結婚式は主賓なしでもOK!スピーチ無し・主賓無しの代わりの方法
結婚式のゲストをリストアップするとき、悩みやすいのが、誰を主賓にするかということ。
いっそのこと主賓は「なし」にしてしまいたい…これってあり?と迷っている新郎新婦もいることでしょう。
そこでここでは、主賓無しの結婚式はどうなのか、主賓無しの場合の進行について解説。
あわせて、祝辞や友人代表スピーチ無しのケースについても見ていきましょう。
結婚式の主賓、なしでもOK?
結婚式の主賓は、絶対に必要というわけではありません。
場合に応じて「なし」にしても大丈夫。
ただし、形式を重んじる親族などがいると、「主賓無し」にいい顔をしないことも。
両親や立場が上の親族などには、あらかじめ相談してから、主賓のあり・なしを決めた方が無難です。
結婚式の主賓とは?何人?役割は?
「主賓」とは、もっとも格上のゲストのこと。
結婚式では、新郎新婦の上司が務めるのが一般的です。
両家のゲストから1人ずつが基本ですが、2人以上の場合もあります。
主賓が務める主な役割は、披露宴でゲストを代表してのスピーチ「祝辞」を述べること。
また、乾杯の挨拶を務めることもあります。
こんな披露宴は、主賓無しでもOK
次のようなケースでは、無理に主賓を決めなくてもOK。
● 上司や恩師など「主賓」にあたるゲストがいない場合
会社関係者など、一般的に主賓と呼べるゲストがいないときには、主賓無しでも大丈夫。
「主賓無し」はよくない、という意見が出た場合などには、親族の年長者を主賓とすることも。
● カジュアルな式にしたい場合
堅苦しくない式を望む場合には、形式張った「主賓」という考え方を、あえて取り入れない場合も。
本来主賓にあたるゲストも、リラックスして挙式・披露宴に参加できます。
両家の主賓がアンバランス!これって大丈夫?
「片方だけ主賓がいない」「両家主賓の役職が釣り合わない」など、新郎側と新婦側の主賓のバランスが悪いと感じられることも。
このような場合には、どう考えればよいのでしょうか。
新婦のみ(新郎のみ)主賓無し
- 寿退職後の結婚式
- 現在の職場に入社して間もない
- 派遣社員で直属の上司がいない
など、新郎側、新婦側のどちらかに事情があって、片方の主賓しかいないという披露宴は少なくありません。
主賓が片方だけの場合には、主賓が祝辞を述べたあと、そのまま乾杯発声を務めるケースが多く見られます。
両家主賓の役職のバランスがバラバラ
新郎側主賓は「課長」、新婦側主賓は「社長」など、両家主賓の肩書きがアンバランスに見えるケースも。
しかし、会社の規模によって役職の重みや上司との距離感は異なります。
そのため、両家主賓の役職が釣り合わないことを、あまり気にしなくてもOK。
とはいえ、なかには主賓を務めたゲスト本人から、相手側主賓と格が合わなかった、と指摘されるケースも。
格差がある場合には、より格上の主賓に祝辞を、もう片方に乾杯挨拶を頼んでバランスを取るなど、配慮するのもあり。
主賓がいるのにスピーチ無しはおかしい?
「主賓はいるが主賓スピーチはなし」というスタイルも、とくにマナー違反ということはありません。
次のようなケースでは、プログラムに主賓スピーチを入れなくても大丈夫。
- 主賓からスピーチを辞退された場合
- くつろいで楽しんでもらうためにスピーチを依頼しない場合
主賓にスピーチをお願いしないケースでは、どちらかの主賓に乾杯発声だけを頼むことも。
ただし、スピーチの依頼をしないことが、主賓に対して失礼にあたる、と考える人もいるよう。
両親や親族から異議が出ないように、「辞退があった」などの事情を、事前に伝えておいた方がよいかもしれません。
主賓無しの披露宴、挨拶や進行はどうする?
一般的な披露宴は、以下のような進行になります。
- 新郎新婦入場
- プロフィール紹介
- 主賓からの祝辞
- ケーキ入刀
- 乾杯
主賓をなしにする場合は、次のような代わりの方法をとりましょう。
- 主賓以外のゲストに挨拶を頼む
- 新郎や新郎父から挨拶をする
- 祝辞の代わりに友人代表スピーチを入れる
主賓無し、祝辞無し、友人代表スピーチも無しはOK?
最近では、祝辞や友人代表スピーチ無し、余興無し、派手な演出無し、といった披露宴も増えています。
人気なのは、スピーチや余興をなしにする代わりに、これらのアイディアを盛り込んだ「おもてなし」スタイルの披露宴。
- 新郎新婦がゲストテーブルをまわる(テーブルラウンド)時間をゆっくり取る
- 歓談タイムを長めにする
- デザートブッフェを充実させる
- 全ゲスト参加型の企画を開催する
これなら、主賓スピーチや友人スピーチがなくても、間延びせず、ゲストに楽しんでもらえますね。
スピーチ無しの披露宴、どうやって始めるの?
スピーチ無しの披露宴は、新郎新婦自身の挨拶で幕を開けることが多いよう。
「どうぞ楽しんでください!」という気持ちを込めた、新郎新婦からのウェルカムスピーチを開会の挨拶とすれば、祝辞なしでも、スムーズに披露宴をスタートできます。
まとめ:主賓無しの披露宴もめずらしくなくなっている
- 主賓のあり・なしはケースバイケースでOK
- 主賓の役職がアンバランスでもあまり気にしなくてよい
- 主賓がスピーチをしない披露宴もあり
- 主賓無し、友人代表スピーチ無しもめずらしくない
主賓をなしにした披露宴も、最近は多く見られます。
主賓やスピーチをどうするか迷ったら、ぜひ参考にしてくださいね!