結婚式の飲み物、ゲストに満足してもらえる種類と内容は?
披露宴でゲストにとって楽しみの1つが美味しい料理、そして料理を引き立ててくれる飲み物です。
新郎新婦からすると披露宴の準備では「衣装は何着る?」「メイン料理は?」「装花のランクは?」と目立つところばかりに関心がいってしまいがち。
でも、ゲストにとっては料理に合わせておいしいお酒やドリンクを楽しみたいもの。
ドリンクの種類や頼み方についてもプランナー任せにせず、よく考えてみませんか?
結婚式で出す飲み物の種類や内容、相場や節約ポイント紹介します。
この記事のポイント!- 披露宴で用意すべき飲み物の種類や内容がわかる
- 飲み物のオーダー方法の違いがわかる
- 飲み物の節約ポイントがわかる
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結婚式のシーン別に必要なドリンクは?
結婚式でされる飲み物は大きくわけると次のようになります。
① ウェルカムドリンク
② 乾杯酒
③ 料理といっしょに出される飲み物
ゲストが特に楽しみにしているのは③の「料理といっしょに出される飲み物」なので、この部分について詳しく見ていきましょう。
披露宴の飲み物の種類はどのくらい?少ないとゲストに失礼?
ゲストによって好みの飲み物が違うのでドリンクの種類が少ないと、ちょっとがっかりさせてしまうことも。
ドリンクメニューは以下の種類をしっかり抑えておきたいですね。
●酒(アルコール)
ビール、ワイン(赤/白)、日本酒、焼酎、カクテル
●ソフトドリンク
オレンジジュース、ウーロン茶、ジンジャーエールなど5~6種類
結婚式の飲み物、3つの頼み方の違い!
披露宴でのドリンクの頼み方は、フリードリンク(飲み放題)制、頼んだ分だけ支払いをするバイオーダー制のほか、セットドリンク制があります。
それぞれの特徴を説明します。
人気は「フリードリンク(飲み放題)」!でも種類が少ないのはNG
決まった金額でゲストに好きなだけ飲んでもらえる、フリードリンク制(飲み放題)を多くの花嫁が選択しています。
ゲストにとってもうれしいフリードリンク制ですが、メニューにある種類が少ないとゲストの不満のタネになってしまうことも。
結婚式場によってメニュー内容が大きく異なるので、見積りにあるドリンクメニューに何が含まれているかをしっかりチェックしましょう。
ゲストの顔ぶれをみて、お酒を飲む人が多い場合はお酒の種類を充実させ、子供や高齢のゲストが多い場合は、ソフトドリンクを充実させるなど、内容を柔軟に変えたいところ。
お酒の苦手な若い女性にはノンアルコールカクテルや炭酸水、車で来場するゲストにはノンアルコールビールが好評なようです。
また、フレンチやイタリアンならワインの種類を充実させ、中華なら紹興酒を入れるなど料理との相性も考慮した内容にするとゲストに喜ばれそう。
「バイオーダー(注文)制」は予算オーバーの可能性も
ゲストに飲みたいものをオーダーしてもらい、最終的に飲んだ分だけきっちり支払う方法がバイオーダー制。
ムダのない支払いのように見えますが、後から請求される金額にびっくりなんてことも。
「セットドリンク制」はいくらになるか予想がつきにくい?
会場によって多少違いがあるものの、1人あたり○杯まで○○円と基本料金が決まっていて、それ以上になると追加料金を請求される料金体系がセットドリンク制です。
結婚式となると普段あまり飲まなそうな人までたくさん飲むケースもあるので、バイオーダー制同様、支払いの際にびっくりするかもしれません。
ドリンクメニューにないオーダーは別料金にしてもらう方法も
「ドリンクメニューにないものをオーダーしたら会場スタッフに断わられてしまった」なんてことになったら、ちょっとゲストに失礼ですよね?
フリードリンクに含まれていないものをオーダーした場合は別料金にして、後で請求してもらう方法もあります。
メニューにのっていない種類の扱いについては、あらかじめプランナーに相談しておきましょう。
婚礼料理と一緒に出されるドリンクの料金相場は?
結婚式の飲み物は、料理とセットになっているパックプランもありますが、別々になっているケースが多いようです。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」によると、飲み物代1人あたりの平均相場は4,300円。
頼み方別にみると、フリードリンクの相場が4,000~5,000円くらい、セットドリンクの基本料金が2,000~3,000円くらいなので、見積額はフリードリンクが一番高くなるでしょう。
結婚式の飲み物の節約ポイント
結婚式の飲食代を節約しなくてはならないとしても、メイン料理のランクは落としたくありませんよね?
飲み物を見直すといくつか節約できるポイントがありますよ。
思い切ってウェルカムドリンクを節約
披露宴が始まるまでの間にゲストに飲んでもらう「ウェルカムドリンク」。
シャンパン、ビール、カクテルといったアルコールのほか、オレンジジュース、ウーロン茶、コーラ、ジンジャーエール、コーヒー、紅茶などのソフトドリンクが一般的です。
暑い季節なら喜ばれますし、おしゃれな感じがするのでせひ取りいれたいものですが、絶対に必要なわけではありません。
パックプランとは別料金設定で、しかも披露宴までの待ち時間がそれほどないなら、思い切ってカットするのが賢い方法。
ウェルカムドリンクの平均費用は1人あたり1,000円なので、節約できる金額も大!
ウェルカムドリンクにはアルコールを出さずソフトドリンクだけにして、披露宴がはじまったら存分にお酒を楽しんでもらうのも節約方法の1つです。
乾杯酒をシャンパンからスパークリングワインにチェンジ!
披露宴で「乾杯!」といえばシャンパンですね。
なぜ、シャンパンなのかというと、絶え間なくゴールドの泡が沸き立つ様子は「幸せが湧き上がる」ようなので、縁起が良いとされているからなのです。
でも、フランスのシャンパーニュ地方特産のスパークリングワインであるシャンパンは高額であることも有名。他の産地のものの、2倍以上の価格がするんですよ!
絶対にシャンパンじゃなきゃダメという決まりはないので、スプマンテやカヴァといった他のスパークリングワインに変えてみてはいかがでしょうか?
ワインやビールで乾杯する花嫁さんもいますよ!
ドリンクを持ち込む!
会場によっては飲み物を持ち込むこともできます。
持ち込みするなら日本酒や焼酎がおすすめ。
男性ゲストが好きな種類ですし、ビールやカクテルに比べると飲む量が少ないのでコストパフォーマンスの面でもGood!
なかには新郎新婦の出身地の日本酒や焼酎を持ち込むカップルもいるとか。
また、乾杯で飲むシャンパンを結婚式場で頼むと定価の2~3倍くらいになってしまうので、自分たちで安く手配して持ち込みするのもアリ。
ドリンクを持ち込みできれば大きな金額を節約できそうですが、持ち込み自体が可能かどうか?持ち込み料はいくら発生するか?を本契約の前に確認しておきましょう。
種類にもよりますが、1本2,000~3,000円の持ち込み料がかかるようです。
フリードリンクをゲストの人数分契約すれば、ドリンクの持ち込み料を無料にしてくれる会場もあるので、まずは交渉してみましょう。
おしゃれ花嫁は結婚式のドリンクメニューも手作りしてる!
飲み放題でもオーダー制でも、飲める種類を一覧にしたドリンクメニュー表を用意するのが基本。
衣装やテーブル装花とのコーディネートにこだわりたい花嫁さんは、自分らしいドリンクメニューを手作りすることも多いようですよ。
ドリンクメニュー表のデザインと紙などの材料を決めたら、プランナーにメニュー内容を確認してから作り始めます。
メニュー表はパソコンのWordやPowerPointを使えば簡単にできちゃいます。
試し刷りをしてプランナーに確認してもらってから、必要な部数を印刷するようにしてくださいね。
シンプルなデザインのドリンクメニュー表でもテーブルコーディネートに合うフォトフレームに入れたり、コルク製のカード立てを使うとぐっとおしゃれに見えますよ。
まとめ
- 結婚式ではアルコール、ソフトドリンクともに5~6種類の飲み物を準備したい
- 結婚式の1人あたりのドリンク代の相場は4,300円
- ウェルカムドリンクは節約したり、ソフトドリンクのみにしても可
- ゲストが選びやすいようにドリンクメニュー表の手作りもオススメ!
披露宴のドリンクは料理を引き立てる大事な役割があるから、種類や内容のチョイスにも気を配りたいもの。
美味しい料理と飲み物でゲストに楽しんでもらえる披露宴になるといいですね。