結婚式のアテンド「介添人」は必要?費用やお礼マナー
新郎新婦のお世話をする、という意味で見積もり項目に含まれる、結婚式の「介添人」。
具体的にはどんなことをしてくれるの?と、疑問に感じている新郎新婦もいるでしょう。
そこでここでは、「介添人の仕事内容」「費用はどのくらいかかるのか」「ぜったいに必要か」といった、介添人に関する基礎知識をご紹介します。
また、介添えにまつわるトラブル例や予防方法も解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
結婚式の介添人(アテンド)とは?
結婚式の介添人とは、結婚式当日の新郎新婦に付き添って、身の回りのお世話をする人のこと。
アテンドやアテンダー(ブライダルアテンダー)と呼ぶこともあります。
普段着なれない衣装で行動が制限されがちな新郎新婦のサポートや、結婚式の進行に沿ったエスコートをするのが、介添人の主な役割。
また、両家親族のお世話も介添人が行います。
新郎新婦の友人や姉妹、親族などが務める「ブライズメイド」や「アッシャー」とは違い、スタッフが務めるのが一般的。
子供が務める「ベールガール・ベールボーイ」のようにバージンロードまで付き添うことは、通常しません。
結婚式に欠かせない、介添えとはどんな役割?介添人の仕事
介添人の仕事は、披露宴中多岐にわたります。
具体的な内容は、主に以下のとおり。
新郎新婦のお世話
- 新郎新婦に立つ・座る・おじぎなどのタイミングを教える
- 移動の案内など、進行のサポート
- 式場スタッフとの連絡役
- ウェディングドレスの裾を持つ
- ウェディングドレスのフォルムを整えて、美しく見えるようにする
- 衣装の着崩れを整える
- 新婦が転ばないように手を引いてエスコートする
- 新婦の髪型やメイクの崩れを整える
- 指輪交換のときに手袋とブーケを預かる
- グラスにストローをさす、飲みきれない飲み物を捨てる、など、飲食をサポートする
- 涙を拭くためのハンカチを手渡す
- 花婿の飲酒量をセーブする
このほか、結婚式場によっては、介添人がフィッティングやヘアメイクを兼任するケースもあります。
両家親族のお世話
- 受付から控室までの案内
- 挙式・披露宴会場までの案内
- 記念撮影場所までの案内
- 控室にいる親族に桜湯を提供する
など
結婚式のアテンド料(介添料)の相場
介添人の費用は一般的に、「アテンド料」「介添料」として請求されます。
費用の平均額はおよそ2万円。(ゼクシィ調べ)
式場により多少の差はありますが、1万円~3万円程度が相場です。
介添人がヘアメイクを兼任する場合は、介添料が別途かからないケースもあります。
介添料の値引きはできる?
介添料は、値引きが難しい項目です。
大きな理由は以下の2点。
- 結婚式場が設定したパックプランに含まれている場合が多い
- 結婚式場が外部業者に委託していることが多い
上のふたつのケースでは、介添料の値引きは困難だと考えましょう。
それ以外の場合は、値引きを相談してみるのもあり。
交渉は契約前の見積もり段階で行うのがポイントです。
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介添料以外にチップ(心付け)・お礼はいらない?
介添人に付いてもらったら、チップやお礼を渡した方がいいの?と、悩む方も多いでしょう。
結論から言えば、渡さなくてもマナー違反ではないけれど、渡してもOK。
介添料は介添人のサービスの対価として払うもの。
そのため、別にチップ・お礼を渡す必要はありません。
しかし、大切な結婚式の1日をサポートしてくれることへの感謝を込めて、チップやお礼を包む新郎新婦も多いようです。
心付けの金額相場は5,000円~1万円程度。
ポチ袋や水引が印刷された封筒に入れて用意しましょう。
お礼を渡すタイミングは、結婚式当日、最初に顔を合わせて挨拶をするときがベスト。
新郎新婦本人のほか、新婦母から渡すことも多いようです。
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結婚式に介添え人はぜったい必要?無しの場合の対処法
結婚式の介添人は、ぜったいに付けなければいけないわけではありません。
結婚式の進行や衣装の扱いに不安がなければ、なしでも大丈夫。
反対に、次のような場合には介添人を付けた方が安心です。
- 長いトレーンのウェディングドレスで裾さばきが不安
- 衣装やヘアメイクを常に美しく見せたい
- 緊張で進行を忘れないか不安
介添人をなしにする場合には、次のような方法で、スムーズに進行できるよう対策しましょう。
- 新郎にエスコートしてもらう
- 友人にブライズメイド・アッシャーをお願いする
- 新婦母に新婦の身の回りのお世話をお願いする
- 必要な小物は新郎のポケットやメイクルームに用意しておく
- 椅子の押し引きなどをフロアスタッフにお願いしておく
花嫁の介添えにまつわるトラブルと予防方法
なかには、介添えにまつわるトラブルにあってしまった新郎新婦も。
次のようなトラブル例があるようです。
- 衣装のラインをきれいに見せてくれなかった
- 髪の乱れを直してくれなかった(直しすぎだった)
- ゲストの視界や写真に入る位置で介添えされてイヤだった
- 必要なときに近くにいなかった
- アルバイトだったようで仕事をわかっておらず、あまりお世話をしてくれなかった
介添えのトラブルを予防するために大切なのは、希望をあらかじめ伝えておくこと。
事前にプランナーに伝えるか、当日顔合わせをする際に直接お願いしましょう。
「ドレスはこう見せたい」「サポートは最小限でOK」「不安なのでできるだけ近くで待機してほしい」といったイメージを介添人と共有することで、トラブルを回避できます。
まとめ:介添え人のサポートを活用してスムーズな結婚式に
- 介添人は新郎新婦・両家親族のお世話(介添え)をする役割
- 動作の補助や進行のサポート、エスコートなどが主な介添人の仕事
- アテンド料(介添料)の相場は1万円~2万円
- お礼は渡さなくてもいいが、渡す場合は5,000円~1万円程度
- 介添人はなしでもOK
- 介添人に事前に希望を伝えておくことでトラブルを防げる
1度きりの結婚式本番は、なれない衣装や緊張でうまく動けなくなることも。
不安なときは介添人をつけて、手厚くサポートしてもらいましょう!
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