結婚式場の見学はこれでばっちり!準備しておくチェックリストと質問集
結婚式の会場を決めるとき、「ブライダルフェア」や「式場見学」という言葉をよく聞きますね。
内容がごっちゃになってしまいがちですが、式場見学とはどんなものなのでしょうか?どんなカップルが利用しているのでしょうか?
式場見学の内容や準備すること、当日注意したいことをまとめました。
この記事のポイント!
- 式場見学を予定しているカップル向け
- 式場見学の流れや内容がわかる
- 式場見学に行くときの準備、服装、当日気を付けることがわかる
結婚式場見学とは?
最初に、式場見学とは何かについて確認しておきましょう。
ブライダルフェアと式場見学の違い
ブライダルフェアは、模擬挙式や模擬披露宴、料理の試食やドレスの試着をして結婚式の疑似体験できるイベントのようなもの。
結婚式の会場となるホテルやゲストハウス、専門式場やレストランが土日祝日に開催することが多く、所要時間も2~3時間と長めになっています。
一方、式場見学は、結婚式の会場の下見や見学に特化しています。
2人の都合に合わせて見学の時間を設定できるので、ゆっくり会場を見てじっくりプランナーさんに相談することができますよ。
式場見学は土日祝日はもちろん、平日でも可能で、仕事帰りに行くこともできます。
ただ、平日に見学する場合、会場に結婚式の予定が入っていなければ、結婚式用の装花やテーブルコーディネートを見ることができないのが残念ポイント。
所要時間は見学とプランナーへの相談だけなので1~2時間程度と、短く抑えることができるのもうれしいですね。
時間のない人・気になる会場がある人は、フェアより式場見学がオススメ
式場見学は時間を2人に合わせて設定できるので、平日でないと時間がとれないカップルや「とにかく短時間で回りたい」という効率重視のカップルにオススメ。
反対に、より本物に近い結婚式をイメージしたいカップルは、まずはブライダルフェアに行くことをオススメします。
あるいは、すでにいくつかのブライダルフェアを見て気に入った会場がある場合は、式場見学をして気になる点を再確認したり、詳細を相談するのがいいでしょう。
式場見学に予約は必要?
式場見学に予約は基本的に必要です。
中にはフラッと立ち寄っても見学できる会場もありますが、挙式中でチャペルの中が見れない、プランナーさんに相談できないなど、内容が不十分になってしまいがち。
時間を有効に使うためにも、きちんと予約をいれるのがオススメ。
式場で見るべきところ、聞くべきところを整理したうえで見学に向かいましょう。
結婚式場見学は1人で行ってもOK!
1人で式場見学に行くのは、もちろんOK。
仕事の都合、彼が地方に住んでいる、彼から全部任されたなどの理由で1人で見学するプレ花嫁さんは結構いますよ。
会場スタッフも1人であることを怪訝に感じたりはしないので、心配はいりません。
ただ、1人で見学に行く際は、どんなにその会場が気に入ってもその場で契約はせず、持ち帰って彼と相談しましょう。
結婚式場見学は何件まわる?平均3.6件
「ハナユメ」が行ったアンケートによると、結婚式場の下見は平均2.8件となっています。
やはり、1か所で決めずにいくつか見学をしたうえで結婚式場を決定するパターンが多いのですね。
もちろん、彼とデート感覚で1日に数件はしごするのもアリ!
数件の式場見学をする場合は、各式場の印象がごちゃごちゃにならないように事前準備をぬかりなく!それぞれの式場ごとに質問事項やチェックポイントをまとめておきましょう。
(参考)結婚式場の下見事情を徹底解説!理想の会場を見つけるポイントまとめ
式場見学に行くときに注意しておきたい、3つのポイント
せっかく式場見学に行くなら、充実した内容にしたいですよね?
そのために話し合っておくこと、注意してほしいことをまとめました。
1.事前準備はしっかり。彼と話し合っておくこと
フラッとデート気分で式場見学に行くのも楽しいですが、次の6つのことを話し合っておくと、会場決定に向けて大きく前進することができます。
- 日取り
- 予算
- ゲストの人数(人数がわからない時は多めに見積もっておく)
- 挙式スタイル(教会式/神前式/人前式)
- 結婚式・披露宴のスタイル (きちんとした感じ/アットホームな感じなど)
- やってみたい演出
2.最初の会場で即決しない。値引き交渉の価値アリ!
初めての式場見学でうっとりして「ここで決めちゃおうか?」という気持ちになりがちですが、どんなに素敵な会場だとしても1件目でいきなり即決はオススメできません。
その場で成約すると割引してもらえる にしても、2番目はもっといいところかもしれないのです。
その場で決めず他の会場を見た後の方が、値引き交渉がしやすいこともあります。
他会場の同じ内容での見積もりを引き合いに出して、具体的な金額を提示して交渉してましょう。「もうちょっと安くして…」とぼんやり伝えるよりも交渉がしやすくなるメリットもありますよ。
確実に安くなる、というわけではないですが、やってみる価値はアリ!
2人で「その場では契約しない!」と決めておきましょう。
3.見学特典をチェックして、うまく使おう
会場によっては、予約を入れて見学に行くと商品券などをもらえる特典があるところもあります。
見学しただけで付く特典、成約までしたら付く特典の2種類がありますが、いずれもゼクシィなどの式場紹介サイトからエントリーすることができますよ。
行くだけで特典がもらえるなんて見逃す手はありません!特に人気の11サイトからもらえる特典を、こちらの記事で比較(随時更新)しています。
なかには先着順や期間限定の特典もあるので、式場探しは思い立った日にすぐ始めるのが正解です!
結婚式場見学の流れ
式場見学の一般的な流れを紹介します。
1.アンケート記入とプランナーによるヒアリング
希望の日取りや予算、挙式スタイル、ゲスト数、希望の挙式や披露宴スタイルなどをプランナーさんに伝えます。
ここで2人の希望をしっかり伝えておけば、その後の見学もスムーズに進みます。
というのも、例えばゲスト人数や演出によって会場のタイプが変わってくるので、2人の希望がわかればプランナーさんも適切な場所に案内しやすいのです。
2.挙式会場・披露宴会場の見学
2人の希望にあった挙式会場や披露宴会場を見学します。
披露宴会場によって広さ、天井の高さ、窓やオープンキッチンの有無、プロジェクターやスクリーンの位置や大きさなどのスペックが異なります。
わからないことはプランナーさんにどんどん質問して、2人の希望する結婚式が実現するかをチェックして。
気のなるところはカメラで写真に納めておきましょう。
3.見積もりと空き状況の確認
プランナーさんが2人の希望する内容にそってだいたいの見積もりをとったり、希望している会場が空き状況などを確認します。
ホテルや専門式場の場合は、いくつも挙式場や披露宴会場があるので、第一希望の会場がダメでも第二希望ならOKということもあるんですよ。
見積もりは、パックプランに何が含まれるかなど、細かくチェックして。
どんなアイテムに持ち込み料が発生するのか、そもそも持ち込みが可能なのかどうかも必ず確認しておきましょう。
もし見積もり額が予算オーバーなら、どうやりくりすれば収められるか、値引き・割引交渉など、かなり突っ込んだ部分まで相談してもOK。
いつまでに契約すべきか、打ち合わせの段取りなど、結婚式までのスケジュール確認も忘れずに。
見積もりのチェックリスト
□ 挙式費用
フラワーシャワー、結婚証明書などの挙式時の演出費用は入ってる?
□ 会場費
新郎新婦や親族の控え室の会場費も含まれる?
□ 料理・飲み物
料理の品数はや内容は?
飲み物の種類は?
乾杯のシャンパンやウェルカムドリンクは含まれる?
□ ウェディングケーキ
ケーキのランクは?
生ケーキそれともイミテーション?
□ 衣装代
小物代やヘアメイク代は含まれる?
持ち込み料はかかる?
□ 会場装花代
見積りに含まれるのはメインテーブルとゲストテーブルだけ?
ブーケ&ブートニアは?
装花のランクは?
□ 引き出物・引き菓子代
何品分の料金?
紙袋代は入ってる?
持ち込み料はかかる?
□ ペーパーアイテム代
持ち込み料はかかる?
□ サービス料
料理やドリンクの配膳以外に対しても発生する?
□ カメラマン代
撮影カット数は?
納品方法はアルバムかデータか?
焼き増し代はかかる?
前撮りは含まれる?
持ち込み料はかかる?
□ 音響・会場設備
カラオケ、スクリーン、プロジェクターなどに追加料金はかかる?
□ ゲストの宿泊費・交通費
宿泊費の割引はある?
自分の目で確かめたい!結婚式場見学のチェックリスト
式場見学当日は、自分たちのイメージどおりの結婚式ができそうか冷静な目でチェックしましょう。
ゲストの立場になって、過ごしやすいかを考えることも重要です。
1.交通の利便性
- 最寄り駅からの所要時間
- 送迎サービスや駐車場(乗用車用、送迎バス用)は充実しているか
- タクシーの手配は必要か など
墓地やパチンコなど周辺に結婚式に適さない施設 がないか、騒音は大きくないか、屋外の演出を考えているなら人通りが多くないかもチェックしておきましょう。
2.式場全体のハード面
- 式場玄関のスロープ、エレベーターの有無
- トイレの場所、多目的トイレの有無
- おむつを替える場所
- 授乳室があるか
- ベビーベッドを貸してくれるか
- 挙式会場~披露宴会場の導線(他のカップルに鉢合わせしないか?など)
- 新郎新婦、親族、親族以外のゲストの控室の広さ
- 遠方からのゲストがいる場合は宿泊施設の有無
- 喫煙スペースの確認
車いすや赤ちゃん連れのゲストを招待する場合、ハード面のチェックは特に必要です。
3.挙式会場
- 会場の雰囲気
- 広さや天井の高さ
- バージンロードの長さは十分か
- 椅子の間隔や座り心地
4.披露宴会場
- 会場の雰囲気や窓からの景色はイメージに合ってる?
- 収容人数
- テーブル1つあたりの人数は多すぎないか
- テーブルの間隔は狭すぎないか(テーブルラウンドできそう?)
- 照明の種類(暗転、スポットライトなどできる?)
- スクリーン、プロジェクターの有無と場所
- カラオケの有無
5.式場スタッフの対応
挙式当日はゲストへの応対をお願いするわけですから、プランナーや会場スタッフの好感度も大事なチェックポイント。
ドアマンから見学時にすれ違うスタッフにいたるまで、ゲスト目線で観察しましょう。
もし感じのいいプランナーさんに出会えたら、契約した際に担当してもらえるかも確認して。
結婚式場見学前に準備しておくべき質問リスト
式場見学のイメージがわいてきましたか?
最後に式場見学当日、プランナーさんに聞くべきことをまとめたので、参考にしてくださいね。
式場について
- 季節によってどんな風に式場の雰囲気が変わる?
- 雨天時の対応は?(屋外演出の代わりになるものはあるか?)
挙式・披露宴
- 1日に何組が挙式する?(鉢合わせの可能性は?)
- パイプオルガンなど生演奏?BGMを用意する必要ある?
- 挙式のビデオ撮影は可能?
- 挙式で可能な演出は?
- 挙式前後にゲストと触れ合うスペースと時間はある?
- 挙式前のリハーサルはある?
- 披露宴会場ごとの収容最大人数は?
- 披露宴会場ごとに可能な演出は?
料理・ウェディングケーキ
- 料理はどんなものが可能?(フレンチ/イタリアン/和/中華、オリジナルは可能?)
- アレルギー対応や高齢者向けのメニューはある?
- 子供メニューはある?
- ドリンクの種類は十分?
- ウェディングケーキの種類(オリジナルは可能?)
装花・テーブルコーディネート・ペーパーアイテム
- 装花の種類と料金は?
- フローリストの持ち込み可能?
- ペーパーアイテムの持ち込み料
衣装・ヘアメイク
- 衣装の種類や料金は?
- 持ち込み料はかかる?
- ヘアメイクのリハーサルはある?
- 前撮りは可能?
引出物・引き菓子・プチギフト
- 引き出物はどんな種類がある?
- 持ち込み料はかかる?いくら?
写真・映像
- カメラマン持ち込みは可能?持ち込み料はかかる?
- 持ち込みカメラマンの撮影可能な場所は?
- 記念撮影の場所は?
- ムービーの持ち込みは可能?持ち込み料はかかる?
- BGMの使用にルールはある?Jasracなど楽曲の使用許可を撮ってもらえる?
契約について
- 希望日での予算は?
- パックプランのオプション内容と料金は?
- 仮予約は可能?いつまで?
- キャンセル料はいつから、いくらかかる?
- 支払いのタイミング(前払い、後払い、提携しているブライダルローンなど)
- クレジットカードが使用可能?
結婚式場見学の服装や持ち物は?
式場見学にドレスコードはありません。普段着でOKです。
ただし、男性・女性ともにTシャツ・短パン・サンダルのようなカジュアル過ぎる服装は避けて!
結婚式となる場に合うような、すこしきちんと感がある服装がいいでしょう。
ドレス試着がないなら、脱ぎ着のしやすさにこだわらなくも大丈夫なので、女性ならワンピースやブラウス、ニット+スカートやパンツがオススメ。
男性ならシャツ+フルレングスのパンツ(チノパンなど)の組み合わせがいいでしょう。
屋外を見学する場合は、夏なら日焼け止めグッズ、冬ならコートなどの防寒具を。
夏は館内は冷房が効いているので、カーディガンなどの羽織ものを忘れずに持っていってくださいね。
式場見学に行くときの持ち物は、カメラ、メモと筆記用具、資料を入れる大き目のバッグがあると便利です。。
まとめ
- 式場見学は、会場の下見と見学に特化したもの
- 式場見学は時間を指定して予約ができる。平日も可能
- 式場見学に行く前に日取り・予算・ゲスト数・結婚式のイメージを固めておく
- 式場見学には見学特典が付く場合も
事前の準備をしっかりしておけば、プランナーさんへもどんどん質問できるので、理想の結婚式に向けて大きく1歩前進できそうですね。