婚約指輪を素敵にリフォーム！デザイン事例を紹介
新品の婚約指輪を買うのも良いけれど、代々家に伝わる指輪を受け継ぐというのも特別感があって素敵ですよね！
最近ではイギリスのキャサリン妃が、故ダイアナ妃の指輪を継いで話題になりました。
とはいえ、そのままのデザインではなんとなく古臭かったり、サイズが合わなかったりして困るもの。
そこで今回は婚約指輪のリフォームについて、価格や人気のデザイン、依頼できるお店などを紹介します！
この記事のポイント！
- 婚約指輪のリフォームを検討している人向け
- 指輪のリフォームの概要が分かる
- 人気のデザインや価格相場が分かる
- どこでリメイクできるかを知れる
婚約指輪のリフォームに込められた意味
婚約指輪のリフォームとは、既存の指輪をアレンジして、新しいものに作り変えること。
特別な思いが込められた品物を、今の自分にぴったりの形に直して、大切に使い続けられるのが魅力的です。
一番簡単なリフォームはサイズ調整ですが、指輪の枠の形を変えたり、ダイヤを追加したり、ダイヤだけ残して枠をオーダーメイドしたりと他にも色々な方法があります。
婚約指輪をリフォームするメリット・デメリット
婚約指輪のリフォームにはメリットとデメリットがあります。
メリット：義母、母から娘へ特別な指輪を継げること
メリットは何と言っても、形見の指輪など、想いの込められた世界にたった一つの指輪を、大切に受け継げることです。
手を加えて自分の好みにすれば、さらに特別感が増して大事に使おうと思えるはずです。
ちなみにヨーロッパには「サムシング・フォー」という花嫁のジンクスがあります。受け継いだ婚約指輪は、そのなかのひとつ「サムシング・オールド（何か古いもの）」としても使える特別なアイテムとなります。
また、新品のエンゲージリングを購入するよりも比較的安価で済むのも嬉しいポイント。
人とは違う素敵な指輪が欲しいけれど、予算が少ない…というプレ花にとってはリフォームがぴったりですね
デメリット：希望通りのデザインにならない可能性があること
デメリットは、元々の指輪の状態によっては、希望のデザインに仕上がらない可能性があることです。
例えば、1カラットダイヤモンドは高さが4mmほどあるので、引っかかりを作らないようにすると、デザインが限られてしまうかも。
リメイクではなく、サイズ調整のみの場合も注意が必要です。
フルエタニティやパヴェデザインのリング、硬い素材であるピンクゴールドなどは、お店によってはサイズ直しを断られる場合もあります。
一度リフォームしてしまうとなかなか元には戻せないので、サイズ調整やデザインの打ち合わせは慎重に行いましょう。
婚約指輪のリフォーム事例、人気のデザイン7つ
せっかくリフォームするなら自分の好みのものを作りたいですよね！
人気のデザインや実際のリフォーム例を集めました。
1.立て爪のソリティアリングを、シンプルな普段使い用に
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普段使いしづらく、古臭いイメージもある立て爪のリングを、爪なしのデザインにリフォーム。
祖母～母親世代は立て爪のソリティアリングが一般的だったので、譲り受けた婚約指輪が立派な立て爪リングだった、というのはよくあること。
今風のソリティアにしたり、メレダイヤをあしらったりするのも素敵です。
2. 複数の指輪の宝石を、1本のリングに
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婚約指輪以外にも、宝石のセットされた指輪を持っているなら、それらの石を集めて1本の指輪にするのも素敵。存在感がグンと増します。
追加の宝石を用意するお金もいらないので、比較的ローコストなのも◎
3. プラチナからゴールドへ。地金（枠）の素材を変える
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地金の素材を変えると、リング全体の印象がガラっと変わります。
「昔はイエローゴールド派だったけど、プラチナのほうが似合う」
「定番のプラチナを選んだけど、個性的なイエローゴールドにしたい！」
「金属アレルギーになったから、チタンやステンレスで作り直ししたい」
という修理もできますよ。
4. ダイヤモンドに誕生石をプラス
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受け継いだジュエリーに自分の個性もプラスしたい人には、誕生石の追加がおすすめです。
色のついた石が加わることで、パッと目を引く個性と華やかさを演出できます。
5. しまい込んでいた指輪を、ネックレスやピアスにリメイク！
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仕事や家事、育児をしていると、指輪を着けづらい場面も多いもの。
そんなときは、普段使いしやすいネックレスやピアスに作り直すのが正解かも！
逆に義母や母親から譲られたネックレスを使って、婚約指輪に仕立てるのも素敵です。
6. ダイヤを並べ替えて、ハーフエタニティにアレンジ
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ダイヤモンドがたくさん並んだデザインの指輪なら、宝石を並べ替えるだけでもグッと印象が変わります。
ゴージャスなデザインは華やかで素敵ですが、使う場面を選ぶのが難点。
ハーフエタニティにアレンジすれば、普段のお出かけはもちろん、パーティーなどに着けていくこともできますね！
7.元の枠も大切な思い出！新しい宝石をセットして
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こちらのリングは、元々3粒のダイヤモンドがセットされた指輪。中央にあった大粒ダイヤモンドで新しく指輪を作り、残った枠に誕生石のタンザナイトを留めているんだとか！
宝石はもちろん、指輪の枠だって2人の思い出がつまった大切な品物です。
新しい指輪にせず、ペンダントトップとして使うのもいいかもしれませんね。
婚約指輪リフォームのオーダー方法
ジュエリーのリフォーム方法には「フルオーダー」と「セミオーダー」の2種類があります。
フルオーダーでは、指輪の型やデザインなどをいちから作ります。自分たちだけのオリジナルジュエリーが作れますよ。
もう一方のセミオーダーは、店舗で用意されているデザインに沿って婚約指輪のリフォームを行います。
ほとんどの店舗でサンプルも用意されているので、仕上がりをイメージしやすいです。フルオーダーよりも価格が安く、納期が短いところも特徴的！
婚約指輪のリフォームにかかる価格相場
ジュエリーの価格は、材料費（石やパーツなどの素材）と工賃（作業の費用）で構成されます。リフォームの場合、石などの素材を持ち込むので、新しい指輪を買うよりも安く仕上がることが多いですよ。
セミオーダーなら5万円～10万円程度でもリフォームできます。例えば立派な立て爪のプラチナリングを、ティファニーセッティング風の指輪に作り変えるなら、費用は5万円ほど。
フルオーダーだと15万円以上かかると見ておいた方がよさそうです。
もちろん宝石を追加したり、複雑なデザインにしたりするとセミオーダーでも数十万円かかます。
婚約指輪を下取りに出せば、低価格でリメイクできるかも
婚約指輪をリフォームする際、新しい指輪には使わない素材（指輪枠や石）を店舗が下取りしてくれることが多いです。
その場合、見積り書には下取り金額が明記され、その分を差し引いた価格を支払うことになります。
①材料費 + ②作業費用 － ③下取り金額 = ④支払い代金
ただしプラチナやゴールドの価格は日によって変動するので、注意が必要です。
リフォームをお願いする時には、材料費、工賃、下取り、そして地金追加代について確認をしておきましょう。
婚約指輪のリフォームにかかる期間
ブランドにもよりますが、セミオーダーなら1ヶ月ほど、フルオーダーなら2～3ヶ月ほど時間がかかります。
複雑なデザインや珍しい素材を使う場合は、もう少し長めに見ておいた方が良いでしょう。
サイズ直しなどの修理だけなら、数週間で受け取り可能です。
金額同様、期間もリメイクの内容によってずいぶん変わりますから、時間がない人はあらかじめ、「いつまでに欲しいか」を明確に伝えてくださいね。
リフォームできるジュエリーショップ選びのポイント
「義母からもらった」「母の形見」など、指輪のリフォームは、特別な思いがこもっていることも多いはず。
大切なジュエリーを預けるので、リフォームしてくれるお店選びは非常に大切です。
1. 丁寧にカウンセリングをしてくれる店
リフォームは一人ひとりの女性に合わせて、ジュエリーを作り替える作業。希望のデザインや予算などを丁寧に聞き取ってくれるお店を選ばなければなりませんね。
宝石や素材の特徴について分かりやすく説明してくれるお店かどうか、リフォームにかかる総額を事前に出してくれるかどうか、といった点を確認しましょう。
なおカウンセリングの際は、自分から希望を伝えることも大切です。
デザインによっては普段使いしているとキズが入りやすかったり、石が取れてしまったりします。「毎日着ける予定」「特別な日にだけつけたい」など、どういう環境で指輪を使用するつもりなのか、詳しく伝えておくと後悔しなくて済みますよ。
2. リフォームの事例が豊富な店
リフォーム対応をしているジュエリーショップの多くが、ホームページでリフォーム事例を紹介しています。
リフォームの内容や金額を丁寧に説明しているところ、また実績例が多くあるジュエリーショップをいくつかピックアップして、まずは電話で問い合わせをしてみましょう。
知識も豊富で対応もよさそうだったら、実際に店舗を訪れ相談してみてください。
3. 製作前に見積り金額を提示してくれる
「リフォームした指輪ができあがるまで金額がわかならない」では、困りますよね。
製作に入る前までに、きちんと見積りを提示してくれるジュエリーショップを選ぶようにしましょう。
ブランドもの（ティファニーやカルティエなど）の指輪もリフォームできる？
婚約指輪はブランドものを選びたいのが女心。
エンゲージリングで有名なブランドは、デザインから作り変えるリフォームを受け付けてくれるのか編集部が調査・問い合わせしました。（注：2021年4月時点の情報です）
結論を先に言うと他社製品はもちろん、自社製品もリフォーム受付してくれないブランドが多いです。なおサイズ直しなどの修理は対応OKですよ。
- Tiffany & Co.（ティファニー）…不可
- Cartier（カルティエ）…不可
- 4℃（ヨンドシー）…不可
- I-PRIMO（アイプリモ）…不可
指輪のブランドとは違う店でもリフォームできる？
違うブランドの婚約指輪は、リフォームを受け付けてくれないお店が多いです。
例えば銀座ダイヤモンドシライシは、自社製品のみリフォームOKとしています。
ブランド品は独自の素材・工程で指輪を製作しているので、基本的にリフォームは自社製品のみなんです。
他社ブランドの指輪もリフォームしてくれるブランドは次の段落で紹介しています。
婚約指輪をリフォームしてくれる、おすすめブランド3選
他社ブランドの指輪もリフォームOKな工房の中でも、評判の高いショップを3つ紹介します。
■ケイウノ
オーダーメイドジュエリーの有名店。工房併設かつデザイナー常駐で対応が早いところも魅力的です。オンライン相談や、無料デザイン提案のサービスもあるので、気軽に相談できます。
■夢仕立
年間約3,000件のジュエリー加工実績のあるブランドです。リフォーム料金についても、HPで詳細に解説しており、信頼感が持てます。メールで見積もりが取れるところも◎
■GALA JEWELRY(ガラジュエリー)
宝飾問屋街、御徒町（東京都）にあるジュエリーショップ。ジュエリーメーカー直営のブランドなので、宝飾品の知識が豊富です。ネット上で簡単な見積もりが取れるので、気軽に予算感が掴めます。
まとめ
- リフォームのメリットは、世界に一つだけの指輪になること
- リメイクの相場は5～30万円前後、期間は2～3ヶ月
- 立爪ダイヤを今風にアレンジするのが人気のリメイク法
- リメイクは信用できる業者に任せよう
婚約指輪を素敵にリフォームするポイントとデザイン事例をご紹介しました。
事前にじっくりと考えて、たった一つのお気に入りの婚約指輪に仕上げてくださいね！
