【プランナー解説】結婚式のこだわりポイントを決めるべし!重視することって何だろう?
たくさんある会場の中から「運命の式場」を探すことはなかなか簡単なことではありません。
また演出やウェディングドレスに希望がある場合、そもそもそれが叶う運命の式場を探す必要があります。
どの会場にも魅力がいっぱいで、目移りしてしまうことは当然のこと。
しかし、結婚式は高額な出費が必要なだけでなく、人生に1度だけ。失敗はできませんよね。
この記事では、運命の式場を探すために、「結婚式のこだわり」を考える方法や「重視するポイント」を見極める方法をご紹介しています。
これから結婚式場探しをスタートされる方に読んで頂きたい記事です。
【重要】結婚式で重視すること・絶対はずせないことで、式場選びが変わる!
結婚式場選びは、新郎新婦の希望の条件に沿って探すのが基本です。
条件も希望も特にない…、あれもこれも全部こだわりたい…、などふわふわした状態だと、式場選びがスムーズに進まずに迷子になる可能性大!
「結婚式で、最も重視したいことってなんだろう?」と、今一度考えてみましょう。
例えば以下の項目などです。
- ウェディングドレスには絶対に妥協したくない
- 衣装は母親が着たドレスを持ち込みたい
- 友人にカメラマンがいるから、撮影を頼みたい
- 遠方からのゲストが多いため、宿泊施設の確保は必要
- 地元で結婚式がしたい
- 祖父母を呼ぶから、駅からのアクセスが良いところが良い
- 料理は和食がいい
このように、式場選びで絶対に妥協したくないポイントがある場合、会場をぐっと絞って行くことが可能です。
またカメラマンや衣装に対しては、会場によって決まりが異なります。
持ち込み料を支払っても持ち込みを認めていない会場もあるため、持ち込みを希望される方は注意が必要です。
結婚式のこだわりを考えてみよう 項目別ランキング!
結婚式場探しを始める前に、必ず考えて頂きたいことがあります。
それは「結婚式のこだわりが何か」ということ。
これからご紹介する3つの項目で考えてみることがおすすめです。
【1】式場のテイスト(雰囲気)に対してのこだわり
結婚式場にはさまざまなテイストの場所があります。
このテイストに対してもこだわりポイントを考えておくだけでも、式場探しがスムーズにすすみます。ぜひ考えてみて下さい。
名前の知れた会場がいい
→有名ホテルの式場見学をメインに行くのがおすすめ
カジュアルでアットホームな雰囲気がいい
→レストランウェディングやゲストハウスがおすすめ
荘厳でフォーマルな雰囲気がいい
→昔ながらのテイストを大切にしているホテルや旅館などがおすすめ
和風テイストの会場がいい
→神社の他には、モダンテイストの式場や、庭園があるような専門式場がおすすめ
ウェルカムスペースなど自由に装飾したい
→一軒家貸切スタイルのゲストハウスがおすすめ
【2】どんな衣装・ウェディングドレスを着たい?
結婚式での主役は、新郎新婦さまです。
1回しかない結婚式ですから、どんな自分になりたいかを今一度考えてみましょう。
ウェディングドレスで妥協は絶対にしたくない
→式場の前に、ドレス探しを始めましょう!
気に入ったデザインが見つかれば、そのドレスを使用できる会場や、持ち込みできるような提携先を紹介してもらいましょう。
着たいウェディングドレスが決まっている
→持ち込み自由&持ち込み料無料の式場を探しましょう。
式場決定後に、持ち込み不可だと発覚して、衣装に妥協する花嫁さんも多いので必須の確認項目です
生花をつかったヘアスタイル希望
→髪型やメイクにこだわるなら、ヘアメイクリハーサルは必須です。
満足のいくまで、何回でもヘアメイクリハーサルができるよう手配することで、満足のいくスタイルが叶いますよ。
衣装は和装が希望。白無垢や色打掛などが着たい
→おおよそどの会場でも和装は可能です。和装がより似合うような会場を探すといいですね。
気に入った会場では和装が似合わなさそう・・・という場合は、結婚式で着ずとも前撮りで着用することで、希望を実現できます。
結婚式当日、どんな自分たちで過ごしたいかを考えてみましょう。
【3】やりたいことや演出はなんだろう?
一生に一度の結婚式です。自分たちがやりたいことは何かを二人で話し合ってみましょう。
キャンドルサービスの演出は絶対やりたい
→キャンドルサービスができない会場はほぼないでしょう。
しかし施設の問題で、会場全体を暗くできない場合や、希望したキャンドル台を用意できない場合もあります。完全に暗くしたいなら、窓がない会場がおすすめです。
また、キャンドル台に希望のデザインがある場合は、式場決定前にプランナーに相談しましょう。
招待状などのアイテムは、手作りで用意したい
→招待状はともかく、席札などのペーパーアイテムに対して、持ち込み料が必要という会場もあります。
またパックプランに含まれており、持ち込みができないこともありますので、「手作りがしたい」という希望を式場決定前にハッキリ伝えましょう。
披露宴ではゲストのおもてなしを重視したい
→どのようなおもてなしをしたいかを考えましょう。
ゆっくりした時間を過ごして欲しい、会場までの移動に手間はかけたくないなど、ゲストにどう過ごして欲しいかを考えてみるのも大切です。
料理にこだわりたい
→料理に力を入れている会場は本当に多いです。有名シェフ監修の元、料理のコースを用意していることも珍しくありません。「どんなテイストの料理が良いか」を考え、希望にあった会場をセレクトしましょう。
また、HP等での情報に頼らず、試食会に参加して自分の舌で味わいを確かめることも必要です。
こだわり・予算にも限度があることを知って
やりたいこと全てを叶えようとすると、多額の費用がかかり、見積もりもどんとアップしてしまいます。
また、演出多めでボリュームたっぷりの結婚式では、ゲストがゆっくりできない結果に繋がる恐れもあるので、バランスを見極めることが大切です。
重視するところやこだわりたいところを押さえつつ、希望内容を取捨選択しましょう。
自己満足だと思われないために。ゲスト目線を忘れずに
また予算に余裕がある場合であっても、こだわりすぎは自分たちよがりになるため、問題です。
ゲストの目線にたち、結婚式というおもてなし空間を用意するという目的を見失わないようにしましょう。
結婚式にこだわりすぎて予算オーバー!上手な取捨選択方法
結婚式の演出は、どれもこれもキラキラして「やってみたい!」と思えるものばかりです。
演出だけでなく、衣装に関しても同じ事が言えますね。
当然ですが、やりたいことやこだわりたいことを詰め込むと、予算がどんどんUPしていきます。
最終の見積もりで予算オーバーにならないためにも、こだわりに対して取捨選択していくことが大切です。
ステップ1:最も重視すること
まず、結婚式に対して自分たちが「大切にしたいこと」が何かを見直します。
ゲストに食事を楽しんで欲しい、着たいドレスは絶対着たい、ムービー演出は外したくない など
結婚式を過ごすことに対して、何を1番大切にしたいか、をじっくり考えましょう。
全てが大切で残したいと思うことは当然です。
しかしここは、「何が1番か」を話し合うことが大切です。
ステップ2:できたらやりたいこと
1番大切にしたいコト・モノにお金をかけて、他の項目を見直します。
重視することが「ゲストに食事を楽しんで欲しい」なら、婚礼料理ランクは下げない!
たとえば一人1万5,000円のコースを、60名分用意すると90万円。
これを1万円のコースにランクダウンすれば、30万円のカットが可能です。
しかし、それでは自分たちの「大切にしたいこと」が叶いません。
30万円のダウンは目に見えて大きいですが、こだわることにポイントを置き、他の項目から予算をカットしていくようにしましょう。
ステップ3:なくてもいい・代替えが可能なもの
優先度の低いこだわりを、他のアイディアで代替えできないかどうか、考えます。
前撮りをしようかどうか、悩んでいる場合…
「前撮り」がしたいのか、「結婚式の写真をたくさん残したい」のか、本質を考える
前撮りをすると、衣装や美容の追加などでどうしても予算がアップしてしまいますね。
確かに前撮りは結婚式の写真をたくさん残せますし、思い出もぐっと増やせる最高の時間です。
しかし、前撮りをしなくても結婚式の写真は残せます。
再入場時の演出をキャンドルサービスから各テーブルでのフォトラウンドに変更すれば、それだけで写真の枚数はぐんとふえます。
式場の中には、披露宴終了後に撮影時間を設けてくれることもあります。一度相談してみることが大切です。
他にも、式場に前撮りを依頼するのではなく、前撮り専門の撮影会社やカメラマンを探すことで予算をカットできることもあります。
ポイント!重視することにお金をかける。優先度の低いものは削る
- 絶対に必要なもの
- できたらやりたいもの
- なくてもいい・代替えが可能なもの
このように各ステップを踏んで、大切にしたいことに直結するものは残します。
優先度の低いコトについては、「どうしてもやりたいことなのか」を考えてみることで、全体の費用の節約ができますよ。
結婚式にこだわりがない場合はどうしたらいい?
結婚式のこだわりが見つからないという方もいらっしゃるでしょう。
また男性より女性の方が結婚式への憧れが強い分、新郎さまは「なんでもいい」と思ってしまうことも多いです。
新郎新婦ともにこだわりがない場合は、式場見学の際などでウェディングプランナーに相談しましょう。
結婚式のコンセプトシート(プランニングシート)を作ってみるのもおすすめです。
また、さまざまなアイテムに実際ふれてみることで、こだわりや好みのスタイルが見つかることも多いです。
無理に考えようとせず、ブライダルフェアに参加するだけでも大きな収穫があるかもしれませんね。
まとめ
- なりたい自分、やってみたいことを中心に結婚式への憧れを考えてみる
- はずせないことがある場合は、式場決定前にしっかり把握する
- 自己満足にならないよう、こだわりの限度を考える
- こだわりがない場合は、ウェディングプランナーに相談する、フェアに参加してみるのがオススメ
結婚式へのこだわりについて、どのように考えていけばいいかをまとめました。
式場探し前に自分たちのこだわりについて考えておくことが理想ですが、しっかり決まっていなくても問題ありません。式場を直感で決めることもひとつの方法です。
でも打ち合わせが始まる前までには、なりたい自分ややってみたいことを考えておくようにすると、打ち合わせもスムーズに進むはず!
ぜひ一度おふたりで相談してみてくださいね。
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