結婚式の料理メニューの選び方!種類別相場と注意点
婚礼料理にはいくつかのコースがあり、どれも魅力的なので選ぶのもひと苦労。
ゲストからの期待も大きい婚礼料理は、内容や品数などから「しょぼい」とは思われたくないですよね。
今回は、フレンチ、和洋折衷、和食、イタリアン、中華など、婚礼料理の定番を紹介。
予算相場、またゲストへの配慮などもまとめました。
この記事のポイント!
- 結婚式準備中のカップル向け
- 婚礼料理の種類とメニューがわかる
- ゲストに配慮すべき点がわかる
婚礼料理の選び方のきほん。種類(ジャンル)と予算
婚礼料理の定番といえば、これらのメニュー。
- フランス料理
- 和食
- イタリア料理
- 和洋折衷料理
- 中華料理
ゼクシィ結婚トレンド調査2018によると、婚礼料理の平均費用は、ゲスト1人あたり15,900円、飲み物代は4,200円です。
ジャンルごとに値段が異なり、食材費が高いフランス料理や、和食のコースは料金が高めの傾向があります。
披露宴の料理代を節約したい場合は、一品一品のボリュームが多く品数少なめのイタリア料理や、食材コストが低い中華料理のコースを検討してみて。
ジャンルごとの平均費用と品数は、「婚礼料理の定番コースとメニュー例」の項でご紹介します。
コース料理か、ビュッフェ(食べ放題)か
料理のジャンルの他にも、提供方法も種類があります。
- コース料理
- ビュッフェ(着席)
- ビュッフェ(立食)
コース料理は、ゲスト一人ひとりに決まった席があり、最初から最後まで着席して食事をします。
これに対し「ビュッフェスタイル」は、メインテーブルに置かれた料理を自分で取りに行くスタイル。
ホテルビュッフェのように、席が決まっていて、料理を取りに行くのが「着席ビュッフェ」。
席が決まっていない、もしくはテーブルと椅子自体が無いのは、「立食ビュッフェ」です。
ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べによると、式場の種類(ホテル、専門式場、レストランなど)にかかわらず、ダントツで人気なのは「コース料理」。
90%以上のカップルが、婚礼料理はコースを選んでいます。
コースのランクで料金が違う
また同じジャンルであっても、コースごとに値段が異なります。
- シンプルコース:5品、12,000円
- スタンダートコース:7品、15,000円
- ラグジュアリーコース:7品(メイン料理をアップグレード)、20,000円
など。
「品数」や「素材」などコースの内容も十分に検討して、予算に応じたジャンルのコースを選ぶようにしましょう。
編集部のポイント
料理のランクアップで予算オーバー
注意したいのが、結婚式場の初回見積もりでは、料理が一番下のランクになっていることが多いということ。
一番下のランクでは満足できずに、値上がりすることが多いので、予算オーバーに注意しましょう。
婚礼料理の予算を節約するなら、ビュッフェスタイル
料理を取りに行くため、会場内を自由に移動できるので会話も弾み、アットホームな雰囲気を演出できるのが「ビュッフェスタイル」の魅力。
式場の手間が省かれることによって予算を抑えることができ、ゲスト一人あたりの予算は5,000円~8,000円程度。
コースに比べると、かなりリーズナブルですね。
着席と立食の2種類ありますが、お年寄りや子供がゲストに含まれる場合は、座席の用意は必須。
着席ビュッフェじゃなくても、料理テーブルと近い場所に、椅子を用意しておきましょう。
またご祝儀制ではなく会費制にするなど、ゲストの負担を減らすことも大事なポイントです。
編集部のポイント
コースとビュッフェの組み合わせもアリ!
コース料理のデザートのみをビュッフェスタイルにする「デザートビュッフェ」が大人気♪
見た目にも華やかで演出効果があり、ずっと座りっぱなしだったゲストも席を離れることができ気分転換できそうですね。
婚礼料理の定番コースとメニュー例
婚礼料理の定番と呼ばれているジャンルを紹介します。
式場や披露宴の雰囲気、ゲストの顔ぶれなどを考慮しながら検討してみてくださいね。
1.フレンチ(フランス料理)
ゲスト1人あたりの平均価格 | 16,100円 |
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品数 | 7品~10品 |
フレンチは、婚礼料理の王道。
半数以上の先輩カップルが、フランス料理を選んでいます。
フォアグラやキャビア、オマール海老など、高級食材を多く使用する傾向があるので、その非日常感にゲストは喜ぶはず。
味はもちろん盛り付けの見栄えもいいので、宴席にはぴったりです。
料理に合わせたワインを選ぶと、グルメなゲストにはさらに喜ばれそうですね。
フレンチの平均的な品数は7~10品ほど。
先輩カップルがフレンチのコース料理にかけた平均費用は16,100円ですが、18,000円以上かけているカップルが全体の3割を占めています(「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」調べ)。
価格設定が高めなのも、フレンチの特徴といえそうですね。
【メニュー例】
- 前菜
- パン・スープ
- 魚料理
- グラニテ(お口直しの氷菓)
- 肉料理
- チーズ・フルーツ
- デザート
2.和食
ゲスト1人あたりの平均価格 | 16,400円 |
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品数 | 10品前後 |
神前式など和装の結婚式であれば、料理も「和」で揃えたいですよね。
もちろん、欧米スタイルの結婚式でも的外れな選択ではなく、ご高齢のゲストからも喜ばれるのではないでしょうか。
平均的な品数は10品ほどで、式場によってはお膳でまとめて出される場合もあります。
一人あたりの平均費用は16,400円で、フレンチと同じくらい。
【メニュー例】
- 前菜
- お吸い物
- お刺身
- 煮物
- 焼き物
- 揚げ物
- 蒸し物
- 酢の物
- ご飯・味噌汁
- デザート
3.和洋折衷
ゲスト1人あたりの平均価格 | 14,900円 |
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品数 | 7品前後 |
和洋折衷は文字通り和風と洋風それぞれの様式を織り交ぜた料理で、コースの構成としてはフレンチに近いです。
洋風の料理が良いけどヘルシーにしたいという場合の選択肢としても良いのではないでしょうか。
どんなゲストの層にも合い、お箸があらかじめ用意されているので、食べやすさも魅力のひとつです。
平均的な品数は7品ほどで、一人あたりの平均費用は14,900円となっています。
式場によっては、和・洋・中のコースの中から料理を選んで組み合わせることもできます。
ゲストの顔ぶれを思い浮かべながら料理のリクエストがしやすいのは助かりますね。
【メニュー例】
- 和え物
- 前菜
- お吸い物
- お刺身
- 魚料理
- 肉料理
- デザート
4.イタリアン
ゲスト1人あたりの平均価格 | 14,700円 |
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品数 | 5品~7品 |
イタリアンは日本人の味覚にあった料理の味付けが特徴で、堅苦しくない雰囲気で食事が楽しめるカジュアルさが魅力。
また、高級なイタリア料理店などで行う、レストランウェディングも人気です。
平均的な品数は5~7品ほどと少なめですが、一品当たりの量は多め。
食前酒・食後酒が付く場合もあります。
一人あたりの平均費用は14,700円。
コースごとに料金の幅があるので、カップルの予算に応じたコースを選びやすいのもイタリアンの特徴といえそうです。
【メニュー例】
- 前菜
- パスタ
- 魚料理・肉料理
- サラダ
- デザート
5.中華
ゲスト1人あたりの平均価格 | 12,000円 |
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品数 | 9品~10品 |
婚礼料理で中華を食べたという人は、どちらかと言うと少数かもしれません。
しかし中華は、普段使っている箸やスプーンなどで食事ができるという理由から、年齢問わず人気のあるメニュー。
大皿料理を取り分けるスタイルなら、カジュアルで和気あいあいとした雰囲気にはぴったり。
フランス料理や和食に比べ、よい食材でも食材そのもののコストが低いので、予算を抑えられることも魅力のひとつ!
中華料理の場合、平均的な品数は9~10品ほどで、10,000~12,000円ぐらいの予算。
他の婚礼料理よりも品数が多いので、見た目に華やかで、価格以上に豪華に見えるでしょう。
【メニュー例】
- 前菜
- スープ
- 魚料理(複数)
- 肉料理(複数)
- ご飯
- 麺類
- デザート
6.オリジナルメニュー
ゲストの印象に残る料理を出したいという場合、オリジナルメニューを創作するのもアリ!
例えば、新郎新婦それぞれの出身地の特産品を使った料理を作るなど。
それぞれのご両親や、地元の友人にも喜ばれるのではないでしょうか。
ただし、オリジナルメニューを創作には、会場のシェフの方と打ち合わせが必要。
手間と時間がかかるほか、式場によって対応可否がわかれます。
披露宴の飲み物は、フリードリンク制(飲み放題)が主流
料理と飲み物がセットになっている婚礼料理のコースもありますが、別々になっているケースが主流。
飲み物代だけの、一人あたりの平均相場は4,300円となっています。
飲み物は、ほとんどの先輩カップルが「フリードリンク制(飲み放題)」を選んでいます。
飲みたいドリンクを好きなだけ飲めますし、ある意味「最高のおもてなし」かもしれませんね。
ゲストや料理に合わせて、ドリンクメニューを決めよう
飲み放題のメニューの中に「どんな飲み物が含まれているか」チェックが必要です。
一般的なのは以下の種類。
- ビール
- ワイン(白・赤)
- 日本酒
- 焼酎
- カクテル
- ソフトドリンク
ソフトドリンクの種類は、ウーロン茶やジュースなど5~6種類ぐらいは用意したいところ。
ゲストの顔ぶれを見て、お酒を飲めないゲストが多い場合は、ソフトドリンクの種類を多めにしてましょう。
炭酸水、ノンアルコールのカクテルなども、飲めないゲストには喜ばれているようですよ。
またフレンチやイタリアンだったら、ワインの種類を多めに用意する、和食だったら銘柄の日本酒など用意する、などのおもてなしは必要。
基本的には、料理に合わせた飲み物を選び、ゲストの要望に応えらる種類を用意できたらいいですね。
婚礼料理の費用を節約するポイントは飲み物にあり!?
式場で用意されている飲み物の料金・種類ともに、どうしても予算と合わない場合、持ち込みを検討するのもアリです。
式場に飲み物を持ち込めるか、持ち込み料はいくらかかるのか、確認してみましょう。
もしかしたら、満ち込みをした方が予算を安く抑えられることもあります。
また飲み物の料金に、ウエルカムドリンクや、乾杯用のシャンパンなどは別途料金となっていることもあります。
このウエルカムドリンクを思い切ってなくしたり、ノンアルコールにするのも節約のポイント。
また乾杯用のシャンパンも、高品質のスパークリングワインに変更するのも節約術のひとつです。
ゲストの顔ぶれを考えながら、婚礼料理を選ぶこともポイント
結婚式に足を運んでくれたゲスト全員が満足できるように、料理を選ぶ時は、ゲストの年齢やアレルギーなども考慮するべきです。
特に気をつけたい3つのポイントについて紹介します。
- 子供用婚礼料理
- お年寄り用の特別料理
- 「アレルギー」「ベジタリアン」
1.子供用婚礼料理(お子様ランチ)の準備
披露宴に子供が出席する場合、大人と同じ婚礼料理では量が多過ぎたり、子供の口に合わなかったりすることがあります。
ほとんどの式場で子供用のコース料理が用意されているので、準備をしておきましょう。
子供用の婚礼料理にも、以下のような種類がありますよ。
- ワンプレート(お子様プレート)
未就学児の子供用のメニュー。小さめのパン、ハンバーグ、エビフライ、パスタ、フルーツなど。
お子様ランチに近い内容で、子供が好きなメニューがプレートに盛られています。 - プチコース(ハーフコース)
「お子様ランチでは足りない」という子供向け。
大人と同じコース料理で、ボリュームを少なくしたコース料理です。
量、メニューともに細かく対応してくれる式場もあるので、相談してみましょう。
なお大人と同じコース料理か、子供用のメニューか」、新郎新婦で一方的に決めるのは避けましょう。
ゲストによっては失礼と感じてしまうこともあります。
判断が難しいと思ったら、ゲストや親に直接どちらが良いかたずねてみましょう。
2.お年寄りが食べやすい料理の用意
子供同様に、高齢ゲストが出席する場合も、婚礼料理の内容に配慮が必要です。
- 婚礼料理の量を少なくできるか
- 味の濃い料理を避けることができるか
- 硬いパンなどは他の料理に変えることができるか など
お年寄り用の婚礼料理を用意してくれる式場もありますから、まずは相談してみましょう。
できれば、自身で一度試食を行って、高齢な方でも食べられそうな料理であるかチェックできたらいいですね。
3.「アレルギー」「ベジタリアン」は、招待状で事前に確認
出席するゲスト全員に対して、「アレルギーの有無」「ベジタリアン」について、招待状で事前に確認するようにしましょう。
次のような一言を招待状に添えて返信してもらうと、あらかじめゲストに出してはいけない食材を知ることができます。
お召し上がりになれない食材が「ある」「 ない」
どちらかに〇をお付けください
お召し上がりになれない食材がある場合は メッセージ欄にお書き添えください
出来る限り配慮させていただきます
さらに、「食材アレルギーがある」「ベジタリアンである」と答えたゲストには、本人に直接、具体的に食べられない食材を確認しておきます。
たとえば 「卵のアレルギー」の場合、具体的に確認しないと危険です。
- 生だけNGなのか?
- 火を通したらOKなのか?
- 卵を使った マヨネーズやケーキもNGなのか? など
「ベジタリアン」だったら、乳製品や卵を使った料理はOKなのか?など。
ゲストによって食べられない食材を把握したら、個別での料理変更が可能かどうか、式場に相談をしましょう。
ゲストの料理を個別対応することで、追加料金がかかる場合もありますが、これは必要経費だとおもってきちんと対応を。
料理の相談をした際に、料金についても確認しておきましょう。
ただ式場によっては、個別の料理変更を行っていないところもあります。
式場選びの段階からプランナーに相談しておくことをオススメします。
ブライダルフェアで婚礼料理を試食しよう!
気になった式場の婚礼料理の味を、実際に確認できるのが、ブライダルフェアの試食会。
ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べによると、ブライダルフェアに参加したカップルは、全体の72%。
なんと、そのうちの91%が「試食会」に参加しているんです。
自分たちだけじゃなくて、職場の上司や友人ゲストなど、多くの人に食べてもらう料理は、妥協はできないポイント。
「おいしくなかった」「しょぼかった」なんて声が上がらないように、試食会で味や見た目を確認しておくのは、結婚式のホストとしてのマナーと言えそうです。
無料試食会も!お祝い金キャンペーンを利用して節約に
ブライダルフェアの試食会は、無料で体験できるものもあります。
無料試食会ありのフェアを予約すれば、メインのお肉料理、パティシエのデザートなど、本格的な婚礼料理を試すことができますよ。
ブライダルフェアは、いろんなウェディングサイトから予約可能ですが、編集部おすすめは結婚スタイルマガジン。
- 全国約1,500の結婚式場から探せる
- ご祝儀としてもらえる額が大きい(最大20万円!)
- 別途、会場独自の特典があることも
なんといってもご祝儀としてもらえる金額が最大20万円と、圧倒的に大きい点が見逃せません!ただご祝儀がもらえるのは、フェア参加・見学した式場と本契約した人のみ。
もっと気軽にブライダルフェアへ参加したいなら、エントリー&写真と感想送付で数万円のギフト券がもらえるゼクシィ経由で申し込みするのがおすすめです。
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まとめ
- 婚礼料理を選ぶ際は、予算に合った料理のジャンルを選ぶ
- 婚礼料理では、フレンチ、和食、和洋折衷、イタリアン、中華の5つのジャンルが定番
- ゲストの年齢に配慮した料理の選び方を心がける
- ゲストがNG(アレルギーなど)な食材は事前に要確認
- ブライダルフェアに参加して婚礼料理の試食をするのがオススメ!