披露宴の余興の依頼方法を知りたい!誰に?いつ?お礼は?
結婚式のために準備するアレコレのなかでも、披露宴の余興の依頼は気を使うポイントのひとつ。
心地よく余興を引き受け、披露してもらうためにも、マナー違反や相手を困らせる行動は絶対に避けたいところ!
披露宴の余興を依頼する相手の選び方や依頼するタイミング、依頼やお礼をお渡しする際のマナーについてまとめました。
頼む人がいない場合の対処法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
披露宴の余興は何組がベスト?誰に依頼する?
披露宴の余興を依頼するときにまず気になるのが、何組くらい依頼すればよいのか、誰に頼めばよいのかということ。
披露宴の余興は、新郎新婦それぞれの側のゲストから1~2組が一般的です。
ただし最近の結婚式では、披露宴は歓談をメインにするのが流行中。そのため余興を頼む数は少なめになってきています。
趣味関係の余興を充実させたいなどのこだわりがとくになければ、最小限の数でいいでしょう。
余興はこんな人たちに頼もう!
余興を依頼する相手がなかなか選べないときは、次のような点にあてはまる人をピックアップしてみましょう。
- 準備に時間がとれそうな人
練習などが負担にならないように、育児中の人、仕事柄忙しい人などは除外。
比較的時間を柔軟に使えそうな方を選びましょう。
- 特技を持っている人
友人や知人のなかに、歌や楽器演奏、ダンスなどの特技を持っている人がいれば、候補にしてみましょう。
もしも相手がプロやセミプロとして活動している場合は、出演料の支払いを想定する必要があります。
- 以前に余興を引き受けたことがある相手
相手の結婚式で余興を引き受けたことがある相手にお願いしてみるのも、ひとつの方法。
お互い様、と引き受けてくださる可能性は高いのではないでしょうか。
披露宴の余興を依頼する時期とマナー
披露宴の余興は、結婚式の直前に突然依頼すればよいわけではありません。
充分に余裕をもって、引き受けてもらえるかどうかを確認しましょう。
招待状発送の、2週間前までに打診しておく
披露宴の余興を依頼するときは、前もって引き受けてもらえるかどうかを打診するのがマナー。
遅くても招待状発送の1~2週間前までに、余興を頼みたいということを伝えましょう。
余興を頼む相手が友人など親しい人なら、メールやラインで聞いてOK!
ただし会社の上司や恩師など、自分よりも目上の人に頼みたいなら直接会って伝えるか、電話やお手紙の方がていねいです。
正式な依頼は、招待状発送のタイミング(2ヶ月前まで)
事前の打診で確実にOKの返事をもらえてから、正式に依頼します。
披露宴の余興を正式に依頼するタイミングは、招待状の発送時。
招待状は、挙式披露宴当日の3ヶ月~2ヶ月前までに送ります。
招待状で余興を依頼するときには、招待状に余興をお願いする旨を書いた付箋(ふせん)を添えるのがマナー。
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余興依頼の注意点!事前に伝えておくべきこと
披露宴の余興を引き受けてもらえたら、以下のことを必ず伝えておきましょう。
- 出番のタイミング
- 持ち時間
- ほかに余興をする人がいるかどうか
- 披露宴の雰囲気(格式)やゲスト層
- 内容のリクエスト
- してほしくないこと(下ネタや内輪ネタはNGなど)
- 映像や音響機器などの設備の有無
- 余興スペース(披露宴会場)の大きさ
- 控室の有無
- 式場スタッフの連絡先
依頼したあとも丸投げにせず、こまめに連絡を。
ほかの出演者と内容が重複した場合の調整や、困りごとの解決など、当日までのサポートをしっかり行うことが大切です。
【例文】披露宴の余興を依頼するときの文面とマナー
メールなどでコンタクトをとる場合でも、あまり砕けすぎず、丁寧な文章を心がけます。
一方的にお願いするのではなく、相手の都合をお伺いすることが大切。
また返信の待ちぼうけにならないように、明確な期限を書いて返信をお願いするのがおすすめです。
メールで頼むときの依頼文
【メール文例(フォーマル)】
件名:結婚披露宴 余興のお願い
△△さま
こんにちは。田中○○です。
先日お知らせしました、私たちの結婚式に関してお願いがあり、ご連絡いたしました。
披露宴の余興をぜひ△△さんにお願いしたいのですが、お引き受けいただけないでしょうか?
お忙しいところ申し訳ないのですが、ご検討いただければ幸いです。
○月○日までに1度、お返事をいただけるとうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
【メール文例(カジュアル、グループLINEなど)】
件名:結婚披露宴 余興のお願い
みんな久しぶり!○○です。
こないだ伝えたわたしの結婚式なんだけど、みんなに披露宴の余興をお願いできないかな…?
忙しいところ申し訳ないんだけど、考えてもらえると嬉しいです。
○月○日までにお返事ください。
招待状に添える付箋の文例とマナー
誠に恐れ入りますが 当日披露宴にて(○○の)余興を賜りますよう お願い申し上げます
付箋は小さなカードですが、フォーマルな招待状に添えるもの。
きちんとした文章を心がけます。
忘れてはいけないのが、結婚式にかかわる正式な文章で、「句読点は使わない」というマナー。
一説には、結婚に区切りや終止符を打つのは縁起が悪いからだとされています。
文章を読みやすくしたいときには、スペースと改行を使いましょう。
披露宴の余興 お礼の相場と渡し方
披露宴の余興を依頼したゲストには、当然お礼をするのが常識。
言葉だけではなく、現金や記念品をわたして感謝の気持ちをつたえます。
余興のお礼の相場
余興をお願いしたゲストへのお礼は、3,000~5,000円程度が相場。
「前々から準備して待ち望んでいた」という気持ちを表すため、新札(ピン札)で用意するのがマナーです。
水引やのしが印刷されたタイプのご祝儀袋か、ポチ袋に入れて渡しましょう。
また余興へのお礼は、相場金額相当のお菓子や商品券、他のゲストよりもランクアップした引き出物でもOK。
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お礼の渡し方、タイミング
余興のお礼を渡すタイミングは、披露宴が終わった後。
ゲストのお見送りの際に新郎新婦から直接、お礼の言葉を添えてくださいね。
渡すタイミングを事前にプランナーに伝えておくと、タイミングを見て用意した現金やお礼の品物を準備してくれるので安心。
当日渡せなかったり、あまり大っぴらに渡したくない、という気持ちがあるなら、後日でもOK。
結婚式後あまり日を空けずに、お礼状や簡単なメッセージカードを添えて、郵送または手渡ししましょう。
引き出物に余興のお礼をプラスする場合も、メッセージカードを添えるのがオススメです。
披露宴の余興を頼む人がいない場合は?余興なしはアリ?
披露宴の準備で困ってしまうのが、余興を依頼できる相手に心当たりがない場合。
余興を頼む人がいない場合は、どうするべきでしょうか。
実は、余興なしの披露宴が多い!
余興を頼む人がいない場合は、無理して頼む必要はありません。
最近では披露宴の演出で、ゲストの余興をするカップルの方が少数派なんです。
ゼクシィ 結婚トレンド調査2017調べによると、招待客による余興を実施したのは48.5%と、半数を切っているんですよ。
余興なしだと、
- 歓談に時間を割ける
- 時間が読みやすく、進行がスムーズになる
といったメリットも。
無理して余興を依頼せず、それ以外のセレモニーやスピーチなどの演出に力をいれたり、歓談タイムを多く取ったりするなどの工夫をしましょう。
余興をプロに頼むこともできる
頼む相手はいないけど、余興で披露宴を盛り上げたい!という場合は、プロに依頼するという選択肢も。
式場に頼んでプロのパフォーマーを呼んでもらったり、芸人やマジシャンなどを自分たちで頼んだりすることもできますよ。
友人に頼むより費用は高くなりますが、披露宴をとびきり盛り上げたい!というカップルにはオススメ。
まとめ:マナーを守って余興の依頼を!
- 余興は新郎新婦それぞれのゲストから1組程度
- 時間が取れる人、特技がある人などに頼む
- 事前に打診したうえで2ヶ月ほど前までに正式に依頼
- 依頼は招待状に付箋をつける
- 持ち時間などの情報は事前に伝える
- お礼の相場は3,000~5,000円
- 余興なし、プロへの依頼といった選択肢も
余興は準備にも手間ひまがかかるもの。
相手を不快にさせないように、マナーを守って依頼してくださいね。
引き受けてくれた方へ感謝することも大切です。