結婚式の料理の相場を知りたい!ゲストが満足する品数、節約方法もご紹介
結婚式に参列したゲストから見て、婚礼料理のグレードは「お金をかけたかどうか」がわかりやすいポイント。
そこで今回は、料理にかけるべき費用を知るために、料理代、飲み物代の平均相場を調べました。
料理のグレードを維持しながら挙式費用を節約するテクニックもまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事のポイント!
- 結婚式の費用を最大限に節約したいカップル向け
- ゲストから「しょぼい」と思われない料理の相場がわかる
- 料理のレベルを保ちつつ結婚式費用を節約する方法も学べる
結婚式の料理、平均予算は一人あたり15,800円!
早速、結婚式の料金に一人あたりいくらかけているのか、調べてみました!
「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」によると、結婚式の一人あたりの料理の平均予算は15,800円。
飲み物は4,300円、料理+飲み物で見ると19,600円となっています。
参考までに、料理と飲み物を合わせた、結婚式の飲食代費用の平均総額は124.4万円。
この金額は、会場代や衣裳代なども含めた、トータルの結婚式平均費用370.6万円の約34%にあたります。
ご祝儀の半分は料理でゲストにお返し
また、招待されるゲストへのアンケート「いくらぐらいの料理を振る舞われたら嬉しい?」でも、一般的なご祝儀金額30,000円の半分「15,000円ぐらいは料理にかけて欲しい」という声が一番多く寄せられています(レストランウェディングサイト「SWEET W TOKYO WEDDING」調べ)。
- 15,000円程度:46%
- 10,000円程度:33%
- 20,000円程度:15%
新郎新婦が実際にかけている料理代、ゲストが満足する料理代ともに値段が一致していますね。結婚式の料理代は15,000円前後が相場といえそうです。
ミニコラムゲスト一人にかかる予算例
ご祝儀30,000円の半分(15,000円)を料理代とした場合、その他の飲み物代や引き出物代など、ゲスト一人にかかる予算例をあげてみました。
- 料理:15,000円
- 飲み物:4,000円
- ウエディングケーキ:1,000円
- 引き出物・引き菓子:6,000円
- ペーパーアイテム:2,000円
- 会場使用料、その他(ギフト、紙袋など):2,000円
これでちょうど30,000円!ランクアップする場合の費用、また衣裳代については、新郎新婦が用意することになります。予算を考える際、参考にしてみてくださいね。
ゲストに満足してもらえる料理の品数、飲み物の種類は?
先輩カップルたちが結婚式の飲食代にかけた費用、またゲストの気持ちからも、結婚式の料理はゲストへのおもてなしの最大のポイントとなることがわかります。
料理の品数、飲み物の種類など、予算内でどれぐらい用意できるのか、どのような内容だったらゲストは満足してもらえるのか見ていきましょう。
コース料理の品数は、2時間半の披露宴で9品が目安
披露宴の料理は、コースごとに内容と品数が決まっています。料理代の平均相場15,800円を目安に品数を見ると次のようになります。
- フランス料理:9品
- 日本料理:9品
- 中華料理:10品
- イタリア料理:6品
料理の品数は9~10品ぐらいを目安に検討した方がよさそうですね。
ただ、イタリア料理は一品一品の料理のボリュームがあるため、品数的に少ないようです。
また、披露宴に出席したゲストの中には、「出された料理の品数が5~6品で、2時間半の披露宴の間がもたなかった」という体験談も。ゲストに満足してもらえる料理の品数は、披露宴の時間も関係しそうですね。
ミニコラムフランス料理を選ぶカップルが半数以上!
コース料理で、先輩カップルの半数以上(50.6%)が選んでいるのがフランス料理(「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」調べ)。
一般的にフランス料理のコース内容は、
- 前菜
- パン
- スープ
- 魚料理
- グラニア(お口直しの氷菓)
- 肉料理(メインディッシュ)
- チーズ
- フルーツ
- デザート
となっています。
ちなみに、フランス料理に次いで人気なのが、フランス料理と日本料理の折衷料理(28.1%)、和食(6.8%)、イタリア料理(4.0%)と続いています。
飲み物の種類は?
飲み物の種類で一般的なのは、ビール、ワイン、日本酒、焼酎、カクテル、ソフトドリンク(5~6種類)。
料金システムは、ゲストが飲みたいものを注文し、最終的に飲んだ分だけ計算する方法と、フリードリンク(飲み放題)制と2通りあります。
披露宴のフリードリンクはお得?
飲み物は、リーズナブルで予算の目処を立てやすい「フリードリンク(飲み放題)」を選んでいる先輩カップルが多いようです。
「フリードリンクにして予算を抑えることができ、お酒に強いゲストにも満足してもらえた!」という体験談がある一方で、「ゲストがフリードリンクにない飲み物を追加注文してしまい、別料金がかかってしまった」という体験談も。
また、「フリードリンク以外のメニューを注文しようとしたゲストに、式場スタッフが『メニューにないのでお出しできません』と断ってしまい、ゲストに不快な思いをさせてしまった」というケースもあります。
フリードリンクに含まれる飲み物のメニューを十分にチェックした上で、ゲストの嗜好と合うか検討する必要があるようです。
飲み物は持ち込みもあり?
「式場で用意されている飲み物の料金、種類ともに納得できない…」いう場合、「飲み物を持ち込みました!」という先輩カップルもいます。
新郎新婦の地元の銘酒を樽酒で振る舞い、演出的にもゲストに喜んでもらえたいう体験談も。
この場合、式場に飲み物を持ち込めるか、持ち込み料はいくらかかるのか、事前に確認しておくことが必要。場合によっては、式場に飲み物を注文するよりも予算を安く抑えられることもあります。
ゲストに「しょぼい」と思わせない!披露宴飲食代の節約方法
料理のコースのランクを下げると、メインの種類が選べなくなったり品数やボリュームが減ったりしてしまいます。
何度か結婚式に参加しているゲストだと、「料理のグレードを落としている!」と気づかれたり、「しょぼい!」と思われたりすることも。
限られた予算でゲストに満足してもらうために、どんな節約方法があるのか見ていきましょう。
ウエルカムドリンク、シャンパンを節約!
料理のグレードを維持したまま節約するために、まず「飲み物」を見直すところから始めましょう。
ゲストをお迎えする、ウェルカムドリンクの平均費用は1,000円。
このウェルカムドリンクを「思い切ってなくしました!」というカップルもいれば、「アルコールではなくソフトドリンクにした」というカップルもいます。
シャンパンを高品質なスパークリングワインに変更して節約
乾杯のお酒として、シャンパンを選ぶ人は少なくありません。しかし、シャンパンは非常に高価な飲み物。
それもそのはず、「シャンパン」を名乗ることが許されるのは、スパークリングワインのなかでも、フランスのシャンパーニュという地方で厳しいルールをクリアしてつくられたものだけだと法律で決まっているから!
世の中には「クレマン」や「カバ」など、シャンパンと同じつくり方をしていてお安いスパークリングワインがたくさんあるので、シャンパンは高品質なスパークリングに切り替えるというのもアリです。
コースのランクを下げてメイン料理のランクを上げる
結婚式の料理で、ゲストにとって一番印象に残るのがコースの「メイン料理」。
このメイン料理に力を入れて、前菜やデザートのグレードを落とすというのも節約術のひとつです。
たとえば、金額の低い婚礼料理のコースを選び、メイン料理のグレードをアップさせる!または品数を増やすと、料金を抑えられつつも、ゲストにも満足してもらえそう。
そのためにも、ブライダルフェアに参加して、婚礼料理を試食することをオススメします!
先輩カップルの多くが、ゲストに満足してもらえるかどうか婚礼料理を試食して吟味、式場と予算に合わせた婚礼料理の相談を重ねています。
ミニコラムゲストに喜んでもらえる演出を考える
節約ばかりでは申し訳ない。おもてなしを厚くしてゲストに喜んでもらおう!と工夫している先輩カップルもいます。
たとえば、「ウエディングケーキを生ケーキにしてゲストにお裾分けする」「シェフがゲストに料理の説明をする」「デザートは新郎新婦が取り分けた」など。
また、「どうしても料理にこだわりたい!」という場合は、レストランウェディングを検討するのもアリです。式場の婚礼料理よりも抑えつつ、料理にこだわることができます。
関連記事結婚式全体にかかる費用を見直して、料理にお金をかける!
飲食代だけの節約だけでなく、そもそもの挙式費用を節約する方法もありそうですね!
いくつかあげてみました。
- 挙式日はオフシーズンに決めて割引を狙う
- ウェディングドレスは持ち込みをして節約
- ペーパー類は自作して持ち込む
- プチギフトを自分たちで用意する
- ブーケの持ち込みをする
- 写真撮影を親族や友人に頼むと節約になる
- 会場で流す動画を自作できれば安上がり
- ヘアメイクのリハーサルを断れば時間も節約できる
ミニコラム見積りからランクアップさせているカップルが68%
注意しておきたいのが、ほとんどの場合式場に出してもらう最初の見積りは一番ランクの低い料理とドリンクになっていること。料理にいくらかけるかはカップルによって違うので、料理のおいしさが評判の式場でもデフォルトでは最低ランクの料理でもてなす設定になっています。
そのため、ゲストに満足してもらえる品数やボリュームのコースを用意しようと思うのであれば、後でお金をかけて料理をグレードアップする必要があります。
ちなみに、ゼクシィ結婚トレンド調査2017」によると、「料理を追加またはランクアップした」というカップルが68%も。
料理のグレードはゲストの満足度にも直結します。全体の予算が固まったら、演出よりもさきに料理のランクアップに必要な金額を確保しましょう。
まとめ
- 結婚式の料理代は一人あたり15,800円が相場
- ゲストもご祝儀の半額程度の料理を期待している
- ブライダルフェアに参加して婚礼料理を試食して見積りを検討しよう
- 料理にこだわるなら、結婚式にかかる費用全体から見直そう
いかがでしたか?結婚式でゲストにケチったと思われない料理の平均相場や、節約方法をご紹介しました。
ゲストにとってご祝儀や会費は決して安いものではありませんし、ましてや食事は最も楽しみにしていることのひとつと言っても過言ではありません。
賢く節約をして、新郎新婦にとってもゲストにとっても大満足の式にしたいですね。
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