神前式の披露宴はどこでやる?会場選び・お色直しのキホン
日本らしい古風な雰囲気を演出できる神前式の挙式。
その後の披露宴は、教会式での披露宴と同様、自由にアレンジする事が出来ます。
神前式だからといって特別な流れやルールがある訳ではありません。なかには披露宴なしの神前式や別の日に披露宴をおこなうカップルも。
ここではそんな神前式の披露宴にかかる費用や会場の選び方、披露宴中に着用する衣装・お色直しなどの基礎知識を解説します!
この記事のポイント!
- 神前式での挙式後の披露宴について知りたいカップル向け
- 神前式の主な披露宴会場が分かる
- 神前式の披露宴中に着用する衣装が分かる
- 神前式の披露宴で必要な費用が分かる
神前式の披露宴にかかる費用相場は、324万円前後
ゼクシィ結婚トレンド調査2017によれば、挙式・披露宴・パーティーを行った場合の総額は、全国平均で354万4千円。
神前式の場合、挙式費用の相場が30万円前後となっているので、【総額(354.4万円)−神前式挙式費用(30万円)=324.4万円】として計算すると、おおよそ324万円程度が神前式の披露宴で必要な費用と考えられます。
ただし、上記の挙式・披露宴・パーティーの総額は、招待人数を約70名と仮定した金額ですので、招待するゲストの人数や会場によっても大きく異なります。
神前式の披露宴会場はどこにする?
神前式での挙式後に披露宴をおこなう場合、披露宴は以下のいずれかが会場となるのが一般的です。
- 神社の敷地内に併設された披露宴会場、または提携・紹介先の会場
- 他のレストラン、料亭など、全く違う会場
各会場の特徴を詳しく見ていきましょう。
神社併設・提携会場:時間と費用の削減&ゲストの負担が少ない
神社によっては、敷地内に披露宴会場を併設している場合があります。
特に大規模で有名な神社ほどその傾向が強く、挙式+披露宴のセットプランとして申し込める神社も少なくありません。
セットプランであれば、挙式と披露宴の打ち合わせが同時にできたり、別々で申し込むよりもコストを抑える事ができるといったメリットがあります。
また、神社の敷地内に会場がなくても、近隣で提携している料亭やレストランを紹介してくれることも。
神社が管轄する会場なら、徒歩で移動できる程度の距離である事がほとんど。
式場から披露宴会場までの移動の手間がかからず、ゲストの負担を減らす事ができ、時間にも余裕ができますよね。
神前式の落ち着いた雰囲気をそのままに披露宴へうつることが出来るのもメリットでしょう。
全く違う会場:コストや準備の手間がかかることがある
一方、挙式する神社とは全く違う場所(レストランや料亭など)を披露宴会場に選ぶこともできます。
ただし、挙式とは別に各会場への申込み手続きや打ち合わせが必要になったり、お色直しやヘアメイクはどうするかといった手配も必要に。
また、式場と披露宴会場が離れている場合は、タクシーやマイクロバスを手配して移動手段を確保するなど、ゲストへの配慮も必要になります。
コストや労力はかかってしまうものの「どうしても利用したいお店がある」「食事メニューにこだわりたい」「招待人数が多い」「挙式の雰囲気とは変えたい」という新郎新婦は全く別の会場を選ぶのも良いかもしれません。
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神前式の披露宴衣装は着物・ドレスどちらでもOK!
挙式では白無垢など和装衣装を着用するのが一般的な神前式ですが、その後の披露宴は新郎新婦の好みに合わせて衣装を自由に選ぶことができます。
これまで王道とされていたのは、披露宴直後は挙式時の白無垢姿で、途中のお色直しで色鮮やかな色打掛に着替える…というパターン。
しかし、現代の和装ウエディングでは、披露宴開始時は和装姿で、お色直しでウエディングドレスやカラードレスに着替えるという新婦さんも多いんですよ。
あるいはガラッと印象を変えるために、披露宴開始時にはすでにウエディングドレスを着用し、お色直しでカラードレスに着替えるパターンもあり!
衣装は和装で、髪型は洋髪と、和洋混合を楽しむ新婦さんなどもいて、結構自由です。
ご自身の好みや理想、演出したい雰囲気に合わせて選ぶと良いでしょう。
お色直しの回数は、所要時間も考えて1回が理想!
披露宴中のお色直しは、ゲストの事も考え最近では1回のみ行なうのが主流となっています。
特に、和装から洋装へと着替える場合は1からヘアメイクをし直すこともあり、20〜30分程度時間が必要。
洋装から洋装のお色直しでも、15分程度の時間がかかります。
ゲストを長時間お待たせしないように、またスムーズに手順を踏むには、経験が豊富なヘアメイクさんにお色直しを依頼する、ウェルカムドリンクを用意するなどの配慮も必要となるでしょう。
もちろん希望する衣装や髪型にもよりますので、そうした事も含めて事前に会場や担当者と打ち合わせをしておきましょう。
料理は和食・洋食・和洋折衷など自由に選べることがほとんど
衣装と同様、料理も和風にこだわる必要はなく、洋食を選べる会場がほとんどです。
ご自身や両親の意見を取り入れ、事前に試食なども行いながら和食にするか、洋食にするか、和洋折衷にするかを決めていきましょう。
披露宴なしの神前式、別の日に披露宴を行なうケースも
中なかには、披露宴を行わずに神前式の挙式のみを行なう新郎新婦もいます。その際のメリットは、下記になります。
- 両親・親族・親友などごく親しい間柄の人のみを招いたシンプルでアットホームな結婚式を挙げることができる
- 披露宴がないぶん準備期間が短く済むので、結婚式の準備に時間をかけることができない授かり婚やお急ぎ婚の方でも安心
- 挙式費用や衣装代など、最低限のコストで結婚式を挙げられる
また、挙式とは別日に披露宴を行なうことも可能です。
特に神前式の場合、挙式に出られるのは両家の親族のみで、知人や友人は招待できない神社も少なくありません。
そのため、挙式には親族のみを招待し、別日に設定した披露宴には知人や友人を招くというパターンも行われています。
ただし、日程が別日の場合、挙式と披露宴どちらにも招かれたゲストには、スケジュール調整や金銭的な負担が増えるといった問題があります。
新郎新婦自身も、衣装や着付け代、交通費などが二重にかかるため、コストや労力がかかるというデメリットがあります。
ですので、基本的には特別な事情がない限りは、挙式と披露宴を同日に行なうことをオススメします。
午前中に挙式、午後からは披露宴と、どちらも同日に設定することは十分可能です。
まとめ
- 神前式の披露宴は教会式の披露宴と同じように自由に演出のアレンジができる!
- 神前式の披露宴に必要な費用は約324万円前後
- 神前式の披露宴会場は神社管轄or自身で好きな会場を選ぶのが一般的
- 披露宴中の衣装は和装・洋装どちらでもOK
- お色直しの回数は1回が理想
- 披露宴なし挙式のみの神前式や、別の日に披露宴を設定することも可能
教会式と同じく、自由に演出ができる神前式での披露宴。
挙式の落ち着いた和風の雰囲気をそのままに披露宴を行なうもよし、披露宴ではイメージをガラッと変えた洋風スタイルにするもよし!
お二人の希望や好みを存分に取り入れながら、後悔しない披露宴を開いてくださいね。