オーガンジー打掛ってなに?おしゃれな新和装の特徴をご紹介
最近の披露宴や結婚式の花嫁衣装として、人気急上昇中の「オーガンジー打掛」。
オーガンジー打掛とは、その名の通り、うっすらと透けるオーガンジーやチュールの素材を使って作られた打掛のことを言います。
ともと洋装のドレスで使われる素材を用いているため、和装なのに洋風の印象もあり、エレガントに決まると注目されています。
そんなオーガンジー打掛の特徴や気になるデザイン、費用、新郎の衣装との組み合わせなどを詳しくご紹介。「人とは違う新鮮な花嫁衣装を着たい!」という方は必見です。
この記事のポイント!
- 結婚式や披露宴の衣装で悩んでいる花嫁向け
- 新和装「オーガンジー打掛」の特徴がわかる
- オーガンジー打掛にかかる費用やデザインの種類がわかる
- 新郎衣装との相性を学べる
結婚式の新トレンド!オーガンジー打掛とは?
「オーガンジー打掛」という言葉を聞いたことがありますか?「新和装」と呼ばれるオーガンジー打掛の特徴をご紹介します。
「新和装」とも呼ばれる、おしゃれな打掛
美しい透け感や上品な光沢が魅力のオーガンジーは、レーヨンやシルクに麻のような加工を施して作られる生地です。
もともとドレスやストールの素材として使われているものですが、これを和装の打掛に応用したのがオーガンジー打掛です。
珍しいとはいえ、最近では扱っている衣装店もありますので、特注(オーダー)しなくても気軽に着ることができますよ。
カラードレスに匹敵する上品さと華やかさ
「和装に合うの?」と思われるかもしれませんが、オーガンジー素材のフワフワと優雅に揺れる様は、まるで昔話に出てくる天女の羽衣のよう。
掛下の色がうっすらと透けて見えるのも奥ゆかしく、まさに「新和装」と呼ぶにふさわしい上品さと華やかさを兼ね備えているのです。
元は洋装に使用されている素材ですから、和装と言っても洋風の雰囲気もあるのが魅力。
「純・和装」にあまり慣れていない現代人にも、難なく着こなせると思います。
オーガンジー打掛はこんな花嫁さんにオススメ!
オーガンジー打掛はまだ新しい和装なので、なかには抵抗のある人もいるかもしれません。
そこで、オーガンジー打掛を着るメリットや魅力、合いそうなタイプをご紹介します。
1.神前式や和装婚をしたいけどヘアスタイルは洋髪が好き
神前式や和装婚は格式が高く、大人な雰囲気が魅力ですが、慣れない水化粧(白塗り)姿に抵抗があったり、文金高島田に綿帽子、角隠しという昔ながらの和装ヘアが似合わない…という理由で諦める人もいるかもしれません。
そんな人にこそおすすめしたいのがオーガンジー打掛です。
洋装っぽい雰囲気を兼ね備えたオーガンジー打掛なら、鬘(カツラ)でなく洋髪でも違和感なく馴染み、和風と洋風の良いとこどりをしたような、おしゃれな花嫁に。
一方、打掛なのでもちろんかつらも問題なく合います。
オーガンジーを取り入れることで古臭くささが消え、若々しさを演出できるのも魅力の1つでしょう。
2.ゲストの記憶に残る、結婚式や披露宴にしたい
「人と同じ衣装はイヤ!」という個性派さんには、特にオーガンジー打掛がおすすめです。
花嫁衣装は個性を追求し過ぎると、悪目立ちしたりお金がかかり過ぎたりというデメリットも浮上します。
初顔合わせの親族などが集まる式典ですから、出席者が引いてしまうような奇抜な衣装は避けたいもの…。
その点、オーガンジー打掛は基本が和装ですから、年配の方から見ても上品さを失うことはなく安心です。
一方で、従来の打掛よりも華やかさや新鮮さがあるので、没個性的に陥ることもありません。
保守的な花嫁衣装に、ほんの少しだけスパイスを足した…そんなさりげない個性が出席者の記憶に残ること間違いなしでしょう!
3.体力に自信がないので重くて暑い打掛はイヤ!
和装の一番のデメリットは動きづらく、重いこと。
主役とはいえ長時間かかる結婚式や披露宴の間、じっと打掛の重みや暑苦しさに耐えるのは辛いものです。
そんな体力に不安がある人も、オーガンジーなら大丈夫。従来の打掛よりはるかに軽く、透け感素材で見た目にも涼し気なので暖かい季節にもぴったりです。
レンタルと販売品、オーガンジー打掛を着るならどっち?
オーガンジー打掛を着る場合、レンタルにしようか購入するかも悩むところでしょう。
そこで、それぞれの料金相場をご紹介します。
レンタル主流はお手頃な10万円~
レンタルの場合は基本的に、通常の打掛の金額と同じ料金設定にしている店舗が多いようです。
例えば婚礼和装フルセットのレンタルだと2、3万円台~、ヘアメイク・着付けすべて込みの場合は10万円台~というのが平均的な料金プランでしょう。
中古品なら3万円台でも購入できる!
せっかくだから自分だけのものがほしい!という方は、思い切って中古品などを購入してしまうのも手です。
価格は通常の打掛とさほど変わらず、お手頃なものだと1万5,000円~3万円台で購入できます。
ただし、オーガンジー打掛は最近流行り始めたばかりなのでら、普通の打掛よりも市場に出回っている数が少ないのがデメリット。
気になる品を見つけたら、即問い合わせて押さえることをおすすめします。
掛下との組み合わせが楽しい!オーガンジー打掛のおすすめデザイン
オーガンジー打掛は美しい透け感が特徴。合わせる掛下の色合いによってさまざまなアレンジが楽しめるのが魅力です。
花嫁のセンスの見せどころなので、ぜひ自分だけの個性あふれる着こなしを考えてみてください。
1.王道「白+白」
真っ白な掛下の上に純白のオーガンジー打掛の組み合わせは、やはり王道。ふんわりと透けるオーガンジーはまるで洋装のウエディングドレスのようです。
「和装もいいけれど洋装も捨てられない…」と迷っている方にぴったりです。
2.華やか「白+刺繍」
白い掛下に青やピンク、黒の刺繍が入ったオーガンジー打掛を合わせると、一気に華やかになりますね。
刺繍の柄が際立つのは、透けるオーガンジー素材だからこそ。20代前半の可愛らしい雰囲気の花嫁さんには特におすすめです。
可愛いさだけじゃない「ピンク+ピンク」
ハッキリしたピンクの掛下の上から淡いピンクの打掛を羽織って、ピンクのグラデーションを作るアレンジです。
ピンクが好きだけれど、ドレスだと幼い印象になってしまう…とお悩みの方も、和装なら大人っぽく決まりますよ。
新郎の衣装はタキシードでも紋付き袴でもOK!
オーガンジー打掛を着る場合の新郎の服装はどうすればよいのでしょうか?
基本が和装ですから、やはり新郎も紋付き袴だとバランスが良いでしょう。
従来の和装よりも華やかなので、黒紋付きでなく色紋付き(五つ紋)でも合います。親族や出席者が保守的な方々でなければ、色紋付きにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
また、オーガンジーはドレスの要素も併せ持っているため、新郎がタキシードでもさほど違和感はありません。
「何度もお色直しをするのは面倒!」という新郎も、新和装の場合はタキシードで通せるのでおススメですよ。
まとめ
- 品格と個性、両方を演出したいならオーガンジー打掛がおすすめ!
- レンタル料は従来の打掛と同じ。中古で掘り出し物を探すのもOK
- 掛下との組み合わせ次第で華やかにも上品にもできる
- 新郎の衣装は和・洋どちらも可
一生に一度のイベントですから、結婚式や披露宴の衣装選びは花嫁さんにとって大切なことですよね。事前にしっかりと下見をして、納得の衣装を見つけてください。
個性的な衣装や洋風ヘアスタイルにしたい方は新和装「オーガンジー打掛」もよいかもしれません。