結婚式の二次会「なし」はアリ?メリット・デメリットは?
二次会の有無は、結婚式を企画するときに迷うポイントのひとつ。
マナーやゲストの負担を考えて、悩んでしまう人も多いでしょう。
そこでここでは、二次会はなしでもいいか?二次会のメリット・デメリット、代わりのアイディアなどを紹介します。
「なし」でもOK!披露宴の後に二次会しない割合は45%
二次会をやるかやらないかは、結婚式を企画するうえでの迷いどころ。
結論からいうと、結婚式の二次会は絶対にやらなければならないわけではありません。
ゼクシィ 結婚トレンド調査2017調べによると、二次会を開催しなかったカップルの割合は45%とほぼ半数。
首都圏にエリアを絞ると、二次会をしなかった割合は過半数の54%にものぼります。
つまり、二次会をやるかやらないかは、カップルの考え方次第だということ。
二次会をなしにしたからといって、非常識にはなりません。
必要性に応じて、有無を判断するとよいでしょう。
結婚式の二次会の必要性(やる意味)とは?
それでは、二次会を開催する必要性とはどのようなところにあるのでしょうか。
ここでは、代表的なものを3つ紹介します。
1.挙式・披露宴に呼べないゲストを招待できる
挙式や披露宴では、式場のキャパシティや挙げたい結婚式の規模、予算などに応じて、ゲストの人数が決まります。
さらに、新郎側新婦側のバランスや呼びたい順番などに応じて招待ゲストを決めるのが一般的。
そのため、呼びたいのに呼べない…という人が出てくることも。
神前式など、式の形式によっては親族のみの列席となる場合もあります。
二次会を開催すれば、挙式・披露宴に呼べなかった人もゲストとして参加してもらうことが可能。
よりたくさんの人に結婚を報告し、お祝いしてもらうことができますね。
2.ゲストと気楽にゆっくり楽しむことができる
結婚式当日の新郎新婦はなにかと忙しく、ゲストとゆっくり話す時間はなかなか取りづらいもの。
さらに堅苦しい挨拶なども多く、緊張しっぱなしということも珍しくありません。
親しい友人をゲストに呼んで行うカジュアルな二次会なら、気楽なゲームや余興を交えながら、楽しくゆっくりとした時間をゲストと過ごせます。
ゲスト一人ひとりと心のこもった言葉を交わしあったり、思い出話に花を咲かせたりすることもできるでしょう。
3.友人同士の顔合わせができる
二次会は、新郎新婦それぞれの友人が一堂に会する場。
お互いの友人たちを紹介し合うのにぴったりです。
共通の友人が増えたり、友人同士が交流をスタートしたりと、交遊関係を豊かにするのに一役買ってくれます。
やらなきゃよかった!?二次会のデメリット
一方で、二次会を開催することで生まれるデメリットもいくつかあります。
必要性とデメリットをよく比較検討して、二次会をやるかやらないかを決めてくださいね。
二次会の準備が負担に…
結婚式を控えた新郎新婦には、決めなければならないことや、こなさなければならない手続きが山積み。
二次会の会場や演出などを計画するとなると、かなり大きな負担になります。
負担を軽減するためには、友人に幹事をお願いする、幹事代行業者に依頼するなどの対策を取るとよいでしょう。
時間的な余裕がなくなる可能性がある
新郎新婦はゲストを見送った後、ドレスなどを着替えてから二次会会場へ移動することになります。
時間的な余裕がなくバタバタしたり、披露宴の終了時間が押して、主役である新郎新婦が二次会に遅刻するケースも。
さらに、夕方までの式の場合、二次会が深夜に及ぶなどゲストにとっても時間的な負担がかかる可能性もあります。
翌日が休日の日取りで結婚式を行う、披露宴と二次会を同じ会場にして移動時間をなくすなどの対策を検討しましょう。
参加者が意外と少なくて後悔…
二次会への参加者が想定よりも少なく、後悔したというのはよくある経験談。
参加者が少ないとさみしいパーティーになってしまうだけではなく、会費では費用がまかなえずに、新郎新婦の金銭的負担も大きくなってしまいます。
結婚式の二次会をやらない場合。過ごし方や連絡方法は?
二次会をやらない場合の挙式・披露宴後の時間の使い方はカップルそれぞれ。
例えば、次のような過ごし方があります。
友人同士の飲み会に参加する
友人の結婚式では久しぶりに仲間が集まることも多く、ゲスト同士での飲み会が計画されるのはよくあること。
結婚式の後、そんな友人同士の飲み会に顔を出して回るという過ごし方も一般的です。
新郎のみ・新婦のみでそれぞれの友人に会いに行ってもよいですし、夫婦別行動がさびしいという場合は、新郎新婦揃って飲み会をはしごするのもアリ。
この場合は、招待状などで改まって場をセッティングするのではなく、仲間内のLINEなどで飲み会に参加したいと伝えるのがよいでしょう。
親族だけの食事会を開催する
午前からの挙式・披露宴の場合、当日の夜に普段なかなか集まることがない両家親族と簡単な食事会を開くのもおすすめ。
披露宴が夜にかかる場合は、かしこまらないお酒の席を設けてもよいでしょう。
結婚式の話に花が咲き、両家がより打ち解けられるのではないでしょうか。
食事会の場所や時間を事前に決めておき、新郎新婦からそれぞれの両親や親族にアポを取っておきましょう。
招待状に書き添えるのもよいですし、普段からカジュアルな付き合いがある場合にはメールや電話などでもOK。
段取りだけ決めて、両親に連絡窓口をお願いしてもよいかもしれません。
ふたりだけでゆっくりと過ごす
結婚式の準備~当日まではいろいろと慌ただしいもの。
式を終えてはじめての夜を、式の余韻に浸りながら、ふたりだけで穏やかに過ごすのもよいでしょう。
夜のデートに繰り出したり、新居やホテルの部屋で結婚式を振り返りながら疲れを癒したりと、過ごし方はさまざま。
翌日からハネムーンの場合は、旅程などの最終チェックをすると、わくわくした気持ちで眠れそうです。
二次会の代わりに1.5次会という選択肢も
結婚式→披露宴→二次会という流れではなく、披露宴~二次会を「1.5次会」のスタイルで行う結婚式も注目されています。
1.5次会とは、自由なスタイルにアレンジして行われるウェディングパーティーのこと。
- ゲームなどのカジュアルな余興を取り入れる
- 歓談の時間をたっぷりつくる
- 自分たちで司会をする
- 演出無しの結婚式
など、ふたりらしい結婚パーティーが可能。
従来の結婚披露宴よりも堅苦しくなく、二次会ほどカジュアル過ぎないことから1.5次会と呼ばれています。
1.5次会は会費制で行われることが多く、本当に親しい人たちだけで小規模かつ気軽に結婚のお披露目をしたい場合にぴったり。
親しい人たちとアットホームなお祝いをしたいと考えているなら、二次会に代わる選択肢の1つとして、検討してみてはいかがでしょうか。
二次会のよいところ悪いところを考えて決めよう
- 二次会をやらないカップルも多い
- 二次会はより多くのゲストにゆっくりお祝いしてもらうのに役立つ
- 時間や金銭的な負担が増えるデメリットもある
- 1.5次会スタイルの結婚式を行うという選択肢もある
二次会をやるかやらないかは、カップルの希望次第。
よいところと悪いところをしっかりと比べて、二次会のあり・なしを決めてくださいね。