和装花嫁なら知っておきたい!着物の伝統柄「吉祥文様」のこと

和装花嫁なら知っておきたい!着物の伝統柄「吉祥文様」のこと

辺見えみりさん、真矢みきさん、安めぐみさんなど、芸能人に大人気の結婚式での和装。

芸能人の婚礼衣装は、素敵な模様の着物を選ぶことが多いようです。

中でも、大正から昭和のアンティーク着物には、今では再現できない職人さんの繊細な手仕事がほどこされています。

代表的なのが、おめでたい行事で着るときに使われることの多い伝統的な吉祥文様。

吉祥文様は華やかな柄が多く、見て選んでいるだけでも楽しいですよ。

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日本女性に映える!繊細でも豪華な吉祥文様の花嫁衣装

吉祥文様(きっしょうもんよう)とは、縁起がいいとされる動植物や物品などを描いた図柄のこと。

昔から晴れ着や慶事の宴会などの調度品などにあしらわれます。

日本人の独特な繊細さを持つ感性から創作された文様の数々は、現代でも決して古さを感じさせないものばかり。

ため息が出るほど美しい吉祥文様の衣装をご紹介します。

鶴・宝づくし

鶴・宝づくし

「鶴」は一生つがいで生活するので、婚礼衣装にもぴったり。

帯は、小づち・宝袋などのさまざまなたからものをあつめた「宝づくし」の模様で、とてもおめでたい模様です。鶴・宝づくし

貝桶(かいおけ)

貝桶(かいおけ)

江戸時代に流行した「貝合わせ」という遊びの道具。

ばらばらの貝から元の貝をみつける遊びを、運命の相手にであえた花嫁になぞらえて。清楚な花嫁姿に。

鳳凰(ほうおう)

鳳凰(ほうおう)

中国の伝説上の生き物。平和で幸せな姿を現す鳥。華麗で格調の高い文様でゴージャスに!

松竹梅

松竹梅

どの季節も緑の美しい松と、まっすぐ伸びる竹、寒い中いち早く花を咲かせる梅。これらは、古くから慶事の象徴とされてきました。

檜扇(ひおうぎ)

檜扇(ひおうぎ)

平安時代の姫が身につけた檜の薄板で作られた扇です。

雅な模様で、扇は先が広がっているので「末広がり」とも呼ばれ、挙式にはもってこい。

花の丸文(はなのまるもん)

花の丸文(はなのまるもん)

様々な花を丸い形に納めた文様。円=縁につながることから花嫁衣装にもよく選ばれます!

桜、桔梗、杜若、水仙など可憐な花が多使われている優雅な印象。

熨斗(たばねのし)

熨斗(たばねのし)

熨斗(たばねのし)は、鮑の肉を薄く剥いで引き伸ばし、紙の間に挟んで祝儀の進物や引き出物に添えたのが始まりです。

何本かを束ねたものが束ね熨斗で、おめでたい席で使うので、吉祥模様とされています。

写真協力(問い合わせ先):やゝ 遊風(075-341-8777)