結婚式の打ち合わせはいつから始まる?流れ&内容【プランナー解説】
結婚式を開催する場所が決まり、これから結婚式当日に向けてわくわくする気持ちが高まる中、「結婚式の準備ってどんなことがあるの?」と不安に思われているかたはいませんか?
初めて迎える結婚式ですから、何があるのかわからなくて当然です。
そこで、今回は元ウェディングプランナーである筆者が、現役時代にご案内していた打ち合わせのスケジュールと流れについてご紹介します。
結婚式の打ち合わせがはじまる時期はいつから?
多くの会場では、結婚式の打ち合わせを一回目〜最終回まで、何回かに分けて少しずつ進めて行く事が多いです。
初回の開催時期は、だいたい結婚式の4ヶ月ほど前。
これは、結婚式の招待状を発送することを基本に組まれています。
新郎新婦さまのどちらかが遠方にお住まいである場合や、お仕事などでスケジュールが合わない場合などには、4ヶ月以上前から開始することもあります。
結婚式の打ち合わせ回数。何回やるのが一般的?
多くの会場では、初回〜最終打ち合わせまでを4回程度に分けて進めて行く事が一般的です。
4ヶ月ほど前から開催するため、月に1回程度あると考えておくと良いかと思います。
しかしこれは、式場で開催する結婚式の打ち合わせのことを指しています。
ドレスの試着や補整、ヘアスタイルの打ち合わせやメイクのリハーサル、フローリストとブーケ相談など、式場プランナーとの打ち合わせの他にも、さまざまな詳細項目の打ち合わせがあります。
そのため全ての打ち合わせと考えると、トータル10回以上は打ち合わせとして予定していただくことになる場合もあります。
ご自身のこだわりやウェディングテーマに基づき、プライベートの予定も考慮し、日程を組んでいくことがおすすめです。
打ち合わせの回数って増やしたり、減らしたりできる?
結婚式の打ち合わせの回数を聞くと、多いと感じたり、少ないと感じたり、抱かれる気持ちはさまざまでしょう。
打ち合わせが多いと思う場合には、減らすことも可能ですし、打ち合わせが少ないと感じる場合には増やすことも可能です。
プランナーさんとしっかり相談しましょう!
しかし、回数を減らす場合には注意点もあります。
打ち合わせに行きたくないからといって回数を減らしてしまうと、行き届いたおもてなしが用意できず、ゲストからクレームを受けることに繋がりかねません。じっくり検討しましょう。
結婚式の打ち合わせの流れと段取り(スケジュール)
では、それぞれの打ち合わせで相談していく内容はどんな項目か、ご紹介しましょう!
一回目の打ち合わせ内容(挙式4ヶ月前)
一回目の打ち合わせでは「招待状をどのように用意するのか」の相談が主です。
招待状の準備方法としては、以下の方法があります。
- 式場側でオーダーする
- 手作りで制作する
- 式場とは別の会社でオーダーする
どの方法を使っても、結婚式2ヶ月前には招待状を発送する必要があるため、それまでに準備を進めていくことが必要です。
この他にも、今後の打ち合わせの流れや、日程などのスケジュールを確認していきます。
二回目の打ち合わせ内容(挙式3ヶ月前)
二回目の打ち合わせでは、披露宴の演出内容を相談します。
- キャンドルサービスがしたい!
- ムービーの演出は取り入れたい
- 各テーブルでの写真は絶対撮影したい!
など、新郎新婦さまのご要望に応じて、披露宴の骨組みを相談していきます。
衣装の数に応じてお色直しの回数も変わってきたり、余興のタイミングも変わってくるので、ドレス選びと平行して進めて行く事がおすすめですね。
三回目の打ち合わせ内容(挙式1ヶ月前)
三回目の打ち合わせでは、結婚式当日のことをより具体的に打ち合わせでつめていきます。
- 装花を含めたテーブルコーディネート
- ケーキ・料理のコース内容
- 写真や動画について など
式場によっては、フローリストや専門スタッフと相談ができることもあるため、こだわりが強い場合は、プランナーさんに申し出ることをおすすめします。
ケーキや料理に関しては、試食会などを開催していることもあります。
自分の舌で式場のこだわりを味わえる機会でもあるので、参加されることをおすすめします。
また、この打ち合わせを済ますと、大まかに結婚式の概要が明確になり、見積もりに関してもほぼ決まってきます。
予算の兼ね合いで金額を変更したり、項目をカットするなどの相談も進めていきましょう。
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最終打ち合わせの内容(挙式2週間前)
最終打ち合わせでは、今まで決めてきた内容全ての確認が主です。
- 司会者と進行内容の打ち合わせ
- 当日の進行内容
- 料理のコース
- テーブルコーディネートの確認
など、重要なことばかり!
可能な限り、新郎新婦さまお二人で参加しましょう。
めんどくさいと思わず、当日にゲストをおもてなしするためと考えて、前向きに参加することをおすすめします。
打ち合わせにかかる時間とスムーズに進めるコツ
ウェディングプランナーの現役時代、多くの方から質問を受けたフレーズが「打ち合わせってどのくらい時間がかかりますか?」ということ。
「貴重なお休みに打ち合わせに行くんだから、なるべく早く終わらせたい」と思っているかたはとても多い印象でした。
しかし、打ち合わせ当日にサロンで話し合いを開始すると、なかなか終わらないこともしばしば・・・。
中には打ち合わせに5時間以上かかり、一度お昼休憩を挟んでから再スタート!という方もいらっしゃいました。
結婚式のテーマや、質問リストを考えておこう
結婚式の打ち合わせを早く終わらせたい!とお考えであれば、打ち合わせまでに内容を新郎新婦さまで話し合っておくとスムーズです。
他にも結婚式のテーマを考えておく、プランナーさんに聞くことや質問内容をリストにしておく、などもおすすめ!
テーマがあれば、そのテーマに基づいて進行や演出を考えていけますし、質問リストがあれば聞き漏れもぐんと減るため、結果的に時短に繋がります。
プランナーさん教えて!結婚式の打ち合わせでよくある質問
打ち合わせって誰と行くの?1人でもいい?
多くの方は、新郎新婦さまお二人で参加されていましたが、みなさんそれが叶うわけではありません。
遠距離だったり、お仕事が忙しかったり…、一人で行かなければならない状況も十分考えられます。
一人での参加でも問題はありませんが、不安な場合はどちらかの母親など、親族に一緒に行ってもらったり、ご友人と行ったりするのもOKです。
また、すでにお子さんが居る場合には、子連れでもOK!
多くの式場には赤ちゃん用のベッドがあるため、お昼寝中に打ち合わせをすすめることも十分に可能です。
打ち合わせ日は土日でもOK?
「打ち合わせ日が何曜日なのか」これも気になるポイントですよね。この答えは、いつでもOKです。
お休みが土日なら土日に打ち合わせを予定することも可能ですし、平日でももちろんOK!
平日の方が結婚式がすくないため、プランナーさんとゆっくり話し合うことができる場合もあります。
新郎新婦さまと担当プランナーさんとのスケジュールを調整し、日程を組めれば問題ありません。
打ち合わせの持ち物と服装って?
打ち合わせの際には、確認用の用紙やメモなどを用意してくれていることもあるため、筆記用具は必要だと思って下さい。
さらに、今後の予定を決めていく上でスケジュール帳などがあれば、予定も確認しやすくなります。可能であれば持参しましょう。
他にも、出席者のリストなど、プランナーさんから提示してほしいと言われている物があれば、忘れないように持参しましょう。
また、服装に指定はありません。
正装でなくてももちろんOKで、式場に合うような服装で迎えば問題なし!
Gパンで出向いても何の問題もありません。
打ち合わせで値引き交渉したい!コツってあるの?
多くの式場では、「打ち合わせ=結婚式内容の準備」としています。
そのため、結婚式の打ち合わせで値引き交渉をしても、応じてもらえないことのほうが多いです。
そのため、結婚式の予算をできるだけカットするためには、式場決定前に値引き交渉に挑むことがおすすめ!
とはいえ、打ち合わせでも応じてもらえることもあるため、交渉してみることも問題ありません。
打ち合わせに遅刻は厳禁?
一日一組限定の式場であっても、プランナーさんは多くの新郎新婦さまの結婚式を担当しています。
そのため、打ち合わせも分刻みで予定していることもあるでしょう。
可能であれば、遅刻をせず予定に合わせて式場に出向かれることをおすすめします。
遅刻をしてしまうと、予定していた打ち合わせ全てを終わらせることができず、他の日にまた式場に出向くことになりかねません。
また、他の新郎新婦さまが待たされることに繋がり、クレームになることも。
時間にはゆとりを持って段取りを組まれるといいですね。
まとめ:新郎新婦さまと担当プランナー、二人三脚で打ち合わせをすすめて
結婚式の打ち合わせについて、筆者のプランナー経験をもとにご紹介しました。
ですが、これはあくまでも打ち合わせの一例です。
式場によって異なることも考えられるので、ご自身の担当プランナーさんに相談されることをおすすめします。
また、この他にもドレスの打ち合わせやヘアメイクのリハーサル、引出物の打ち合わせなど、打ち合わせ項目は多岐にわたります。
一生に一度の結婚式ですから、じっくり相談していくことがおすすめですね。
現役時代、「旦那が何もしてくれません!」と怒りや悲しみで不安になっている新婦さまにたくさんお会いしました。
「結婚式は花嫁が主役」と言われていた一昔前とちがい、今は新郎新婦ふたりでゲストをおもてなしする時代です。
新郎新婦さまお二人とプランナーさんの二人三脚ですすめていけることが、結婚式の満足への近道ではないでしょうか。