【結納品のその後】結納後の処分方法&リメイクアイディア
結納も結婚式も無事終了!となると気がかりなのが、結納品のその後ですよね。
そのまま処分するのも気がひけるし、かといって取っておくもの?
押入れの中でいつまでも眠らせておくのが正しいかどうかも疑問ですよね。
結納品は相手家族からの心のこもった贈り物です。
結婚式後の結納品は適切な扱いをするのが、結納品をいただいた相手のご家族に対する心遣い。結納品のその後の行方を紹介します。
結納品(結納飾り)とは、結婚相手からの贈り物
結婚式をあげる前に行う結納は、両家にとって「正式に婚約をした」という一つの区切り。
その時に男性側から女性側に送られる婚約記念品、それが結納品です。
地域によって品目に違いがありますが、2人の幸せを願う意味の品々で構成されます。
結納品を飾る時期はいつまで?飾る場所は?
結納品は結婚式が終わるまで飾っておくのが基本です。
しかし結納から結婚式まで間があくようでしたら、結納後1週間程度で一旦しまってOK。
結婚式1ヶ月前くらいから、再び取り出して飾りましょう。
飾る場所は、女性側の実家
結納品は基本的に、新婦の実家に飾るもの。
新婦が実家を出て一人暮らし、もしくは新郎とすでに暮らしていたとしても実家に飾ります。
飾る場所は床の間が一般的ですが、床の間がなければ高さのある台を準備し、その上でもOK。
マンションなどで和室がない場合は、客間の棚の上などでもかまいません。
ちなみに床の間のない和室orマンションでも、入り口(玄関)から一番遠い場所(対角線)を選びましょう。
結納品のその後の処分方法を知りたい!
結婚式が終わったら、結納品は速やかに片付けます。
ですが、せっかくいただいたものを押し入れに眠らせておくのも気が引けますし、場所も取りますよね。
とはいえゴミの日にそのまま捨ててしまうのはもってのほか!
結納品の正しい処理方法を知っておきましょう。
神社でお焚き上げをしてもらう
知らない人も多いかもしれないですが、結納品は神社でお焚き上げをしてもらえます。
地域によって年末・お正月などは、どんど焼きに持って行くのもアリ。
しかし神社によっては焼却規制の関係上、お焚き上げができない場合もあるので、事前に確認しましょう。
結納品清祓い(きよはらい)でもOK
「焼却はできないけれど、結納品を捨てても悪いことが起きないように」とお祓いをしてくれるのが結納品清祓い。
近くにお焚き上げをする神社がなければ、お祓いだけでもお願いしましょう。
その後、結納品は神社で処分してくれれれば良いですが、そうでなければ持ち帰って自分たちで処分します。
可燃ゴミの日に、なるべく綺麗な用紙に包んでお塩を撒いてから出すと、より丁寧です。
結納品の中には、再利用・リサイクルができるものもある
それでもやっぱり結納品は捨てられない!という人は、再利用・リサイクルがオススメ。
品目ごとにきちんとした使い道があります。
料理に使って、食べて処分する
- 勝男節(かつおぶし)
- 寿留女(するめ)
- 子生婦(こんぶ)
- 長熨斗(ながのし)
これらは食品ですのでそのまま食べても良いですし、お料理に使ってもOK。
新郎と新婦の実家で分けて使う、なんて場合も多いようです。
その他、再利用ができる結納品
- 末広(すえひろ)
シンプルな白いセンスなので、冠婚葬祭の際に使用可能
- 高砂(たかさご)人形
縁起物のため玄関・床の間に飾っておける
ガラスケースに入れて保存する人も多数
- 塗りお盆
足の部分を外せば普通のお盆として使用可能
客用盆などに
- 結納箱
大きさがあるため、衣装ケースとして活用
ほどよく湿気をとり、服が傷みにくくなる
- 風呂敷
そのまま風呂敷として
- 友白髪(ともしらが)
家の新築時、厄災から家を守るお札を柱に貼る
その際に友白髪で縛るため、いつかマイホームを建てるときのために取っておくと吉
処分したほうが良い品目
- 白木台(しらきだい)
「日焼けしやすい白木で作った=新品を用意しました」という意味合いの結納専用品なため、使い道がない
ただし人によっては、棚の上などに置いて小物置き場にする場合も
- その他の紙製品(金宝包の外表紙など)
紙類はお焚き上げ後処分が妥当
ただし水引部分は取っておき、他の水引と組み合わせて使うという方法も
結納品はその後のリメイクはOK!使いまわしはNG?
結納品のリメイクはマナー違反にはなりません。
結納品リメイクアイディアで人気なのが、水引を使って作る羽子板です。
意外にゴージャスで見栄えがするため、ケースに入れて床の間・玄関などに飾りましょう。
また水引は、リースにする方法もあります。
お正月の玄関飾りはもちろん、デザインによってはインテリアとしてお部屋に飾っても素敵ですよ。
結納品の「使い回し」の考えには地域差がある
結納品を「兄弟姉妹の結納に譲ってあげたい」という人もいるかと思いますが、地域によって考えが違うので要注意。
結納品は新郎家族から新婦家族への真心が形になったもの。
基本的に使い古しを渡すのは、兄弟の結婚相手のご家族に失礼にあたります。
しかし地域によっては「縁をあやかる」という意味で、代々使い回すところも。
もし兄弟姉妹が結納を行うなら押し付ける形ではなく、幸せのおすそ分けとして「よかったらどう?」と一言聞いてみましょう。
結納品の買取はしてくれる?
結納品をお金に変えたい!という場合、真っ先に思いつくのがリサイクルショップ。
しかし現実には、一般的なリサイクルショップでは引き取ってくれない可能性が高いです。
それでもどうしても…という場合は、ネットオークションに出すのが一番の近道。
多少心苦しいところではありますが、必要としている人がいるのも事実ですので、割り切って出品しましょう。
ちなみに、売る場合は一式でないと売れにくいので要注意です。
まとめ:結納品の処分は正しい方法で!
- 結納品は結婚後は速やかに片付ける
- 処分をする場合はお焚き上げorリサイクルをしよう
- 使い回しは嫌がる人もいるので、押し付けないのが肝心
- 売るのならネットオークションが最適
扱いに困ってしまうその後の結納品ですが、何も知らなければゴミ箱行きになってしまいます。
思い出の品ですので、その後の再利用方法を知り長く使いましょう。