【体験談】ウェディングドレスはセミオーダーで購入した!相場と注意点
結婚式を控えるプレ花嫁さんにとって、ウェディングドレスの準備は特別なイベントですよね。
今回は、ウェディングドレスをセミオーダーした筆者の体験談をもとに、相場やメリットデメリット、制作の流れなどを詳しく解説していきます。
ウェディングドレスのセミオーダーとは
ウェディングドレスをセミオーダーするとはどういうことなのでしょうか。
また、フルオーダーメイドとの違いは?詳しくみていきましょう。
既製品を自分のサイズに合わせて仕立て直す
ウェディングドレスのセミオーダーとは、既製のドレスデザインの中から好みのデザインのものを選び、花嫁さん一人ひとりの身体のサイズに合わせてドレスを制作することです。
できあがったドレスは購入し、花嫁さん本人のものになりますので、レンタルではありません。
フルオーダーメイドとセミオーダーメイドの違い
ウェディングドレスのフルオーダーメイドとは、ドレスのデザインや使用する素材など、一から制作すること。
それに比べセミオーダーは、あらかじめ決まったデザインのドレスを、個々に合わせてぴったりのサイズで作っていく方法。
つまり、ウェディングドレスのデザインを花嫁さん自身で考えるか、既成のデザインから選ぶかの違いです。
セミオーダーでも、ショップによっては素材やデザインのちょっとしたアレンジなどがOKな場合もありますよ。
ウェディングドレスをセミオーダーするメリット3つ
ウェディングドレスをセミオーダーするとどういったメリットがあるのでしょうか?
1.サイズピッタリに仕上がる!
セミオーダーのウェディングドレスは、プロによる細かい採寸が行われます。
「襟元や袖口の開き具合」「全体のシルエット」「パニエのボリューム感」などの希望に沿って、一人ひとり身体のラインにぴったりフィットするドレスを作ることができるのが魅力!
「胸が大きい」「ウエストだけが細い」など、それぞれの体型にも対応して、花嫁さんが一番美しく見えるサイズで、理想のウェディングドレスが手に入りますよ。
2.ファーストオーナーになれる
ウェディングをレンタルする場合、自分より先に複数の人がドレスを着用している場合があります。
一方セミオーダーすれば、ドレスのファーストオーナー(最初の持ち主)になることができます。
新品の真っ白なドレスは特別感もひとしお。
まっさらな気持ちで挙式に臨めそうですよね。
3.返却する必要がない。好きなタイミングで着用できる
セミオーダーのドレスは購入し、自分のものになります。
レンタル期間や返却などを気にすることなく、何度でも好きなタイミングで着用することが可能です。
例えば、海外挙式の後に日本で帰国後パーティーなどをする場合には、実はウェディングドレスの購入がおすすめです。
海外挙式の際にドレスをレンタルし、帰国後は国内で2回目のドレスレンタル、となると手間も費用もかかります。
1着お気に入りのドレスを購入しておけば、好きなタイミングで手間をかけずに結婚披露パーティーを楽しめます。
ウェディングドレスセミオーダーのデメリット2つ
ウェディングドレスをセミオーダーする際のデメリットも確認しておきましょう。
1.仕上がりまでに時間がかかる
セミオーダーのドレスは、デザインの選定から仕上がりまでに3ヶ月前後の時間がかかります。
他の挙式準備と並行して、採寸やフィッティングなどを行っていく必要があるので、花嫁さんはその分忙しくなります。
2.ドレス小物を自分で手配する必要がある
ウェディングドレスをレンタルする際は、小物類もまとめてレンタルすることが多いですよね。
一方セミオーダードレスの場合は、 ドレス以外の靴・手袋・ティアラ・ブライダルインナーなど、ドレスに合うものを自分で手配する必要がある場合も。
ドレスと同じショップで提携ブランドのものを購入する場合は、予算オーバーにならないように注意して。
セミオーダーのウェディングドレスの価格は?費用相場
意外と安い! 相場価格は10~60万円
ウェディングドレスをセミオーダーで作る場合、10~60万円ほどを想定しておきましょう。
ドレスのブランドやショップによって、金額にかなり差が出てきます。
有名ブランドのドレスは、~60万円代
芸能人のプロデュースしているウェディングドレスや、有名ブランドでセミオーダーをする場合の相場は大体、20万円代後半~60万円程度。
レースなどの素材にもこだわりを感じさせる、デザイン性の高いウェディングドレスを希望する花嫁さんにおすすめです。
小さなアトリエのドレスは、10万円~
手作りでウェディングドレスを制作しているような、小さなアトリエなどの場合には、10万円前後とかなりお手頃。
手作りの温かみのあるドレスを着たい方や、価格重視の花嫁さんにおすすめです。
購入はレンタルより安い!?ウェディングドレスの料金比較
ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ(首都圏版)によると、ウェディングドレスのレンタルと購入の平均費用は以下のとおり。
- 既製品をレンタルした場合の平均費用:27万6,000円
- 既製品を購入した場合の平均費用:25万7,000円
- オーダーメイドで購入した場合の平均費用:32万5,000円
意外なことに、レンタルと既製品の購入は、あまり金額に差がありません。
オーダーメイドは、高いお金をかけてこだわりぬく花嫁さんが多いので、平均値は高めになっていますね。(50万円以上かけた花嫁さんの割合は、なんと16%も!)
また価格帯別にも、レンタルドレスと、オーダードレスの購入比較してみました。
10万円未満の割合
レンタルドレス:2.8%
購入(既製品):22.2%
購入(オーダー):6.0%
50万円以上の割合
レンタルドレス:4.7%
購入(既製品):11.1%
購入(オーダー):16.0%
ウェディングドレスを購入は、意外と10万円未満の価格帯で選んだ人も多いよう。
レンタルよりも多いという結果になっています。
レンタルで10万円未満だと気に入ったデザインが選べないけれど、オーダーなら上手にカスタムして費用を抑えることができる、ということなのかもしれません。
セミオーダーのドレスは、すでにご紹介したように安ければ10万円代で購入できるものもあります。
「オーダーメイドは高そう」「安く済ませたいからレンタルにしよう」と考えている花嫁さんも、一度セミオーダーのウェディングドレスを検討してみてはいかがでしょうか。
ウェディングドレスを安くセミオーダーする2つの方法
なるべく安くウェディングドレスをセミオーダーする方法を紹介します。
1.シンプルなデザインで、ブランドにこだわらない
予算重視でドレスのデザインを選ぶ時は、シンプルなデザインのドレスを選択すると、比較的低予算で抑えられます。
ビーズやレース・スパンコールなどの装飾が控えめ、トレーンや袖がついていないものなど。
材料費や人件費が少なく、制作が可能なデザインなら、安い価格でも満足度の高いドレスが手に入りますよ。
またブランドにこだわらず、ドレスショップのオリジナルデザインのものを選ぶという手も。
2.挙式プランに含まれるドレスをセミオーダー
海外挙式で有名な「ワタベウェディング」は、もともと衣装を扱っていた会社。
挙式プランに含まれるレンタル用の既成ドレスの中に、セミオーダーが可能なものがあります。
レンタルと大差ない価格でウェディングドレスをセミオーダーできるので、海外挙式でドレスをオーダーしたいと考えている人にはおすすめです。
いつまでに準備・購入すべき?ドレスのセミオーダーにかかる期間は3ヶ月
ウェディングドレスのセミオーダーの場合はデザインが決まっているため、3ヶ月もあればドレスが完成します。
ドレスショップを探したり、基本となるデザインを決める時間も必要なので、結婚式場が決定したらすぐにでも準備を始めましょう。
「既成デザインに一工夫加えたい」「ドレスをゆっくり選びたい」という花嫁さんは、とくに早めに準備をスタートして!
セミオーダーウェディングドレス 制作の流れ
挙式3~6ヶ月前:デザイン決定&支払い
まずはドレスショップを予約し、レンタルするときと同じように、ドレスのデザインを選んで試着します。
気に入ったデザインを一つ選び 、だいたいの場合は、ドレスの完成を待たずに、先に支払いを行います。
挙式3ヶ月前:採寸
ドレスが決まったら次はボディの採寸。
丈の長さや胸の切り替えの位置、シルエットのバランスなど、希望があれば細かく伝えてください。
挙式1ヶ月前:最終フィッティング~調整
本番の1ヶ月前ごろに、完成したドレスをフィッティング(試着)します。
ドレスの中には、本番で使用するブライダルインナーやパニエを着用しましょう。
調節したいところがあれば「ここをもう少しだけ詰めてください」など遠慮せずしっかりと伝えてOKです。
挙式1~2週間前:完成
最終調整を終えたドレスが完成。
できあがったドレスを受け取るときは、本番まで型崩れや汚れがつかないように細心の注意を払って扱いましょう。
海外挙式で飛行機に入れて持って行ったり、結婚式場に持ち込む(搬入)したりするときは、シワがつかないように、ふんわりと丸めて梱包します。
ウェディングドレス専用のキャリーバッグや、大き目のトランクなどを利用しましょう。
家ではできるだけ裾が床につかない位置に吊るして、シワができてしまったら霧吹きをするなどのお手入れをしておいて下さい。
購入したウェディングドレス その後の活用方法&保存方法
セミオーダーで制作したウェディングドレスは自分のものなので、好きな時にいつでも着用することができます。
どんな活用方法があるのでしょうか?
別日の結婚披露パーティーで着用する
海外挙式をする場合、国内で二次会や帰国後パーティーを検討するカップルも多いと思います。
せっかくなので、挙式当日に着たウェディングドレス姿を披露しましょう。
レンタルドレスの場合は返却期限があるため、帰国後は追加でドレスをレンタルすることになり、料金が二倍かかることも。
セミオーダーのウェディングドレスはその心配はありませんね。
クリーニング後、家で保管する
挙式でドレスを着用したあとは、汗や汚れなどが付着しているので、専門のクリーニング業者に依頼して綺麗な状態で保管しましょう。
長期間綺麗なままで保管できる、真空パックにしてくれる業者もあります。
特別な思い出が詰まったドレスをたまに見返すだけでも、素敵な思い出に浸ることができそうですね。
中古品として販売する(お譲り)
フリマアプリやオークションなどでは、不要になったウェディングドレスを売り出している人も。
出品価格は、有名ブランドのウェディングドレスを含め数万円~50万円ほど。
出品するときは、ドレス実物の写真と着用写真は必須。
素材・色・サイズの詳細・購入時期・着用回数なども、細かく記載しましょう。
オーダーメイドした思い入れのあるドレスを、縁あって他の誰かが大切な時に着用してくれると思うと嬉しいですね。
ウェディングドレスをセミオーダーする際の注意点
ウェディングドレスをセミオーダーする場合、どんなことに注意すればいいのでしょうか?
ウェディングドレスの持ち込み料に注意!
挙式をする会場の提携先で購入したウェディングドレスであれば、持ち込み料は掛からない事がほとんど。
提携店以外で購入したドレスには持ち込み料が発生する場合があります。
持ち込み料は会場により費用は異なりますが、ドレス一着につき3~10万円ほど。
会場を決める際には、セミオーダーのドレスを扱っているドレスショップと提携しているかどうか確認してみましょう。
持ち込み料が発生する場合、会場と掛け合えば料金をサービスしてくれたり、ドレスを依頼したショップが一部負担してくれることもあるので、それぞれに交渉してみましょう。
無理なダイエットはNG!体型キープに気を遣って
セミオーダードレスのウェディングドレスは、サイズがピッタリで花嫁さんが美しく見える着こなしが実現することが最大のメリットと言えます。
最初の採寸以降は、体重の大幅な増減などが起こらないように、体型管理には十分気を遣うようにしましょう。
まとめ
- セミオーダーとは、既製のデザインドレスを自分のサイズに合わせて制作し購入すること
- セミオーダーすると、自分にサイズがピッタリのドレスを作ることができる!
- 相場価格は10~60万円。何度も着用できるのでレンタルよりもお得な場合も
- セミオーダーに掛かる期間は3ヶ月前後。その間、体型管理には注意を
ウェディングドレスのオーダーメイドは一見敷居が高いように思われますが、実はお得な面もたくさんあります。
女性なら誰もが憧れるウェディングドレス。特別な思い出を閉じ込め、手元に残せる方法で検討してみてはいかがでしょうか?