに披露宴までの時間を軽食とドリンクでゆっくりしてもらう趣旨のパーティです。

一般的には招待されたお客様同士の歓談の場として設けられていますが、挙式直後にフラワーシャワーやバブルシャワーで新郎新婦を迎え、ブーケトスや写真撮影などで過ごす場合もあるようです。

余裕があれば、このときに主賓の方、乾杯の発声をしてくださる方、スピーチをお願いしている方などへ一言ご挨拶をしておくと、より感謝の気持ちを伝えることができるでしょう。

挙式会場から披露宴会場への移動

同じ式場内であればあまり問題がありませんが、神社や教会で挙式して、披露宴会場が挙式会場から離れたホテルなどで行うという場合、ゲストの移動手段を手配しなければなりません。

マイクロバスや自家用車で移動する、予約したタクシーに予め料金を払っておく、タクシー券をゲストに渡す、などいろいろなケースがあります。当日混乱を招かないようにしっかりと事前準備をしておきましょう。

5.披露宴終了後:ゲストや関係者へ感謝の気持ちを伝えよう

披露宴は一般的に2時間半程度ですが、「あっというまだった」という感想を持つ人が大半です。一番華やかな場面ですが、司会者や会場のスタッフがしっかりスケジュール管理していますから、お任せして大丈夫。

披露宴終了時には、新郎新婦、両家の両親が会場出口に立ってゲストのお見送りをすることとなります。

ご挨拶をしながらプチギフトを手渡すというケースが多いので、ここでしっかりとお一人お一人に感謝の気持ちを伝えたいところですね。

披露宴が終わったら、持ち込んだ品物や頂いた品物の搬出、当日発生した支払いなど全ての手続を済ませましょう。披露宴会場でドレスのレンタルをしていた場合は、着替えてドレスも返却します。

手伝ってくれた友人・親族や、プランナーさん、会場のスタッフに挨拶し、お礼や心付けを渡していなかったら渡します。

次に待つ2次会・3次会に親族を呼ばない場合には、親族にもしっかりお礼を伝えてください。

2次会〜:楽しくてもその日のうちに帰宅しよう

2次会・3次会は、業者や新郎新婦の友人に幹事を任せるパターンが多く、披露宴会場とは別にイベントスペースやレストランなどを貸し切って行うことも。

ゲストの移動時間や、新郎新婦の挨拶・着替え・移動の時間を考慮して、披露宴より1時間~1時間半後より開始される事が殆どです。

披露宴では話せなかった友人とも楽しく過ごせる時間になるでしょう。

親しい友だちに囲まれると、ついお互いの友人たちと盛り上がりがちです。

しかし、「結婚式」の2次会であることをお忘れなく。あまり砕けすぎないように気をつけながら、なるべく早めに帰宅して休みましょう。

まとめ

  • 結婚式当日は時間に余裕を持って出かける
  • 花嫁は着付けが大変なので、スケジュール管理や窓口は新郎が受け持つ
  • ファーストミートウェルカムパーティなどの演出も人気
  • 結婚式はお世話になった方々への感謝をあらわす機会ということを忘れずに

結婚式当日のスケジュールについては、新郎新婦・両親と共有しておくのが良いでしょう。

結婚式は、有形無形で今までお世話になってきた方々への感謝の宴です。主役は花嫁、と思いがちですが、結婚式当日は来てくださった方々にしっかりと感謝の気持ちが伝えることを心がけたいものですね。

感謝の気持ちとともに、素晴らしい1日になりますように。