手作りゲストブック(芳名帳)の作り方!費用を抑えてこだわりの一品に

手作りゲストブック(芳名帳)の作り方!費用を抑えてこだわりの一品に

ゲストブックとは、結婚式に来てくれた人が住所や名前を記載する冊子のことで、芳名帳とも呼ばれます。

結婚式後に誰が来てくれたかを確認したり、お礼や年賀状、内祝いなどを送ったりするときにとても便利です。

大切な友人や仕事関係者と今後も末永くお付き合いをするためにも、ゲストブックは意外と気を抜けない重要なアイテム。

そこでおすすめなのが、ゲストブックを手作りして他にはないこだわりの一品に仕上げること。

今回はゲストブックの作り方やおすすめのデザインをご紹介したいと思います!

この記事のポイント!

  • 結婚式を控えたカップル向け
  • 失敗しない作り方やお洒落なデザインがわかる
  • ゲストブック作りで注意したいマナーを学べる
  • ゲストブックの種類や基本のスタイルがわかる

ゲストブックの作り方!簡単3ステップで完成

ゲストブックの作り方は種類によってさまざまですが、今回は最も簡単なバインダー形式のものをご紹介します。

1.無料のテンプレートを活用して中の台紙を作る

「台紙を手作りしたいけど2人ともセンスがないのでデザインに困っている」というときには、ネット上に無料のテンプレートがたくさん出ているのでそれを活用してみてください。

装飾的なアレンジに自信がなければ、お洒落なフォントで「Name」「Address」と書いてシンプルに仕上げれば失敗はありません。

無料のテンプレートは以下を参考にしてみてください。

結婚式芳名帳に。ゲストブックを手作りしよう【おしゃれな無料テンプレートつき】 | ARCH DAYS

芳名カード | FARBE

最近では「芳名カード」というあらかじめゲストに書いて来てもらう形式のものもあります。結婚式の雰囲気にピッタリ合うものを選べるといいですね!

2.印刷したゲストブック用紙をバインダーに挟む

真っ白な用紙に印刷すればシックな雰囲気に、クラフト紙に印刷すればナチュラルな雰囲気になります。

金色の装飾を加えるとエレガントさが増します。ちょっとした工夫をこらすだけでも印象がガラッと変わりますよ。

3.バインダーの留め具部分にリボンなどを結ぶ

和婚の場合は組紐をはじめとする和風モチーフのもので飾ると、控えめながらも場の雰囲気に合ったゲストブックが仕上がります。

これでゲストブックが完成!もっとこだわりたい人は100均で販売されている素材をボンドでバインダー周りにくっつけてみてもOK。

安価な結婚式用の素材が多数売られているので、この機会に活用してみてはいかがでしょうか?

手作りするなら中身や用紙・デザインにもとことんこだわろう!

ゲストブックを手作りする場合は自分たちの個性を出しつつ、式が終わった後に見返してもわかりやすいように、実用性にもこだわりましょう。

中身、用紙、デザインのポイントを解説します。

ひと言メッセージ欄を作って思い出に残るゲストブックに

カード式でもシートタイプでも、ゲストブックに書く内容は一般的に「名前」と「住所」の2つです。

でも、長く取っておくものだからもっと思い出に残る内容にしたい…そんな場合は「ひと言メッセージ」が書ける欄も設けましょう。

後から見返すときも楽しいですし、ゲストの人柄なども伝わってより温かみのあるものになりますよ。

レイアウトは、従来は縦書きが基本でしたが、今は書きやすさやお洒落さを狙って横書きにする場合も多いです。特にしきたりに厳しい家柄でなければ横書きでも問題ないでしょう。

やっぱり用紙は大事!100均でも厚みや質にこだわって

手作りする際に大切なポイントは、やはり紙のクオリティーです。

ゲストブックはゲストがウェディングに関わる最初の一歩ですから、紙が安っぽいとどうしてもウェディング全体のイメージが損なわれてしまいます。

100均アイテムでうまく節約するのもいいですが、ゲストのことを想って最低限、書きやすい滑らかな質感のものを選びましょう。また保管中に破れたりしないよう、ある程度の厚みも必要です。

インクジェットプリンター対応の紙は、ほどよい質感があるのでおすすめです。もしくは、思い切って高級な和紙などの素材にするのも手ですね。

ウェディングツリーやリボン…アイデア次第で世界で一つのゲストブックに

せっかく手作りするなら、記帳欄以外でちょっぴり遊んでみるのもいいかもしれません。

たとえば

  • ゲストブックの表紙を寄せ書き風にして、来場者にメッセージを書いてもらう
  • ウェディングツリーの絵を描いて、ゲストに葉っぱや花を好きに書き込んでもらう

といった工夫を加えると、より愛着の湧く一冊に仕上がります。

和式のウェディングを挙げるカップルなら、ゲストブックを絵巻物のような純和風にしてみるのもセンスが光って楽しいでしょう。

遠方からのゲストが多い場合には、地図を用意して出身地にリボンなどのマークをつけてもらうのも面白いかもしれませんね。

写真付きタイプのゲストブックを用意する場合は、受付でチェキなどの写真を撮って、その場で写真集を作れば会場も盛り上がりますよ。

知っておいてほしいゲストブックの作り方マナー

ゲストブックは名前や住所のみのシンプルな構成になっているので、失礼な失敗をすることはまずないでしょうが、以下の基本をうっかり忘れないようにしましょう。

日本語書きの場合は必ず敬語を

英語表記の場合は別ですが、日本語で書く場合は必ず「お名前」「ご住所」など敬語を忘れないようにしましょう。

ゲストブックは昔ながらの芳名帳と比べるとカジュアルなものではありますが、それでも仕事の関係者や両親の知人も目にするものですから、最低限の礼儀を感じる表記を心がけましょう。

また、カード式で事前にゲストへ送る場合には、招待状に同封する際にひと言、「結婚式当日に必ずこのカードをご持参し受付にご提出ください」と添えておきましょう。

万が一忘れてきたゲストのために、予備のカードとペンも忘れずに用意しておいてください。

手作りゲストブックの費用は1,000円以下に抑えることも可能

通常、購入すれば安くても4,000円~5,000円はするゲストブックですが、以上のように自作のデザインで手作りすれば、かかるのは紙代くらいです。

表紙には多少お金をかける必要がありますが、たとえば100均の厚紙の上にきれいな色の布を貼れば、自分でもアルバム風の高級感のある表紙が作れちゃいます。

工夫次第では材料費1,000円以下で仕上げることも可能ですから、少しでも節約したい!という方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

ゲストブックには3タイプある!それぞれの特徴を紹介

ゲストブックには、大きく分けて

  • カード式タイプ
  • シートをバインダーやクリップで挟むタイプ
  • 写真入りのこだわりタイプ

の3種類があります。それぞれの利点を活かしながら、自分たちの結婚式にぴったりなものを選びましょう。

大規模ウェディングならカード式が便利

事前にゲストへ送る招待状にカードを同封し、当日持参してもらうのがカード式のゲストブックです。

ゲストには家でゆっくり記帳してもらえるため、当日混雑する受付でアタフタと書いてもらう心配がありません。大人数が参加するウェディングであれば、とくにカード式がおすすめです。

また一人一枚なので管理がしやすく、新郎のゲスト、新婦のゲストを別の束に分けて保管するのにも便利です。

シートタイプは表紙やクリップで個性を演出!

シートタイプとはベーシックなノート型のゲストブックで、ゲストには当日、受付で順番に住所や名前を書いてもらいます。

バラバラになりにくいので紛失する心配がないところがメリットですが、混み合う受付ではゲストを待たせてしまうため数冊準備しておいたほうがいいでしょう。

シートタイプは、紙自体はシンプルなものが多いですから、個性を出したいならぜひ表紙や紙を留めるクリップにこだわってみましょう

写真入りタイプなら出席者も一目瞭然

最近、若い方を中心に流行中なのが写真入りのタイプです。チェキなどの写真を挟み込む切り込みがあり、後日会場で撮った写真などもあわせて保管できます。

こちらも多くはカード式となっているので管理がしやすく、新郎、新婦がお互いに顔を知らない友人を覚えるのにも後々役に立つでしょう。

まとめ

  • 中身はシンプルに、用紙には多少お金をかけよう
  • 無料のテンプレートを活用すればお洒落な冊子を自作できる
  • 敬語表記など最低限のマナーを大切に
  • ゲストブックは用途に応じて種類を使い分けよう

ゲストブックは式場で最初に目にするものですから、見栄えにこだわることはやっぱり大切です。

後にもずっと残るものなので思い出深い一冊を作ってみてくださいね!