人前式の人気演出「リングリレー」のやり方、準備の段取り
カジュアルな結婚式や人前式で人気を集めている演出、リングリレー。
結婚の象徴ともいえる指輪交換のときに、ゲストが参加できる演出ですね。
リングリレーをやってみたいなあ、という新郎新婦むけに、基本的なやり方や、自分たちらしく盛り上げるアイディアを紹介します。
この記事のポイント!- 挙式の演出を考え中のカップル向け
- リングリレーのやり方や盛り上げるポイントがわかる
- リングリレーで気をつけることがわかる
結婚式でやるリングリレーとは?どんな意味があるの?
リングリレーとは、挙式の時にバージンロードの通路側ゲストにリボンを持ってもらい、リボンに結婚指輪を通して新郎新婦の元に届けてもらう演出です。
ゲストが指輪交換に参加することで、「結婚を承認する」という意味があるんだとか。
そのため、ゲストに結婚を誓うスタイルの人前式で特に人気がある演出なんですよ。
ゲストが参加できる演出として、人前式で人気
リングボーイやリングガールなど、「結婚指輪」にまつわる演出は色々ありますが、「指輪の交換」にゲストが参加できるのはリングリレーだけ。
結婚の象徴ともいうべき結婚指輪が、大事なゲストの手で新郎新婦の元に届けられるなんて、なんともロマンティックですね!
ゲストは結婚指輪を届けることで、使命感や幸福な気持ちが心の中に芽生えるのでしょう。
「おめでとう!」という気持ちがいっぱいつまった指輪を交換する時、ゲストとの一体感はMAX!会場は感動的な雰囲気に包まれます。
ゲストから自然と拍手が生まれることもあるほど。小さな子供から高齢の方まで簡単に参加できるのも魅力の一つです。
リングリレーの基本的なやり方と流れ
人前式の流れに沿って、リングリレーのやり方を紹介します。
● 開式前
1.2本の長いリボンを用意する
2.ゲストが入場する前に、バージンロードの通路側の椅子にリボンを渡しておく
3.リレーするゲストには通路側に座ってもらいます
● 新郎新婦入場
● 開式宣言
● 指輪交換
1.司会の合図で、通路側のゲストにリボンを持ってもらう
2.後ろのゲストから、前に向かって指輪をリレーする
3.最後のゲストがリングピローにのせて、結婚指輪を新郎新婦に届ける
4.誓いの言葉、指輪の交換を行う
● 結婚誓約書や婚姻届けにサイン
● 結婚の宣言
● 閉式の言葉
リングリレーに参加するゲストは何人?あらかじめ決めておくとスムーズ
指輪をリレーするゲストは、当日通路側に座った方にサプライズでお願いする方法もありますが、そうすると他の役目と重なってしまうかもしれません。
あらかじめリレーするゲストを決めておき、受付などでお願いして通路側に座ってもらった方がスムーズでしょう。
人数はチャペルの広さにもよりますが、新郎新婦側からそれぞれ10~15人くらいを目安に。
リレーしない人は退屈かも。間延びしないように注意
多くのゲストに参加してほしくても、あまり多いと時間がかかって間延びしてしまいます。
リレーに参加しない人は退屈かも。
新郎側・新婦側、どちらか一方に時間がかかりすぎないように、両家の人数はできるだけそろえることも忘れずに!
リレー中に新郎新婦でリングの進み具合がずれてしまうことがあるかもしれません。
時には「どっちが先にゴールするか?」と競争になり、思いもよらない盛り上がりを見せることもあるとか!
もしリングリレーの速度にズレが生じたら、最後の人がリングをリングピローにセットする時に調整するので、ご安心を。
最後に、新郎新婦にリングを渡す人は誰?
最後にリングを受け取ってリングピローにのせ、新郎新婦に渡すゲストを誰にするかに決まりはありません。
小さなお子さんにお願いすればほほえましいものになりますし、家族にお願いすれば感動的なものになりますよ。
リレーの最初は母親で最後は父親、最初が兄弟で最後は両親といった方法も素敵ですね。
結婚式のリングリレーで使う、リボン長さ・素材のオススメ
リングリレーに使うリボンの素材は、サテンなどのすベリやすいものがいいでしょう。
ベルベットのリボンは高級感があって素敵ですが、リングが滑りにくく、もたついてしまうことも。
リボンの幅はリングが通りやすいように少し細めのものをチョイスして。
男性用リングなら18mm、女性用なら15mm幅のリボンがオススメです。
リボンの長さは会場の広さやリレーに参加する人数にもよるので、プランナーさんに相談してから購入しましょう。
一般的にバージンロードの長さは10m程度とされていますが、ぴったりの長さはNG。
リボンにゆとりをもたせたいのと、当日「足りない!」なんてことがないように、リボンの長さはバージンロードの長さの1.5倍~2倍くらいで購入しておくと安心。
リングリレーをさらに盛り上げる演出アイディア
指輪交換にゲストが参加できるリングリレーをやると考えるだけで気持ちが高まりますが、さらに自分たちらしく盛り上げる方法を紹介します。
リボンの色を工夫する
リングリレーに使うリボンは、ウェディングドレスに合わせて、白などの淡い色が多いです。
でも特に決まりはないので、2人のオリジナリティを出してみて。
- サムシングブルーにちなんで青いリボン
- 幸せの赤い糸をイメージして赤色
なども、こだわりが感じられてロマンティック。
ハートや星など、2人の思い入れの強い模様がはいったリボンを使うのも個性的ですね。
新郎新婦の名前をプリントした、オリジナルリボンを使えばゲストも注目してくれますし、記念にもなりそう。
おそろいのデザインで、新郎と新婦でリボンの色を変えてみるのもおしゃれ。
リングに風船をつける
リングリレーは通路側で行われるので、離れて座っているゲストが退屈しないかちょっと心配ですね。
そんな時は、リングに風船をつけてみては?
指輪が運ばれていく様子が遠くにいても分かりますし、風船がふわりふわりと動くのは見ていてかわいらしいですね。
ハートモチーフの風船を使えばかわいさも倍増。
リングに鈴をつける
鈴の音には邪気を払うという言い伝えがあるので、結婚式にはぴったりのアイテムです。
リングに鈴をつけると「リンリン」という鈴の音ととともに指輪が運ばれていくので、ゲストも注目すること間違いなし!
教会式(キリスト教式)でも、リングリレーはできる?
形式や宗教にこだわらない、カジュアルな人前式で人気のあるリングリレー。
ロマンティックな演出なので「教会式だけど、ぜひやりたい!」と思う花嫁さんもいるはず。
リングリレーは、牧師さんに結婚の誓いを立てる教会式でも可能ですが、まずは式場に確認をしてみましょう。
教会式の場合に心配なのは、セレモニーの途中でリングリレーの説明ができないかもしれないこと。
そんな時は、受付でリングリレーを説明したカードを配ったりボードを置いたりして、リングリレーをゲストによく知ってもらえるように工夫しましょう。
リングリレー 説明書の例文
指輪交換の際に ゲストの皆様に指輪をリレーして新郎新婦の元まで届けていただく"リングリレー"を行います
リレーに参加されるゲストの方は通路側にお座りいただき
後列から前列にむかってリボンに指輪を通してリレーしてください
リングリレーは司会者の協力が必須!
リングリレーは指輪の交換にゲストが参加して結婚式を完成させる演出なので、参列したゲスト全員に意味を理解していてほしいもの。
「あれ、いまなにやってるの?」「この時間なに?」とソワソワキョロキョロしているゲストがいたら、とても残念ですよね?
司会者を式場スタッフにお願いする場合は、特に説明なくリングリレーの段取りをしてくれますが、友人や外注で司会を頼む場合は注意して。
司会者や立会人に、リングリレーの時に意味とやり方を説明するようお願いしておきましょう。
すべてのゲストがリングリレーのことを知っていれば、リレー中は全員の視線が指輪に集中して、新郎新婦に届けられる瞬間は「ほうっ」とため息がうまれるかも。
まとめ
- 指輪交換にゲストも参加してもらうことで会場に一体感が生まれる
- リボンを持つゲストの人数は新郎新婦でそろえる
- リボンに風船や鈴など目印をつけると離れていてもリレーの雰囲気が伝わる
- 司会者にリングリレーの意味を説明してもらう
ゲストと新郎新婦がリボンでつながれるロマンティックな演出、リングリレー。
「絶対やりたい!」と思った花嫁さんもいるのではないでしょうか?
指輪をみるたびに感動がよみがえる、そんな素敵なセレモニーにしてくださいね。