【花嫁美容】美白スキンケアを極める「ビタミンC誘導体」とは

【花嫁美容】美白スキンケアを極める「ビタミンC誘導体」とは

挙式当日は、プロがきれいにメイクをしてくれるから、と高をくくっていませんか?

素肌のくすみや、目元のクマ、毛穴の開きなど、お悩みが多い花嫁さんは、プロの技を駆使してもカバーするのにメイクが濃くなりがち…。

挙式までにお家でできる花嫁美容を極めて、お顔の色をワントーンUP&透明感を高めましょう!

このコラムでは美白ケアに欠かせない「ビタミンC誘導体」について解説していきます。

美白スキンケアに欠かせない、ビタミンC誘導体とは

シミができる原因は、紫外線や活性酸素によるお肌の酸化が主です。スキンケアにビタミンCを取り入れることで、酸化を還元してくれます。

肌の再生をすすめ、美白効果のあるビタミンCですが、とても壊れやすく、肌に浸透しにくいという欠点があります。

そんな壊れやすいビタミンCに他の成分をくっ付けて、壊れにくいよう補強したものが、ビタミンC誘導体です。

美白化粧品の定番

ビタミンC誘導体は、お肌の中に吸収されると、ビタミンCとしての効果を発揮し、シミを薄くしてくれます。

またビタミンC誘導体は、大手メーカーの美白化粧品にもよく入っていて、「リン酸アスコルコビルMg」「リン酸アスコルビン酸Na」「テトラヘキサデカン酸アスコルビル」等と表記されています。

毛穴ケアやニキビケアにも効果的

ビタミンC誘導体は、炎症を抑えるのでニキビケアにも効果的。

またコラーゲンの再生を促すので、お肌がふっくらして毛穴の引き締めケアにも有効です。

その花嫁美容、効果出てる?ビタミンC誘導体が肌の奥まで届いていないかも!

お肌は、内側の「真皮」の上に「表皮」が覆いかぶさっており、バリアのはたらきをしています。

表皮は外界の刺激から真皮を守るので、通常は、ビタミンCなどの皮膚に良い成分の浸透もブロックしてしまうのです。

★表皮(30日で生まれ変わる)
枯葉のような角質があってバリアになっている
メラノサイトでメラニン(シミ)をつくる
★真皮(5-6年で生まれ変わる)
肌の弾力にかかわる大切なところ
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸・水分などでできている

ビタミンCを肌の奥まで届ける方法が、イオン導入

表皮のバリアをくぐり抜け、ビタミンC誘導体を肌の奥まで届けてくれる方法があります。皮膚にごく弱い電流を流して行う施術「イオン導入」です。

+極と-極のイオンの力で、表皮のバリアを通過させ、有効成分をお肌の奥の真皮まで届けます。

ビタミンC誘導体をイオン導入した場合、ハンドプレスで直接肌に浸透させるよりも約20倍、吸収が高まると言われています。

皮膚をこすらず、痛みもなく、高い美白効果を得ることができますよ。美容皮膚科やエステサロンで施術を受けることができます。

(参考)赤須玲子『赤ちゃん肌に変わる「顔そり」スキンケア』(マキノ出版、2009)

ビタミンC誘導体にも種類がある

美肌のカギとなるビタミンC誘導体ですが、その中にもいくつか種類があります。お肌の奥から潤わせ、シミを薄くするタイプのビタミンC誘導体も登場しています。

まずビタミンC誘導体には、水に溶ける水溶性のものと、油に溶ける油溶性のものがあります。

水溶性のビタミンC誘導体

コスメなどでよく使われる水溶性のビタミンC誘導体は、早くお肌に届くと言われています。

先日、鼻の上をぶつけて傷跡ができてしまいましたが、1ヵ月たっても跡が薄くならなかったところ、その後二週間ぐらい、朝晩とビタミンC誘導体を塗ると、目に見えて薄くなっていきました。

その時塗っていたのが、こちらのチューンメーカーズのビタミンC誘導体です。こちらは水溶性のもの。

ビタミンC誘導体は、薄すぎると効果が出ない

水溶性のビタミンC誘導体では、「リン酸アスコルビルマグネシウム」や「リン酸アスコルビルナトリウム」が、クリニックでは定評があって、よく使われています。

市販のスキンケアコスメでは1~2%含まれているものが多いですが、3%以上の濃度で効果がでると言われています。

油溶性ビタミンC誘導体

油溶性ビタミンC誘導体は、油に溶けるビタミンC誘導体です。

水溶性よりも肌の皮脂になじむため、真皮まで浸透し、長く肌にとどまると言われています。

油溶性ビタミンC誘導体の「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル」は、安全性や効果が高いと言われています。また、保湿効果が高いので、乾燥肌の方にオススメです。

水溶性と油溶性の性質をあわせもつビタミンC誘導体「APPS」

次世代型ビタミンC誘導体、APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)は、水溶性のビタミンC誘導体に油をつけています。

水・油どちらの特徴もあって浸透がよく、「黒いメラニンのある肌の奥まで届く」と、美容クリニックや、スキンケアコスメ業界で好評です。

クリニック系エステサロン「シーズ・ラボ」のエステでは、APPSをイオン導入することができます。

「ビタミンC誘導体」でスキンケアしても、UV対策はかかさずに!

ビタミンC誘導体で今あるシミを薄くしても、光を浴びてメラニンを増やし、シミ予備軍を作ってしまっては意味がないですよね。UV対策に気をつけ、メラニンの生成を抑えましょう。

また外側だけでなく、内側からもビタミンCを摂ることも大切です。ビタミンCはすぐに体の外にでてしまうので、フルーツなどを小まめにとるのがおすすめです。