ヘアメイクリハーサルは本当に必要?後悔から学ぶ注意点
挙式の準備ではウェディングドレスや演出に目が行ってしまいがちですが、花嫁をより綺麗に見せるために重要なのは、実は「ヘアメイク(ブライダルメイク)」なんです。
ゼクシィ花嫁カフェで過去に行ったアンケートによると、挙式前に「ヘアメイクリハーサルをする」と答えている人は全体の70%以上。
なぜヘアメイクリハーサルが重要なのでしょうか?
その理由とリハーサルをする際の注意点について詳しくご説明しましょう。
この記事のポイント!- 結婚式の準備を始めた花嫁向け
- ヘアメイクリハーサルの必要性がわかる
- リハーサル時にチェックすべきポイントがわかる
- リハーサル後の準備について知ることができる
結婚式のヘアメイクリハーサルとは?
ヘアメイクリハーサルとは、挙式の前にヘアメイクさんと打ち合わせし、本番さながらのヘアセットやブライダルメイクをしてもらうことです。
「こんな雰囲気にしてほしい」「このヘッドドレスを使いたい」「お色直しで髪型やメイクをどう変えるか」などについてしっかりと相談しながら、本番のイメージと流れを掴んでいきます。
ヘアメイクリハ代を節約したいなら、前撮りで代わりに
ところが、なるべく結婚式費用を節約したい!という花嫁さんはヘアメイクリハーサルも削りがち。
そんな方にオススメなのが、結婚式の前撮りを兼ねてリハーサルをすること!
なんでもない日にヘアメイクだけやってもらうのはなんだかもったいないな…と思っても、前撮りも兼ねていると思えばコスパも◎!
前撮り写真はウェルカムボードや結婚報告はがきにも使えますよ♪
新郎もヘアメイクリハーサルは必要?
新郎も挙式当日は、髪をセットするなどのヘアメイクをしますが、事前のリハーサルをする人は少ないよう。
とはいえ、新郎だって結婚式の主役。新郎のヘアメイクリハーサルも可能です。
- ヘアセットを事前に決めておきたい
- 毛穴やニキビ、目の下のクマを隠したい
- 顔のテカリを押さえたい
など、確認することができますよ。
新婦のリハーサル時に、一緒にできるかどうか聞いてみましょう。
ヘアメイクリハーサルをしないとどうなる?ぶっつけ本番の注意点
なぜ多くの人が結婚式の前にヘアメイクのリハーサルをするのでしょうか?
それは、結婚式当日のヘアメイクに満足できなかったという花嫁さんが意外と多くいるから。
ドレス、式場、料理は事前に下見できるので本番のイメージがつきやすいものですが、ヘアセットやメイクは実際にやってもらわないことには仕上がりが想像できません。
リハーサルをしなかった場合に良くおきるトラブルや後悔には、以下のようなものがあります。
- イメージと違った
- 時間かかりすぎで進行が遅れる
- 準備不足がでてくるでてくる
1. イメージしていたヘアメイクと仕上がりが違った
例えば「大人っぽい感じ」と言っても、自分が思う大人メイクと他人がイメージしている大人メイクは微妙に違いますよね。
言葉で入念に伝えていても、実際には思いどおりにしてもらえなかったということはよくあること。
挙式前ならばいくらでもやり直しはできるので、イメージを共有するためにも一度リハーサルをしておくことはとても大切です。
2. 予想よりも時間がかかって進行が遅れてしまった
挙式当日は最初から最後までが時間との戦い!
式が終わって披露宴までのわずかな時間やお色直しの時間に、着替えからヘアメイクまでをスピーディに終わらせなければなりません。
予期せぬハプニングに慌てないためにも、一度本番と同じ条件でリハーサルをしておくと安心。
式や披露宴のタイムスケジュールを組むうえでも、ヘアメイクのリハーサルはやっておくべきでしょう。
3. 準備不足が発覚!リハーサルで初めてわかるもの
実際にヘアセットやフルメイクをしてもらうと、「ファンデのノリが悪いからエステに行かなきゃ」「挙式直前にもう一度ヘアカラーをしておこう」など、色々気づくことが多いはずです。
余裕がある挙式前に準備をしておきましょう。
ヘアメイクのプロからスキンケアやヘアケアについてアドバイスを受ける良いチャンスでもありますから、積極的に活用することをおすすめします。
ヘアメイクリハーサルはいつやるべき?時期や値段は?
ヘアメイクリハーサルの重要性がわかったら、時期を決めましょう。
適切なタイミングや準備すべき持ち物、価格などをご紹介します。
時期はウェディングドレス決定後、挙式の1ヶ月前くらいがベスト
通常ウェディングドレスが決まるのは、挙式の3ヶ月〜5ヶ月前くらい。
ヘアメイクリハーサルをするのは、ドレスのデザインが決まってからがいいでしょう。
目安としては、結婚式の1ヶ月前くらいがオススメです。
1回目のリハーサルで理想のメイクができず、やり直したい…という場合、1ヶ月あればまだ間に合うかもしれません。
万が一、メイク担当者が使うメイク道具や化粧品が肌に合わず、肌荒れしてしまった…なんて場合に備えて、挙式直前に行うのはあまりオススメできません。
ヘアメイクリハーサルにかかる値段は?
料金プランにもよりますが、ヘアメイクリハーサルをするには大抵の場合、本番のヘアメイク料金とは別に追加料金がかかります。
プランによってさまざまなので一概には言えませんが、だいたいが5,000円~20,000円の間で、平均すると10,000円前後です。
挙式直前での追加料金は正直頭の痛いところではありますが、リハーサルの重要性はこれまでに説明したとおり!
後悔しないためにはやっておくことをオススメします。
ヘアメイクを決める段階で追加料金の有無をよく確認し、思わぬ出費にならないよう、あらかじめ頭に入れておきましょう。
やり直しはできる?ヘアメイクの打ち合わせで失敗しないポイント
せっかくリハーサルをするのであれば、その機会を本番に向けて十分に生かしたいものです。
リハーサルを実のあるものにするためのポイントをお教えします。
メイクのイメージを詳細に・素直に伝える
「全部お任せします!」とヘアメイクさんに丸投げしてしまうのは危険!
相手はプロなので、それでも綺麗に仕上げてくれるとは思いますが、一生に一度のウエディング。
ヘアメイクさんと花嫁が思い描いている理想像に誤差があると、満足のいく結果にはなりません。
自分に似合うヘアスタイルやメイクがわからなくても、ちょっとした悩みや希望を伝えたほうがいいでしょう。
- 丸顔なのが気になる
- 前髪はおろしたい
- あまり濃いメイクは好きじゃない など…。
やってみて気に入らなければ、率直に伝えることが大事!
自分とヘアメイクさんとの間に誤解がないよう、しっかりとコミュニケーションを取ることが大切なのです。
リハーサルで信頼関係を築ければ、本番も安心して任せられるでしょう。
母親など、客観的に判断できる人を連れていく
気分が高揚して冷静な判断力を失ってしまうのも、結婚式前にありがちなことです。
自分は良いと思っていても、客観的に見ると似合わないメイクやヘアスタイルの危険性も!
リハーサルには母親や親友、彼氏(新郎)など、率直な意見を言ってくれる人を連れていくと安心です。
年配の人であれば、相手の親族や職場の人たちの目線でも判断してくれるでしょう。
奇抜な格好をして後で恥ずかしい目に遭うのも避けられます。
敏感肌、ニキビができやすい、など肌悩みを伝える
いつもと違う下地やファンデーションを使うと、肌荒れしてしまう人は意外と多いもの。
メイクさんが使う化粧品が肌に合わない可能性もあるので、事前に肌悩みは伝えておきましょう。
敏感肌、乾燥しやすい、生理前はニキビができる、Tゾーンはテカりやすい…など、気になることは何でも相談してみて。
ヘアメイクリハーサルにかかる所要時間を確認しておく
ヘアメイクリハーサルにかかる時間は、美容院やスタジオによって異なりますが、だいたい1時間~3時間程度。
注意するべきことは、この時間内できっちり本番メイクを決めること!
着替えやメイクオフに時間を取られて、途中で終わってしまうなんてことの無いようにしましょう。
リハーサルにしっかり時間をかけたい花嫁さんは、すっぴんで行く、髪はブローだけして行くなど準備に時間をかけない工夫ができれば◎!
気に入らなければやり直してもOK!メイクさんに相談を。
ヘアメイクリハーサルは、メイクさんの都合と予算があうならば、2回・3回と行うことも可能です。
1回目を終えて、どうしても満足できない、気になることが出てきた…という場合は、ヘアメイクさんに相談してみましょう。
挙式直前だとむずかしいですが、2週間前などまだ時間があるようなら、2回目のリハーサルで最終調整をしてみては?
メイクリハーサルの持ち物と服装は?イメージ画像なども忘れずに
リハーサル時は、挙式当日に着用するウェディングドレスやカラードレスの写真は必須です。
その他にも、使いたいヘッドドレスやアクセサリーなどの小物も持参するようにしましょう。
事前にインスタグラムや雑誌などをチェックして、なりたいイメージ写真を集めておくと便利ですよ。
あと理想のブライダルネイルが決まっているなら、リハのタイミングでして行ってもOK。
ネイルの写真だけでも見せて、トータルのコーディネートを相談してみて!
着替えやすい服装&スッピンで時短!
服装は当日のイメージに近いよう、首が詰まっていないトップスを選ぶのがベター。
ウェディングドレスや着物の色に近い服で行くと、イメージしやすいのでオススメです。
ヘアメイクリハ当日は、普段通りのメイクでも、すっぴんでもOK。
普段通りのメイクで行けば、花嫁さんの化粧の好みをくみ取ってもらいやすいというメリットがあります。
一方スッピンで行くと、クレンジングの時間を省けるので、メイクリハの時間を余すことなく使えるというメリットが!
なおメイクさんから、化粧をしないで来るように指示されることもあるので、聞いておきましょう。
式場と照明の違いに要注意!
ちなみに、意外な落とし穴が照明。
リハーサル場所と当日の会場で照明がまったく異なれば、メイクの雰囲気もずいぶん違って見えてしまいます。
「こんなはずでは…」という事態を避けるためにも、式場の雰囲気がわかる写真も用意しておくことをおすすめします。
ヘアメイクリハーサルの持ち物と服装まとめ
- 使いたい髪飾りやピアスなどアクセサリー
- 理想のメイクの写真、ネイルの写真
- 首~デコルテがでる、首の広いトップス
- 式場の写真
ヘアメイクリハーサル後に準備すべきことは?
無事にリハーサルを終えた後も、挙式当日までに準備すべきことがたくさんあります。
万全の状態で当日を迎えるために参考にしてみてくださいね。
ヘアメイクリハから「数時間後」の、髪と化粧をチェック
ヘアメイクリハーサルは、1~3時間程度とお伝えしましたね。
でも挙式本番は、朝から晩まで1日がかり。
途中でメイク直しができるとは言っても、ゲストが待っているので時間はかけられません。
ヘアメイクリハーサルでは、ばっちり理想通りだったのに、挙式当日はメイク崩れや、巻いたはずの髪型が戻ってしまって後悔…という声は少なくないんです。
リハーサル後、数時間たっても理想の姿をキープできるのか?ということをチェックしておきましょう!
日ごろのスキンケア、日焼け対策を怠らない!
当日のメイク映えを左右するのは、何と言っても肌のコンディションです。
せっかくのお気に入りメイクが台無しにならないよう、日頃のスキンケアは入念に行いたいところ。
とくに、日焼け止めを塗って紫外線対策をするのは必須です。
秋冬や曇りの日でも、日焼け対策は欠かさずに。
顔だけじゃなく首や二の腕など、ウェディングドレスから露出する部位はすべて日焼け止めを塗りましょう。
メイク映え抜群!ブライダルエステ・シェービング
顔だけでなく、デコルテや背中など、ウェディングドレスで露出する部分もしっかりケアしたいですね。
余裕があれば、ウエディング用のスペシャルエステ「ブライダルエステ」を受けるのもおすすめ。
普段はしない人も顔剃り(ブライダルシェービング)だけでもしてもらうと、肌がワントーン明るく見えますよ。
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挙式の直前にヘアサロンへ行く
ヘアセットやアクセサリーが決まったら、それに合う髪の長さや髪色(カラーリング)を挙式直前に整えておきたいものです。
担当のヘアメイクさんに相談して、一番きれいな状態で当日を迎えられるようにしましょう。
特にヘアカットする必要は無くても、トリートメントをするだけで見た目のツヤが違いますよ。
まとめ
- 予期せぬトラブルを避けるためにもヘアメイクリハーサルはやるべき!
- リハーサルは挙式の1ヶ月前に!イメージ写真の収集も抜かりなく
- リハーサルには通常1万円前後の別料金がかかる
- リハーサルでは率直な意見を伝えよう
- リハーサル後のスキンケアやヘアケアも万全に!
ヘアスタイルやメイクは花嫁の見栄えを左右する重要なポイントです。
面倒だと思っても、当日後悔しないためには事前にしっかりとシミュレーションをしておくとよいでしょう。