出欠管理も楽々の「web招待状」って?サービスの使用感をレポート
これまで結婚式や披露宴にゲストを招待するときは、紙の招待状を送るのが一般的でした。
しかし最近ではペーパーアイテムを用いず自分達のパーティー専用のHPを作成し、web上でゲストの出欠を取る「web招待状」がじわじわと注目を集めています。
そんなweb招待状を活用するメリットやデメリット、便利なサービスなどを詳しくご紹介します。
この記事のポイント!
- web招待状とは何かが分かる
- web招待状のメリット・デメリットが分かる
- web招待状作成サービスの使用感が分かる
web招待状とは、PCやスマホで送る招待状のこと
web招待状とは、結婚式・披露宴・二次会などゲストを招待する際に、紙ではなくPCまたはスマートフォンから送信するweb上の招待状のこと。
住所を知らない相手にも、メールやSNS経由で送ることができます。
web招待状の使い方
- 専用サイトやスマホアプリにアクセス
- 会員登録、招待状デザインを選ぶ
- 結婚式の詳細を入力し、招待状を作成
- ゲストにメールやラインで招待URLを送る
- ゲストがweb上で出欠入力
新郎新婦は自分たちの結婚式や結婚披露パーティーの場所や時間をweb上に公開して、招待したい人にアドレス(URL)を送信。
ゲストは新郎新婦から送られてきたアドレスにアクセスして、出欠・連絡先・新郎新婦へのメッセージなどを入力するだけ。
ゲストリストもweb上で管理することができて、とても便利なんです。
ちなみにweb招待状は、ホームページ作成などのスキルが全くなくても問題なし!
専用アプリやサイトから簡単に、自分たちだけの招待状を作ることができます。
Web招待状を使うメリット4つ
web招待状を使うとどんなメリットがあるのでしょうか?
1.なんといっても気軽!
web招待状を活用する最大のメリットはその手軽さ。
web招待状は、専用のサイトやアプリから、簡単に作成することができます。
テンプレートも自分好みのものを選び、必要事項を記入していくだけなので、1時間もあれば完成します。
さらに完成した招待状はゲストにメールやライン、SNSの投稿などで一括で送ることができるのもポイントです。
2.紙より安い! 結婚式費用の節約に
紙の招待状を作成して送るとなると、デザイン費や印刷代、送料、返信はがき代などに予算が必要。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」によると、招待状1部あたりの平均費用は300円~500円ほど。
一方web招待状は、基本使用料が無料のサービスも多いんです(使用制限やアプリ内課金はあり)。
有料の招待状テンプレートを選んだり、一括送信する時の通信料以外は、ほとんど料金はかからないと思っていいでしょう。
3.クレジットで会計でき、ゲストのドタキャン防止にも!
web招待状には、ゲストが事前に会費をクレジットで決済できるサービスも!
そのため結婚式当日の受付がかなりスムーズになるほか、ドタキャンするゲストが減る効果が期待できます。
ゲスト側もご祝儀や会費に使用する新札を用意する手間も省けますね。
4.ゲストが招待状をなくす心配がない
紙の招待状は、郵便事故で送付先に届かず行方不明になってしまったり、他の郵便物に紛れて失くしてしまったりと心配もつきもの。
一方web招待状を使えばその心配はありません。
web招待状のデメリットと注意点3つ
web招待状を使う時に考えられるデメリットも確認しておきましょう。
1.困惑するゲストもいる
web上でのコミュニケーションが盛んな現代でも、高齢の方やスマートフォンを持っていない人にとっては、対応が難しい場合があります。
またweb招待状が流行っているからといっても、まだ普及しているとは言えません。
受け取るゲスト側も対応に慣れていなくて、困惑することも考えられます。
2.紙とwebを使い分けが必要
高齢の方や、目上の方は「招待状は紙で送るのが常識」と考えている人も多いかも。
web招待状を失礼だと感じることのないよう、ゲストの顔ぶれや性格を考えて、紙が良いのかwebでも問題ないのかを考えて!
場合によっては、ゲストによって紙とwebを使い分けて、誰も嫌な気分をすることのないように配慮しましょう。
3.二次会やカジュアルウェディング向き
web招待状は、カジュアルな結婚式向き。友人ゲストがメインの、結婚式の二次会やカジュアルウェディングにぴったりです。
とっても気軽で便利なツールなので、フォーマルな挙式にはあまり向かないかもしれません。
結婚式のゲスト層や場所など、自分たちの「結婚式の格」をよく考えましょう。
web招待状の作成サービスを使ってみた!使用感レポ
実際に web招待状の作成サービスを使用してみました。
検索で上位に出てくる「Wedding Day」と「DEAR」の2種類の使用感を簡単にレポートします。
シンプルなweb招待状をサクっと作りたいなら「Wedding Day」
「Wedding Day 」は、スマートフォンでweb招待状の作成から出欠管理まで無料で行えるサービス。
サイトを開いたら、まずはメールアドレスとパスワードを登録。
作成画面には、すべての項目にテンプレートや記入例が表示してあるので、はじめてでも簡単でした。
招待状のデザインは、無料と有料(一律1,980円)に分かれています。
写真もアップロード可能!前撮り写真を入れた招待状も作れちゃいますよ。
たったの5分ほどで出来上がり!
招待状 は、写真とあいさつ文、日時や会場、アクセス、出欠フォームが入っていて紙の招待状とおんなじ内容。
Wedding Dayでは、招待客のデータはダウンロード年賀状の住所録などにそのまま使用することもできるそう。
結婚式後に結婚報告はがきを作成するカップルには便利な機能ですよね。
また、クレジットカードでの会費集めができる「かんたん会費支払い」というサービスを搭載。
システム使用料として会費の5~8%が掛かりますが、ドタキャンのリスクが減る・当日の会計係を頼まなくて済むなどのメリットを考えると大きい額ではありません。
「シンプルなweb招待状を作りたい!」「面倒くさがりだからサクッと終わらせたい」という方にもおすすめのサービスだと感じました。
Weddingdayは、2019/8に大幅リニューアルされました!
機能がさらに充実しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
- 全機能の無料化(プレミアムプランの廃止)
- 事前クレカ払いの決済手数料を、5%から4%に変更
- 新しい招待状デザインを18種類追加
洗練されたデザインのweb招待状を作りたいなら「DEAR」
「DEAR」はweb招待状の作成から出欠管理ができる、ワンランク上のweb招待状作成サービス。
PCまたはスマホでサイトを開き、名前とメールアドレス、パスワードを登録して招待状の作成を開始します。
とにかくオシャレなデザインテンプレートが豊富!
ただ無料のものと、5,000円の有料のものが混在しているので注意が必要。
それぞれのデザインに「Annaアンナ」「Emmaエマ」など女性の名前がついていてかわいい。選ぶのにも時間を掛けたくなりました。
新郎新婦のプロフィールも自由に作成できるので、オリジナリティを出すことも可能です。
結婚式当日までをカウントダウンする機能も!スケジュール管理にも役立ちますね。
ページの仕上がりもとてもオシャレで友達に自慢したくなりそう。
おしゃれなデザインで作り込みが可能な分だけ、入力項目が多くてちょっと大変。
webに慣れていない人にとっては、難易度が少々高い印象も。
DEARにはゲストの出欠登録を通知し、誰が出席するのかリアルタイムで把握できる嬉しいサービスがついています。
しかしクレジットでの会費回収機能はありません。
またDEARでは、無料で登録できるゲストは8人まで。
ゲストリストのダウンロードや情報のバックアップ機能を利用するには、web招待状1ページを作成するにつき5,000円の「DERAプレミアム」に登録する必要があります。
5,000円というと一見高いように感じますが、紙の招待状を送ることに比べると安いもの。
凝ったデザインのWeb招待状を人数無制限で送ることができ、便利な機能がついているのでコスパは悪くないと思います。
「シンプルな招待状だと物足りない」「洗練されたデザインのweb招待状を送りたい!」という人にはぴったりのサービスですね。
2021年2月 追記
現在無料版で登録できるゲスト数は3人、「DERAプレミアム」プランは廃止となりました。ゲスト人数の制限なく利用するためには6,800円の「招待状シンプル」、9,800円の「ベーシックプラン」、14,800円の「使い放題プラン」いずれかに登録する必要があります。
また有料テンプレートは5,020円のものと7,500円のもの、2タイプがあります。(すべて税込み表記です)
結婚式の招待状は「紙」から「web・SNS」へ?
日本では結婚式が決まると、紙の招待状を送付し、返信ハガキでゲストの出欠を取ることがかなり古くから主流とされてきました。
招待状は送る時期や文面、ゲストの返信方法にも一定のマナーがあり、送る方も受け取る方にも常識が問われるやりとりですよね。
しかし今結婚適齢期を迎える世代の花嫁さんにとっては、こういった堅苦しいコミュニケーションは非日常。
普段から手紙を書いたり、年賀状をだしたりしていない世代には、紙の招待状はなじみがないので準備も一苦労です。
そんな中登場したのが、web招待状。
毎日SNSやインターネットを楽しんでいる人にとっては、紙の招待状よりも簡単に感じられるはず!
今後は結婚式などの正式なイベントにおいても「SNSやweb上で出欠を取る」という考えが、あたりまえになっていくかもしれません。
実際に海外では、自分達の結婚式のホームページを作成し、新郎新婦のプロフィールや結婚式の様子までをもwebで公開する人も少なくないんですよ。
結婚式の新しい楽しみ方として、web招待状がもっと身近になり、それ以外にもwebやSNSを用いるカップルが今後日本でもより増えていくことも考えられますね。
まとめ
- web招待状とは、インターネット上で結婚式の招待状を作成するサービス
- ゲストの住所をしらなくても、メールやラインで送れる
- web招待状は気軽に作成でき、紙の招待状より安い
- クレジット会計(ご祝儀をいただく)サービスもあり、ゲストのドタキャン防止にもなる
- フォーマルな挙式より、二次会やカジュアルウェディングに向いている
- ゲストに合わせて紙とwebを使い分けるのがベター
いかがでしたか?
web招待状は想像以上に簡単に作成できる便利なツール。
大変な結婚式の準備の負担を少しでも減らして、ゲストもワクワクするような素敵な招待状を作ってみてくださいね。