プロフィールブックとは?手作り派に内容と作り方を解説
新郎新婦のプロフィールをゲストに紹介し、披露宴を盛り上げる「プロフィールブック」というペーパーアイテム。
用意する方法として最も多いのが「自分たちで手作り」。
オーダーで作ってもらうよりも費用が安く、新郎新婦の個性も出せます。
今回はプロフィールブックの内容と構成、作り方について解説します。
プロフィールブックは、新郎新婦を紹介するペーパーアイテム
プロフィールブックとは、新郎新婦のプロフィールや馴れ初めなどを紹介するペーパーアイテムのひとつです。
席次表にプロフィールを添えて紹介する方法もありますが、プロフィールブックを使えば、詳しい人となりが記載できます。
読むのも楽しく、式が始まる前やお色直しをはじめとした待ち時間にもゲストを退屈させません。
ブック型やパンフレット型と呼ばれる、二つ折りや三つ折りにされたA4またはA5サイズの冊子状のものが一般的。
こだわり次第では本格的な雑誌のようにしたり、新聞風にしたりと、デザインにさまざまな工夫を凝らせます。
皆さんもオリジナルなプロフィールブックを用意して、世界にただ一つの結婚式を作り上げてみてはいかがでしょうか。
結婚式プロフィールブックの構成と内容
プロフィールブックを作るために、まずは基本的な構成と内容を押さえておきましょう。
1.挨拶文
冒頭に掲げる挨拶文はマストです。
「本日はお越しいただきありがとうございます」などの言葉を書いて、ゲストに感謝の気持ちを伝えましょう。
2.新郎新婦の紹介
プロフィールブックというからには、新郎新婦のプロフィールを記載することがメインです。
顔写真・名前・生年月日・出身地や職業などの簡単な来歴に加え、より詳しい項目を載せてゲスト全員に自分たちを知ってもらいましょう。
お互いのことを何と呼んでいるか・どんな家庭を作りたいか・相手に望むこと……といった項目がよく使われます。これらをお互いに質問しあう形式にしてもいいかもしれませんね!
3.席次表
席次表は別で作ってもいいのですが、ひとまとめにするのがスマート。ペーパーアイテムを少なくした方が、テーブルもすっきりと見え、荷物も増えないのでゲストに喜ばれます。
それぞれのテーブルに座る人が、新郎新婦とどのような関係にあるのかを簡単に記載しておいてもよいでしょう。ゲスト同士に会話が生まれるきっかけになります。
4.料理やドリンクのメニュー
席次表と同様に、料理やドリンクのメニューもセットになっていればスペースを省けます。また、別々に作る場合に比べて費用も抑えられます。
5.2人の馴れ初めや軌跡
2人の歴史を詳しく記載できるのがプロフィールブックの長所です。
出会ったきっかけ・交際を開始した日付・そこから結婚に至るまでの軌跡を紹介しましょう。ポイントごとに当時の思い出の写真などを添えるとゲストも楽しめそうです。
6.新居のお知らせやスペシャルサンクス
新居のお知らせも後々ハガキで送るより、プロフィールブックに一緒に載せれば新郎新婦・ゲストの双方の手間が省けます。
また、多くの方の協力があって成り立つ結婚式。
受付・スピーチをしてくれたゲストやお世話になったスタッフなどに感謝を伝えるページを設けておくと、受け取ったほうも嬉しいですね。
プロフィールブックの文章作成の注意点
プロフィールブックの文章を作成する際注意したいのが、結婚式の場にふさわしくない「忌み言葉」。
縁起の悪い言葉や表現として、披露宴のスピーチなどでも使用が避けられています。
「終止符を打つ」というイメージのある「句読点」も不適切とされているので、句読点の代わりに空白を入れるようにしましょう。
プロフィールブックの作り方
内容を押さえたら、次は実際に作る段階です。
オーダーメイドに対応しているお店もあるため、自分たちの個性を反映させながらクオリティの高いプロフィールブックを作成できます。
しかし、その分費用が高くなるのが実情。
そのため、多くの新郎新婦はプロフィールブックを手作りしています。
お店に依頼するよりも低費用で、デザインも自由自在。作り方もそう難しくありません。
下記でプロフィールブックを手作りする際の手順を紹介していきます。
1.デザインを決める
プロフィールブックの形状には、二つ折りのブック型・三つ折りにしたパンフレット型・紙を丸めて紐で結ぶ巻物型といったアレンジの仕方があります。
どの形状にしたいかを決めてデザインを考えていきましょう。
「デザインを考えるのは難しい……」と悩むかもしれませんが、インターネット上にはプロフィールブックに使えるテンプレートが多数提供されており、無料のものも多くみられます。
こうしたテンプレートを使うのが賢いやり方。
シンプルなものから、ロマンティックなもの・アンティーク風・和風なものまで、豊富なテンプレートの中から好みのものを見つけられるはずです。
2.用紙を準備する
プロフィールブックに使う紙の品質にはこだわった方がいいでしょう。
コート紙、マットコート紙がよく使われています。
どちらも表面に塗工が施されているため、写真が綺麗に印刷され、雑誌やパンフレットのような高級な印刷物に適しています。
マットコート紙は、コート紙のなかでも光沢のないもので、落ち着いた印象を出すことができます。
有料のテンプレートを提供している会社には、デザインに合った用紙を含む手作りキットを提供しているところもあり、紙を選ぶのが難しいという方はキットだけ依頼してみるのもいいかもしれません。
無料テンプレートを使うよりも値が張るかもしれませんが、業者にまるっきり依頼するよりは安く仕上げることができます。
3.テンプレートの写真・テキストを加工
ネット上にあるテンプレートはほとんどの場合、マイクロソフトオフィスに対応しているため、ワードやパワーポイント上で編集可能。
名前や日付・写真などを相応しいものに変えていきましょう。
印刷はネット印刷業者に頼むと便利
手作りする際に意外と困るのが印刷。
自宅にプリンターがない場合も多いと思います。印刷はネット印刷業者に頼むのが便利です。
また上述のような有料テンプレートを提供するお店では、テンプレート提供のみならず、印刷・製本まで行ってくれる場合もあります。
プロフィールブック自作にかかる平均費用は約120円
プロフィールブックを手作りするのにかかる費用の平均は1部あたり平均122円です。
会場や、会場の提携業者に依頼した場合の平均は1部あたり641円なので、比べると手作りの方が安価ですむことがわかります。
仮に70人を披露宴に招くとした場合、手作りと業者依頼で比較してみると実に3万円以上の差が出ることになります。
まとめ
- プロフィールブックは新郎新婦の人となりをゲストに紹介するペーパーアイテム
- 席次表やメニュー表も組み込むことでテーブルスペースがすっきり
- テンプレートを使ってWordやPowerPointなどで簡単に自作可能
- 自作にかかる平均費用は1枚あたり約120円
プロフィールブックはユニークな方法でゲストに新郎新婦の人柄やエピソードを知ってもらえるアイテムです。
ぜひあなたの披露宴にも取り入れてみてはいかがでしょうか。