ホテルウェディングのメリットデメリットや費用相場を解説
結婚式のスタイルとして最も一般的なものの一つであるホテルウェディング。結婚式の多様化する現代でも未だ根強い人気を誇る定番の挙式スタイルです。
格式高く知名度のある会場で行われることには安心感があり、親世代にも馴染み深いため、ホテルウェディングを考えている方々は多いのではないでしょうか。
今回は、ホテルウェディングのメリット・デメリット、費用相場などを詳しく解説します。
この記事のポイント!
- ホテルウェディングを考えているカップル向け
- ホテルウェディングのメリット・デメリットが分かる
- ホテルウェディングの費用相場が分かる
充実の設備に上質なおもてなし…ホテルウェディングのメリット
ホテルウエディングにはどういったメリットがあるのでしょうか?各項目ごとに詳しく説明していきます。
充実した施設完備で移動が楽!参加者も安心して参加できる
設備環境のよさはホテルウエディングの強み。ホテルには複数の式場と大小さまざまなバンケットルームが備えられており、挙式と披露宴をスムーズな流れで行うことができます。
またホテル内にあるレストランやバーを貸し切って二次会をすれば、当日すべての移動がホテル内で完了。移動の少なさは新郎新婦にはもちろん、参加者にとってもありがたいでしょう。
またエスカレーターやエレベーターも当然完備され、バリアフリーも徹底。授乳室などの設備も整っており、年配者や子連れのゲストにも安心です。
各種打ち合わせがすべて一箇所で済む
ホテルウェディングでは当日以外にも事前の打ち合わせの段階から、諸手続きを一箇所で済ませられます。
会場は結婚式に先立つこと半年から1年前に決めることが一般的。その後は衣装やそれに合う会場の装飾、装花、それに料理や引出物、演出内容の検討など、長期間にわたりなかなかハードな準備が続きます。
結婚式場を併設するホテルにはウェディングプランナーがおり、また衣装店を始めとする関係業者と提携しているため、そうした打ち合わせをすべて一箇所で行え、準備の負担が軽減されるでしょう。
プロによる最高級のおもてなし・質の高いサービスが受けられる
ホテルの従業員は365日24時間、国籍・年齢層問わずあらゆるお客様に応対しているおもてなしのプロフェッショナル。
従業員だけでなくプランナーや介添人、衣装店を始めとする提携業者がすべてホテルの責任のもとにあり、一貫して質の高いサービスを期待できます。
たくさんの人が参加し、本人にとっても初めてのことが多い行事ではさまざまな不安や心配事が生じるもの。それらをプロの細やかな配慮が一掃してくれます。
また関係するスタッフすべてが心よりのお祝いの言葉をかけてくれ、特別な日の幸せを一層実感することができるでしょう。
一流シェフによる万人向けの料理でゲストの満足度も◎
結婚式の費用においては、初期見積よりも実際にかかる金額は高くなる場合が多いですが、その理由の最たるものは「料理のグレードアップ」。そのくらい料理は結婚式において大切だと考えられています。
高級ホテルではその点についても心配ありません。日頃から幅広い客層に料理を提供する一流シェフが、世代を問わず万人の舌に喜ばれる品々を振る舞ってくれます。
遠方からのゲストにもやさしい立地
式場を選ぶ際に欠かせないのが出席するゲストへの配慮。とりわけアクセスのよさは多くの人にとって重要なポイントになります。
ホテルは性質上、駅の近くに位置していることが多く、駐車場も広いため、どの交通手段からでも高いアクセサビリティを持ちます。タクシーで向かう場合でも行き先を告げやすいでしょう。
挙式後そのまま宿泊できる
長期間に渡って準備を行い、当日は慣れない衣装を着た上で、ホストとしての気配りも忘れることのできない結婚式。何にも増してそれは非常に疲れるイベントです。
終わったあと、そのまま同じホテルでゆっくり休むことができるのは嬉しいメリットでしょう。遠方から来るゲストにとっても同様であり、彼らに対する宿泊先の手配もスマートに行えることになります。
さまざまな人数・挙式スタイルにも対応
大規模で行う披露宴に向いていると思われがちなホテルウェディングですが、ホテルには大小さまざまなバンケットルームがあり、少人数の結婚式にでも対応可能です。
また挙式のスタイルに関しても、併設のチャペルで行うキリスト教式の神前式、テラスがあるようなタイプのホテルではよりカジュアルな人前式、といった具合に、ホテルの環境に合わせて二人好みに選ぶことができます。
記念日に再訪して、生涯を通じて思い出の場所に
挙式後にも再訪できることはホテルウェディングならではの魅力と言えます。
たとえば記念日などの折に触れ、ディナーや宿泊に訪れるのも素敵なイベントになるでしょう。ホテルウェディングでは思い出の場所と、生涯を通じての関わりを持てます。
ホテルウェディングのデメリットおよび注意点
上質で手堅いイメージのホテルウエディングにもデメリットや注意点があります。
他の結婚式と日にちが重なる
大きなホテルでは1日に何件もの結婚式が、同時あるいは時間差で進行されていることもしばしばあります。
それにより特別感が薄れると感じる方もいるかもしれませんし、場合によっては慌ただしいスケジュールになることもあるかもしれません。
心配であれば、事前に確認しておくことで対策が可能です。鉢合わせないための、また廊下などが混雑する場合にもスムーズに移動できるための導線を工夫してくれます。
他の一般客が居るため貸し切りにできない
結婚式の日とはいえ、ホテルには当然一般客も訪れています。そのことももしかすると非日常感が薄れさせる一端となるかもしれません。
しかし一方で、見知らぬ人からお祝いの言葉をかけてもらえるなんてこともありえます。そうしたことは他の会場では起こらない貴重な出来事です。
ホテルを選ぶ際には会場見学フェアが便利
結婚式場を備えるホテルではブライダルフェアが開催されています。結婚情報誌やインターネットで気になる会場を見つけたら、ぜひブライダルフェアに行ってみましょう。
ブライダルフェアでは挙式会場や披露宴会場の見学や、料理の試食が行えます。模擬挙式のイベントもあって具体的なイメージも膨らみ、理想に最も近い会場を選ぶのに役立つはずです。
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ホテルウェディングの費用相場は約370万円
首都圏を対象に行われた2017年の調査では、結婚式にかかる費用の平均総額は370.6万円で、そのうちホテルウェディングに限ると平均372万円です。平均とほとんど変わらない金額であり、この傾向は全国規模で見ても変わりません。
また使った金額ごとの人数分布では、最も多いのが400〜450万円、次いで350〜400万となっており、この点から見ても大きく開きはなさそうです。
決して安い値段ではありませんが、ホテルウェディングにかかる金額は結婚式に掛かる費用としては一般的なものだと理解できるのではないでしょうか。
まとめ
- ホテルウェディングでは挙式からパーティー、二次会まで一箇所でできる
- プロによる上質なおもてなしや料理が魅力
- 立地がよく遠方から来るゲストにも親切
- 同じホテルにそのまま泊まれるのが嬉しい
- 費用相場は平均と大差ない約370万円
ホテルウェディングのメリットやデメリット、費用相場を紹介しました。
安心のサービスが受けられ、それでいて自由な演出を選択できる、老若男女あらゆる人におすすめなのがホテルウェディングです。
新郎新婦の二人にとっても、ゲストにとっても、満足のいく結婚式を約束してくれるでしょう。