結婚式の席次表に間違いがあった時、参考にしてほしい対処法
ゲストの名前や肩書きをのせる席次表は、披露宴の重要なペーパーアイテム。
ノーミスが当り前と確認を重ねて準備してきたのに、刷り上ったものに痛恨のミス!まさに血の気が引く瞬間ですね。
ミスが発覚した瞬間からやるべき対応策を紹介するので、参考にしてください。
よく確認して!披露宴の席次表でありがちなミス
何度も確認したつもりが、まさかの表記ミス。あまり考えたくはありませんが、こんな間違いがよく起こっています。
まずは席次表によくあるミスを確認して、自分たちも当てはまるものがないかどうか、チェックしましょう!
名前の漢字に誤字(誤植)
席次表の間違いで最も恐ろしいのが、名前の間違い。
間違いはないはず…、と思っていても以下はもう一度チェックしましょう。
- 漢字の変換ミス(例:渡辺・渡邊・渡邉/斉藤・斎藤・齊藤)
- 似ている漢字を使ってしまう(例:朗と郎/巳と己/裕と祐)
- 本当は旧字体を使うべきだった(例:山崎→山﨑/高橋→髙橋/中沢→中澤)
- 思い込みで違う字をずっと使っていた
- スマホに登録した名前自体が間違っていた
ミスを防ぐには、ゲスト本人が書いた返信ハガキをもとにして作成するのが基本です。
肩書き・敬称が違う
名前と同じくらい重大なのが、ゲストの肩書きや敬称の間違い。
とくに主賓や上司の役職名を間違えてしまうと、青ざめてしまいますね。
自分の記憶だけを頼りにせず、会社の組織図や名刺を参照しながら作るのが、ミスを防ぐ方法です。
外注する場合は、ミスを指摘してもらえることもありますが、手作りする場合は要注意。
- 「株式会社」を(株)と省略してしまう
- 役職名が実際と違う、以前の肩書きだった
- 両親や同居の家族に「様」をつけてしまう
席の配置が違う
結婚式ではメインテーブルに近い席が上座、遠い席を下座にするのが基本です。
同じテーブル内でも、上司が上座、同僚が下座になるのが正解ですが、間違えてしまうとテーブル全体が気まずい雰囲気になるので要注意。
席次表に名前がない!
嘘のような話ですが、席次表に名前がないという悲劇は実際に起こります。
当日まで誰も気づかず、「名前がないんですが…」と、ゲスト本人が申し出るという最悪の事態も。
誰か一人欠けるかわりに、他の人の名前が重複しているなんてこともあるようです。
- 席次の配置をいじっているうちに、入れ忘れてしまった
- 返信ハガキが遅れて届いた人を見落としていた
- 追加で招待したゲストを入れ忘れていた
- 同じ苗字の人がいるのを忘れていた
といったことが原因になるので、確認を。
結婚式の席次表にミスが見つかった場合の対処法
欠席者がでることを考えてギリギリまで待つため、席次表は挙式1週間前前後くらいに出来上がることが多いですね。
手作り派の人は、式場に搬入する挙式数日前の時点でミスに気づくことが多いようです。
本番まであと少しの時点で間違いが見つかると、本当に焦ってしまいますが、落ち着いて対処しましょう。
ミスの内容に関わらず、刷り直しが基本
席次表には以下のような断りを入れることが多いのですが、それでも刷り直すのが基本的な対応策です。
- 本席次表をもちまして 御来賓ならびに親族のご紹介に代えさせていただきます ※誤字 脱字 順不同お許しください
- ご芳名お席順に失礼な点がございましたら慶事に免じ ご寛容の程お願い申し上げます
費用はかかりますが、自分たちの晴れの日に間違っているものを出し、しかもゲストに迷惑をかけてしまうのはマナー違反です。
外注先や式場のミスなら、当日までに再印刷をしてもらいます。
自分たちの指示ミスで間違いが出た場合でも、印刷データがすでにあるので、早急に対応してくれるはず(もちろん追加料金はかかります)。
親しい人なら訂正シール、テプラ、修正テープでもいい?
親しい人の名前や肩書きで、1か所だけ間違えたからといって、該当部分だけ訂正するのは、あまりオススメできません。
ミスって印刷してしまった相手が「気にしないよ」と言ってくれたとしても、結婚式の日に訂正したものを配ること自体「非常識」と考えるゲストがいるかも。
例外として、ごく親しい友人や親族だけを招く少人数の結婚式なら、シールなどで間違えた部分だけを訂正する方法もあり。
ミス発覚のタイミング別!席次表の間違い対処法
手作りした席次表にミスが見つかった場合の対応策を、タイミング別に紹介します。
結婚式1ヶ月前までに、ミスが見つかった
まだ挙式まで時間があるので、刷り直しができます。
式場発注ならプランナーに、外注した場合は印刷会社の担当者に連絡をとります。
いずれも訂正箇所を指示して刷り直しを依頼し、最終期限と納品方法を確認します。
具体的な訂正箇所は、メールやFAXなど、書面に残る方法で指示したほうがいいでしょう。
結婚式1週間前を切って、ミスが見つかった
- インターネットで即日(翌日)納品の印刷キットを買い直し、自宅でプリントアウト
- 24時間営業の印刷持ち込み業者(キンコーズなど)にデータ持参で印刷
これらの方法で、なんとか当日までに間に合わせます。
前に作ったものと同じ材料をそろえ、印刷するには時間が足りない可能性があります。デザインが多少簡易的になってしまっても、諦めるしかないでしょう。
なお時間や材料が足りずに、ミスしたテーブルのゲストの分だけ刷り直す裏技を使った花嫁さんもいます(例えば叔母の名前を間違えたら、親族テーブルの席次表のみ作り直す)。
結婚式前日~当日に間違いが発覚!席次表の印刷が間に合わないとき
結婚式前夜や当日になってミスがわかり、刷り直す時間がないことが分かったら、ゲストへの謝罪しかありません。
ミスに気づいたらすぐに電話やメール、LINEで連絡して、席次表に間違いがあることと、それに対する謝罪をします。
披露宴前後で、ゲストに直接誤る
新郎新婦揃って、結婚式会場でお詫びします。
まずはプランナーに相談して、謝罪できるタイミングを確認しましょう。
親族なら挙式前の写真撮影の前後に、それ以外のゲストなら挙式から披露宴への待ち時間や送賓の時などが考えられます。
相手の目を見て「この度は席次表に不手際があり、大変申し訳ございませんでした」とはっきりと、かつ簡潔にお詫びします。
式の準備や進行上、相手に直接謝罪することが難しければ、プランナーに対応をお願いします。
場合によっては、両家の両親からもお詫びしてもらいましょう。
後日改めて謝罪に行く
主賓や上司など目上の人に対して間違いがあったのなら、新郎新婦で後日改めて謝罪します。
とくに名前を間違えてしまったのなら、謝罪は必須でしょう。まず電話で予定などを聞いてから、お詫びの品をもって伺います。
お詫びの品は1,000円~2,000円程度の菓子折りが無難。
表書きは「粗品」、より深く謝罪したい場合は「お詫び」「深謝」にします。
話の切り出しは「先日は結婚式にご出席いただきありがとうございました。私どもの不手際で披露宴の席次表に間違いがあり、大変申し訳ございませんでした」など。
親族や友人には、結婚式後に出席へのお礼をかねて、改めて電話などでお詫びしましょう。
招待状や席札、全部間違ってないかチェックして
招待状や席札など、他のペーパーアイテムの元データが同一なら、席次表以外もすべて間違っている可能性もあります。
席次表の間違いがわかったら、すぐに他のアイテムもチェックしてくださいね。
招待状はすでにゲストの手元に届いているタイミングなので、もし間違っていたらまずは謝罪の電話を入れましょう。
まとめ
- 席次表に間違いがあると分かったら刷り直しが基本
- 刷り直しが間に合わないなら、挙式当日2人で謝罪。場合によっては後日改めてお詫びに
- 席次表だけでなく、招待状や席札も間違っていないか確認する
席次表の間違いはあってはならないものですが、人間のやることなのでやはり起こってしまうもの。
結婚式直前にミスが見つかるのはとても痛いですが、2人で協力して乗り切ってくださいね。